RIZIN 12.31 さいたま(前半戦レポ):福田龍彌、安藤達也を2R KO。秋元強真、新居すぐるを1R KOし斎藤裕を熱望。神龍誠、ヒロヤに判定勝ち。ダウトベック×久保優太は無効試合に

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2025年12月31日(水)埼玉・さいたまスーパーアリーナ
レポート&写真:井原芳徳 (後半戦は別記事に掲載します)
中継:ABEMA、U-NEXT、RIZIN 100 Club、RIZIN LIVE、スカパー
福田龍彌、安藤達也を2R KO
第8試合 MMA バンタム級(61kg) 5分3R
○福田龍彌[りゅうや](MIBURO/挑戦者、DEEPバンタム級王者、元DEEP&修斗世界フライ級王者)
×安藤達也(フリー/元修斗バンタム級世界&環太平洋王者)
2R 3’02” TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)
福田は33歳。昨年9月のDEEPバンタム級王者決定戦では瀧澤謙太を1R KOし、フライ級に続くDEEP 2階級制覇を達成。大晦日のRIZINでは芦澤竜誠を54秒左フックでKO。5月のDEEPで牛久絢太郎に判定勝ちしDEEPバンタム級王座初防衛。7月には井上直樹のRIZINバンタム級王者に挑戦したが判定負けした。
安藤は35歳。国士舘大学レスリング部出身で、MMAデビュー間もない15年のRoad To UFCに出場したが敗退。その後は修斗を主戦場とし、22年3月に岡田遼をKOし修斗バンタム級世界王座を獲得。昨年5月、Road To UFCフェザー級一回戦でズー・カンジエに判定負け。その後、修斗の王座を返上。今年6月の札幌大会でRIZINに初参戦すると、マゲラム・ガサンザデに1R裸絞めで一本勝ち。7月にはヤン・ジヨンに2R裸絞めで一本勝ち2連勝している。
試合は福田が望み通りの“ヒリヒリ”した展開を制すことに。1R、両者サウスポーで構え、お互い慎重に探り合う状態が続く。中盤から安藤の右の前手のフックのヒットが増えるが、まだ福田も崩れない。最後、お互い右フックを当てて相手に膝をつかせる場面を作り、場内を沸かせる。
2R、両者ガードを下げ、挑発し合う場面もあり、観客から笑いも起こる。駆け引きが続いたが、中盤、安藤が右フックを放つと、福田は右に回り込んでかわしつつ、右フックをカウンターでクリーンヒット。ダウンした安藤に、福田が踏みつけとパウンドで追い打ちしたところでレフェリーがストップした。
マイクを持った福田は「ヒリヒリしましたか?短い時間やったけど、安藤達也っていう強い男と戦えたから生み出せたものです。本気で生きている姿をみんなに見せたいので、2026年、もっと試合ください。日本人が強いと見せたいんで、そういうマッチメイク、榊原社長待ってます」とアピールし、最後は「オブリガード。良いお年を」と締めくくった。
秋元強真、新居すぐるを1R KOし斎藤裕を熱望
第7試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
○秋元強真(JAPAN TOP TEAM)
×新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/元パンクラス・フェザー級王者)
1R 3’45” KO (左膝蹴り)
新居は34歳。23年6月のRIZIN札幌大会では飯田健夫(たてお)に1R KO勝ち。9月のパンクラスで亀井晨佑に2R一本勝ちしパンクラス・フェザー級王者となる。大晦日のRIZINでは弥益ドミネーター聡志に2R右フックでKO勝ち。昨年7月の超RIZIN.3では摩嶋一整に2R裸絞めで一本負け。8月にパンクラス王座を返上。大晦日の武田光司戦は3R負傷判定負け。今年6月にはイルホム・ノジモフに1R KO負けし3連敗中だ。
当初、1年3ヶ月ぶりにRIZINに戻ってくる元バンタム級王者・フアン・アーチュレッタのフェザー級戦の相手として、新居が抜てきされ、12月4日に発表されたが、12日、米国在住のアーチュレッタが「入出国に関するトラブルにより来日が不可能となった」として欠場が発表され、秋元に相手が変わった。
秋元は19歳。昨年9月にRIZINに初参戦し、バンタム級で金太郎に1R TKO勝ち。11月にはフェザー級で鈴木博昭に判定勝ち。大晦日大会のRIZINバンタム級王座次期挑戦者決定戦では元谷友貴に判定負けし、デビューからの連勝が7でストップした。今年5月、フェザー級で高木凌に判定勝ち。7月の超RIZIN.4では赤田功輝に1R裸絞めで一本勝ちすると、萩原京平を挑発。11月3日の神戸大会では萩原に2R TKO勝ち。萩原のパンチをもらって鼻血を出すなど負傷し、榊原CEOは「強真は(大晦日は)休ませたい」と明言していたが、秋元自身はダメージは問題ないとして、大晦日の新居の相手に名乗りを上げた。
試合は大方の予想通り秋元の完勝に。1R、秋元がサウスポーで構え、プレッシャーをかけ続け、左ストレート、ボディを随所で当てる。新居は時折詰めてパンチを振るうが、秋元はかわす。中盤、新居のタックルを秋元は切る。次第に手詰まりになってきた新居が、右ストレートを振るって前に出ようとすると、秋元は左テンカオをボディにクリーンヒットする。新居はダウンすると、顔をしかめのたうち回る。秋元はパウンドでの追撃をせず、レフェリーもストップした。
緊急出場で勝利しマイクを持った秋元は「斎藤(裕)選手、こうやって欠場が出て、緊急参戦とか起きて、みんな10周年盛り上げるためにやってんのに、正直あそこでの欠場、男じゃないと思ったんで。(斎藤戦を怪我で欠場した)YA-MAN選手は間に合わないと思うんで、来年どっかで秋元vs斎藤お願いします」とアピールした。
ダウトベック×久保優太は無効試合に
第6試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
―カルシャガ・ダウトベック[Karshyga Dautbek](カザフスタン/トゥラン・オルダ/タイガームエタイ)
―久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE/元K-1ウェルター級(67.5kg)王者、元Krushウェルター級(67kg)王者、元NJKFフェザー級(57.15kg)王者)
1R 3’15” ノーコンテスト (偶発的なアイポークによりダウトベックが続行不可能)
ダウトベックは32歳。ボクシングをベースとし、15年にMMAデビューし、18年9月にRIZINに初参戦すると、当時まだRIZIN 2戦目だった朝倉未来に判定負け。23年、母国カザフスタンでのAlash Prideでは元UFCのディエゴ・ブランダオンら3選手を1R KO。昨年1月のTOP BRIGHTS群馬大会では松嶋こよみに1R TKO勝ち。6月に6年ぶりにRIZINに出場し関鉄矢を1R左ボディでKO。9月には木下カラテを1R左ストレートでKO。大晦日大会ではYA-MANに判定勝ち。今年3月、鈴木千裕に判定勝ち、MMA10連勝、RIZIN 4連勝の快進撃を続けている。7月大会では秋元強真戦が組まれたが、ヘルニアにより欠場していた。
久保は38歳。キックボクシングのGLORY、K-1で王者となり、20年3月の試合を最後に、ボクシング転向を理由にK-1を離れる。だがMMAに転向し、21年9月のRIZINでMMAデビューし太田忍に判定負け。22年11月に奥田啓介をTKO勝ち。23年6月、木下カラテに判定勝ち。大晦日大会では安保瑠輝也に1R裸絞めで一本勝ち。昨年3月、高橋遼伍に判定勝ち。7月の超RIZIN.3では元RIZINフェザー級王者の斎藤裕に2R左三日月蹴りでKO勝ち。大晦日大会では後にフェザー級王者となるラジャブアリ・シェイドゥラエフに2R TKO負け。今年は7月の参院議員選挙に出馬し落選。今回1年ぶりの試合に臨む。
試合は不完全決着に。1R、両者サウスポーで構え、ダウトベックは左フックを序盤から当てる。久保が左ローや膝蹴りを当てると、ダウトベックが蹴り足をつかんでタックルを仕掛ける展開が繰り返される。久保はなかなか倒れず、倒されても背中をつけずすぐ立つ。
試合はこれからというところだったが、終盤、ダウトベックが左フックで前に出ると、防御しようとして突き出した久保の手の指がダウトベックの右目に入り一時中断する。ドクターチェックが続くが、ダウトベックは痛みを訴え続け、ドクターストップがかかった。久保のアイポークは偶発的な反則とみなされ、1Rが終わっていないため、ノーコンテスト(無効試合)となった。
神龍誠、ヒロヤに判定勝ち
第5試合 MMA フライ級(57kg) 5分3R
○神龍 誠(神龍ワールドジム/アメリカン・トップチーム/元DEEP&CFFCフライ級王者)※神龍ワールドジムから所属変更
×ヒロヤ(JAPAN TOP TEAM)
判定3-0 (植松=神龍/石川=神龍/松宮=神龍)
今大会でRIZINフライ級GP決勝・扇久保博正 vs. 元谷友貴が行われるが、GPで元谷に敗れた選手同士の一戦が組まれた。
神龍は25歳。昨年7月の超RIZIN.3で扇久保博正に判定負け。11月のDEEPではKENTAに判定勝ち。大晦日大会では元UFCのホセ・トーレスと59kg契約で対戦し判定負け。今年5月のRIZIN男祭りでは伊藤裕樹を寝技で圧倒し判定勝ち。7月のフライ級GP一回戦では山本アーセンに1Rフロントチョークで一本勝ち。9月の準決勝では元谷友貴に判定負け。その後、元谷の所属するフロリダのアメリカン・トップチームに加入した。
ヒロヤは27歳。17年から大阪でのWARDOGで試合を重ね、20年の「朝倉未来1年チャレンジ」に参加。DEEPで11戦5勝6敗の経験を積んだ後、23年7月からRIZINに参戦する。当初は伊藤裕樹、中村優作に判定負けしたが、23年大晦日、新井丈に2R TKO勝ち。昨年7月、所英男に1R TKO負け。11月、柴田“MONKEY”有哉に判定勝ち。今年5月、MMAデビュー戦の篠塚辰樹に1R TKO勝ち。7月、RIZINフライ級GP一回戦では元谷友貴に判定負けした。
試合は接戦となるがしっかり差を示したのはキャリアで勝る神龍だった。1R、序盤にヒロヤが神龍をロープに押し込むが、倒せず膠着しブレイクがかかる。神龍がサウスポーで左ミドル、テンカオ、右の関節蹴りを当てる。ヒロヤも右ミドル、インローを返すが、お互い攻撃が少なく、均衡状態は崩れない。
2R、神龍が左のスーパーマンパンチを当てる。中盤。神龍がタックルを仕掛け、抱え上げて倒す。神龍はサイドで押さえ、ハーフに移ってからも押さえ続ける。最後、神龍はパウンドをまとめて終え、手堅い試合運びを繰り広げる。
3R、開始すぐにヒロヤの指が神龍の左目に入り、一時中断する。再開後、神龍はバックハンドブローを空振りしてしまうと、ヒロヤがタックルで倒すが、すぐに神龍は立つ。終盤、神龍はタックルで倒すが、ヒロヤは背中を向けつつ脱出する。最後も神龍がタックルで倒すと、ヒロヤは背中を向けつつリバースし、上からパウンドを当てるが、すぐ終了する。記者採点はダメージ0-0、アグレッシブネス0-0、ジェネラルシップ20-0、合計20-0で神龍。ジャッジ3者もテイクダウンと寝技で差をつけた神龍を支持し、神龍が判定勝ちした。
後藤丈治、ホセ・トーレスに辛勝
第4試合 MMA バンタム級(61kg) 5分3R
○後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA/パンクラス・バンタム級4位)
×ホセ・トーレス[Jose Torres](米国/チーム・ショーティー/元BRAVE CFバンタム級王者、元Titan FCフライ級&バンタム級王者)
判定2-1 (石川=後藤/松宮=トーレス/植松=後藤)
後藤は29歳。23年6月のRIZIN札幌大会ではトレント・ガーダムに、10月の名古屋大会では日比野“エビ中”純也に、いずれも2Rツイスターで一本勝ち。昨年5月、ONEでイリアス・エジエフに3R裸絞めで一本負け。12月のDEEPではマンド・グディエレスに判定1-2で惜敗。今年3月のパンクラスでは合島大樹を1R左フックでKO。6月のRIZIN札幌大会では鹿志村仁之介に判定勝ち。11月の神戸大会では中島太一を1R KOし、RIZINでの連勝を4に伸ばした。6月・11月での試合内容が高く評価され、初の大晦日出場が決まった。
トーレスは33歳。16年にMMAデビュー。18年にUFCで2戦し、ジャレッド・ブルックスに2R KO勝ちし、2戦目はアレックス・ペレスに1R KO負け。その後はBRAVE CFでバンタム級王者となるが、王座戦と同じ相手との再戦で敗れ王座陥落し、昨年5月の3度目の対戦でも判定負け。大晦日のRIZINデビュー戦では神龍誠に判定勝ち。5月のBRAVE CFでDias Yerengaipov(カザフスタン)に判定負け。7月のRIZINフライ級GPに急きょ参戦し、扇久保博正に判定負け。前回、フライ級での減量に苦しみ、今回はバンタム級に階級を上げて戦う。
試合は評価の分かれる接戦に。1R、後藤がサウスポーで構え、回って距離を取り、右の前手を突きつつ、左のストレートやボディを当てて、やや優位に進める。だが前に出続けるトーレスの右のパンチ、ミドルのヒットが中盤過ぎからじわじわ増える。最後、トーレスがテイクダウンを奪って上になって、いい形で終える。
2R、トーレスがまたも序盤から倒して上になるが、その先の攻めは乏しい。中盤、後藤が立ち、トーレスがコーナーに押し込む。離れると、1R同様、トーレスが前に出る状態に戻り、打撃戦が続く。最後、後藤のボディ狙いの膝蹴りでトーレスが少し下がるが、すぐ終わる。
3R、トーレスが肩から後藤を抱えて倒して上になる。中盤にも同様に抱えてマットに叩きつける。上になってからトーレスは攻撃が乏しいまま終わるが、後藤も反撃できず印象が悪い。記者採点はダメージ0-0、アグレッシブネス0-0、ジェネラルシップ0-20、合計0-20でトーレス。打撃は五分で、トーレスの支配時間の長さを評価した。ジャッジは割れ、2者が後藤を支持し、後藤が判定勝ちした。後藤の打撃が高く評価された模様だ。
篠塚辰樹、MMAルールで冨澤大智をKOで返り討ち
第3試合 MMA フライ級(57kg) 5分3R
○篠塚辰樹(MASTER BRIDGE/剛毅會/元Krushフェザー級(57.5kg)王者)
×冨澤大智(FIGHTER’S FLOW)
2R 3’22” TKO (レフェリーストップ:右ストレート→グラウンドパンチ)
篠塚は26歳。プロボクシング4戦3勝1敗で、18年にRISEでキックデビューし9戦した後、21年3月からK-1 GROUPに上がり、23年11月に森坂陸に判定勝ちしKrushフェザー級王座を獲得。同年大晦日、平本蓮の推薦でRIZINに初参戦しOFG着用キックルールで冨澤大智に判定勝ち。昨年3月にK-1 GROUPとの契約が終了しKrush王座も返上。4月のRIZINでのベアナックルボクシングでャスティン・マルティネスに1R KO勝ち。大晦日大会ではOFGキックで野田蒼に1R TKO勝ち。今年5月、自ら指名したヒロヤ相手にMMAデビューしたが、簡単にテイクダウンを奪われパウンドと肘を浴び1R TKO負けしていた。
冨澤は27歳。K-1ジム総本部チームペガサス時代の21年にKrushでプロデビューし2勝後、22年11月にBreakingDownに初参戦し、MMAルールでヒロヤに判定負け。23年大晦日のRIZINでのOFGキックでは篠塚辰樹に2ダウンを奪われ判定負け。昨年大晦日のRIZINでのMMAプロデビュー戦では三浦孝太に1R KO勝ち。今年5月の2戦目は山本アーセンに2R裸絞めで一本負けしたが、9月、平本蓮の弟・丈に判定勝ちした。
ルールを変えての再戦も篠原の完勝だった。1R、冨澤はサウスポーで構え、度々組みに行くが、篠塚は倒れずブレイクを誘う。中盤過ぎ、篠塚は右フックをヒットし、富澤をひるませる。終盤にも富澤の左ミドルを篠塚がすくってから左フックを当ててひるませる。
2R、富澤はタックルを切られ続け、引き込んで下になってもすぐ立たれ、次第に八方ふさがりに。篠塚はノーガードで挑発しつつ、ボディ、顔面にパンチを当て続ける。中盤過ぎ、後の無い富澤がパンチを振るって前進してきた後、篠塚が右ストレート一発で倒し、パウンドで追撃したところでレフェリーがストップした。
マイクを持った篠塚は「富澤君、MMA甘くないから」とMMA初勝利にも関わらず話して観客を笑わせ「来年4試合ぐらいやるから。ヒロヤぶっ倒すんで楽しみにしてください」とアピールした。
雑賀“ヤン坊”達也、ベイノアを2R KO
第2試合 MMA 73kg契約 5分3R
○雑賀“ヤン坊”達也(DOBUITA/パンクラス・ライト級王者)
דブラックパンサー”ベイノア[Noah Bey](アメリカン・キックボクシング・アカデミー/元RISEウェルター級(67.5kg)王者、元J-NETWORK同級(66.68kg)王者、極真会館全日本ウェイト制2018軽量級(70kg)優勝)※極真会館から所属変更
2R 0’32” KO (左ハイキック)
ベイノアは30歳。昨年4月での井上雄策戦で判定勝ちしたものの、両者消極的だとしてレフェリーから警告を受け、観客からもブーイングを浴びた。続く6月、計量オーバーで減点のあったジョニー・ケースに判定勝ち。MMAに専念するため極真会館を昨年12月25日に退会し、23年から出稽古していたサンノゼのアメリカン・キックボクシング・アカデミー(AKA)に移籍。AKAで練習しつつ、米国のLFAで今年5月と7月に勝利し、1年半ぶりにRIZINに戻ってくる。
当初今回、イルホム・ノジモフとの試合が組まれたが、ライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザに挑戦予定だった野村駿太の負傷欠場により、ノジモフがサトシの挑戦者に選ばれ、ベイノアの相手は雑賀に大会2週間前に変わった
雑賀は35歳。今年4月に天弥に3R TKO勝ちしパンクラスライト級王座の2度目の防衛を果たす。11月3日の神戸大会でRIZINに2年半ぶりに登場し、ヌルマン・ズマガジーと対戦したが、1R序盤に左ハイをもらってダウンした後、ダースチョークを極められ、わずか1分で敗れていた。
1R、雑賀が開始から前に出てパンチを振るうが、ベイは距離を取りつつ、右ローを返す。中盤、雑賀のバッティングによりベイが休むため中断し、3分ほどで再開する。ベイはタックルを繰り返すが、テイクダウンは奪えない。雑賀が前に出て、ベイが回る構図が続く。時折パンチの打ち合いが繰り広げられ、お互い当てるが、均衡状態は崩れない。
すると2R、雑賀が前に出て、パンチを振った後、ベイが回って離れるが、ステップが止まったタイミングで、雑賀が左ハイを首筋にクリーンヒットしてダウンを奪う。ベイは頭が揺れ真後ろに倒れ、ダメージが大きく、雑賀の追撃前に長瀬レフェリーがストップした。
緊急参戦でRIZIN初勝利をあげた雑賀はマイクを持ち「4年前から(RIZINに)ちょこちょこ出させてもらったけど、その都度はじき返されて、それでもあきらめきれなくて、ずっと挑み続け、今日やっと勝てたけど、35歳なっちゃったよ、畜生。そんなあきらめない姿を、若い世代とか、今日ここに息子もいます。カッコ良かったか?」と話すと、セコンドについた息子はうなずいた。続けて雑賀は「もう負けられないっすよね。ボーナスもいっぱい入ったんで、来月、家族旅行したいです」と話した後「ライト級、野村駿太選手が怪我で休んでいる間、日本人スターに俺がなるしかねえだろ。俺がヤン坊だ」とアピールした。
ジョリー、芦澤竜誠を腕十字で秒殺
第1試合 MMA バンタム級(61kg) 5分3R
×芦澤竜誠(フリー/元INNOVATIONフェザー級(57.15kg)王者)
○ジョリー(FIGHTER’S FLOW)
1R 0’25” 腕ひしぎ十字固め
芦澤は30歳。INNOVATION、K-1 GROUPでキックボクサーとしてキャリアを重ねた後、23年大晦日のRIZIINでMMAデビューしたが太田忍に1R KO負け。昨年7月、キックルールで戦い判定勝ちしている皇治とMMAルールで再戦し判定勝ち。11月、昇侍に2R右膝蹴りでKO勝ち。大晦日大会では福田龍彌に54秒でTKO負け。9月の名古屋大会では梅野源治に判定負けし、MMA 5戦2勝3敗となった。
ジョリーは28歳。日本人の父とフィリピン人の母のハーフ。和歌山出身で所属先の創道塾の櫻井雄一郎会長が主催する大阪でのGLADIATORで18年にプロのMMAを2戦しいずれもTKO勝ち。20年に安保瑠輝也のYouTubeの企画に出演してから弟子入り。22年からBreakingDownに参戦し、キックルールで6戦した後、昨年からMMAで3戦した。今年9月、以前から出稽古していたFIGHTER’S FLOWに正式加入。今回約7年ぶりにプロのMMAの試合に臨む。
1R、開始すぐからジョリーが前に出てパンチを振るいつつ組み付くと、足を掛けて倒そうとする。これは失敗するが、そのまま下になったジョリーは、すぐさま潜って足関節技を狙う。芦澤は体をひねって防御したが、休む間もなくジョリーは腕十字に移行すると、これがガッチリと極まり、芦澤がタップした。ジョリーの記念撮影には安保も加わった。
第2回RIZIN甲子園 ヤマザト・エンゾ・マサミが優勝
第0試合 MMA DELiGHTWORKS presents RIZIN甲子園2025 決勝戦 フライ級(57kg) 5分2R
×須田雄律[ゆうり](SCORPION GYM)
○ヤマザト・エンゾ・マサミ(ブラジル/豊田道場)
1R 3’15” 腕ひしぎ十字固め
昨年初開催された高校生世代対象のRIZIN甲子園は今年が2回目。夏から行われてきたトーナメントの決勝が大晦日のオープニングファイトで行われた。須田雄律は須田萌里の弟。ヤマザトは静岡在住の日系ブラジル人選手。両者柔術ベースだが、ヤマザトが一枚上手だった。ルールは肘打ち・ヒールフックは禁止、膝サポーター・大き目のOFGを着用し、2R制で争われる。
1R、ヤマザトが下になると、足を登らせ腕十字を狙い、オモプラッタに移行し、足関も狙う。一旦スタンドに戻るが、中盤にもヤマザトが下になると、腕十字を極めてタップを奪った。
優勝したヤマザトは「まだまだここから止まらないので、もっと頑張るので、応援よろしくお願いします」とマイクアピールした。
- RIZIN 10周年イヤーを締めくくる2025年大晦日大会のオープニングで、榊原信行CEOは「遠山の金さん」スタイルで「祝十周年」のタトゥープリントを披露した
























