DEEP 3.20 後楽園ホール(レポ):大原樹理×倉本大悟のライト級暫定王座戦は1Rローブローで無効試合に。佐伯繁代表「5月4日の(横浜)BUNTAIで再戦させます」。嶋田伊吹、ストラッサー起一に1R一本勝ちしウェルター級王座初防衛

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2026年3月20日(金/祝)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
大原樹理×倉本大悟のライト級暫定王座戦は1Rローブローで無効試合に。佐伯繁代表「5月4日の(横浜)BUNTAIで再戦させます」
第10試合 DEEPライト級暫定タイトルマッチ 5分3R
―大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ/暫定王者・元正規王者、元BLACK COMBAT王者)※初防衛戦
―倉本大悟(JAPAN TOP TEAM/挑戦者)
1R 1’31” 無効試合
大原は35歳。24年9月、イ・ソンハにニンジャチョークで勝利しBLACK COMBATライト級王座を獲得。12月にはムン・ギボムに判定負けし王座陥落する。昨年5月にはBLACK COMBATの推薦でRIZIN韓国大会に参戦し、ジョニー・ケースに1RでKOされたが、ケースの計量オーバーにより無効試合となっていた。11月には約2年ぶりにDEEPに参戦し、神田コウヤに2R TKO勝ちし暫定ライト級王者となった。正規王者の野村駿太との王座統一戦は野村の怪我により持ち越しとなり、大原の防衛戦が組まれた。
倉本は31歳。極真空手と柔道をベースとし、22年9月にMMAプロデビュー。昨年3月のDEEPで川名雄生に判定勝ち。5月に北岡悟に1R TKO勝ち。11月のRIZIN名古屋大会でキム・ギョンピョに1R TKO負け。昨年3月のDEEPでトミー渡部に3R TKO勝ち。11月には大木良太に2R TKO勝ち。RIZINでの1敗を挟んでDEEPで7連勝し、初めて王座に挑むが、無念の結末に。
1R、開始すぐから倉本が左テンカオ、三日月蹴り、右ローといった蹴り技を絡めつつ、右ストレートを立て続けに当てて先手を取る。だが中盤、倉本が大原を金網際に詰めて放った左テンカオがローブローとなり一時中断する。
大原はダメージが大きく、うずくまったまま動けない。結局、規定の5分の回復時間を待っても回復が見込めず、レフェリーがストップした。偶発的なローブローで続行不可能と判断され、1Rが終わっていないため、ノーコンテスト(無効試合)となった。DEEPの佐伯繁代表は「5月4日の(横浜)BUNTAIで再戦させます」とコメントしている。
嶋田伊吹、ストラッサー起一に1R一本勝ちしウェルター級王座初防衛
第9試合 DEEPウェルター級タイトルマッチ 5分3R
○嶋田伊吹(FIGHT HOLIC/王者)
×ストラッサー起一(コブラ会/挑戦者、元HEAT同級王者)
1R 裸絞め
※嶋田が初防衛
嶋田は石川出身・在住の30歳。24年4月に佐藤洋一郎に1R裸絞めで一本負けしたが、7月には元王者の阿部大治に1R裸絞めで一本勝ち。12月には鈴木槙吾に1R腕ひしぎ三角固めで一本勝ち。昨年9月の大阪大会では角野晃平に判定勝ちしウェルター級王者になった。
起一は44歳。パンクラスの上位戦線で活躍後、HEATで王者となり、14~17年にUFCに上がり3連勝のあと2連敗。17年末からRIZINに参戦し、北岡悟、住村竜市朗相手に2連勝した。それ以降は負けが込み、22年3月に阿部大治、23年4月に中村K太郎に敗れ、昨年2月にマレーシアでディエゴ・ヌネスに1R KO負けし3連敗となるが、9月にDEEPに初参戦すると、佐藤洋一郎に判定勝ちした。その1週間後、大阪大会で嶋田が王者になると、嶋田に対して「お前、俺にビビってるやろ。いつでも勝負したるわ」等と挑発し、半年を経て両者の王座戦が組まれた。
試合は嶋田の圧勝に。1R、嶋田の蹴り足を起一がすくって倒すと、すぐに嶋田が立つ。起一はすぐに金網に押し込むと、引き込み気味に下になる。起一は潜り込んで足関節技を狙うが、嶋田は対処してハーフで押さえる。嶋田は鉄槌と肘を当て、立ち上がるとサッカーボールキックを当てる。
スタンドに戻ると、さらに島田は金網を背にした起一にパンチを連打する。嶋田はタックルで倒し、またもパウンドとサッカーボールキックを当てる。起一は立つが苦しそうで、嶋田が右ストレートをクリーンヒットしてひるませる。ダメージの溜まった起一に嶋田は背後からしがみついて倒すと、バックマウントを奪い、裸絞めを極めタップを奪った。
試合直後、倒れたままの起一に、嶋田は見下ろしながら何かを声をかけていた。バックステージでのインタビューで嶋田は「暴言を吐きました」とだけ説明し、具体的内容は明かさなかった。
酒井リョウ、荒東“怪獣キラー”英貴を1Rで粉砕
第8試合 メガトン級(体重無差別) 5分3R
○酒井リョウ(レンジャージム/元暫定王者)
×荒東“怪獣キラー”英貴(パンクラス大阪稲垣組/元GRACHANヘビー級王者)
1R 3’26” TKO (レフェリーストップ:グラウンド肘打ち)
酒井は38歳。22年11月のメガトン級暫定王者決定戦で赤沢幸典に1R TKO勝ち。23年7月に水野竜也に1R TKO勝ちし初防衛。24年3月のロッキー・マルティネスとの王座統一戦で判定負け。11月には元王者の長谷川賢に負傷判定勝ち。昨年3月のRIZINではエドポロキングに2R TKO負け。8月にはマルティネスが引退のため返上したメガトン級王座を大成と争うが3R KO負けした。
荒東は37歳。23年10月、RIIZNに初参戦し、貴賢神に2R TKO勝ちし、デビュー以来の連勝を10に伸ばすが、24年7月、フランスでヘキサゴンMMAヘビー級王者のプリンス・アウンアラーに1R TKO負け。昨年2月のGRACHANで大場慎之助に2R TKO勝ち。6月のRIZIN札幌大会ではシナ・カリミアンのMMAデビュー戦の相手を務め判定負け。9月にはべ・ドンヒョンに3R TKO負けしGRACHANヘビー級王座から陥落し、今回DEEPに初参戦する。
1R、荒東が酒井を押し込むが、膠着すると、長瀬レフェリーはブレイクする。パンチが交錯し、酒井の右フックで荒東がダウンし、パウンドを連打し追い詰める。何度か酒井がパウンドをまとめても、フィニッシュに至らなかったが、中盤過ぎ、酒井が右の肘を連打し、荒東の動きが止まったところで、レフェリーがストップした。
力也、関原翔に判定勝ちしフライ級王座挑戦権獲得
第7試合 フライ級 5分3R
×関原 翔(RESURGO MMA)※K-PLACEから所属変更
○力也(FIGHT FARM)
判定0-3 (渡辺29-27/橋本28-28○/福田28-28○)
昨年8月、DEEPフライ級王座決定戦で村元友太郎がKENTAに2R TKO勝ちしベルトを巻いた。関原と力也の一戦は村元の王座挑戦を懸けた一戦となる。両者は21年2月に対戦し関原が1R TKO勝ちしている。
関原は24年5月のDEEPでMMAに2年ぶりに復帰し、マサト・ナカムラに判定勝ち。9月大会では杉山廣平に判定勝ち。12月の本田良介戦は1R反則勝ち。昨年5月、村元友太郎に判定1-2で惜敗。8月に北方大地に判定勝ちすると「タイトルマッチ、やらせてください」とアピールしていた。
力也は20年のDEEP初参戦から年4~5試合ペースで試合をこなし、昨年は4戦3勝1敗。8月に本田良介に1R裸絞めで一本負けしたが、9月には濱口奏琉に1R TKO勝ちし、12月には安谷屋智弘に1RスラムからのパウンドでKO勝ちし、インパクトを残した。
1R、力也が関原のタックルを切り、立ち際に蹴りを放つ。再び関原のタックルを力也が切ると、ハーフガードからネルソンを仕掛け、力也が耐え続ける。終盤、力也がネルソンを解除すると、ハーフで押さえ続け、時折パウンドを当て、主導権を維持する。記者採点は力也。
2R、関原はタックルを繰り返し、中盤、金網際で力也の投げに対処すると、背後に回り込む。関原はそのまま倒れ、ハーフバックになると、力也が向き直そうとしたタイミングで、関原がバックマウントを奪う。終盤。関原がバックキープして裸絞めを狙い続けて終える。記者採点は関原。
3R、力也が関原のタックルを切って潰すと、金網際で座った状態の関原の顔面に膝蹴りを当てる反則を犯し、一時中断する。力也には減点1が科される。4分半の回復時間の後、ブレイクして再開する。スタンドの攻防がしばらく続いた後、関原のタックルを力也が潰し、金網際でハーフで押さえる。膠着状態が1分ほど続くと、植松レフェリーはブレイクする。残り30秒、関原が押し込んで膝を放つがローブローとなり、またも中断する。ブレイクして再開後、関原がギロチンチョークを狙って引き込むが、極まらず時間切れに。記者採点はコントロール時間の長かった力也。減点1があるため合計28-28で、マスト判定は1Rネルソンで追い詰めた力也。ジャッジは割れたが、2者が力也を支持し、力也が判定勝ちし、村元のフライ級王座挑戦権を獲得した。
椿飛鳥、五明宏人に逆転TKO勝ちしDEEP初白星
第6試合 フェザー級 5分3R
×五明宏人(JAPAN TOP TEAM)
○椿 飛鳥(フリー)
2R 4’38” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
五明は22年にMMAデビュー。24年9月に相本宗輝に判定負け。大晦日のRIZINでは赤田プレイボイ功輝に判定勝ち。昨年3月からのDEEPフェザー級GPでは一回戦で中村大介に判定勝ちしたが、5月の準決勝では高橋遼伍に判定負け。9月には関鉄矢に判定負けし2連敗中だ。
椿はABEMA「格闘代理戦争」出身で、20年から修斗に上がり、24年7月、たておに判定勝ちし3連勝すると、昨年3月にSASUKEの修斗世界フェザー級王座に挑戦したが2R裸絞めで一本負けした。6月にはトライデントジムを離れフリーとなり、11月にDEEPに初参戦し、牛久絢太郎と対戦したが、牛久のヴォンフルーチョークで開始58秒で一本負けした。
1R、椿がタックルを繰り返し、倒してバックを取る場面もあるが、その先に持ち込めない。五明はスタンドの展開で左テンカオ、ストレートをクリーンヒットし、立ち際には左ハイキックも当て、打撃で印象を作る。記者採点は五明。
2R、五明が左テンカオ、ストレートを当て、序盤は優位だったが、椿は耐え、執拗にタックルを繰り返す。すると中盤から次第に五明に疲れが見え始め、椿がタックルで倒すと、金網際でバックコントロールを続け、五明は防戦一方で立てなくなる。そして終盤、五明がバックマウントからパウンドを当て続けると、レフェリーがストップした。大会後、DEEPの佐伯繁代表は「今日のベストバウト。椿君の執念を感じた」と逆転勝ちの椿を称えた。
直樹、MMA 4戦目で初の一本勝ち
第5試合 フェザー級 5分2R
×木下カラテ(和術慧舟會HEARTS)
○直樹(FIGHTER’S FLOW/元RISEライト級(62.5kg)王者、元スック・ワンキントーン・スーパーライト級(63.5kg)王者)
1R 0’22” 裸絞め
木下は極真空手をベースとし、24年にDEEPで五明宏人、神田コウヤに連勝したが、9月のRIZINのカルシャガ・ダウトベック戦、12月の韓国のブラックコンバットでのキム・ミンウ戦と2連続1R KO負け。9月のDEEPでは相本宗輝にわずか14秒、右ストレートからのパウンドでTKO負けし3連敗中だ。
直樹は伝統派空手をベースとし、キック転向後はRISEで活躍し白鳥大珠にも2度勝利した実績がある。アマ時代からの先輩の上田貴央率いるFIGHTER’S FLOWでMMAの練習を始め、昨年5月のDEEPでのMMA初戦では奥山貴大を1R左ジャブでKO。だが7月のRIZINでは芦田崇宏に寝技で終始攻め込まれ判定負け。11月には三井俊希に27秒左フックでKO負けし2連敗中だ。
1R、木下は開始すぐ、片足タックルを仕掛ける。打撃勝負はせず、MMAキャリアの差があるため、寝技勝負を狙ったようだが、直樹はタックルを切りながら木下の背後に回り込もうとすると、倒れながらすぐさまバックマウントを奪う。直樹は裸絞めで絞め落とし、MMAキャリア初の一本勝ちを果たした。
第4試合 バンタム級 5分2R
×魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)
○寺崎昇龍(Fight Holic)
判定0-3 (渡辺18-20/橋本18-20/長瀬18-20)
1R、両者のパンチが交錯し、魚井が2度スリップする。寺崎のパンチ自体のダメージというより、魚井がパンチを振って勢いが余って倒れている感も拭えないが、魚井は倒れてしまう以上、印象が悪い。寺崎は魚井を度々金網に押し込み、倒せずにいると、福田レフェリーは30秒ほどでブレイクをかける。1R中にブレイクが4度あり、これまでのDEEPよりも見切りがさらに早くなった印象で、UFC等での米国統一ルールの運用との違いがより顕著になる。
2R、魚井は自らパンチを振ってスリップしたり、相手に背中を見せてしまう場面があり、印象を悪くする。中盤には寺崎が上になり、パウンドを少し当て、立っても押し込んで膝を当て、優位をキープし判定勝ちした。
第3試合 バンタム級 5分2R
×日比野“エビ中”純也(フリー)
○山本有人[ありひと](リバーサルジム東京スタンドアウト)
1R 1’18” 反則失格
1R、日比野がタックルで倒し、金網際で押さえると、反則となるグラウンド状態での顔面への膝蹴りを2連打する。山本はダメージを負い、回復時間が設けられる。山本は3分ほど休んでから一旦、立ったものの、またすぐ座り込む。規定の5分間待ったが、福田レフェリーは回復が見込めないと判断したようで試合を終わらせ、日比野の反則負けとなった。
第2試合 ライト級 5分2R
○ケンシロウ(FIGHTER’S FLOW)
×中谷優我(BRAVE)
判定3-0 (長瀬○19-19/植松○19-19/○19-19)
1R、中谷がタックルから右脇を差して金網に押し込んで倒そうとし続けるが、テイクダウンを奪えない。ケンシロウは防戦が続くものの、序盤と終盤、倒されそうになると足を絡めて一瞬上になり、鉄槌を当て、正味の攻撃の印象を作る。
2R、スタンドの打撃戦ではお互い右ストレートを当てて、ほぼ互角の状態。中谷がタックルを繰り返すがテイクダウンを奪えない。ケンシロウが中盤、タックルを潰してバックマウントを奪い、印象を作る。ジャッジ3者ともケンシロウを支持し、ケンシロウが判定勝ちした。
第1試合 ライト級 5分2R
○鈴木大晟[たいせい](パラエストラ八王子)
×奥村歩生(T・GRIP TOKYO)※歩生 改め。パラエストラTBから所属変更
1R 3’25” TKO (レフェリーストップ:グラウンドでの肘打ち)
1R、奥村がタックルから倒して上になるが、鈴木はギロチンを狙いながらリバースして上になる。鈴木は金網際で両足で奥村の片腕を挟みつつ押さえ、上から肘を何発も当て続ける。奥村が顔面から出血し、防戦が続いたところで、豊永レフェリーがストップした。
オープニングファイト2 アマチュアSルール フライ級 3分2R
○秋元優志(JAPAN TOP TEAM)
×谷口仁歩(NEX SPORTS)
2R 1’28” TKO (コーナーストップ:スタンドパンチ連打)
オープニングファイト1 アマチュアSルール バンタム級 3分2R
○高尾凌生(JAPAN TOP TEAM)
×河島ノブヒデ(KATANA GYM)
判定3-0




























