RISE 8.2 大田区総合体育館(レポ):志朗、玖村将史から計3度ダウン奪い判定勝ちしリベンジ「あと一人、K-1王者の金子選手と」。チャド・コリンズ、原口健飛にダウン奪われるも巻き返し判定勝ち。那須川龍心、スーパーフライ級初戦は1位の政所仁からダウン奪い判定勝ち

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ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO
2025年8月2日(土)東京・大田区総合体育館
レポート&写真:井原芳徳 中継:ABEMA
志朗、玖村将史から計3度ダウン奪い判定勝ちしリベンジ「次はK-1王者の金子選手と」
第12試合 メインイベント RISE世界バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
○志朗(BeWELLキックボクシングジム/王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -55kgトーナメント2020優勝)
×玖村将史(999/挑戦者、元Krushスーパーバンタム級(55kg)王者)※K-1ジム五反田チームキングスから所属変更
判定3-0 (和田49-44/長瀬50-44/豊永50-44)
※志朗が2度目の防衛
RISEの2025年の3回目のビッグイベントのメインでは、55kg戦線の国内トップ選手同士による大一番が組まれた。
志朗は32歳。23年のRISE世界-54kgトーナメント優勝者の田丸辰を相手に、昨年3月、RISE世界バンタム級王座の初防衛戦を行ったが、1R終盤の偶発的なバッティングにより無効試合で終わる。9月の横浜大会での仕切り直し戦ではジャッジ3者とも50-49とつける接戦ながら、志朗が判定勝ちし王座初防衛した。その後、右拳に穴が開くいわゆるボクサーズナックルの手術をし、3月の両国大会でユン・ドクジェに判定勝ちすると「RISEでもK-1でも55kgが盛り上がっているんで、次あたり日本人対決で最強を決めたいです」とアピールしていた。
玖村は26歳。18年1月からK-1 GROUPに参戦し、19年2月に軍司泰斗に判定勝ちし第6代Krushスーパー・バンタム級王者となる。22年2月、第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメントでは決勝で金子晃大に判定負け。同年6月のTHE MATCH 2022 東京ドーム大会では志朗と対戦し、玖村が2R終了間際に右フックでダウンを奪い判定勝ち。23年3月にはRISEの鈴木真彦に判定勝ちし、対RISE勢相手に2連勝した。同年9月、金子の持つ王座に挑戦するも延長判定負け。その後、国際戦で2連勝。昨年9月29日のK-1 -55kg世界トーナメント準決勝では大久保琉唯に判定負けした。
玖村は4月いっぱいでK-1との契約が終了しフリーになり、志朗は玖村にXの引用リポストで「負けたままでは終われないので3年振りに、RISEで待ってます」とで呼びかけ、玖村は「志朗選手、対戦表明ありがとう。でも俺が勝負がついた相手とやる意味はあるのか?」と難色を示したが、志朗は「玖村選手、それならRISEの許可も何も取っていませんが、僕が持っているRISEの世界タイトルをかけてやりましょう」と提案し、5月28日の記者会見で、志朗のRISE世界王座を懸けての玖村との再戦が発表された。志朗は公開練習でボクシング世界王者・矢吹正道との練習で手応えを得たと明かし「打ち合いの中で自分が一方的に打つ」とコメント。玖村は公開練習で、K-1を離れる前から今回のような5R制の戦いを想定したトレーニングを積んでいたことを明かしていた。
試合は志朗がボクシングトレーニングの成果を発揮する内容に。1R、お互い蹴り主体の攻防で、玖村は右カーフ、ローを当てるが、すぐに志朗も左インロー等の蹴りを返して、五分の状態で進める。すると中盤過ぎ、突如、志朗がワンツーでの右ストレートをクリーンヒットしダウンを奪う。玖村はじっくり待って10カウントギリギリで立ち、少しだけフラつくが、小川レフェリーは続行する。志朗は一気に攻めてもいい場面だが、パンチを当てても前に出すぎず、慎重なままラウンド最後まで終える。10-8で志朗が取る。
2R、お互い慎重な攻防で、玖村も右ロー、ミドル等の攻撃を返して持ち直すが、残り20秒、志朗が踏み込んでのワンツーで右ストレートをアゴに当て、またもダウンを奪う。10-8で志朗が取る。
3R、志朗は序盤、ワンツーで右ストレートを当て累計3度目のダウンを奪う。玖村は座ったまま笑顔を見せ、大きなダメージは無い様子だが、ダウンが続いて、倒れやすくなっているようだ。その後も志朗は深追いせず、慎重な試合運びを貫く。玖村は右ミドル、カーフを当て続け、右のカーフでスリップさせる場面はあるが、その先には持ち込めない。10-8で志朗が取る。
4R、玖村は右ロー、ミドルを頻繁に当て、攻撃数ではようやく上回るように。志朗も慎重で、パンチを出すがこれまでのようにダウンは奪えない。最後、志朗が組み付くと玖村が崩しを狙うが、ムエタイ経験の豊富な志朗が上になって倒れる。小川レフェリーは崩しを出した玖村に注意する。志朗は頭を痛めたようなジェスチャーをし、少し休んで、その後終了のゴングが鳴り、玖村の追撃を封じる。記者採点はイーブン。ジャッジ3者もイーブンとしたようだ。
5R、玖村は変わらず右ロー、ミドルを随所で当てる。志朗の体の左半分は真っ赤になっているが、変わらず出入りのステップをして、完全には的を絞らせず、守備重視でなかなか玖村に攻め込む隙を与えない。終盤、玖村はローから左フックに繋げる場面もあるが、最後は志朗も右ミドルを連打し、反撃を封じて終える。記者採点は玖村。ジャッジ1者は志朗につけたか。記者採点合計49-44で志朗。ジャッジ3者も志朗を支持し、志朗が判定勝ちし、リベンジと王座防衛を果たした。
ベルトを巻きマイクを持った志朗は「試合を組んでくれたRISE関係者、玖村選手、ありがとうございます。3年間、ファンの方、応援してくださる方、お待たせしてすみませんでした。これでRISEは自分が最強だと証明できたと思います。あともう一人、K-1のチャンピオンの金子選手とみんな見たいと思うので、ぜひ、K-1対RISE、世界チャンピオン対決、やりましょう」とアピールした。
RISEの伊藤隆代表は大会後の総括で、志朗×金子の可能性について「ファンの機が熟せばあるんじゃないですかね。金子選手もスケジュールがあるし、志朗もやらなきゃいけない順番待ちの選手(=大﨑孔稀)が一人いるので、お互いスケジュールの良き時があり、盛り上がるんであればあると思います」とコメントしている。
チャド・コリンズ、原口健飛にダウン奪われるも巻き返し判定勝ち
第11試合 セミファイナル RISE世界スーパーライト級(65kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
○チャド・コリンズ[Chadd Collins](オーストラリア/ストライクフォース/王者、WMC・WMO・WBCムエタイ世界同級王者)
×原口健飛[けんと](FASCINATE FIGHT TEAM/挑戦者、ISKA K-1ルール世界ライトウェルター級(65kg)王者、元RISEライト級(63kg)王者)
判定2-1 (豊永48-49/小川48-47/和田48-47)
※コリンズが初防衛
コリンズは30歳。過去に不可思、海人、中野椋太、直樹、笠原弘希に勝利し、23年12月のRISEではペットパノムルンに判定勝ちし第2代RISE世界スーパーライト級王者となる。だが昨年3月のRISEではミゲール・トリンダーデにわずか95秒でKO負けを喫する。6月の地元オーストラリアでのルンキット戦、9月のRISEの麻火佑太郎戦は連続でKO勝ち。12月のRISE幕張大会でのRISE×GLORY 65kgトーナメント一回戦でエイブラハム・ヴィダレスに判定勝ちしたが、準決勝でトリンダーデに62秒でKOされた。以降試合はしていない状態だった。
原口は26歳。昨年7月にオランダでペットパノムルンの持つGLORYフェザー級王座に挑戦したが判定負けし、対ペットパノムルンは3連敗となる。12月のRISE幕張大会での65kgトーナメント一回戦でミゲール・トリンダーデに1R KO負け。トリンダーデは決勝でペットパノムルンに判定負けした。今年3月の両国大会で原口はトーナメントベスト4のイ・ソンヒョンから2R左ハイでダウンを奪い判定勝ちした。
コリンズと原口は20年4月12日、RISEの63kgトーナメントの1回戦で決まっていたが、この年からコロナ禍の影響で中止になっていた。両選手とも6月の横浜大会から開幕した65kgトーナメント・GLORY RISE Last Featherweight Standingのシード参戦が決まっており、11月2日の両国大会での初戦を控えている。
試合はコリンズが持ち前のタフさ、豊富なスタミナを活かす展開に。1R、コリンズが開始すぐから前に出て、原口はロープを背負うが、久々の試合のコリンズがまだ慎重な滑り出しだった状況で、原口が左三日月蹴りをヒットする。原口は左三日月蹴りと左膝蹴りのヒットをじわじわ増やすと、終盤、コリンズは後退するようになり、原口はロープ際に詰め、左ハイを首筋にクリーンヒットしてダウン奪う。その後も原口が攻め続ける。8-10で原口がポイントを取る。
だが2R、コリンズは持ち直すと、前に出て、1R序盤よりも積極的にパンチを振るい、主導権を奪う。コリンズはパンチや左ハイをヒット。原口もパンチを返し、膝も当てるが、下がり続けてしまい印象が悪い。記者採点はコリンズ。ジャッジは小川氏、和田氏がコリンズにつけるが、豊永氏はイーブンとする。
3R、コリンズは序盤に右ストレートをクリーンヒットして原口をのけぞらせると、その後は最後まで原口を詰め、顔面とボディへのパンチ、膝蹴り、ミドルを何発も当て原口を圧倒する。記者採点はコリンズ。ジャッジは小川氏、豊永氏がコリンズを支持するが、和田氏はイーブンとする。
4R、コリンズは前に出るものの、やや攻め疲れが見え、パンチや蹴りの手数は維持するが威力が落ちる。原口が中盤から中央側に回る時間が増えるが、原口もあまり有効打を返せないまま時間が進む。お互い消耗が激しい。記者採点はイーブンだがコリンズにつく可能性もある。
5R、お互い疲れが溜まり、なかなか有効打が出ず、接戦が続くが、中盤過ぎからコリンズが前に出て攻撃をして次第に原口を下がらせるようになる。コリンズは特にボディへの左膝蹴りを多用し、原口を削る。最後はコリンズが強打ではないものの、パンチをまとめ、好印象で終える。記者採点はコリンズ。合計48-47でコリンズ。ジャッジは1者が意外にも原口を支持したが、2者は順当にコリンズを支持し、コリンズが判定2-1で勝利し王座初防衛を果たした。
那須川龍心、スーパーフライ級初戦は1位の政所仁からダウン奪い判定勝ち
第10試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
×政所 仁(魁塾/1位、WBKF世界同級王者、元J-NETWORKフライ級王者)
○那須川龍心(TEAM TEPPEN/RISEフライ級(51.5kg)王者、ISKA K-1ルール 世界ストロー級(51.5kg)王者)
判定0-3 (豊永28-29/秋谷28-29/小川28-29)
政所は26歳、23年11月、大﨑一貴のスーパーフライ級王座挑戦権を争う4選手参加のトーナメントで花岡竜に1R KO勝ち、長谷川海翔に判定勝ちして優勝。昨年6月の大阪大会で王者の一貴に挑戦したが判定負け。その後、一貴は同級初代“世界”王座挑戦を見据えて無印の王座を返上。政所は12月の王座決定戦で花岡に判定負けしリベンジを許した。今年5月の名古屋大会ではフライ級1位・元王者の数島大陸に判定勝ち。2戦連続で下の階級から上げて来た選手を迎え撃つ。
龍心は19歳。那須川天心の弟で、昨年11月、数島大陸に1R左フックでKO勝ちしRISEフライ級王座を獲得。12月の幕張大会ではペットマイを2R膝蹴りでKO。昨年は5戦全勝、3連続KO勝ちと活躍し、RISEの年間表彰「RISE’s PRIZE(ライズ プライズ)」のMVP選手に選ばれた。6月21日の横浜BUNTAI大会のメインイベントで、ハマダ・アズマニに判定勝ちし、ISKA世界ストロー級(51.5kg)王座を獲得すると、RISE王座返上と階級アップを表明し、1位の政所との対戦に興味を示し、早速試合が組まれた。
1R、龍心は頭を下げるフェイントを絡めつつ、じりじり詰めると、お互いパンチが交錯する場面で、左フックをクリーンヒットしてダウンを奪う。その後も龍心は左の前手のフックやジャブを随所で当て、やや優位に進める。8-10で龍心が取る。
2R、序盤に政所がパンチで前に出てロープに詰め、横に押しながら左フックを当てて龍心を倒すと、場内がどよめく。北尻レフェリーはノーダウンと判断したのは妥当だろう。政所もパンチを返す頻度が上がり、飛び膝等でも襲い掛かるが、龍心も変わらず左の前手のフック等を返し、五分に近い状態を維持する。組んでの膝もお互い増える。記者採点はイーブン。
3R、龍心は右ストレートも当てるが、次第に政所が左フック、右ボディのヒットを増やし、じわじわ優位に。階級を上げたばかりの龍心は、パワー差がまだあるか?下がり気味で苦しそうだ。終盤の打ち合いでは龍心も当てるが、政所が左右のフックで度々龍心をフラつかせる。しかし政所はダウンを奪えず終わる。記者採点は政所。合計28-29で龍心。ジャッジ3者も龍心を同じポイントで支持し、龍心が判定勝ちした。
マイクを持った龍心は「キャリアの中でも一番キツい戦いで、一番キツい相手で、この1戦で2戦分の経験ができたと思います。政所選手ありがとうございます。階級を上げて1位の選手に勝ちました。チャンピオンの花岡(竜)選手、僕のことナメてるんで、ぼちぼち首狩りに行きます。フライ級のベルトを返上しますが、巻いたものしかわからない秘密のことがあるんで、フライ級の選手は死に物狂いでベルトを取りに来てください」とアピールした。
白鳥大珠、65kg世界トーナメント前哨戦で1R KO勝ち
第9試合 スーパーライト級(65kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
○白鳥大珠(TEAM TEPPEN/王者、元ライト級(63kg)王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝)
×アンディ・ターランド[Andy Turland](英国/トルネードジム/ISKAフリースタイル世界ウェルター級(67kg)王者)
1R 1’53” KO (左三日月蹴り)
白鳥は29歳。昨年3月のRISEでイ・ソンヒョンに判定負けしたが、6月の大阪大会でペトル・モラリに判定勝ち。9月のRISEではファーパヤップを1R KO。12月の幕張大会での65kg世界トーナメントでは優勝候補のペットパノムルンとの一回戦に臨んだが、バッティングとローブローのダメージも災いし、判定負けに終わっていた。今年3月の両国大会では麻火佑太郎に判定勝ちし、第5代RISEスーパーライト級王者となっている。RISEとGLORYは24選手参加の65kgトーナメント「GLORY RISE Last Featherweight Standing」を6月からスタートし、白鳥は一回戦を免除され、11月の2回戦からの出場を控えている。
対するターランドは28戦21勝(8KO)7敗の37歳で、身長は175cmと白鳥より5cm低い。
1R、序盤こそターランドが前に出て来たが、白鳥はサウスポーで構えつつ、左インローを当て、落ち着いて距離を取ると、左の三日月蹴りをヒット。これが効き目を発揮すると、白鳥はパンチも絡めてターランドをコーナーに詰め、左三日月蹴りでダウンを奪う。ターランドは立ったがダメージが大きく、白鳥が再び左三日月蹴りでダウンを奪ったところで、大澤レフェリーがストップした。
マイクを持った白鳥は「前回は倒し倒されでしたが、今日は強さ怖さを見せたいと思って、冷静に相手を見て倒しました。トーナメント、組み合わせ知っているんですけど、誰とやってもいい試合になると思います。次こそ優勝します」とアピールした。
65kg世界トーナメント一回戦、麻火佑太郎&YURAはKO勝ち。スアレックは判定負け
RISEとGLORYが共同で開催する24選手参加の65kg契約トーナメント「GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT STANDING TOURNAMENT」は今年6月から来年26年6月までの1年間、5大会に渡って開催される。6月の横浜BUNTAI大会、8月2日の大田大会で一回戦4試合ずつ計8試合を実施し、勝った8選手が、シードの8選手と、11月2日の両国国技館大会で二回戦を行う。来年2~3月のヨーロッパでのGLORYの大会で準々決勝4試合、来年6月のRISEのビッグイベントで準決勝と決勝を行う。準決勝まではRISE勢同士、GLORY勢同士の対戦構図となり、決勝ではRISE代表とGLORY代表が戦う。ジャッジの採点はGLORY同様にラウンドマスト制が採用される。
第8試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(65kg)STANDING TOURNAMENT 一回戦 3分3R(延長1R)
○デニス・ウォーシック[ウォシク/Denis Wosik](ドイツ/アムラーニ・プレイス/元WLF -63kg級世界王者)
×スアレック・TEPPEN GYM(タイ/TEAM TEPPEN/元M-1世界&REBELSーREDスーパーライト級王者、元M-1世界&KNOCK OUT-REDライト級王者、元ラジャダムナン認定フェザー級7位)
判定3-0 (大澤29-28/豊永30-27/北尻30-27)
ウォーシックは31歳。18年3月、K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント一回戦で郷州征宜に判定負け。19年4月、ファン・フェイダに勝利し中国の武林風(WLF)-63kg級の王者となり、20年1月に同じ選手相手に初防衛。22年8月のGLORYドイツ大会では、当時RISEライト級(63kg)王者だった直樹から2R右バックハンドブローでダウンを奪い判定勝ち。その後もGLORYに年2試合ペースで参戦し、昨年10月、ボボ・サッコに判定負けしたが、今年2月、マッサン・ショイナード[Matthan Choinard]に判定勝ちしている。当初、デニス・デミルカプとのトーナメント一回戦が組まれたが。デミルカプの負傷欠場により、ビザの申請が間に合わないことから、日本在住のスアレックに相手が変わった。
スアレックは39歳。タイのラジャダムナンスタジアムで活躍後、2010年から日本を主戦場とし、REBELS・KNOCK OUTではライト級とスーパーライト級で王者となる。23年3月、TEPPEN所属の渡部太基とのウェルター級戦で判定勝ちした試合を最後に引退していたが、今は大阪のTEPPEN GYMでトレーナーを務める。日本とタイの家族のために一稼ぎしようと、6月29日のRISEでのGACHI!!トーナメントでケースケ、木村“ケルベロス”颯太に判定勝ちして優勝し、賞金200万円を獲得した。
今回のGLORY×RISEのトーナメントは、準決勝まではRISE勢同士、GLORY勢同士の対戦構図となり、決勝でRISE代表とGLORY代表が対戦する。スアレックはRISEの選手だが、RISE側よりも過酷となりそうなGLORY側の山を登らないといけない。
試合はウォーシックがフィジカル差で圧倒する内容に。1R、ウォーシックが開始すぐから前に出て終始スアレックをロープに詰め、ボディ、顔面に度々パンチを当て、右カーフも絡め主導権を握る。スアレックはひるまず、パンチや左膝蹴りを返し続けるが、最後までウォーシックの勢いは落ちない。記者採点はウォーシック。
2R、ウォーシックが右カーフを当てていると、スアレックは少しバランスを崩すように。スアレックは組んで1回認められる膝を随所で当て、ウォーシックの勢いを削る。終盤、スアレックが前に出返す場面もあったが、最後はウォーシックがスアレックをロープに詰め、パンチをまとめて好印象で終える。記者採点はウォーシック。
3R、ウォーシックは前に出続け、ボディ主体でパンチを度々当て、右カーフも当て続けて主導権を維持する。スアレックは組む場面が多く、和田レフェリーから警告を受ける。スアレックは最後まで耐える展開のまま終わる。記者採点はウォーシック。合計30-27でウォーシック。ジャッジ1者は意外にも29-28とつけたが、3者ともウォーシックを支持し、ウォーシックが判定勝ちした。
第7試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(65kg)STANDING TOURNAMENT 一回戦 3分3R(延長1R)
○麻火佑太郎(PHOENIX/スーパーライト級(65kg)2位)
×エドゥアルド・カタリン[Eduardo Catalin](スペイン/Moi Rui & Susi Team)
3R 2’28” KO (左ハイキック)
麻火(あさひ)は25歳。テコンドーをベースとし、北井智大、マサ佐藤、KENTA、野村太一に勝利。昨年4月のONEではセクサンからダウンを奪って判定勝ち。7月のRISEではフランクちゃんを2R KOし、連勝を7に伸ばしたが、9月の横浜大会ではチャド・コリンズに1R KO負けした。12月のRISEとGLORYの合同の65kgトーナメントのリザーブファイトでGLORY同級5位のヤン・カッファを3R左飛び膝蹴りでKOした。今年3月のRISE両国大会でのスーパーライト級王座決定戦では白鳥大珠から2R右フックでダウンを奪ったが、5Rに逆転のダウンを喫し判定負けしている。
カタリンは21戦17勝3敗1分の27歳。身長175cm。
1R、麻火がサウスポー、カタリンがオーソドックスで構え、カタリンが随所で右のミドル、三日月蹴りをヒットする。麻火も終盤、左ミドルやバックスピンキックを返すようになるが、カタリンの勢いにやや押されている感がある。記者採点はカタリンだが割れる可能性はある。
2R、序盤こそカタリンが前に出てパンチラッシュで先手を取るが、麻火は左テンカオを連打して勢いを封じると、中盤過ぎからは麻火が左ミドルのヒットを増やし、最後は右バックハンドブローを当て、好印象で終える。記者採点は麻火だが割れても不思議ではない。
3R、カタリンが前に出続けるが、麻火は右回りで距離を取り、随所で左ミドルを当て、若干優位な状態をキープする。すると終盤、カタリンが圧を強めて前に出て右ストレートを当てるが、麻火はコーナー際まで下がりながらも左ハイキックをカタリンの首筋にクリーンヒットする。麻火も尻もちをついたが、カタリンは前のめりでマットに倒れてダウンすると、立ちあがったもののフラつき、長瀬レフェリーがストップし、麻火のKO勝ちとなった。
マイクを持った麻火は「3月にタイトルマッチ負けてしまって、苦しい時間が長かったです。優勝して引っ繰り返したいです。カタリン選手、遠いところから来てくださりありがとうございます。気持ちが強いからこそ、熱い試合ができました。またRISEに来てください」と話した。
第6試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(65kg)STANDING TOURNAMENT 一回戦 3分3R(延長1R)
○アシュラフ・アーシラ[Achraf Aasila](イタリア/ハマークルー69/エンパイアファイトジム)
×ルーニス・セイング[Lounis Saing](アルジェリア/ナイトジム・ブリュッセル/元ISKA K-1ルール インターコンチネンタル王者)
判定3-0 (和田29-27/長瀬30-26/大沢30-26)
1Rからアーシラが積極的に攻め続け、2R、右のバックスピンキックをレバーにクリーンヒットしてダウンを奪う。その後もパンチ主体で攻め続ける。3R、セイングもパンチを返すが、アーシラが反撃を封じ判定勝ちした。
第5試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(65kg)STANDING TOURNAMENT 一回戦 3分3R(延長1R)
○YURA(ダイアタイガージム/RISEスーパーライト級(65kg)5位、BreakingDownフェザー級(66kg)王者)
×コン・デシャン[Kong Dexiang](中国/象王格闘俱乐部/2019年功夫王中王32人トーナメント王者)
1R 1’33” KO (右フック)
YURAは21歳。23年12月、ねぎ魔神、昨年3月、KENTAに判定勝ち。10月のFIGHT CLUBでのOFGマッチでは木村“ケルベロス”颯太を3R左フックでKOした。BreakingDownにも並行参戦しタイトルを獲得。大晦日のRIZINの雷神番外地では元K-1ライト級(62.5kg)王者の朝久泰央に判定負けし、キック15戦目で初黒星を喫した。今年3月のRISE両国大会でのOFGマッチでは山口裕人を1R KOした。
対するコンは45戦35勝10敗の22歳で身長180cm。昨年からRISEに参戦している中国のエン・ペンジェーと同じマネジメントからの派遣だという。
1R、YURAがスピードのある左ジャブを突いて前に出る。コンも左ジャブを振りつつ右ストレートやローを当て、決して技術が低くないという印象を示していたが、YURAは左ジャブからのワンツーで右ストレートをクリーンヒットし、ダウンを奪う。コンは既にダメージが大きいようで、YURAが右フックを立て続けに当てて2ダウン目を奪う。立ったコンはフラつき、北尻レフェリーがストップした。YURAは「KOできてうれしいです。ここから優勝まで勝ち上がります」とアピールした。
第4試合後にはリング上に、RISEの夏の6大会「RISE SUMMER FIGHT SERIES 2025」のアンバサダーを務める元プロレスラーの蝶野正洋さんが登場し、出場選手たちを激励し、ファンに熱い声援を呼びかけた。挨拶の後はサイン会も行われた。
第4試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○良星[らすた](KSR GYM/5位、元Bigbangスーパーバンタム級王者)
×オートー・ノーナクシン(タイ/ノーナクシンジム/10位、元ラジャダムナン認定バンタム級6位)
1R 2’32” KO (左ストレート)
※オートーが前日公式計量250gオーバー。2時間後の追加計量でも150gオーバー。オートーは減点2、ファイトマネーの30%没収、グローブハンデあり、勝利または引き分けの場合はノーコンテスト。当日大会開始3時間前の10時30分に当日計量を実施し、契約体重のプラス5%以内(今回は57.75kg)のリミットをクリア
1R、良星が前に出続けて積極的にパンチを出して攻める。終盤、良星は一旦バックステップし、オートーを誘うと、右後ろ上段廻し蹴りをオートーのボディに軽く当ててオートーを後退させた後、すぐさま前に出て左ストレートをクリーンヒット。オートーは不意を打たれてダウンすると立ち上がれず、良星がKO勝ちした。
第3試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
×SEIDO(LARA TOKYO/10位)
○乱太郎(猛者連愛媛支部OGRE/ACCEL・AJKN・大和ライト級王者)
判定0-3 (豊永29-30/北尻28-30/小川27-30)
OFGマッチで大﨑一貴&花岡竜がKO勝ち
第2試合 オープンフィンガーグローブマッチ 54kg契約 3分3R
○花岡 竜(橋本道場/RISEスーパーフライ級(53kg)王者、元KNOCK OUT-BLACK同級王者、元INNOVATIONフライ級王者)
×塚本望夢(team Bonds/RISEフライ級(51.5kg)3位、元DEEP☆KICK -51kg王者)
2R 2’53” KO (左フック)
花岡は21歳。KNOCK OUT等で活躍後、22年6月からRISEを主戦場とし、昨年は3月、K-1との対抗戦で池田幸司に判定勝ち。6月に長谷川海翔に判定勝ちすると、12月の後楽園大会では大﨑一貴が返上したスーパーフライ級王座を懸け、過去1勝1敗の政所仁と対戦し判定勝ちし、第3代王者となった。6月21日の横浜BUNTAI大会ではモハメド・ミカイリ・ガザリ(マレーシア)との54kg契約の試合で判定勝ちし、スーパーフライ級の世界王者になった一貴をリングに呼び寄せ、王座戦を要求していた。
今回、花岡には3年ぶりとなるOFGマッチが用意された。花岡は22年3月のINNOVATION岡山ジム主催興行のOFGムエタイトーナメントでOFGマッチの経験があり、HIROYUKIと平松侑に勝って優勝している。
RISEの伊藤隆代表は「花岡が完成されたチャンピオンで、新たな違う角度で試合をしてもらったらどうなるのかが見たかった」とOFGマッチを組んだ狙いを説明し、花岡の今後について「スーパーフライ級王座を防衛したら、来年、世界王者の大崎一貴に挑戦させたい」とコメントしている。
塚本は19歳。昨年6月の大阪大会で那須川龍心に判定2-1で惜敗し、フライ級王座挑戦への道のりが途絶えたが、昨年9月の横浜BUNTAI大会では弾丸風太を1R KOし、10月のFIGHT CLUB.2でのOFGマッチでは55kg契約で伊東龍也に判定勝ちし2連勝中だ。今回引き続きOFGマッチが組まれ、1階級上の王者との試合のチャンスが巡って来た。
1R、花岡が前に出て塚本が回る時間が長く、両者オーソドックス主体でスイッチも織り交ぜつつ、互いにOFGでのパンチが交錯する。花岡が左ボディを序盤に強打するが、中盤からの打ち合いで塚本も左フックをお返し。塚本の連打を花岡がスウェーし場内を沸かせる場面も。両者のスピーディな攻防に場内が沸く。記者採点はイーブン。
2R、序盤、塚本の指が花岡の左目に入り一時中断し、和田レフェリーは塚本に口頭注意を出す。花岡が前に出る構図が続くが、打ち合いで塚本の左フック、離れれば左ジャブが時折当たり、若干だが塚本が優位に見える形で試合を運ぶ。だが終盤、花岡は執拗に前に出続けると、残り20秒、ロープ際に詰めてパンチを連続で放ち、打ち合いで被弾しつつも自身の左フックをアゴに2連続でクリーンヒットしてダウンを奪う。塚本は立ったがフラついたため、和田レフェリーがストップし、花岡のTKO勝ちとなった。
マイクを持った花岡は「強いよ花岡選手。結構パンチもらっちゃって。OFG面白いでしょ。大﨑とOFGでどうですか」とRISEの伊藤隆代表を見ながらアピールする。本部席の伊藤代表は「しつこいね」と苦笑しつつも「前向きに検討します」と回答した。
第1試合 オープンフィンガーグローブマッチ 53.5kg契約 3分3R
○大﨑一貴(OISHI GYM/RISE世界スーパーフライ級(53kg)、元RISEスーパーフライ級王者、ISKAオリエンタルルール世界フライ級(53.5kg)王者、元WMC&ルンピニー日本フライ級王者)
×ラニャゲーオ・トーシラポン[Lanyakaew Tor Silapon](タイ/ジャッキージム)
3R 2’46” TKO (レフェリーストップ:ボディへのパンチ連打)
大﨑兄弟の兄・一貴は28歳。昨年6月の大阪大会で政所仁に判定勝ちし、RISEスーパーフライ級王座2度目の防衛に成功し、10月に返上。12月の幕張メッセ大会でアルベルト・カンポスに判定勝ち。今年3月の両国大会でアレスター・タグレを48秒でKO。5月の名古屋大会でコーリー・ニコルソンに5R KO勝ちし初代RISE世界スーパーフライ級王者となる。現在6連勝中だ。その後、一貴は世界の付かないRISEスーパーフライ級王者・花岡竜から挑戦要求を受けた。今大会では今後戦う可能性もある一貴と花岡がOFGマッチで競演する形となる。
対するラニャゲーオは24歳。6月6日のONE Friday Fights 111でアンドレイ・メゼンツェフとOFGムエタイルールで対戦し判定1-2で惜敗している。
1R、ラニャゲーオが積極的にパンチと蹴りを出すが、一貴は防御すると、中盤から左ボディフックを効かせ、コーナーに詰めパンチの連打で追い詰める。終盤、一貴はパンチをまとめてからの左膝蹴りをボディにクリーンヒットしダウンを奪う。一貴が10-8でポイントを取る
2R、一貴が右カーフを絡めつつ、前に出続け、パンチをボディと顔面に当て、膝も絡め圧倒する。だがラニャゲーオもある程度パターンを読み、歯を食いしばって耐え続ける。記者採点は一貴。
3R、ラニャゲーオのクリンチが増え、大澤レフェリーは警告を出す。一貴は中盤過ぎから手数を上げ、ロープに詰めて顔面とボディへパンチを連打し、ラニャゲーオがうずくまって防戦一方になったところでレフェリーがスタンディングダウンを宣告する。最後も同じパターンで一貴がパンチをまとめたところで、レフェリーがストップした。
オープニングファイト3 女子51kg契約 3分3R
△登島優音[ゆん](NEXT LEVEL渋谷/RISE QUEENミニフライ級3位)
△Hotaru(Continue/KPKB女子バンタム級王者)
判定1-1 (29-30/30-28/29-29)
オープニングファイト2 ライト級(63kg) 3分3R
○山﨑一央(TEAM TEPPEN)
×新井雄大(TARGET)
3R 1’40” KO (左三日月蹴り)
オープニングファイト1 バンタム級 3分3R
○井上蓮治(RAUSU GYM)
×仙波昌希(FLAT UP)
3R 2’52” KO (3ダウン:パンチと膝蹴りの連打)























































