RIZIN 5.10 ジーライオン神戸(レポ):ルイス・グスタボ、ノジモフを1R右フックでKOしライト級王者に。皇治とエキシ終えた平本蓮「久保優太、俺と9月やれよ」。太田忍、金太郎に2R一本勝ち。高木凌、カイウェンを1R KO
GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
大阪梅田中津 キックボクシング ジョウジム
キックボクシングで楽しく運動!燃焼!ストレス発散!初心者でも経験者でもしっかり指導。見学・体験大歓迎!

GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
パラエストラ八戸
青森からプロMMA・キック選手を輩出!女性率9割のフィットネスクラスで格闘技の動きを使ってストレス解消!
RIZIN.53
2026年5月10日(日)兵庫・GLION ARENA KOBE
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)RIZIN FF ※本大会はABEMA PPVにて視聴できる
ルイス・グスタボ、ノジモフを1R右フックでKOしライト級王者に
第11試合 MMA RIZINライト級(71kg)タイトルマッチ 5分3R
×イルホム・ノジモフ[ナジモフ][Ilkhom Nazimov/Nozimov](ウズベキスタン/タイガームエタイ/王者)※初防衛戦
○ルイス・グスタボ[Luiz Gustavo](ブラジル/エヴォルサオ・タイ/挑戦者)
1R 2’08” TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)
※グスタボが王者に
ノジモフは31歳。15年にMMAデビューし、23年11月のRIZINアゼルバイジャン大会ではカメルーンの選手に判定勝ち。24年4月のRIZINで初来日し、山本空良に2R TKO勝ち。膝の怪我の療養を経て、昨年6月、新居すぐるを1R右顔面前蹴り一撃でKO。試合機会を求め、大晦日大会ではライト級に階級を上げ、ベイノアと戦う予定だった。だがホベルト・サトシ・ソウザのライト級王座6度目の防衛戦の相手の野村駿太が負傷欠場し、急きょノジモフが挑戦者を務めたが、開始まもなくタックルに入ろうとしたサトシを右膝蹴り一撃でKOし、わずか13秒でライト級王座を獲得し、大番狂わせを起こした。今回、引き続きライト級で戦い、王座初防衛戦に臨む。
グスタボは29歳。19年大晦日のRIZINライト級GP準決勝でパトリッキー・ピットブルに1R TKO負け。それから2年ぶりに復帰となった22年4月、矢地祐介を2R TKO。9月に大原樹理を1R KO。23年4月には武田光司に判定勝ち。24年2月の佐賀大会のメインイベントでは堀江圭功に判定勝ちし4連勝したが、9月のライト級タイトルマッチではホベルト・サトシ・ソウザにわずか21秒でKO負け。昨年3月、野村駿太に3Rテクニカル判定負け。今年3月の1年ぶりの試合では桜庭大世に2R TKO勝ち。今回、2度目の王座挑戦の機会が巡って来た。
1R、両者オーソドックスで構え、ノジモフがプレッシャーをかけ、グスタボが距離を取って回る構図から始まる。時折グスタボがパンチを振って前に出るが、ノジモフはさっと距離を取ってかわす。中盤、リーチで勝るノジモフが左ボディストレートを当てる。
お互い攻撃の乏しい状態が続いていたが、突然フィニッシュが訪れる。右に回って距離を取り続けていたグスタボだが、2分経過し、左ジャブを振って前に出ると、右フックをクリーンヒット。ノジモフは反応できず被弾してダウンし、グスタボがパウンドをまとめたところで、すぐさまレフェリーがストップした。
グスタボは18年8月の矢地祐介戦から約8年・12戦かかり悲願のRIZIN王座獲得を果たした。ベルトを巻いたグスタボは涙を流しながら「夢のようです。母の日なのでこの勝利を母に捧げます。日本のファンの皆さん、応援ありがとうございます。自分を讃えたいです」とアピールした。この日は元王者のホベルト・サトシ・ソウザが7月18日の広島グリーンアリーナ大会か8月11日のTOYOTA ARENA TOKYO大会での復帰予定と発表されており、グスタボに一度勝っているサトシが次期挑戦者として有力となりそうだ。
皇治とエキシ終えた平本蓮「久保優太、俺と9月やれよ」
第10試合 RIZINスタンディングバウト特別ルール(ボクシング形式エキシビションマッチ) 無差別級 3分3R
―平本 蓮(剛毅會/K-1甲子園2014 -65kg優勝)
―皇治(TEAM ONE/元ISKA K-1ルール世界&HEATキック・ライト級王者)
勝敗無し
平本は27歳。K-1で活躍後、19年からRIZINに参戦し、20年大晦日のRIZINでMMAデビューし7戦4勝3敗。当初は萩原京平、鈴木千裕に連敗し、鈴木博昭、弥益ドミネーター聡志に連勝。23年4月、斎藤裕に判定負け。同年大晦日、YA-MANに判定勝ち。24年7月の超RIZIN.3では朝倉未来に1R TKO勝ち。ドーピングの疑惑がかかるが、検査結果は陰性と発表される。昨年5月の東京ドーム大会で未来との再戦が組まれたが、平本が右肩の負傷により手術し全治6か月と診断されたため欠場し、昨年は1試合もしないまま過ごした。9月10日の京セラドーム大阪大会での復帰戦を前に、ややマニアックな感もある5月のRIZIN神戸大会の盛り上げを期待され、皇治とのエキシが組まれた。
皇治は大阪出身の36歳。K-1で活躍後、20年からRIZINに参戦し、キックルールで那須川天心、白鳥大珠、YA-MANらに敗れる。梅野源治とは1勝1敗。23年4月の大阪大会で芦澤竜誠に判定負けすると引退を表明したが、撤回しMMA転向を表明。大晦日大会でのMMAデビュー戦では三浦孝太に2R TKO勝ち。24年7月の2戦目ではMMAルールで芦澤と再戦し判定負けした。その後は同年10月のJAPAN MARTIAL ARTS EXPOでブアカーオと、昨年5月のRIZIN男祭りでシナ・カリミアンと、2連続でボクシング形式のエキシビションマッチを行い、またもボクシングエキシに登場する。
なお、前日の公開計量でアナウンスされた体重は平本79.85kg、皇治68.60kgだが、着衣計量のため実際の体重は定かではない。
1R、平本がサウスポー、皇治がオーソドックスで構える。平本は右の前手を振りつつ、左ストレート、左ボディストレートを放つが、まだ少し距離が遠い上、皇治もかわすため、まだ当たりは浅い。
2R、皇治が中央に立ち、平本が距離を取る構図となり、平本が左ストレートを放つが、皇治はかわし、中盤には皇治が右フックを当てる。終盤、平本は左ストレートのヒットの頻度を増やすが、まだ皇治も元気な状態だ。平本は肩の負傷明けの「肩慣らし」と話していただけあり、試合勘を取り戻すべくじっくり戦っている印象だ。
3R、平本は左ボディのヒットを増やす。エキシビション用で大きめなグローブのため、効き目は不十分な様子だ。中盤、お互い右ボディを当てる。終盤、平本はパンチの手数を上げ、左フックを当てると、少しだけ皇治がひるむが、その先に持ち込めず終了する。試合前は最後は両者軽くハグした。
マイクを持った平本は「皇治選手、体重全然違うんですけど、受けてくれてありがとうございます。今日は(ボクシングの)カネロ戦のクロフォードを意識しました。つまんなくてすみません。本番は9月です。おい、久保優太、俺と9月やれよ、ぶち殺してやるよ」とアピールした。
皇治は「(平本の)ステロイド結果出ました。ステロイドしていないです、きっとね。平本チャン、ナチュラルに強いと思いました。今日はしてないでしょ。ハゲチャビンが打たれ弱いだけです。平本チャンのほうが強い。ハゲチャビン倒して辞めようと思います」と話し、改めて朝倉未来を挑発した。
RIZINの榊原信行CEOは大会後の総括で、平本の久保戦を希望するアピールについて「本当に久保でいいのかよって感じですけど」と戸惑いつつも「久保と話をしてみます」「平本にそういう意思が強くあるなら実現に向けて動きたいと思います」と話した。
一方、皇治の未来戦を希望するアピールについて榊原氏は「今回、未来は『皇治の相手が決まっていないなら僕は行きますよ』って言っていました。未来は皇治とやることに抵抗は無いんでしょうけど、MMAだと勝負論も無いし、階級も違うし、そんなもん誰も見たくないし、RIZINでは組みたくないです。BreakingDownで組むのか?BreakingDownに皇治が出るのか?それは知らないですけど、僕は全くそのカードには興味が無いです」とコメントしている。
高木凌、Road To UFC準優勝のカイウェンを1R KO
第9試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
○高木 凌(フリー)
×リー・カイウェン[Li Kaiwen](中国/ハオシェン・ファイトジム)
1R 1’38” TKO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)
高木は26歳。21年にパンクラスでデビューし、フェザー級1位まで浮上した。23年10月の名古屋大会でRIZINに初参戦しビクター・コレスニックに判定負け。24年4月に西谷大成に1R KO勝ち。9月には萩原京平に1R裸絞めで一本勝ち。昨年5月、秋元強真に判定負け。9月、当時のパンクラス王者の三宅輝砂に判定勝ち。今年3月、木村柊也と対戦し、高木の左フックで木村が右目を負傷し1R TKO勝ち。高木は試合後のマイクで「「武田(光司)、俺から逃げるなよ」とアピールしていたが、より危険な相手との試合が組まれた。
RIZIN初参戦のカイウェンは30歳。レスリングをベースとし、14年にMMAデビューし23戦16勝(9KO/1一本)7敗。デビュー直後から21年までONEに参戦し、21年12月には後にバンタム級王者となるファブリシオ・アンドラージに1R KO負け。1年半のブランクを経て、23年5月からのROAD TO UFC(RTU)シーズン2に出場し、準決勝では当時DEEP暫定王者だった神田コウヤに判定勝ち。24年2月の決勝では体重オーバーしてしまった上にイー・ジャーに1R腕十字で一本負け。24年に中国で2勝し、25年5月からのRTUシーズン4にも参戦すると、8月の準決勝で中村京一郎に判定負けした。12月の中国での試合では友實竜也を1R KOした。
1R、カイウェンがサウスポーで構えて前に出て、左ミドルを当てる。カイウェンがスイッチを繰り返してサウスポーに戻ると、高木は詰めて右ミドルをテンカオ気味に当てる。カイウェンは手を広げ効いていないとばかりにアピールするが、オーソドックスにスイッチすると、今度は高木が右テンカオを当てる。それでもカイウェンはオーソドックスで前に出るが、高木は距離を取ると、右ストレートを側頭部にクリーンヒット。ダウンしたカイウェンに、高木がパウンドをまとめたところで、レフェリーがストップした。
マイクを持った高木は「9月出たいです。誰でもいいんでやらせてほしいです」と話し、9月10日の京セラドーム大阪大会出場を希望した。榊原CEOは「9月には復活を遂げるフェザー級の選手がずらっと並んでいるので、誰かと絡んでも面白いと思うので、前向きに考えたい」とコメントしている。
太田忍、1年ぶり復帰戦は金太郎に2R一本勝ち「サバテロにリベンジします」
第8試合 MMA バンタム級(61kg) 5分3R
○太田 忍(THE BLACKBELT JAPAN/2016リオ五輪・レスリング・グレコローマン59kg級銀メダリスト)
×金太郎(アメリカン・トップチーム)
2R 4’25” 肩固め
太田は32歳。レスリングで2016年のリオ五輪で銀メダルを獲得。20年大晦日のRIZINでMMAデビュー。24年にRIZINで牛久絢太郎、ベラトール・ダブリン大会ではロジャー・ブランクに勝利した後、9月のRIZINでは元谷友貴に3R裸絞めで一本負け。右拳の骨折の手術を経て、昨年5月、RIZIN初参戦のダニー・サバテロと対戦し3R TKO負け。その後、サバテロはバンタム級王者に。太田は夏に頚椎椎間板ヘルニア、秋に左膝前十字靭帯損傷と立て続けに怪我を負い、苦しい1年を経て復帰戦に臨む。
金太郎は大阪出身の33歳。24年3月の神戸大会でダイキ・ライトイヤーに判定勝ちし連敗を4でストップ。ATTに移籍して初戦となる9月の秋元強真戦では1R TKO負け。昨年5月の韓国大会ではヤン・ジヨンに3R TKO負けし2連敗を喫したが、11月の神戸大会でリ・ユンフォンに1Rヒールフックで一本勝ちした。
1R、太田は痛めた左膝をテープで補強した状態で試合に臨む。太田がオーソドックス、金太郎がサウスポーで構え、見合った後、中盤、太田が胴タックルを仕掛けて倒し、中央付近で上から押さえる。太田は体を起こし、右のパウンドを一発当て、金太郎はスタンドに戻す。終盤、太田は左フックをもらいながらもすぐにタックルを仕掛ける。金太郎は背中を向けて立とうとするが、太田は左手で抱えながらコーナーに押し込み、右のフックを連打して倒し、右膝も当てて追い詰める。残り30秒、太田は上からのパウンド、がぶっての頭への膝を当てるが、最後、立った金太郎が左ストレートの連打で反撃して終える。記者採点は太田。ジャッジは松宮氏が10-9、橋本・後藤氏が10-8とつける。
2R、開始すぐに太田が金太郎のパンチに合わせて、タックルで倒して上になる。太田はハーフガードで押さえる。やや攻めあぐねると立つが、パウンドに持ち込めず、金太郎は立つ。だがまたも太田は胴タックルを仕掛けて倒す。終盤、太田はトップキープし、パウンドを時折当てる。太田はハーフから肩固めを仕掛けると、パスガードして極めを深くし、タップを奪った。
マイクを持った太田は「うちのチーム、今日、UFCで平良達郎が負けて、DEEPでも平松(翔)と(杉山)空が負けて連敗が続いていたんですけど、僕が一本勝ちし、流れを止められたので、ここからウチのチーム、連勝していくと思います」と話し「(昨年)5月にサバテロに5万人の前で恥をかかされて、自分が悪いんですけど、ヘルニアになって、前十字靭帯やって、この舞台に戻れないと思ったんですけど、サポートしてくれる皆さんの顔を毎日思い出し、ここに戻ってきました。ここから3連勝、4連勝して、サバテロにリベンジします。サバテロに勝てる日本人は僕しかいません。あんな負け方しましたけど、絶対にやり返します」とアピールした。
ケイト・ロータス、初参戦のペレスに判定勝ち
第7試合 MMA 女子51kg契約 5分3R
○ケイト・ロータス(フリー)
×ケイティ・ペレス[Katie Perez](米国/チーム・フェニックス)
判定3-0 (橋本30-27/後藤30-27/松宮30-27)
ロータスは兵庫出身の28歳。DEEP JEWELSで試合を重ね、24年7月、RIZINに初出場しRENAに2R TKO負け。11月のDEEPでは月井隼南に2R裸絞めで一本勝ち。昨年5月のRIZIN韓国大会ではシン・ユリに判定勝ち。9月のDEEP JEWELSでは富松恵美に2R TKO勝ち。11月のRIZINでイ・ボミに判定勝ち。今年3月7日の有明大会では大島沙緒里に判定負けした。今回、約2か月間隔で、故郷の神戸でスーパーアトム級(49kg)より2kg重い51kg契約の試合が組まれた。
RIZIN初参戦のペレスは32歳。MMA 17戦7勝(1KO/6一本)10敗。裸絞め、三角絞め、腕十字で一本勝ち、寝技を得意とする。
1R、サウスポーのロータスに対し、ペレスが片足タックルを仕掛け、引き込んで下になる。するとペレスは足を登らせ、腕十字を狙う。ロータスは上から少し肘やパウンドを当て抵抗し、中盤過ぎに立つ。終盤、ペレスは組んで押し込み、残り1分を切ってタックルで倒す。だがロータスは脱出し、バックに回り込み、パウンドを当て、印象を作って終える。記者採点はロータス。
2R、ロータスが左ストレートと左肘を当てて前に出ると、突き出した右手の指がペレスの左目に入ってしまい、福田レフェリーは一旦中断する。再開後、ロータスは首相撲から左膝を顔面に当て、ペレスが打撃勝負を嫌うように倒れるが、ロータスはグラウンドに付き合わずスタンドに戻す。ペレスはタックルを仕掛け、引き込んで下になる。ペレスは足を登らせるが、ロータスは対処し、上から時折パウンドを当てて印象を作る。終盤、ロータスはパウンドのヒットをじわじわと増やす。当て続けていると、ペレスは下から腕十字を狙うが、ロータスは防御し、立ってスタンドに戻す。ロータスが左膝を放つと、ペレスは足をつかんで倒す。今度はロータスが下から三角を仕掛けて終える。記者採点はロータス。
3R、序盤からロータスがパンチと膝で攻めると、ペレスは嫌がってタックルを仕掛けるが、力が入らず、ロータスが背後に回ってバックマウントを奪う。ロータスはパウンドを当てつつ裸絞めを狙うが、どちらも中途半端になり、中盤過ぎ、ペレスが体をひねって上になる。終盤、ペレスはサイドで押さえ、膝を当てると、背後に回ろうとしつつ裸絞めを仕掛けるが、両足でのロックができていないため、ロータスは脱出して上を取り返す。最後はロータスがパウンドを当てて終える。記者採点はロータス。合計30-27でロータス。ジャッジ3者も同じ採点でロータスを支持し、ロータスが判定勝ちした。
宇佐美正パトリック、雑賀“ヤン坊”達也に1R TKO勝ち
第6試合 MMA ライト級(71kg) 5分3R
×雑賀“ヤン坊”達也(DOBUITA/パンクラス・ライト級2位・元王者)
○宇佐美正パトリック(Battle-Box)
1R 1’38” KO (左フック→サッカーボールキック)
雑賀は35歳。昨年4月に天弥に3R TKO勝ちしパンクラス・ライト級王座の2度目の防衛。11月の神戸大会でRIZINに2年半ぶりに登場し、ヌルマン・ズマガジーと対戦したが、1R序盤に左ハイをもらってダウンした後、ダースチョークを極められ、わずか1分で敗れた。大晦日大会に緊急出場し、ベイノアを2R左ハイでKOした。3月14日のパンクラスでのハファエル・バルボーザ戦では1Rからパンチをもらってダウンを喫し、2Rに肘で右まぶたを切られTKO負けした。約2か月間隔で再起戦に臨む。
宇佐美は大阪出身の26歳。24年6月、徳留一樹に1R TKO勝ち、9月の矢地祐介戦では判定負け。12月のDEEPでも西川大和に判定負け。大晦日のRIZINでは細川一颯とキックルールで対戦し2R KO勝ち。昨年5月の韓国大会ではキム・シウォンに判定勝ち。11月の神戸大会では桜庭大世に3R膝十字で一本負け。今回はストライカーとの試合が用意された。
1R、雑賀が組みに行くと、宇佐美は耐えて離れる。お互い左フックを当てるが、宇佐美の左フックのヒットがじわじわ増える。すると少し下がった雑賀に対し、宇佐美が前に出ると、雑賀の右アッパーのタイミングで、カウンターの左フックをヒット。ダウンした雑賀に、宇佐美がサッカーボールキックを当てたところで、レフェリーがストップした。
マイクを持った宇佐美は「お前らグジグジ言いやがって。これから見せてやるから見とけよ。ライト級、俺がかき回すから」とアピールした。
カファロ、松嶋こよみとのフェザー級初参戦同士の死闘制す
第5試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
×松嶋こよみ(IDEA ASAKUSA)
○ライアン・カファロ[Ryan Kim Cafaro](米国/ニック・カトーネMMA/CFFCフェザー級王者)
3R 2’23” ブルドッグチョーク
松嶋は33歳。15年に修斗でプロMMAデビューし、パンクラスで活躍後、18年~20年はONEに参戦し5戦3勝2敗。19年8月にはマーティン・ニューイェンのONEフェザー級王座に挑戦し2R TKO負け。ONEを離れUFCを目指すが、22年のRoad To UFCでは準決勝でイー・ジャーに判定負け。24年1月のTOP BRIGHTSではカルシャガ・ダウトベックに1R TKO負け。UFCに多数輩出している米国のLFAと契約するも、ビザの問題で試合が決まらない状況が続くと、昨年はKNOCK OUTで8月、12月と、倒してからの打撃が有効なUNLIMITEDルールで試合をし、ジャン・チャオと漁鬼に判定勝ちした。11月にRIZINに初参戦する予定だったが、対戦相手のヴガール・ケラモフが大会前日にウィルス性胃腸炎によりドクターストップがかかり試合中止となっていた。
RIIZN初参戦のカファロは36歳。コリアン・サンダーの異名を持つ韓国系米国人で、13年にMMAデビューし21戦14勝6敗1無効試合。ニュージャージー州在住で、同じ米国北東部のArt of WarやCage Fury FCにレギュラー参戦し、昨年5月、アンソニー・ディレムに判定勝ちしCFFCフェザー級王座を獲得する。12月にはジャスティン・パットンに1R TKO勝ちし初防衛した。
初参戦同士の一戦は、ハイレベルの攻防の末、カファロが制することに。1R、松嶋がタックルを仕掛け、カファロが切るが、松嶋は腕をつかんで体をひねって倒し、上四方で押える。松嶋はギロチンを仕掛けて引き込み、アナコンダに切り替えると、カファロは対処してスタンドに戻す。松嶋は小手投げで倒そうとするが、カファロは耐える。中盤、松嶋はサウスポーからの左三日月蹴りを的確に当て続けると、カファロが詰めて来たところで左ハイを当ててダウンを奪う。松嶋はパウンドを当て、カファロが背中を向けると、裸絞めを狙う。カファロに立たれても、松嶋はすぐに足を掛けて倒す。終盤、カファロは上を取り返し、押さえつつ休む。残り1分、松嶋はリバースしてバックに回り、パウンドを当て、裸絞めも狙う。最後は松嶋が下になってしがみついて終える。記者採点は松嶋。ジャッジは橋本・後藤・松宮の3氏とも10-8とつける。
2R、松嶋がサウスポーからの左テンカオ、ミドルを当てるが、カファロも右フックを返し、組んだ展開では右肘を当てる。中盤、松嶋が左三日月蹴りを当てつづ左ハイにつなげる。終盤、松嶋は左インローを当て、カファロも右インローを返し、お互い引かない展開が続く。最後、松嶋がタックルを仕掛けると、カファロがアナコンダチョークで迎撃するが、極まらず終わる。記者採点はヒットの多かった松嶋。ジャッジは橋本・松宮氏が10-9、後藤氏が10-8で松嶋につける。
3R、カファロは右バックハンドブローを当てる。カファロがタックルで倒し、松嶋が返しかけるが、カファロが上で押さえる。中盤、松嶋は下から片足タックルで倒そうとするが、力が入りきらない。松嶋のセコンドからは「相手のほうが疲れてんだよ」という声が飛び、松嶋はしんどそうでやや集中力が落ちて来たか。すると松嶋が上を取り返したタイミングで、カファロは松嶋の首を抱えてギロチンチョークを仕掛ける。松嶋は体をひねって逃げようとしたが、カファロは足を絡めて松嶋のひねりを止めると、ブルドッグチョークまたはリバースネッククランクと呼ばれる形となってガッチリと極まり、松嶋がタップした。(公式記録は当初「リアネイキッドチョーク」(=裸絞め)だったが、大会翌日、「ドラゴンスリーパー」に変わった)
マイクを持ったカファロは英語と日本語を織り交ぜつつ「平本チャーン」と叫び、平本蓮を挑発した。
ダイキライトイヤー、梅野源治を1R三角絞めで仕留める
第4試合 MMA バンタム級(61kg) 5分3R
○ダイキライトイヤー(修斗GYM神戸/元修斗バンタム級環太平洋王者)
×梅野源治(FIGHTER’S FLOW/PHOENIX/元ラジャダムナン&BOMライト級(61.23kg)王者、元WPMF世界・WBCムエタイ世界・同インターナショナル・スーパーフェザー級(58.97kg)王者、元M-1フェザー級(57.15kg)王者、元WPMF日本&WBCムエタイ日本スーパーバンタム級(55.34kg)王者)※PHOENIXから所属変更
1R 2’37” 三角絞め
ダイキは地元兵庫の37歳。24年3月のRIZIN神戸大会で金太郎に判定負け。12月の修斗で野瀬翔平に判定勝ちし修斗バンタム級環太平洋王座を獲得する。昨年5月、永井奏多との修斗同級世界暫定王者決定戦で1R KO負け。今年1月、川北晏生に2R KO負けし修斗環太平洋王座初防衛に失敗した。
梅野は37歳。24年大晦日のRIZINでの大雅とのMMAデビュー戦では寝技主体で攻め続け判定勝ち。昨年9月、芦澤竜誠に判定勝ち。MMA 過去2戦は実質キックボクサー同士の対決で、今回初の生粋のMMA選手との戦いで真価が問われる。
試合はMMA経験で勝るダイキの完勝に。1R、開始すぐからダイキが梅野を押し込んでテイクダウンを狙う。梅野が倒れずにいると、ダイキは引き込み気味に下になる。ダイキは下から肘を当て、足を登らせ三角絞めを極めてタップを奪った。
ジョリー、児玉兼慎に1R一本勝ち
第3試合 MMA 62kg契約 5分3R
○ジョリー(FIGHTER’S FLOW)
×児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
1R 1’11” 腕ひしぎ十字固め
ジョリーは28歳。和歌山出身で大阪でのGLADIATORで18年にプロのMMAを2戦しいずれもTKO勝ち。20年に安保瑠輝也のYouTubeの企画に出演してから弟子入り。22年からBreakingDownに参戦。昨年9月、FIGHTER’S FLOWに加入。大晦日のRIZINでの約7年ぶりにプロのMMAの試合では、芦澤竜誠に25秒腕十字で一本勝ちした。
児玉は愛媛出身の24歳。極真空手をベースとし、20年にキックデビューしK-1 GROUPを主戦場とし12戦9勝(3KO)3敗。最近では昨年9月、Krushで大谷翔司に判定勝ちしている。昨年5月のK-1横浜大会では、BreakingDownの井原良太郎や村田将一と乱闘騒ぎを起こしており、BreakingDownとは因縁がある。今回MMAに初挑戦する。
試合はMMA経験で勝るジョリーの完勝に。1R、開始すぐに児玉がバックスピンキックを放つと、ローブローとなり中断する。再開後、児玉がパンチを振って詰めると、ジョリーは組み付いてグラウンドに引き込んで下になる。ジョリーは腕十字を極め、児玉はもがいて耐え続けるが、最後はレフェリーがストップした。
マイクを持ったジョリーは「もう変な当て馬のキックボクサー当てるのやめてもらって、俺のこと倒せるのMMAファイターしかおらんよ。次、ガチMMAファイター当ててください」と話しつつ、最後は「大晦日、篠塚(辰樹)、首洗って待っとけよ」と、キックボクシング出身の篠塚に対戦を要求した。
平本丈、アマ時代に負けた飴山聖也に逆転勝ちしリベンジ
第2試合 MMA フライ級(57kg) 5分3R
×飴山聖也(ENCOUNTER)
○平本 丈(剛毅會)
2R 0’27” 裸絞め
飴山(あめやま)は大阪出身の23歳。前田吉朗が21年に開設したジム・ENCOUNTERの生え抜きプロ1号。昨年3月のRIZIN香川大会で高岡宏気に2R裸絞めで一本負けし、連勝が4で止まったが、6月のDEEP大阪大会では安谷屋智弘に1R TKO勝ち。12月の砂田華杜戦は偶発的なアイポークにより1R無効試合。3月のDEEP大阪大会では太一に1R TKO勝ち。10戦6勝の勝利全てが1R KO勝ちだ。
平本蓮の弟・丈は22歳。キックボクシングがベースで、23年3月、GLADIATOR大阪大会のアマチュアの試合でMMAに初挑戦し、飴山に1R左フックでKO負けを喫した過去がある。プロMMA 4戦2勝2敗で、最近では昨年9月のRIZINで冨澤大智に判定負けしている。
1R、平本がサウスポーで構え、スイッチも織り交ぜてプレッシャーをかける。飴山は左ジャブを的確に当て、左ジャブでダウンを奪う。平本は立つが、引き続き飴山は的確にパンチを当て続ける。平本は背中を向けて逃げる状態になり、自らスリップすると、飴山がパウンドでも追い詰める。
だが平山は耐えて立ち、右フックを返していると、飴山がひるむように。お互いパンチを当てるスリリングな展開となる。終盤、平本がスリップし、飴山はまたもパウンドで攻める。スタンドに戻り、平本がノーガードの飴山にパンチを当て続ける。それでも飴山はノーガードを貫くが裏目に。飴山が左ミドルと三日月蹴り連打して飴山をスリップさせると、最後は平本がアナコンダチョークを仕掛けて終える。記者採点は飴山だが流れは平本だ。ジャッジは割れ、橋本・松宮氏は飴山、福田氏は平本につける。
2R、平本はサウスポーからの左三日月蹴りを連打し、右ストレートも当てると、スリップした飴山に裸絞めを仕掛ける。平本はバックマウントは取れていないが、そのまま絞めると飴山がタップし、平本が逆転勝ちでリベンジを果たした。
マイクを持った平本は「僕が負けると思っていた人が多かったと思うんですけど、これからなんで。もっと上に行くんで」とアピールした。
中川皓貴、ウィルキンスに判定勝ち
第1試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
○中川皓貴[こうき](reliable/GLADIATORフェザー級王者)
×ジェイク・ウィルキンス[Jake Wilkins](リバーサルジム新宿Me,We/元Fighting NEXUSライト級王者)
判定3-0 (橋本29-27/後藤29-27/松宮29-27)
※3R度重なるローブローの反則でウィルキンスに減点1
中川は地元兵庫の29歳。22年2月のRIZIN静岡大会で小島勝志に判定勝ち。その後は大阪でのGLADIATORにレギュラー参戦し、昨年は韓国の選手に2戦2勝し、12月、パン・ジェヒョクに判定勝ちし、GLADIATORフェザー級王座を獲得した。
ウィルキンスは33歳。父が米国人、母が日本人で東京育ち。柔道をベースとし、21年のMMAデビューからFighting NEXUSにレギュラー参戦しMMA 7戦4勝(2KO/1一本)3敗。昨年8月、Fighting NEXUSライト級王座決定戦で小川健晴に2Rギロチンチョークで一本勝ち。今年3月、同王座を返上し、フェザー級に階級を落とし、RIZINに初参戦する。
1R、中川がオーソドックス、ウィルキンスがサウスポーで構え、スタンドで見合った後、中川がコーナーに押し込むが、倒せずにいると福田レフェリーがブレイクする。お互いミドルを当てるが慎重な攻防が続く。残り30秒を切り、ウィルキンスが右ジャブ、右ローを当て、やや好印象で終える。記者採点はウィルキンス。
2R、開始すぐから中川がタックルを仕掛けて組み付き、オンブになるが、その先に持ち込めず、中盤に離れる。スタンドでお互いミドルを当てるが、攻撃が少ない状態が続く。終盤、ウィルキンスの左ミドルがローブローとなり一時中断する。再開後、ウィルキンスが腰投げを狙うが、中川は潰して上になり、サイドで押さえ、マウントを奪う。中川がパウンドを連打して終える。記者採点は中川。
3R、開始すぐにウィルキンスの首相撲からの左膝蹴りがボディに当たる。ウィルキンスの足が下がるタイミングで、中川の股のあたりをウィルキンスの膝がかすめる。中川はローブローを訴え、福田レフェリーは一時中断する。ウィルキンス陣営はローブローではないと主張するが、レフェリーはローブローとみなしウィルキンスに注意する。
再開後、中川が右フックを当ててダウンを奪う。ウィルキンスがタックルを仕掛けると、中川は切りながら横三角絞めを仕掛ける。ウィルキンスが耐えると、中川はバックに回り、裸絞めを仕掛けるが、これもウィルキンスは耐えてスタンドに戻す。
ウィルキンスが左前蹴りを放つと、股間をかすめ、中川はローブローを訴えて倒れ、一時中断する。福田レフェリーはウィルキンスにイエローカード減点1を科す。再開後、ウィルキンスは左ミドルを随所で当てるが、反撃に持ち込めず終わる。記者採点は中川。合計は減点1を合わせ29-27で中川。ジャッジ3者も3Rとも記者と同じ採点で中川を支持し、中川が判定勝ちした。
オープニングファイト第4試合 MMA フライ級(57kg) 5分2R
○濱口奏琉[そうる](フリー)
×砂田華杜[はると](blooM)
1R 2’33” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
オープニングファイト第3試合 キック(肘無し・ワンキャッチワンアタック) 62kg契約 3分3R
○勇志(テツジム/元NKBフェザー級王者)
×麻太郎[あさたろう](健心塾)
判定3-0 (後藤30-25/橋本30-25/松宮30-25)
オープニングファイト第2試合 キック(肘無し・ワンキャッチワンアタック) 女子46kg契約 3分3R
×上田樹那[こうだ じゅな](山口道場)
○北野ヒナタ(楠誠会館)
判定0-3 (松宮28-29/後藤27-30/長瀬28-29)
オープニングファイト第1試合 キック(肘無し・ワンキャッチワンアタック) 57kg契約 3分3R
○祥汰(SFK)
×須藤智也(TEAM TEPPEN)
判定3-0 (松宮28-27/後藤28-27/橋本28-27)



























