RISE志朗、玖村将史にリベンジ後談話「2Rから足の一本やアバラの一本ぐらい捨ててもいい覚悟でした」「あともう2つぐらい右を用意していた」「3年前の負けが変えてくれた」「K-1やONEと対抗戦をやれば軽量級が盛り上がる」
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「RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO」8月2日 東京・大田区総合体育館大会のメインイベントで玖村将史に判定勝ちし、RISE世界バンタム級(55kg)王座の2度目の防衛に成功した志朗が、試合後のインタビューで試合内容、勝利の秘訣、今後について語った。
志朗と玖村は22年6月のTHE MATCH 2022 東京ドーム大会で対戦し、玖村が2R終了間際に右フックでダウンを奪い判定勝ちしていた。その後、志朗はRISEバンタム級のナンバーワン選手になり、玖村は同じ55kgリミットのK-1スーパー・バンタム級のトップ戦線で活躍する。玖村は4月いっぱいでK-1との契約が終わり、志朗からの対戦要求に答えRISEに初参戦し、志朗のタイトルに挑むことになる。試合は1R、2R、3Rに各1回、志朗が右ストレートでダウンを奪い、4R・5Rの巻き返しを封じ判定勝ちし、リベンジに成功した。
試合後のマイクでは志朗は「これでRISEで自分が最強だと証明できたと思います。あと一人、K-1チャンピオンの金子(晃大)選手とみんな見たいと思います。K-1対RISE、世界チャンピオン対決、やりましょう」とアピールしていた。
―― 試合の感想を。
志朗 やっと3年前の呪いから解放されたのが最初の声です。3年間、リベンジして欲しいと色んな人から言われて、(試合決定後も)道を歩いていても名古屋にスパーに行ったときも「勝ってください」と声をかけられて、言霊じゃないですけど、一人一人の声がパワーになって、試合前から今回絶対行けるぞって思いがあって、それが出たと思います。
―― 3年ぶりに玖村と戦ってみた感想を。
志朗 執念は凄いなと思いましたね。ここまで(他の技を)捨てて来るんだなって。カーフと三日月でしつこく来て。自分は2Rから足の一本やあばらの一本ぐらい捨ててもいい覚悟でした。気持ちの勝負だったと思います。
――3度ダウンを取った右のパンチについて。
志朗 ニックさん(=永末貴之氏)とかとずっと練習していたパターンです。
―― ダウンを奪った後に追撃はできなかった?
志朗 ハイキックとか合わせようと思ったんですけど(玖村は)ガードしていて、足も踏ん張れていたので、ダウンからの回復力は早いなってのはありました
―― 2度目と3度目のダウンは同じような形?
志朗 パターンではそうですけど、立ち位置とかは2~3か月間、ニックさんとかと徹底的にやりました。ニックさんとは10年ぐらいやっていて、3年前に負けた時は自分のこと以上に悔しがってくれて、3年かけて、近い距離でも何でも対応できるようにやっていて、今回のストレートとかも距離感の外し方とかをやっていたのが出たと思います。
―― あの負けがあったから成長できた?
志朗 負けてから苦手な練習とかもやって、打合いでもらわない練習をやって、それが出せたと思います。あの負けが無かったら普通にムエタイのリズムで流しながら戦っていたと思いますけど、今回、5Rでも前に行かなきゃという姿勢は出せたので、3年前の負けが変えてくれたと思います。
―― 3年間の成長は自分のほうが勝っていた?
志朗 自分たちはジャッジに判定をゆだねている時点でそれを受け入れるしかないじゃないですか。全てのジャッジがポイントを取ってくれるような戦い方を3年前からずっと練習してきて、それが今回つながったんじゃないかなと思いますね。
―― 玖村選手は志朗選手がRISEルールらしい戦い方をしてこなかったと話していました。
志朗 (K-1と違って)ワンキャッチがあるからと言って崩したり首相撲で勝っても誰が喜ぶんだって話ですよね。そんなの誰も見たくないわけじゃないですか。RISEが組んでくれて、自分も待ち望んでいて、中途半端な勝ちとか、1ポイント差とか、2-1とか絶対嫌だったんで、今回絶対ダウン取らなきゃダメだと心の中で決めていました。RISEルールにこだわるつもりはなかったです。
―― 3度ダウンを取って、どこかで試合が止まるのではと思った?
志朗 レフェリー早く止めてよと心の中で思っていましたよ(笑)。早く終わるのに越したことはないんで。(玖村は)立ち上がるのは遅かったけど、カウントちゃんと数えて、レフェリーと目が合って、目が死んでないんで、決める(=KOする)のは難しいと思いました。ダウンから追撃できなかったのは、玖村選手の強さで、これからの僕の課題だと思いました。
―― ダウンした後も強い攻撃を出していたので気を付けようと思った?
志朗 そうですね。近い距離から見えにくい飛び膝が来たので、もらうリスクがあったので、攻めづらい印象は何回かありました。
―― ダウンを奪ったパンチは玖村から見たら死角から入った?
志朗 たぶん向き合った本人しかわからないと思うんですけど、前手でスペースを作ったりとか、足の立ち位置で変わる距離感とか、緻密に作り上げました。ボクシングのチャンピオンの矢吹(正道)選手とかとやっていた結果だと思います。ジャブをあえて打たなかったり、強く打ったり、自分がコントロールしながらというのを意識し、右がハマったと思います。あともう2つぐらい右を用意していて、ガードの種類がいつもと違ったので出せなかったんですけど、今回のアレは真正面から狙っていたので、ハマったなと思います。
―― 金子戦はいつごろやりたい?
志朗 それは関係者の方に(苦笑)。K-1とかONEとかと対抗戦をやれば盛り上がると思いますし、どうやって軽量級が盛り上がるかってのは常に(頭に)ありますね。65kgが盛り上がっているんで。55なら金子選手とか、ONEの選手とか、対世界を切り開くしかないと思いますね。
―― RISEの伊藤隆代表は「順番待ちの選手(=大﨑孔稀)が一人いる」と話していました。
志朗 いつでもウェルカムです。逃げもしないんで。RISEならいつでも戦えるんで、いつでもいいです。
―― 自身の危険さを(孔稀に)見せつけられた?
志朗 強いですからね、彼も。(今回と)戦い方も変わりますね。実力みんな紙一重だと思っています。でもその中でも自分は上だと思っているので、煽って来てるのはわかりますけど、そんなに甘くねえぞっていう覚悟はあります。






