RISE 6.30 後楽園ホール(レポ):志朗、ISKAアルゼンチン王者に圧勝「9.8横浜で田丸辰選手と再戦したい」。花岡竜、18歳の新鋭・長谷川海翔に完勝。梅井泰成が2年ぶり勝利。松本天志が1R KO勝ち
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RISE 179
2024年6月30日(日)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
志朗、ISKAアルゼンチン王者に圧勝「9.8横浜で田丸辰選手と再戦したい」
第11試合 メインイベント バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISE世界バンタム級(55kg)王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -55kgトーナメント2020優勝)
×クリスティアン・マンゾ[Christian Manzo](アルゼンチン/デモニス・チーム・アルゼンチーナ/ISKAアルゼンチン・フェザー級(57kg)王者)
判定3-0 (北尻30-28/和田30-28/長瀬30-27)
志朗は昨年7月の-54kgトーナメント一回戦ではルペン・セオアネに判定勝ちしたが、8月の準決勝でクマンドーイに判定負け。12月の両国大会ではクマンドーイと同門のブンロンに1R KO勝ちした。今年3月のRISE ELDORADOのメインイベントでは、-54kgトーナメント優勝者の田丸辰を相手に、RISE世界王座の初防衛戦を行ったが、1R終盤の偶発的なバッティングにより志朗が負傷し、2R開始早々にドクターストップがかかり、無効試合で終わっていた。今回は4年ぶりの後楽園ホールでの試合となる。なお、6月15日の大阪大会では田丸がジョン・ヒョヌに35秒でKO勝ちすると「志朗選手ともう一回、白黒つけたいんで、9月(8日の横浜BUNTAI大会)のメインでやりましょう。6月30日、志朗選手、絶対勝って、最高の試合しましょう」と志朗に呼び掛けていた。
対するマンゾは21戦15勝(10KO)5敗1分の23歳、身長170cm。ISKAアルゼンチン王者でISKAからの推薦で初来日した。
試合は判定まで行ったものの、志朗が王者の強さを存分に見せつける内容に。1R、マンゾは左ジャブを突きつつ、右ミドル、ストレート、左フック等を積極的に放つ。だが志朗はブロックやスウェーで対処すると、自分の右ローをコツコツとヒットし続ける。終盤、志朗は左ボディ、左右のストレートを当てつつ、左前蹴りでも吹き飛ばし、差を示して終える。記者採点は志朗。
2R、志朗は圧力を強め、パンチやローの手数も上げる。マンゾは鼻血を出すが、志朗のハイはブロックし、自分の右ミドル、左右のローを随所で強打し、手強さを印象付ける。記者採点は志朗だがイーブンもありうる。
3R、志朗の右ローをもらった影響か?マンゾはスイッチを繰り返すように。志朗はローを絡めつつ、左右のハイを度々当て、右ストレート、ボディも絡め圧倒するが、マンゾは最後まで倒れず終了する。記者採点は志朗。合計30-27で志朗。ジャッジ3者も2~3点差で志朗を支持し、志朗が判定勝ちした。
マイクを持った志朗は「相手は20時間かけて来ただけあって頑丈でした。KOして言いたかったんですけど、9月8日、横浜BUNTAIで田丸選手と再戦したいです。次は横浜で会いましょう」とアピールした。
すると中継席で解説を務めていた田丸がリングインし「志朗選手、世界王者らしい圧勝でした」と称えると「3月の続きがしたいです。志朗選手ぶっ倒すんで、9月、会場に来てください」と対戦を承諾した。RISEの伊藤隆代表も大会後の総括で「志朗はダメージ無いし、辰も大丈夫なので、最終調整して会見で発表したいです」と、9.8横浜大会での再戦にゴーサインを出している。
バックステージでのインタビューで志朗は「頑丈でした」「ハイキックとかもカウンターで入れば、全力で来てくれれば効くんですけど、半分ぐらいのスピードでしか来てくれないので、2・3割ぐらいしか入っていない感じでした」と試合を振り返った。
田丸との再戦については「今回の課題を修正すれば9月防衛できると思います」「ダメージは無いのですぐに練習を再開したいです」と話した。
志朗は6月23日で31歳になったばかり。31歳の目標を聞かれると「全勝ですね。RISEって強い選手をどんどん呼んでくるので10何連勝する選手が少ないですけど、そこを目標にしたいですし、RISEの関係者が想像しているより上の選手になりたいなってのが今年の目標です」と話した。
花岡竜、18歳の新鋭・長谷川海翔に完勝
第10試合 セミファイナル スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
×長谷川海翔(誠剛館/3位、元DEEP☆KICK -53kg王者)
○花岡 竜(橋本道場/5位、元KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王者、元INNOVATIONフライ級王者)
判定0-3 (北尻29-28/秋谷29-28/長瀬30-28)
長谷川は14戦12勝(11KO)1敗1無効試合の18歳。大阪でのDEEP☆KICKで王者となると、22年10月からRISEに参戦し、黒田直也、翼をKO。昨年11月のRISE NEW WARRIORS スーパーフライ級トーナメントでは準決勝でHIROYUKIをに飛び膝蹴りでKOし、インパクトを残したが、決勝では政所仁に3Rにダウンを奪われ判定負けし、プロ初黒星を喫した。2月にサンチャイを飛び膝蹴りでKOすると、3月のRISE ELDORADOでの花岡竜とKrush王者・池田幸司の一戦の勝者との対戦を希望していた。長谷川は6月の地元大阪大会を希望していたが、後楽園で試合が組まれた。
花岡は26戦22勝(8KO)3敗1分の20歳。22年後半からRISEを主戦場とし、2戦目で政所仁に3R TKO勝ち。その後、10月の翼戦では負傷判定負けを喫し、昨年前半のNO KICK NO LIFEバンタム級トーナメントではサンチャイ、山田航暉、HIROYUKIを下して優勝した。8月のRISEでニコラス・リヴァースに判定勝ちしたが、11月のNEW WARRIORSトーナメント一回戦で政所に1R KO負けしリベンジを許した。3月のRISE ELDORADOでは池田からダウンを奪い判定勝ちしている。
試合は経験と実績で勝る花岡が技術差を見せつける内容に。1R、サウスポーで長身の長谷川が、伸びのある左ストレートを随所で当て、花岡も右ミドル、ハイ、左右のパンチを返す。中盤から花岡はスイッチを織り交ぜ、左ロー、ミドルを当てる。長谷川は花岡がサウスポーになると少し攻めにくそうになる。記者採点はイーブン。ジャッジ2者は左ストレートの強打で会場を沸かせた長谷川につける。
すると2R、花岡はサウスポー主体にし、左ロー、カーフを随所で当てていると、中盤過ぎから長谷川は下がったりスリップするように。花岡は顔面への強打はまだ乏しいが、終盤はミドルやローの蹴り数でしっかり差を印象付ける。記者採点は花岡。
3R、変わらず花岡はサウスポー主体で左ローを当てつつ、左右のハイ、飛び膝蹴りも当て、長谷川を圧倒する。長谷川も必死に前に出てパンチを振るうが空を切り続け、流れは変わらず。最後は鼻血を出し、花岡の蹴りを浴び続け終える。記者採点は花岡。合計28-30で花岡。ジャッジ3者も花岡を支持し、花岡が判定勝ちした。
マイクを持った花岡は「判定マニアの花岡竜です。判定だけど面白かった人?」と観客に呼び掛け賛同を得ると「もちろんこれで(スーパーフライ級王者の)大﨑(一貴)選手に勝てるとは思っていないですけど、伊藤さんがどう思っているか。ずっとタイトルを取るために戦っているんで、今年中にベルトを取りたいです」とアピールした。
RISEの伊藤代表は大会後の総括で「判定でしたけど非常に見ごたえがありました。このレベルでタイトル戦じゃないのかって思うぐらい、RISEのスーパーフライ級の層が厚くレベルが高いと思いました。一貴は先日の(大阪大会の政所仁戦の)ダメージがあるので調整したいです」と話し、タイミングは未定ながらも花岡を一貴への次期挑戦者の最有力候補として認めるコメントをした。
バックステージでのインタビューで花岡は「作戦通り動けて、自分の中でも高得点の試合でした。予想通り1Rは危なくて、あそこで倒されていたら去年の11月と変わらない自分だったんですけど、あの反省を活かして、自分の動きに持っていけたので、成長を感じました。僕は1Rはエンジンがかからないので、致命打はもらわないようにという作戦でした。2耐えたら3は独壇場で行けると思っていました。2まではストレート飛び膝ハイキック、全部左を警戒して。あとは自分のサウスポーが思ったよりハマりました。作戦を立てていたよりよく動けたと思います」と試合を振り返った。
梅井泰成が2年ぶり勝利
第9試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
○梅井泰成(Mouton/3位、元王者)
×翔[かける](REVOLT/6位)
判定3-0 (大沢30-27/秋谷30-27/北尻30-27)
梅井は26歳。22年3月に平野凌我との王座決定戦で判定勝ちししたが、8月、門口佳佑に判定負けしRISEフェザー級王座から陥落。昨年2月の再起戦でも魁斗に判定負け。10月の試合も開始早々のウォームの蹴りがローブローとなり、ダメージは大きくドクターストップがかかりノーコンテストに。2月には安本晴翔に判定負けし、約2年勝利から遠ざかっている。
翔は17戦12勝(7KO)4敗1分の24歳。地元福岡でのRISE WESTを主戦場とし、1月の後楽園大会では山川賢誠を2R左ボディでKOし、4連勝、3連続KO勝ちと勢いに乗る。
この一戦もキャリアで勝る梅井が差を見せつける内容に。1R、ガードを固めて詰めて来る翔に対し、梅井はサウスポーで回って距離を取りつつ、自分の左ミドル、ハイ、ロー、ストレートを自在に当て続けて圧倒する。2Rも同様に梅井が左ミドル、ハイ、ロー、ストレートを当て続ける。3Rはやや手数が落ちたが、梅井が攻撃を当て続け、翔を追い詰め判定勝ちした。
梅井は「約2年間勝てなくて、ホンマに苦しい期間やったんですけど、チームメイトとかスポンサーの方とか応援してくれる方が寄り添ってくれて、乗り越えることができました。ありがとうございます。長くて、大好きな格闘技が嫌になったりとか、それでも、もう一回RISEのベルトを巻きたかったんで、新しい一歩を踏み出せたと思います。門口チャンピオンに挑戦できる位置まで駆け上がります」とアピールした。
バックステージでのインタビューで梅井は「瞑想のおかげで集中力がついてきていると思います。ポイント取ってるけど3Rも取りに行くって集中できました」と話しつつ「瞑想キャラになりたいとかではないんですけどね」と笑顔でコメント。打倒・門口に向けては「門口選手がフェザー級のベルトの価値を高めていると思います。フェザー級最強になりたいですけど、今日やっと新しい一歩を踏み出せたばっかりです。近道するつもりはないんで、遠回りになっても一つ一つ勝って行って、みんなが納得いく形で挑戦できたらなと思います」と話した。
松本天志が1R KO勝ち「9月、強い外国人用意して欲しい」
第8試合 フライ級 (51.5kg) 3分3R(延長1R)
○松本天志(TARGET SHIBUYA/2位、RISE NEW WARRIORS フライ級トーナメント2023優勝)
×寛人(GREED GYM)
1R 1’04” KO (左フック)
松本は11戦8勝(4KO)3敗の20歳。昨年2月のRISE NEW WARRIORSフライ級トーナメントでは空龍と塚本望夢を下し優勝。10月の第2代RISEフライ級王者決定戦では数島大陸に判定負けした。今年3月のRISE ELDORADOでも那須川龍心に判定負けし2連敗中だ。前回はTARGET SHIBUYAに移籍して間もない試合だった。6月4日の会見で松本は「上京しての生活にもだいぶ慣れて、新しい松本天志の動きを見せられたらと思います」と話していた。
寛人は福岡市博多区のGREED GYMに所属する17歳で7戦3勝(1KO)4敗。6月2日のRISE WEST福岡大会で入江直幸に3R右飛び膝蹴りでKO勝ちしたばかりで、岸佑樹の欠場により松本の相手として抜てきされた。
試合は大方の予想通り松本の圧勝に。1R、開始すぐから松本がサウスポーからの左ストレート、ボディを的確に当てて先手を取る。寛人も前に出て攻撃を返そうとするが、松本はかわすと、左ボディフックを連打してから、顔面への左フックをクリーンヒット。寛人がうつぶせでダウンすると、すぐさま和田レフェリーがストップした。
マイクを持った松本は「滅茶苦茶うれしいです」と笑顔で喜び「KO勝ちで怪我がないので9月、WORLD SERIESで強い外国人用意して欲しいです。伊藤代表お願いします」とアピールした。
第7試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
○小野幹晃[まさあき](IGGY HANDS GYM/4位)
×藤井重綺(Team +1/5位)
判定3-0 (豊永30-29/和田29-28/大沢29-28)
小野は4月に澤谷大樹に延長判定負けし2連敗中。1R、小野がサウスポー、藤井がオーソドックスで構え、小野が左膝、藤井が右ストレートを当てる場面もあるが、まだ均衡が崩れない。2R、小野が左膝、ミドル、藤井が右ミドル、インローを当てるが、均衡状態が続く。3Rはお互い前に出て距離が詰まり、クリンチも増えるが、小野の左ストレートが若干だが目立つ展開に。
全ラウンド僅差だがジャッジはポイントを分け、3者とも1点差で小野を支持し、小野の判定勝ちとなった。とはいえスーパーフェザー級王者の大雅を筆頭に、チャンヒョン・リー、常陸飛雄馬、澤谷の上位勢へのアピール要素の乏しい内容となってしまった。
第6試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
○奥平将太(KSR GYM/11位)
×原口アンドレイ(TEAM TEPPEN)
4R 判定3-0 (和田10-8/長瀬10-8/豊永10-8)
3R 判定1-0 (和田29-28/長瀬29-29/豊永29-29)
1R、お互い右ストレートを当てる場面もあるが、まだはっきりした差はつかない。2Rも右のパンチや膝の応酬が続くも、手数が伸びず均衡状態のままだ。3R、ようやく奥平が右ストレート、フックのヒットを増やして差をつけ、最後も左フックを当てて印象を作る。記者採点は3Rのみ奥平で合計30-29で奥平。ジャッジは意外にも各ラウンドのポイントを振り、1者のみ奥平を支持し2者はイーブンとなり延長へ。
延長Rに進んだが、やはり流れは完全に奥平で、右のパンチ主体で左のフックも当てて原口を圧倒し、最後に右フックでダウンを奪い、はっきり差をつけ判定勝ちした。
第5試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R
○安彦考真(Y.S.C.C.キックボクシングチーム)
×西田 祥(TARGET SHIBUYA)
2R 0’28” KO (右フック)
第4試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
○宮城寛克(赤雲會/9位、元TENKAICHIウェルター級&ミドル級王者)
×ペドロ・ゴメス[Pedro Gomes](ブラジル/サンタフェ・ブラタイチーム/Fight Dragon -70kg級王者)
3R 1’20” KO (右ストレート)
1R、ダニロ・ザノリニ推薦で参戦するゴメスが、パワフルな右フック、ローで先手を取る。中盤から宮城も単発ながら重みのある右フックを随所で返すように。
すると2R、宮城が右ロー、カーフをコツコツ当てていると、ゴメスは勢いが落ち、クリンチが増える。すると終了間際、宮城が右ストレートでダウンを奪い、形勢逆転に成功する。
3R、ゴメスはクリンチが多いとして、大沢レフェリーから減点1が宣告される。その直後、宮城が右ストレートをクリーンヒットしダウンを奪うと、ゴメスのダメージが大きく、レフェリーがストップした。
第3試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○松下武蔵(GOD SIDE GYM/9位)
×若原 聖[つばさ](TEAM TEPPEN)
2R 2’20” KO (3ダウン:右フック)
1R、打ち合いでお互いスピードのある右フックを当てるが、まだ均衡は崩れない。身長で勝る若原は右膝も絡める。中盤過ぎからは松下が距離を取りつつ、バックスピンや回転蹴りを絡め、有効打は少ないものの試合のリズムを自ら作るように。
すると2R、松下が右ストレートを当てると、右ローを空振りさせて誘ってから、出て来た若原に左ジャブを鼻に当ててダウンを奪う。若原は鼻血を出し、ダメージを負い、少し動揺している様子。松下はスピードのあるコンビネーションの中でボディ打ちや膝も絡めて着実に若原を追い詰めると、またも左ジャブストレートを当て、右フックもかぶせてダウンを奪う。若原はダメージが大きく、最後はオープンブローで押し倒し気味ではあるが、右フックで松下が若原を倒したところで、豊永レフェリーが3ダウン目を宣告し、松下のKO勝ちとなった。
マイクを持った松下は「9月、僕の地元の横浜でWORLD SERIESがあるんで、上のランカー、誰でもいいんで、僕とやりましょうよ」とアピールした。RISEの伊藤代表は大会後の総括で「武蔵は下位ランカーとの試合が続いたので上位ランカーとの試合を組みたい。横浜は彼の地元なので参戦してもらいたい」と回答している。
第2試合 女子ミニフライ級(49kg) 3分3R
×Melty輝(team AKATSUKI)
○ワン・チンロン(台湾/TKBA/PUNCH UP)
判定0-3 (豊永28-29/大沢28-30/秋谷27-30)
1Rから長身でボクシング経験のあるチンロンが、右回りで距離を取りつつ、右ストレートを随所で的確に当て、やや優位の状態で攻め続ける。Meltyもパンチを返す場面があるがヒットが続かない。3Rになっても同様でチンロンが的確にパンチを当てて反撃を封じ判定勝ちした。日本で4試合目で初白星をあげたチンロンは日本語で「ありがとうございました」と観客に叫んだ。
第1試合 ライト級(63kg) 3分3R
×新井雄大(TARGET)
○鳰 翼[にお つばさ](KSR GYM)
判定0-3 (大沢29-30/豊永29-30/北尻28-30)