RIZIN 9.28 名古屋IGアリーナ(レポ/後半):ホベルト・サトシ・ソウザ、堀江圭功に1R裸絞めで一本勝ち。シェイドゥラエフ、コレスニックを33秒で粉砕。扇久保博正がガジャマトフに、元谷友貴が神龍誠に判定勝ちしフライ級GP決勝で6年ぶり2度目の対決

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RIZIN.51
2025年9月28日(日)愛知・IGアリーナ(愛知国際アリーナ)
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)RIZIN FF (前半戦は別記事でお伝えします)
中継:ABEMA、U-NEXT、RIZIN 100 Club、RIZIN LIVE、スカパー
ホベルト・サトシ・ソウザ、堀江圭功に1R裸絞めで一本勝ち
第14試合 メインイベント MMA RIZINライト級(71kg)タイトルマッチ 5分3R
○ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術/王者、元REALスーパーライト級(74.2kg)王者)
×堀江圭功[よしのり](ALLIANCE/挑戦者)
1R 1’40” 裸絞め
※ソウザが5度目の防衛
サトシは36歳。237月のベラトール・ライト級GP一回戦に緊急出場しパトリッキー・“ピットブル”・フレイレに3R TKO負け。昨年3月の神戸大会で中村K太郎に右ハイからのパンチ連打で103秒TKO勝ち。9月にはルイス・グスタボを左ストレートからのパウンドでわずか21秒で仕留めて王座3度目の防衛。大晦日大会ではヴガール・ケラモフに1R三角絞めで一本勝ちし王座4度目の防衛。今年5月の韓国大会ではキ・ウォンビンに1R裸絞めで一本勝ちしている。
7月27日の超RIZIN.4で野村駿太がパトリッキーに判定勝ちし、試合直後、9月の名古屋大会でサトシの王座に野村が挑戦することで、両選手とRIZINの榊原信行CEOが同意していた。だが野村が試合中に負傷し、左眼窩底骨折と診断され手術し、9月の試合が見送られた。
野村の代役となる堀江は30歳。パンクラスのランキング戦線で活躍後、21年からRIZINに参戦し、関鉄矢、佐々木憂流迦、中田大貴に3連勝。21年11月の中田戦で右拳を骨折し、23年4月の大阪大会で約1年半ぶりに復帰したが、後にフェザー級王者となるウガール・ケラモフに2R裸絞めで一本負け。9月の埼玉大会でのスパイク・カーライル戦からライト級に階級を上げて判定勝ち。昨年2月の佐賀大会ではルイス・グスタボに判定負け。その試合での右拳の骨折の療養を経て、今年6月の札幌大会で約1年半ぶりに復帰し、西川大和に1R TKO勝ちしている。
試合はサトシの完勝に。1R、堀江が中央で構えてプレッシャーをかけ、右ストレートを当てる。サトシは距離を取ると、一発目のタックルでテイクダウンに成功する。堀江は立とうとするが、サトシはすぐさまバックマウントを取り、コーナー際でオンブになる。サトシは足4の字ロックで捕獲し、裸絞めを極めてタップを奪った。
ベルトを腰に巻きマイクを持ったサトシは「イエス様ありがとう。今日5回目の防衛ができてうれしい。ずっとこのベルト日本にそのまま。今年まだ勝負したい」と話し、年内もう1試合を希望した。野村の回復が間に合えば大晦日に6度目の防衛戦が組まれそうだ。
シェイドゥラエフ、コレスニックを33秒で粉砕
第13試合 MMA RIZINフェザー級(66kg)タイトルマッチ 5分3R
○ラジャブアリ・シェイドゥラエフ[Razhabali Shaidulloev](キルギス/Ihlas/王者)
×ビクター[ビクトル]・コレスニック[Viktor Kolesnik](ロシア/タイガームエタイ/クズニャ/挑戦者、セルビアンBC&ロシア・オープンFCフェザー級王者)
1R 0’33” TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)
※シェイドゥラエフが初防衛
シェイドゥラエフはMMA 14戦全勝(6KO/8一本)の24歳。中央アジアのキルギス出身でレスリングをベースとし、昨年の韓国のROAD FC 63kgトーナメントでヤン・ジヨンに1R裸絞めで一本勝ち。バンタム級では減量苦となり、フェザー級に階級を上げ、昨年6月にRIZINに初参戦し、武田光司をに1R裸絞めで一本勝ち。9月にはフアン・アーチュレッタに1R腕十字で一本勝ち。大晦日には久保優太に2R TKO勝ち。5月の東京ドーム大会のメインイベントではクレベル・コイケを1R右フックでKOし、4連続フィニッシュ勝利でフェザー級王座を獲得した。7月の埼玉大会で初防衛戦が予定され、6月の札幌大会で木村柊也に判定勝ちした元王者・ヴガール・ケラモフが挑戦者の第1候補だったが、木村戦で「顔面にひびが入った」ことが理由で辞退し、シェイドゥラエフの防衛戦も延期となっていた。
コレスニックは29歳。13年にMMAデビューし、ロシアやセルビアの大会で5連勝後、23年5月にRIZINに初参戦し、ライト級で岸本篤史をカーフキックで倒しTKO勝ち。10月の名古屋大会ではフェザー級で高木凌を打撃で圧倒して判定勝ち。昨年4月に中原由貴に判定勝ち。10月の名古屋大会で武田光司戦が組まれていたが、コレスニックが感染症を罹患し緊急手術を行い欠場。今年6月の札幌大会ではSASUKEに1R左ボディでTKO勝ちし、RIZINでの連勝を4に伸ばした。マイクを持ったコレスニックは武田との仕切り直し戦を希望していた。7月のシェイドゥラエフの防衛戦の第2候補とされるも、SASUKE戦で手と足を痛めたため辞退していた。
9月の名古屋で両者の王座戦が組まれ、コレスニックの打撃がどこまで通用するか注目されていたが、シェイドゥラエフがあっけなく粉砕することに。1R、体格で勝るシェイドゥラエフが開始すぐからじりじりとプレッシャーをかける。シェイドゥラエフはコレスニックをロープ際まで下がらせると、左フックを放つ。これはコレスニックの頭をかすめるが、これがフェイントとなる形で、続けてシェイドゥラエフの放った右フックがコレスニックのアゴにクリーンヒットする。
ダウンしたコレスニックの腕をシェイドゥラエフが抱え、左のパウンドを当て続ける。コレスニックがコーナー際でパウンドをもらい続けていると、ブライアン・マイナー・レフェリーがストップし、わずか33秒でシェイドゥラエフがTKO勝ちした。
扇久保博正、ガジャマトフを組みで完封しフライ級GP決勝進出
第12試合 MMA RIZIN WORLD GP 2025 フライ級(57kg)トーナメント準決勝 5分3R
○扇久保博正(THE BLACKBELT JAPAN/RIZINバンタム級日本GP 2021優勝、元修斗フライ級&バンタム級世界王者)
×アリベク・ガジャマトフ[Alibek Gadzhammatov](ダゲスタン/KHKダゲスタン)
判定3-0 (石川=扇久保/松宮=扇久保/豊永=扇久保)
扇久保は38歳。21年のRIZINバンタム級日本GPで井上直樹、朝倉海らを下し優勝。22年9月にキム・スーチョルに判定負けすると、大晦日大会では1階級下のフライ級に下げ、堀口恭司と対戦し判定負け。23年7月、バンタム級王者決定戦を朝倉海が負傷欠場し、大会3週間前のオファーを受けフアン・アーチュレッタと対戦し判定負け。大晦日にはフライ級に戻り、ジョン・ドッドソンに判定勝ち。昨年7月の超RIZIN.3では神龍誠との接戦を制し判定勝ち。1年ぶりの試合となった今年7月のフライ級GP一回戦では、神龍にも勝っているホセ・トーレスに判定勝ちし健在ぶりを示した。
ガジャマトフは24歳。ハビブ・ヌルマゴメドフを筆頭に近年強豪を多数輩出しているダゲスタン・マハチカラ出身。中国発祥でキックボクシングに似たルールの散打(さんだ)を120試合以上経験し、21年にMMAデビューし6戦全勝(5KO/1一本)。ロシアのACAの育成大会で4勝後、昨年11月の名古屋大会でRIZINに初参戦し、北方大地に右フックからのパウンドで1R TKO勝ち。今年7月のフライ級GP一回戦では征矢貴を3R左フックで仕留めた。
8月19日に行われた準決勝の組み合わせを決める「RIZINフライ級グランプリ総選挙」では、扇久保がガジャマトフが相手に指名し、1回目投票で1位となり決定した。
1R、扇久保が序盤からタックルを繰り返し仕掛け、2度目のタックルで倒して上になる。扇久保はハーフガードで押さえ、鉄槌を少し当てるが、ガジャマトフはガードの中に戻す。扇久保は一旦立つと、立ってきたガジャマトフの首を抱えてから、ロープに押し込む。終盤、扇久保が脇を抱えて倒しかけるが、ガジャマトフは倒れず耐える。しばらく膠着すると、植松レフェリーがアクションコールをかけた後、ブレイクする。ガジャマトフは前に出て、左右のパンチを当てるが、扇久保は頭を振ってクリーンヒットは許さず終える。ここまで扇久保のペースだがガジャマトフの打撃もまだまだ侮れない。
2R、扇久保はまたも最初からタックルを仕掛け、切られてもしぶとく繰り返すが、ガジャマトフは切り続ける。ガジャマトフは吹き飛ばすと、組み際に膝を狙う場面も。とはいえガジャマトフは最初はプレッシャーが強く、扇久保はロープを背負いがちだったが、中盤になると圧が落ち、肩で息をするように。タックルディフェンスで消耗したか?ガジャマトフは少し焦った様子で右肘を振うが、距離が遠く空振りしてしまう。中盤過ぎから、扇久保はガジャマトフをコーナーに押し込み、脇を差してテイクダウンを狙い続け、終盤にはテイクダウンに成功する。扇久保は中央付近でトップキープし、ハーフで押さえ続ける。最後はパスガードしてマウントを奪い、パウンドを連打して、しっかり差を印象付けて終える。
3R、ガジャマトフは前に出るが、すぐに扇久保は組み付いてロープに押し込む。倒しかけると立たれるが、扇久保が主導権は握り続けているのは確かだ。中盤、扇久保がついに倒すと、ハーフで押さえ続け、終盤にはパスガードに成功する。ガジャマトフは防戦一方だ。残り1分、扇久保はマウントを奪うと、右腕を枕にして肩固めを狙う。極まらないと判断すると、最後は扇久保がパウンド、踏みつけて追い詰めて終える。記者採点はダメージ50-0、アグレッシブネス30-0、ジェネラルシップ20-0の合計50-0で扇久保。ジャッジ3者も扇久保を支持し、扇久保が判定勝ちした。
マイクを持った扇久保は「必ず優勝します。そしてこれが僕の生き様です。これからも応援してください」とアピールした。
これで大晦日のフライ級GP決勝は扇久保と元谷の顔合わせに。両者は19年7月のRIZIN.17さいたま大会で対戦し、扇久保が判定2-1で勝利している。
元谷友貴、神龍誠相手にギロチン駆使し判定勝ち
第11試合 MMA RIZIN WORLD GP 2025 フライ級(57kg)トーナメント準決勝 5分3R
○元谷友貴(アメリカン・トップチーム/元DEEPバンタム級&フライ級王者)
×神龍 誠(神龍ワールドジム/元DEEP&CFFCフライ級王者)
判定3-0 (石川=元谷/松宮=元谷/豊永=元谷)
元谷は36歳。DEEPフライ級王者として15年末のRIZIN旗揚げ大会に参戦し、2戦目となる16年4月の試合ではフライ級相当の56.7kgリミットの前日計量をクリアできず、体調不良で試合を欠場し、DEEPのベルトを返上した過去がある。その後はバンタム級で活躍し、昨年9月、太田忍に3R裸絞めで一本勝ち。大晦日大会では秋元強真に判定勝ち。今年3月の香川大会で井上直樹のバンタム級王座に挑戦したが判定1-2で惜敗した。その後、王座獲得のチャンスを求め、フライ級に戻ることを決意。7月のフライ級GP一回戦ではバンタム級時代と変わらぬ良い動きを見せ、ヒロヤに判定勝ちした。
神龍は25歳。23年大晦日のRIZIN初代フライ級王座決定戦で堀口恭司に2R裸絞めで一本負け。4月のRIZIN有明大会でイ・ジョンヒョンに1R肩固めで一本勝ち。7月の超RIZIN.3で扇久保博正に判定負け。11月のDEEPではKENTAに判定勝ち。大晦日大会では元UFCのホセ・トーレスと59kg契約で対戦し判定負け。5月のRIZIN男祭りでは伊藤裕樹を寝技で圧倒し判定勝ちした。7月のフライ級GP一回戦では山本アーセン相手にダメージを負わず、1Rフロントチョークで一本勝ちした。
8月の「RIZINフライ級グランプリ総選挙」では元谷が神龍を指名し、2回目の投票でこの試合が決定した。
神龍のセコンドには横田一則氏がつく。元谷は前日の公式計量をクリアした後、体調回復を優先するためファン・マスコミ向けの公開計量には登場しておらず、コンディションが気になるところだ。
1R、開始すぐから神龍がタックルを仕掛けて倒し、コーナー際で元谷を押さえる。元谷は立つが、すぐに神龍は抱え上げて倒す。だがここでもすぐに元谷は立ち、スタンドの攻防に戻す。元谷はオーソドックス、神龍はサウスポーで構える。中盤、またも神龍は倒すと、立ち際に元谷の顔面に膝蹴りを当てて印象を作る。終盤、スタンドに戻り、残り1分を切ると、今度は元谷から組みに行ってコーナーに押し込む。離れると、お互いパンチをヒット。元谷はクリンチしての右アッパーも当てる。ここまで僅差の展開だ。
2R、元谷が右ミドルを放つと、神龍が抱え上げて倒す。だが元谷はギロチンチョークで迎撃する。一瞬入りかけるが、神龍は腰を上げて防御する。中盤、元谷がギロチンを解除すると、神龍は動いてパスガードを狙うが、ハーフに戻る。元谷が動いて立ち、スタンドに戻す。終盤、元谷がテイクダウンを奪うと、神龍が上を取り返そうとする動きに合わせて、バックに回り込み、足4の字で捕獲し、裸絞めを狙う。最後、スタンドに戻って終える。元谷が差をつけるラウンドに。元谷は心配されたスタミナは問題なさそうだ。
3R、神龍がタックルを仕掛け、元谷は尻もちをつくが、背中を付けず横三角絞めを仕掛ける。神龍は防御して立ってからタックルで倒すが、またも元谷は下からギロチンを仕掛ける。中盤過ぎ、神龍の首が抜け、上から押さえるが、正味の攻撃に持ち込めない。元谷はコーナーを背にして立とうとしながら、またもギロチンを仕掛ける。終盤、神龍は外し、タックルを仕掛け、元谷をコーナーに押し込む。残り30秒、神龍が倒すが、ここでも元谷が下から足を登らせ、元谷に攻めさせない。最後、ようやく神龍が鉄槌を当てるが、強打は打てず終わる。記者採点はダメージ0-0、アグレッシブネス30-0、ジェネラルシップ20-0の合計50-0で元谷。元谷が2R以降、ギロチン等のサブミッションで印象を作ったことを評価した。ジャッジ3者も元谷を支持し、元谷が判定勝ちした。
マイクを持った元谷は「神龍選手、強くて、自分の課題が見えました。勝ったんで、またアメリカ行って、もっとレベルアップしたいです。僕が優勝します。応援お願いします」とアピールした。
山本アーセン、伊藤裕樹を寝技で圧倒し返り討ち
第10試合 MMA RIZIN WORLD GP 2025 フライ級(57kg)トーナメント・リザーブマッチ 5分3R
×伊藤裕樹(NEX/元THE OUTSIDER 50-55kg級王者)
○山本アーセン(KRAZY BEE/NAUGHTY HOUSE)
判定0-3 (橋本=山本/石川=山本/豊永=山本)
伊藤は28歳。23年5月、山本アーセンに判定負けした過去があるが、その後はヒロヤ、トップノイ・キウラム、上田将年に判定勝ち。昨年11月の名古屋大会ではイ・ジョンヒョンに3R TKO勝ち。今年3月の香川大会ではトニー・ララミーに判定勝ちし5連勝とした。だが5月のRIZIN男祭りでは神龍誠に判定負け。7月のRIZINフライ級GP一回戦では伊藤が指名したエンカジムーロ・ズールーに判定勝ちした。だが一回戦の勝者は5人で、準決勝2試合の組み合わせを決める8月19日の「RIZINフライ級グランプリ総選挙」で伊藤は準決勝の4選手に選ばれず、リザーバーに回ることになった。だが今回、2年前に敗れているアーセンへのリベンジの機会が地元名古屋の大会で用意された。
アーセンは29歳。山本美憂の長男としても知られる。20年8月大会で加藤ケンジに1R KO負けし、以降や怪我やメンタルの不調により約3年試合から遠ざかった。23年5月の復帰戦では伊藤裕樹に判定勝ち。9月の福田龍彌戦では福田のパンチで左まぶたを腫らしTKO負け。昨年3月の神戸大会では柴田“MONKEY”有哉に1R膝十字で一本負け。5月のRIZIN男祭りでは冨澤大智に2R裸絞めで一本勝ち。RIZINフライ級GPにエントリーし、組み合わせ決定抽選会ではアーセンが神龍戦を選んだが、7月の一回戦では神龍の1Rのフロントチョークであっさりと一本負けしてしまった。
1R、開始すぐからアーセンは飛び膝蹴りを仕掛つつ組み付く。伊藤は対処するが、アーセンが再びタックルを仕掛けて倒す。伊藤に立たれてもすぐにアーセンにしがみつき、押し込んで倒して、上から押さえる。アーセンはパウンドと肘を当て、一旦立ちあがってからパスガードし、動いた伊藤のバックマウントを奪う。アーセンは4の字ロックまでは行けないが、立たれても引き続き背後からコントロールする。終盤、立って離れるが、またもアーセンはタックル一発で倒し、ロープ際で押さえて終える。ここまでアーセンが優勢だ。アーセンは7月の初戦で敗れたものの、ダメージを負わない短時間でのサブミッションでの負けだったため、コンディションは良さそうだ。
2R、アーセンは伊藤をロープに押し込みつつ、右肘も放って打撃でも印象を作ろうとする。中盤、アーセンは倒すと、サイドで押さえ、顔面に膝を当てる。伊藤は脱出すると、すぐさまアーセンのバックに回るが、両足を入れられず、アーセンが振り落とし、再びサイドで押さえる。終盤、伊藤はスタンドに戻し、左テンカオからジャブを当てるが、アーセンはすぐにタックルで組み付き、またも倒してコントロールし、ハーフで押さえて終える。
3R、アーセンがタックルを仕掛けると、これは伊藤が切り、コーナーに押し込む。長瀬レフェリーは膠着するとブレイクをかける。両者サウスポーで伊藤が前に出るが、またもアーセンはタックルを仕掛け、倒せなくてもコーナーに押し込む。中盤、アーセンは抱え上げ倒し、立たれてもすぐ押し込み、主導権を維持する。以降もアーセンが倒して上になり、パウンドを当て、立たれてもしがみついて倒す展開を繰り返す。アーセンは余計な力を使わず、無理もせず、淡々とコントロールしている印象だ。記者採点はダメージ0-0、アグレッシブネス30-0、ジェネラルシップ20-0の合計50-0でアーセン。ジャッジ3者もアーセンを支持し、アーセンが伊藤を返り討ちにすると共に、GP優勝に向けて望みをつないだ。
RIZIN 9.28 名古屋IGアリーナ(レポ/前半):ヘビー級GP決勝サモチュク×ソルダトキン、サバテロ×佐藤将光、梅野源治×芦澤竜誠ほか随時速報&見所紹介













