RISE 8.2 大田区総合体育館:3年ぶりリベンジ戦 志郎「1点差で勝ったとか誰も望んでない。殴り合って勝つ」、K-1離脱後初戦 玖村将史「自分がRISEに来て新しい展開も生まれる」
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RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO(8月2日(土) 東京・大田区総合体育館)の第1弾対戦カード発表記者会見が5月28日、東京で行われた。志郎がRISE世界バンタム級(55kg)王座を懸けて玖村将史(元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)と対戦することになった。
RISE世界バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分5R(無制限延長R)
志朗(BeWELLキックボクシングジム/王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -55kgトーナメント2020優勝)※2度目の防衛戦
玖村将史(999/挑戦者、元Krushスーパーバンタム級(55kg)王者)※K-1ジム五反田チームキングスから所属変更
志朗は32歳(試合時)。23年のRISE世界-54kgトーナメント優勝者の田丸辰を相手に、昨年3月、RISE世界バンタム級王座の初防衛戦を行ったが、1R終盤の偶発的なバッティングにより無効試合で終わる。9月の横浜大会での仕切り直し戦ではジャッジ3者とも50-49とつける接戦ながら、志朗が判定勝ちし王座初防衛した。その後、右拳に穴が開くいわゆるボクサーズナックルの手術をし、3月の両国国技館大会でユン・ドクジェに判定勝ちすると「RISEでもK-1でも55kgが盛り上がっているんで、次あたり日本人対決で最強を決めたいです」とアピールしていた。
玖村は26歳。18年1月からK-1 GROUPに参戦し、19年2月に軍司泰斗に判定勝ちし第6代Krushスーパー・バンタム級王者となる。22年2月、第3代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメントでは決勝で金子晃大に判定負け。同年6月のTHE MATCH 2022 東京ドーム大会では志朗と対戦し、玖村が右フックでダウンを奪い判定勝ち。23年3月にはRISEの鈴木真彦に判定勝ちし、対RISE勢相手に2連勝した。同年9月、金子の持つ王座に挑戦するも延長判定負け。その後、国際戦で2連勝。昨年9月29日のK-1 -55kg世界トーナメント準決勝では大久保琉唯に判定負けした。
玖村は4月いっぱいでK-1との契約が終了しフリーになり、「今は一度K-1を離れ、自分の強さを追求し、今後は自分が求める戦場で試合をしていきたいと思います。玖村将史の第2章をご期待ください」と自身のXに記した。すると志郎は玖村にXの引用リポストで「負けたままでは終われないので3年振りに、RISEで待ってます」とで呼びかけ、玖村は「志朗選手、対戦表明ありがとう。でも俺が勝負がついた相手とやる意味はあるのか?」と難色を示したが、志朗は「玖村選手、それならRISEの許可も何も取っていませんが、僕が持っているRISEの世界タイトルをかけてやりましょう」と提案していた。
一方、RISE FireBall NAGOYA 5月11日 ポートメッセなごや大会では、RISEバンタム級(55kg)王者の大﨑孔稀が、元フェザー級(57.5kg)王者・門口佳佑を2RでKOすると、「倒されない門口選手を倒したんで やりたい人、あと一人しかいないです。志郎選手とリベンジマッチと55kgのタイトルマッチお願いします」と話し、22年10月に敗れている志郎の保持するRISE世界バンタム級王座への挑戦を希望した。
名古屋大会終了後の会見で、RISEの伊藤隆代表は「大﨑孔稀は非常に強いですよね。(志郎の王座挑戦の)候補の一人だと思います。もう一方、玖村選手ですが非常に興味があります。こちら動きたいと思っています。RISEの世界タイトルは今日の(大﨑一貴と世界スーパーフライ級(53kg)王座を争った)コーリー(・ニコルソン)にしてもそうですし、過去だったらペッチ(=ペットパノムルン)とか、RISEでの実績もありますけど、その他の実績も評価されて世界タイトルマッチになる形が多いので。玖村選手はTHE MATCHで(志郎に)1回勝ってる部分もあるので、そこも含めてちょっといろいろと検討したいと思います」とコメントした。
その後、交渉を進め、半月後の5月28日の会見で、両者のタイトルマッチを発表した伊藤代表は「いきなりタイトルマッチかよとか、いろんな声が聞こえると思います。ただ、今までRISEの世界タイトルは過去、ロッタン、ディーゼルレック、先日のコーリーと、実績を考慮して相手を選んでいます」と改めて説明。玖村に対しては「55kgは激戦区なので、次の挑戦者として控えている大崎孔稀、大森(隆之介)、またたくさんの53kgから上がってくる選手もいます。彼が関わることによっていろいろな地殻変動というか、面白いカードを組めると思います。もちろんこの試合の勝ち負けもあると思うんですけど、定期参戦していただきたいなと思っています」と期待を述べた
玖村将史「自分がRISEに来ることによって新しい展開も生まれる」
◆玖村
初参戦でタイトルマッチということで、色んな意見があると思うんですけど、そういったことも踏まえて、団体やファンの皆さんに認めてもらえるような試合をして勝ちたいと思っています。自分がRISEに来ることによって新しい展開とかも生まれてくると思うので、RISEの皆さんと一緒に格闘技界を盛り上げたらいいなと思っています。
(当初再戦に難色を示しつつも受けた理由)僕自身も再戦を受けてもらったことがありますが、その時は再戦できるところまで自分が持って行ったので、そういう意味のある試合をして勝って再戦までたどり着いたので、今回はそういうストーリーがないなと思って言った発言です。でも志郎選手が持っている世界タイトルを懸けてまでやりたいと言ってくれるなら、そこは迷わずOKしました。
(今後もRISEに参戦する?)そうですね。今、国内でレベルの高いRISEで継続的に参戦できたらうれしいですけど、でもとりあえず志郎選手とやることしか今は考えてないです。
(志朗の印象)トータル的に何でもできて変わらず上手いし、強いなという印象はあります。でも3年前より自分は成長しているので、そういったところの差を試合で見せれたらいいかなと思っています。
(K-1を離れた理由)僕はK-1では金子選手にやり返したいと思ってたんですけど、でも今やっても、その前やった時より盛り上がるカードじゃなく、僕自身だけが納得できる再戦だと思うんで。いつかはやり返したいですけど、だからこそちょっとK-1を抜けて、今までと違う形で世界最強を目指そうかな、と思って抜けました。
(新しい「999」という所属名について)今までと変わらず元にやっていたジムの秋元モッサトレーナーとチームでやっていくということで、999(スリーナイン)という名前を付けてやっています。
(志朗に勝った先はどうしたい?)具体的なあれはないですけど、今までできなかったような試合とか、ファンのみんなが盛り上がるような試合をしていけたらいいなと思っています。まずは8月、勝つことに向けて集中してやっています。
(RISEルールへの対応について)今回5Rやしワンキャッチ(ワンアタック)ありのルールなので、そこに向けて今は練習しているし、自分自身やったことないルールなんで、そこに関しても新たな挑戦かなと思ってワクワクしてます。
(首相撲は?)首相撲もやってもできます。肘まで出ちゃうかも分からないですけど、それは冗談です(笑)。
(RISEというイベントや試合とかの印象は?)前回3月のRISE(両国国技館大会)も見に行かせていただいたんですけど、みんな強くてレベルの高い試合で、RISEはガチだなって見てて感じました。
志朗「中途半端な1ポイント差で勝ったとか誰も望んでない。殴り合って勝つ」
◆志郎
RISEでリベンジマッチができると思ってなかったので、RISE関係者、そして玖村選手には感謝しかないです。3年前に負けてからいつリベンジできるんだろうと、最悪K-1に1試合契約でも行けるんだったらリベンジしたいなって思っていました。しかもRISEのベルトも掛かっているので、3年前のTHE MATCHと違って、自分が負けたら本当にRISEがナメられるという覚悟があります。今回しっかりリベンジするので、皆さんも期待してください。
(玖村の印象)速いスピードと、鈴木選手からダウンを取ってますし、その一発はあるな、というのを思います。3年前の負けから自分は全てできるようにというのがテーマだったので、そこは3年間かかってやっと全部できるようになったなというのがあるので、8月2日は見ていただきます。
(SNSで再戦を呼びかけ実現に至って、してやったりみたいな気持ち?)してやったはないですけど、本当に上品な煽り方だったので(場内笑)。自分は負けた立場で、K-1に行くしかない覚悟があったので、負けたら、RISEの55kgのチャンピオンを背負う資格はないので、タイトルでやるのが一番ベストだろうなと思って(投稿を)載せました
(玖村に勝った後は?)勝った場合、55kgもあと1人か2人しかいないですよね。RISEの中でも1人、最近炎上している人がいますし(=大﨑孔稀)、今回また文句言いそうですけど(場内笑)、そこはちょっと待てよって感じです。55、あと2人ぐらい戦わなきゃいけない人がいるので、順番を1人ずつ相手していこうかなと思っています。
(5R制や組んでからの1回攻撃がOKのルールに慣れていることは自信になるのでは?)まあそうですね。そこで勝つって選択肢もあるんですけど、前回ダウン取られてるんで。ダウン取らなきゃいけないですし、中途半端な1ポイント差で勝ったとか、2-0とか、そういうのは誰も望んでないと思うし、首相撲で勝とうという思いは一切ないので、しっかり殴り合って勝負をつけたいと思います。
(3年前のダウンの記憶は鮮明に残っている?)記憶っていうか、映像で見るときに思い出しますし、3年前に負けてから、いい試合したり勝ったりしても、K-1の玖村に負けたじゃんみたいな声が、ずっと残ってる感じですし、みんなの期待とか思いを背負ってるんで、今回は最低ダウンは取り返さないといけない気持ちがあります。
(田丸辰のMMA挑戦に言いたいことは?)炎上したくないんでアレなんですけど、まあ、これでキックに戻ってきたらふざけるなって思いますよね。東京ドーム出たかったから一戦だけMMA参戦しましたは許されないですし。(田丸戦を希望している那須川)龍心へのアンサーで、MMAでもキックでもどちらでもいいみたいな。誰がその2人のMMA見たいんだよみたいな考えがみんなあったと思うので。戻ってくるなら龍心とキックルールで見たいなというのはありますね。
(志郎選手のMMA挑戦はあり得ない?)MMAは井上直樹とふざけて組んだりして、これ絶対無理だなと思ったので。UFCは無理だなと思ったし、別に国内のMMAに興味がないので、自分はMMAはないです。
(※大会のチケット情報は後日発表されます)
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