#RIZIN54 8.11 トヨタアリーナ東京(レポ):クレベル・コイケ×秋元強真、佐藤将光×パッチー・ミックスほか随時速報・試合紹介

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RIZIN.54
2026年8月11日(火/祝)東京・TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)
レポート&試合写真:井原芳徳 計量写真:(C)RIZIN FF (ABEMAでPPV中継)
第10試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
クレベル・コイケ[Kleber Koike](ブラジル/ボンサイ柔術/元RIZINフェザー級王者、元KSW・REBEL FC同級王者)
秋元強真(JAPAN TOP TEAM)
ラジャブアリ・シェイドゥラエフが王座に君臨するフェザー級。シェイドゥラエフが9月10日の超RIZIN.5でのAJ・マッキーとの防衛戦&PFL同級王座決定戦を控える中、次期挑戦者争いにおいて重要な一戦が8月1日のRIZIN.54のメインイベントで行われる。
コイケは36歳。23年6月のフェザー級王座初防衛戦で計量オーバーし王座をはく奪され、鈴木千裕から1R腕ひしぎ三角固めでタップを奪ったが無効試合となる。9月には金原正徳に判定負けしたが、大晦日には元王者の斎藤裕に3Rダースチョークで一本勝ち。昨年6月、フアン・アーチュレッタに1Rヒールフックで一本勝ち。大晦日、千裕に判定勝ちし王座奪還を果たす。だが昨年5月、ラジャブアリ・シェイドゥラエフに62秒でKO負けし、再びベルトを失った。大晦日のヴガール・ケラモフとの元王者対決では判定勝ちした。
秋元は20歳。DEEP等で試合を重ね、24年9月にRIZINに初参戦し、バンタム級で金太郎に1R TKO勝ち。11月にはフェザー級で鈴木博昭に判定勝ち。大晦日大会のRIZINバンタム級王座次期挑戦者決定戦では元谷友貴に判定負けし、デビューからの連勝が7でストップした。その後はフェザー級の試合が続き、昨年5月、高木凌に判定勝ち。7月、赤田功輝に1R裸絞めで一本勝ち。11月、萩原京平に2R TKO勝ち。大晦日、新居すぐるに1R左膝蹴りでKO勝ち。今年3月、元ベラトール・バンタム級王者・パッチー・ミックスの相手に抜てきされると、寝業師ミックスにテイクダウンを許さず、2R開始早々にTKO勝ちし、大番狂わせを起こした。秋元はこれで5連勝。ミックス戦の前から青木真也とマンツーマンで週1回練習し寝技対策を磨いており、今回のコイケ戦に向けても毎週月曜、青木と5分6Rの過酷なスパーリングで対策を練って来た。試合2日前のインタビューで秋元は「一回も触らせずに早い段階でKOしたい。触られても青木さんと2か月ずっとやってきたので大丈夫」、コイケは「触ったら絶対に一本勝ち」と発言していた。
第9試合 MMA バンタム級(61kg) 5分3R
佐藤将光[しょうこう](坂口道場一族/FightBase都立大/元修斗バンタム級世界王者)
パッチー・ミックス[パトリック・ミックス/Patrick Mix](米国/エクストリーム・クートゥア/元ベラトール・バンタム級王者)
※ミックスが前日計量2.85kgオーバーし減点2。佐藤が勝った場合のみ公式記録とする。
佐藤は38歳。パンクラス、修斗、ONEを主戦場とした後、23年10月、RIZINに初参戦し太田忍に判定勝ち。24年3月、井上直樹に判定負け。9月、牛久絢太郎に判定勝ち。昨年5月の韓国大会ではキム・スーチョルに判定勝ち。9月、後にバンタム級王者となるダニー・サバテロに判定負け。今年3月、ジョン・スウィーニーに1R三角絞めで一本勝ちした。
ミックスは32歳。16年にMMAデビューし、19年よりベラトールに参戦し、同年大晦日のRIZINとの対抗戦で元谷友貴に1Rフロントチョークで一本勝ち。20年9月、ベラトール・バンタム級王座決定戦でフアン・アーチュレッタに判定負けしプロ初黒星。22年4月のベラトール・バンタム級GP一回戦で堀口恭司に判定勝ち。GP準決勝、決勝も勝利し、バンタム級暫定王座を獲得。23年11月、セルジオ・ペティスに2R裸絞めで一本勝ちし王座統一。24年5月、マゴメド・マゴメドフに判定勝ちし初防衛したが、ドーピング陽性が判明した(ベラトールの記録では勝利のままだが、開催地フランスの競技認定組織のFMMAFの記録では敗戦扱いに変更)。昨年はUFCに参戦したが、6月にマリオ・バティスタに判定負け、10月にヤクブ・ヴィクワチに判定負け。2連敗するとUFCから契約を切られ、今年3月、RIZINに初参戦したが、フェザー級で秋元強真に2R TKO負け。今回、バンタム級に戻り、RIZINに再登場したが、前日計量で2.85kgもオーバーしてしまう。
第8試合 MMA RIZIN JAPAN GPヘビー級(120kg)トーナメント一回戦 5分3R
上田幹雄(BRAVE/極真会館全世界空手道選手権2019優勝)
エドポロキング[King Edokpolo](ナイジェリア/ROOTS GYM)
RIZINでは昨年、5月から9月にかけ、8選手参加の「RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級(120kg)トーナメント」を開催し、アレクサンダー・ソルダトキンが優勝し、優勝賞金2千万円を獲得した。大晦日大会ではソルダトキンと元ベラトール・ヘビー級王者のライアン・ベイダーによるRIZINヘビー級王座決定戦が組まれたが、ベイダーの怪我により中止となっていた。
昨年のヘビー級GPでは一回戦で上田幹雄がシビサイ頌真を1R KOし、準決勝に進んだが優勝者のソルダトキンに2R TKO負け。日本勢では他にもスダリオ剛がエントリーしたが初戦敗退した。
今年のヘビー級日本GPは4選手参加。8月11日に一回戦を行い、11月8日のRIZIN LANDMARK 17 千葉・LaLa Arena TOKYO-BAY大会で決勝を行う。RIZINのマッチメイカーの柏木信吾氏は「私の個人的な希望としては、このJAPAN GPの優勝者が、大晦日(バンテリンドームナゴヤ大会)にソルダトキンとRIZIN初代ヘビー級王座を決定する。そういったビジョンを描いています」とコメントしている。
上田は31歳。5歳から極真空手を習い、2019年の極真会館の世界大会で日本人として16年ぶりに世界王者になる。22年4月のRIZINでのMMAデビュー戦では髙阪剛にKO負け。23年6月のRIZINでは関根“シュレック”秀樹を22秒左ハイでKO。同年大晦日のRIZINではスダリオ剛を2R左ハイからのパウンドで仕留めた。24年6月、シェミスラブ・コバルチェクに1R腕十字で一本負け。大晦日、キム・テインを2R顔面膝蹴りでKO。昨年5月のヘビー級GP一回戦ではシビサイ頌真を1R左ローでKO。7月の準決勝では優勝者のアレクサンダー・ソルダトキンに2R TKO負けした。その後、米国の名門ジム・キルクリフFCで練習を積み、約1年ぶりの再起戦に臨む。
エドポロは25歳。大阪出身で父がナイジェリア人、母が韓国人で、弟のエドポロケインはプロ野球の昨年のドラフトで日本ハムに2位で入団し、キングも高校まで野球をしていた。22年からMMAを始め、204cmの長身を活かし、BreakingDownで勝利を重ねる。24年5月に名古屋のRumbleという大会でプロデビューし15秒TKO勝ち。大晦日のRIZIN初戦では貴賢神を1R KO。昨年3月の香川大会では酒井リョウの寝技に手を焼くも2R逆転TKO勝ち。その後、米国のアレックス・ペレイラのトレーナーの元で練習を積み、約1年半ぶりに試合に臨む。
第7試合 MMA RIZIN JAPAN GPヘビー級(120kg)トーナメント一回戦 5分3R
スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)
酒井リョウ(レンジャージム/元DEEPメガトン級暫定王者)
スダリオは29歳。父が日本人、母がフィリピン人で、貴賢神は双子の弟。元力士で、20年からMMAに転向。23年4月、ロッキー・マルティネスに判定勝ち。同年大晦日大会では上田幹雄に2R TKO負け。24年11月、加藤久輝を肘で切り裂き3R TKO勝ち。昨年5月のヘビー級GP一回戦ではジョゼ・アウグストに判定負け。10月の韓国での試合は中止になり、ブラジルのロータスクラブで練習を積み、1年3カ月ぶりの試合に臨む。
酒井は39歳。22年11月のDEEPメガトン級暫定王者決定戦で赤沢幸典に1R TKO勝ち。23年7月に水野竜也に1R TKO勝ちし初防衛。24年3月のロッキー・マルティネスとの王座統一戦で判定負け。11月には元王者の長谷川賢に負傷判定勝ち。昨年3月のRIZIN初戦ではエドポロキングに2R TKO負け。8月、DEEPメガトン級王座決定戦で大成に3R KO負け。今年3月のDEEPでは荒東“怪獣キラー”英貴に1R TKO勝ち。6月のRIZINでのヘビー級日本GP査定試合で1R TKO負けしたが、勝者の貴賢神は計量で1.2kgオーバーしていたため、GPには選ばれず、もう一人の候補の赤沢幸典にも勝った実績、「格闘技に対する情熱」等が柏木氏に評価され、酒井が最終枠に選ばれた。
~休憩~
第6試合 MMA フライ級(57kg) 5分3R
伊藤裕樹(NEX/元THE OUTSIDER 50-55kg級王者)
アリベク・ガジャマトフ[Alibek Gadzhammatov](ダゲスタン/KHKダゲスタン)
※ガジャマトフが前日計量1.75kgオーバーし減点2。伊藤が勝った場合のみ公式記録とする。
伊藤は29歳。昨年5月のRIZIN男祭りでは神龍誠に判定負けし連勝が5でストップする。7月のRIZINフライ級GP一回戦ではエンカジムーロ・ズールーに判定勝ちするも、RIZINフライ級グランプリ総選挙で準決勝の4選手に選ばれず、9月のリザーブファイトでは山本アーセンに判定負け。今年3月、カルロス・モタに1R TKO勝ちした。
ガジャマトフは25歳。ダゲスタン・マハチカラ出身。中国発祥でキックボクシングに似たルールの散打(さんだ)を120試合以上経験し、21年にMMAデビュー。ロシアのACAの育成大会で4勝後、24年11月の名古屋大会でRIZINに初参戦し、北方大地に1R TKO勝ち。昨年7月のフライ級GP一回戦では征矢貴を3RでKO。9月の準決勝では扇久保博正に判定負けし、プロ7戦目で初黒星を喫した。その後、腰のヘルニアの手術を経て、約1年ぶりに復帰するが、前日計量で大幅にオーバーしてしまう。
第5試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
摩嶋一整[まじま かずまさ](毛利道場/元Rebel FCフェザー級王者)
武田光司(TRIBE TOKYO MMA/元DEEPライト級王者)
摩嶋は34歳。柔道・柔術をベースとし、修斗・パンクラス・海外の試合で6連続一本勝ちの後、20年からRIZINに参戦。斎藤裕、クレベル・コイケ、金原正徳に敗れたが、23年5月に芦田崇宏に1R一本勝ちし、9月に横山武司に判定勝ち(摩嶋は計量0.2kgオーバー)。24年2月に今成正和に2R腕十字で一本負けしたが、7月に新居すぐるに2R裸絞めで一本勝ち。11月、ヴガール・ケラモフにわずか28秒でKO負け。昨年11月の1年ぶりの試合ではストライカーの木村柊也に2R裸絞めで一本勝ち。4月の福岡大会ではジェームズ・ギャラガーに3R肩固めで一本勝ち。地元山口の工場での仕事が5~6月は繁忙期のため、7月の広島大会の出場を回避したが、8月の東京大会で早速戦列に戻る。
武田は30歳。レスリングをベースとし、MMAデビュー当時の17年からDEEPに上がり、18年に北岡悟を下しライト級王者に。19年からRIZINにも並行参戦。21年から国際戦が増え、ジョニー・ケースに判定勝ちしたが、ルイス・グスタボ、トフィック・ムサエフに敗れる。24年からフェザー級に階級を下げ、。6月、後に王者となるラジャブアリ・シェイドゥラエフのRIZIN初戦の相手を任され1R一本負け。大晦日の新居すぐる戦も精彩を欠く内容でローブローでの途中終了によるテクニカル判定勝ち。昨年5月の韓国大会でジ・ヒョクミンに2R TKO負け。12月のDEEPで奥山貴大に1R裸絞めで一本勝ち。今年3月のRIZINには相本宗輝の欠場により、試合4日前に急きょ代役出場したが、ビクター・コレスニックに判定勝ちし、チャンスをものにした。
第4試合 MMA バンタム級(61kg) 5分3R
後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)
アジズベク・テミロフ[Azizbek Temirov](ウズベキスタン/チーム・アルファメール)
後藤は30歳。昨年6月のRIZIN札幌大会で鹿志村仁之介に判定勝ち。11月、中島太一を1R KO。大晦日大会ではフライ級から階級アップしたホセ・トーレスに判定勝ちし、RIZINでの連勝を5に伸ばした。今年4月、ダニー・サバテロのバンタム級王座に挑戦したが判定負けした。
テミロフは27歳。23年にRIZINで2勝しUFCに行ったラマザン・テミロフの弟。ボクシング、キックをベースとし、アマMMAの試合を経て、23年にプロデビューし8戦6勝(6KO)2敗。ロシアやカザフスタンの大会で勝利を重ね、24年から渡米し、チーム・アルファメールに移籍。25年3月、米国のLFAでブラジル人選手に判定負け。9月のウズベキスタンの試合でも判定負けし2連敗となったが、今年4月のRIZIN初戦で福田龍彌を2R右アッパーでKOした。
第3試合 MMA フライ級(57kg) 5分3R
平本 丈(剛毅會)
ジョリー(FIGHTER’S FLOW)
平本蓮の弟・丈は23歳。キックボクシングがベースで、プロMMA 5戦3勝2敗。昨年9月のRIZINで冨澤大智に判定負けし、今年5月の神戸大会で飴山聖也に2R裸絞めで一本勝ちした。
ジョリーは29歳。和歌山出身で大阪でのGLADIATORで18年にプロのMMAを2戦しいずれもTKO勝ち。20年に安保瑠輝也のYouTubeの企画に出演してから弟子入り。22年からBreakingDownに参戦。昨年9月、FIGHTER’S FLOWに加入。大晦日のRIZINでの約7年ぶりのプロMMAでは芦澤竜誠に25秒腕十字で一本勝ち。今年5月の神戸大会で児玉兼慎に1R腕十字で一本勝ちした。
第2試合 MMA 69kg契約 5分3R
直樹(FIGHTER’S FLOW/元RISEライト級(62.5kg)王者、元スック・ワンキントーン・スーパーライト級(63.5kg)王者)
細川一颯[いっさ](フリー)
直樹は34歳。伝統派空手をベースとし、RISEで白鳥大珠にも2度勝利した実績がある。昨年5月のDEEPでのMMA初戦では奥山貴大を1R左ジャブでKO。だが7月のRIZINでは芦田崇宏に寝技で終始攻め込まれ判定負け。11月のDEEPでは三井俊希に27秒左フックでKO負けし2連敗となったが、今年3月のDEEPでは木下カラテに22秒裸絞めで一本勝ち。6月6日のRIZIN仙台大会では黒井海成に1R TKO勝ちした。
細川は26歳。6歳から11歳のころに極真空手を習い、22年からMMAを始める。BreakingDownで才賀紀左衛門にKO勝ちし、YURAに判定負け。24年大晦日のRIZINの雷神番外地では宇佐美正パトリックとキックルールで対戦し2R KO負けした。昨年7月、BreakingDownライト級王者となり、RIZINでプロMMAデビューする。
第1試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
水野新太(フリー/DEEPフェザー級暫定王者)
リー・カイウェン[Li Kaiwen](中国/ハオシェン・ファイトジム)
水野は23歳。所属はフリーだが主に大塚隆史代表のT-GRIP TOKYOで練習している。NEXUSで3勝後、24年からDEEPに参戦。昨年のDEEPフェザー級GPのメンバーには最後に選ばれ、注目度は低かったが、芦田崇宏に1R TKO勝ち、海飛に判定勝ちし、8月の決勝では高橋遼伍に判定勝ちし優勝した。12月に青井人のフェザー級王座に挑戦したが判定負けし、プロ9戦目で初黒星。今年5月の暫定王者決定戦で牛久絢太郎に判定勝ち。ベルトを持ち11戦目でRIZINに初参戦する。
カイウェンは30歳。レスリングをベースとし、14年にMMAデビュー。21年までONEに参戦し、21年12月には後にバンタム級王者となるファブリシオ・アンドラージに1R KO負け。1年半のブランクを経て、23年5月からのROAD TO UFC(RTU)シーズン2に出場し、準決勝で神田コウヤに判定勝ち。24年2月の決勝では体重オーバーしてしまった上にイー・ジャーに1R腕十字で一本負け。24年に中国で2勝し、25年5月からのRTUシーズン4にも参戦し、8月の準決勝で中村京一郎に判定負け。12月の中国での試合では友實竜也を1R KO。5月のRIZIN初戦では高木凌に1R KO負けした。対する水野にとっては初の国際戦となる。
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