RISE 3.28 両国国技館(レポ/ワンマッチ):大﨑孔稀、志朗からダウン奪い判定勝ちしRISE世界バンタム級王者に。那須川龍心、長谷川海翔に5R逆転KO勝ちし2階級制覇。安本晴翔、前K-1王者の寺田匠に判定勝ち

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RISE ELDORADO 2026
2026年3月28日(土)東京・両国国技館
レポート&写真:井原芳徳 ※65kgトーナメントは別記事でお伝えします。
中継:ABEMA PPV(3,000円)
大﨑孔稀、志朗からダウン奪い判定勝ちしRISE世界バンタム級王者に
第12試合 メインイベント RISE世界バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分5R(延長1R)
×志朗(BeWELLキックボクシングジム/王者、元ISKAムエタイ世界同級王者、RISE -55kgトーナメント2020優勝)※3度目の防衛戦
○大﨑孔稀(OISHI GYM/挑戦者、RISEバンタム級王者、元BOM同級王者、元WMC日本&J-NETWORKスーパーフライ級王者)
判定0-3 (小川46-49/和田46-50/北尻45-50)
※大﨑が王者に
志朗は32歳。24年9月、田丸辰に判定勝ちしRISE世界バンタム級王座を初防衛。昨年3月の両国大会でユン・ドクジェに判定勝ちし「RISEでもK-1でも55kgが盛り上がっているんで、次あたり日本人対決で最強を決めたいです」とアピールした。8月の大田大会では元K-1の玖村将史と3年ぶりに再戦し、計3度ダウンを奪い判定勝ちでリベンジし、世界バンタム級王座の2度目の防衛を果たすと「あともう一人、K-1のチャンピオンの金子(晃大)選手とみんな見たいと思うので、ぜひ、K-1対RISE、世界チャンピオン対決、やりましょう」とアピールした。11月2日の両国大会ではペットサンコムを2R KOすると「来年は55kgでぜひワールドシリーズ(トーナメント)を開催して欲しいです。自分、トップなんで、いい加減戦わないといけない相手いるんで、55㎏の世界一を決める大会をやってほしいです」とアピールした。9月19日大田大会・12月20日の東京・Kanadevia Hall(TDCホール)の2大会にかけて55kgの世界トーナメントが開催予定だが、その前に志朗は孔稀との世界王座防衛戦に臨む。
大﨑兄弟の弟・孔稀は26歳。21年9月のRISE DoA -53kgトーナメント準決勝で志朗と戦う予定だったが、孔稀が計量で2.95kgオーバーし失格となる。22年10月にバンタム級ワンマッチで再戦が組まれ、孔稀は志朗に延長判定負け。23年12月に鈴木真彦に判定勝ちし、RISEバンタム級王座を獲得。24年8月、大森隆之介に判定勝ちし王座初防衛。11月のONEではフオ・シャオロンに判定勝ち。昨年5月の名古屋大会では門口佳佑に2R KO勝ちし「志郎選手とリベンジマッチと55kgの世界タイトルマッチお願いします」とアピールした。8月の後楽園大会ではジラリー・キャルービーに判定勝ちすると、RISEの伊藤隆代表は「志朗の次期挑戦者は孔稀でいきたいです。来年ビッグマッチでどこかで組みたいです」とコメント。11月の後楽園大会でウィッティコーンを3R KOすると、「志朗選手を倒してリベンジして、RISE・格闘技界、55kgで僕が一番だと証明します」とアピールし、志朗も王座戦を承諾した。伊藤代表も大会後の総括で26年3月28日の両国大会で両者の世界王座戦を組むと明言していた。孔稀は志朗戦以降は11戦負け無し、9連勝中だ。
1R、孔稀が終始プレッシャーをかけ、志朗が距離を取る構図が続く。孔稀は左インロー、ミドル、ボディフックを随所で当て、やや優位に進める。志朗はほとんど攻撃を返せないまま終わる。記者採点は孔稀。RISEのタイトルマッチは3Rまでオープンスコアで、ジャッジ3者ともイーブンで揃う。
2R、孔稀が変わらずプレッシャーをかけ、志朗はロープを背負い続ける。孔稀が左ミドル、ロー。ジャブを当て続ける。志朗が右ボディストレートを返す場面もあるが、攻撃が増えない。すると終盤、孔稀が左ミドルを効かせると、少し前傾姿勢になった志朗に、孔稀が右フックを振るうと、前腕で後頭部を巻き込んで押し倒す。長瀬レフェリーはダウンを宣告するが、インターバル中に場内モニターに流れたそのシーンの映像を見たレフェリーは、3R開始すぐにタイムストップする。審判団が集まり議論した結果、ダウンは取り消される。この最中にジャッジ3者の評価も長瀬レフェリーに伝えられたようで、当初8-10とアナウンスされた採点は3者とも9-10と訂正される。記者採点も9-10。
3R、志朗は審議中に心身共に整えられたか?再開後、積極的にパンチを振るう。一方、ダウンを取り消された孔稀だったが「焦らずこのペースで行けば勝てると思っていたので冷静だった」という。孔稀は志朗の攻撃を耐えると、打ち合いで被弾しつつも、左フックを立て続けに当てて倒し、今度こそ正真正銘のダウンを奪う。その後も孔稀は志朗をロープに詰め、左ボディを度々強打し、飛び膝蹴りも絡めて追い詰める。8-10で孔稀が取る。
4R、変わらず孔稀がプレッシャーをかけ、左ボディ、フック、ミドル、インロー等を当て続け主導権を維持する。志朗も右ストレートやローを返し、3Rまでよりは持ち直すものの、流れを変えるほどにはならない。記者採点は孔稀。
5R、孔稀はこれまで同様、ロープ際まで志朗を詰め、左ボディ、ミドル、インロー等を当て続ける。このラウンドも志朗が右ストレートを返す場面もあるが、孔稀は追撃を許さず、主導権を維持したまま終わる。記者採点は孔稀。合計44-50で孔稀。ジャッジ3者も孔稀を支持し、孔稀が判定勝ちし、悲願の志朗へのリベンジとRISE世界バンタム級王座獲得を果たした。
ベルトを巻きマイクを持った孔稀は「マジ最高です。やばいです。めっちゃうれしいです。志朗選手に負けてから何があっても志朗選手より下という立ち位置でしたが、たくさんのみなさんのおかげで超えられました。志朗選手がいたから強くなれましたし、気運が高まり、いいタイトルマッチになりました。志朗選手に感謝しています。ありがとうございました」と志朗に感謝を述べた。
続けて孔稀は「会長、RISEという舞台で世界一にしてくださいて、頭が上がらないです。会長は世界最高の師匠です。色んな人に支えてもらい強くなれました。まだゴールじゃないです。この先の道に行ける強さが自分あるので期待してください。予想は僕が不利でしたが、強いですよね。もっと強くなります。お兄ちゃん(=RISE世界スーパーフライ級王者の一貴)の弟で良かったです」と話した。
最後に孔稀は「僕、世界チャンピオンになったら言おうと思っていたんですけど、伊藤代表、RWSに挑戦させてください。お兄ちゃんが挑戦して取れなかったベルト、僕にリベンジの機会をお願いします。どこでも誰でもやるんで。RWSもRISEも取ります。僕、目立たないけど、誰よりも正直実力あると思うんで、もっと注目お願いします」とアピールした。
那須川龍心、長谷川海翔に5R逆転KO勝ちし2階級制覇
第11試合 セミファイナル 第4代RISEスーパーフライ級(53kg)王座決定戦 3分5R(延長1R)
○那須川龍心(TEAM TEPPEN/1位・元フライ級(51.5kg)王者、ISKA K-1ルール世界ストロー級(51.5kg)王者)
×長谷川海翔[かいと](誠剛館/3位、元DEEP☆KICK -53kg王者)
5R 1’17” KO (3ダウン:パンチ連打)
※那須川が王者に
那須川天心の弟・龍心は19歳。24年の「RISE’s PRIZE(ライズ プライズ)」のMVPで、昨年3月、タイの強豪クマンドーイを2R KO。6月にはハマダ・アズマニに判定勝ちしISKA世界ストロー級王座を獲得すると、花岡竜が王座に君臨するスーパーフライ級(53kg)への階級アップを表明した。8月の同級初戦は1位の政所仁に判定勝ち。10月のGOATではチャラームダムを1R右バックスピンキックでKO。今年1月18日のRISEでは上村雄音に1R右ストレートでKO勝ちし、連勝を14に伸ばした。
長谷川は20歳。24年6月に花岡竜に判定負けし、11月の京谷祐希戦は1R早々に京谷が足を負傷したためTKO勝ち。昨年5月には4位の横山大翔に判定勝ち。8月のシュートボクシングでは片山魁に判定勝ちした。
1月大会では長谷川と星憂雅の試合が組まれたが、星が体調不良で前日計量に参加できず失格となり、長谷川の不戦勝となった。前日計量後の会見では、花岡竜が1階級上のバンタム級(55kg)に集中するため王座を返上すると発表した。翌日の試合で龍心は上村をKOすると、3月28日の両国での長谷川戦を希望し、両者の一戦が王者決定戦として組まれた。2月12日のカード発表記者会見の記事はこちら。以下が公開練習での両選手のコメント。
1R、長谷川はサウスポーで構え、左ミドル、組んでの膝、ストレート、右バックハンドブロー等を当てる。龍心は右ストレート、ローを返す。お互いまだ強打で追い詰めるほどにはならないが、最後に長谷川がバックブロー等の攻撃を少しまとめ、いい形で終える。記者採点はイーブン。ジャッジ2者がイーブンとし、1者は長谷川につける。
2R、長谷川が右フックで倒すが、秋谷レフェリーはスリップと判断する。だがその後も長谷川が左ストレートや右フックを随所で当て優位に。記者採点は長谷川。1者はイーブンとしたが、2者は長谷川を支持する。
3R、接近戦でパンチ主体の攻防が続き、龍心はヒットをこれまでよりも増やすが、追い詰めるほどにはならない。長谷川も当て返し、五分を維持する。記者採点はイーブン。ジャッジ2名はイーブンとしたが、1者は長谷川を支持する。
4Rもパンチ主体の攻防が続く。長谷川のヒットが再び増えるが、龍心はクリンチも絡め、追撃を抑える。長谷川は崩しの反則で警告を受ける。3Rまでも度々崩しをしていたため、累積で警告になったようだ。記者採点は長谷川。
すると5R、後の無い龍心は最初から前に出てロープ際に詰め、パンチラッシュで左フックを当ててダウンを奪う。長谷川はダメージを負っており、龍心は長谷川をコーナーに詰めてパンチを当て続け、長谷川が防戦一方になったところで秋谷レフェリーはダウンを宣告する。長谷川は余力は無く、最後も龍心が長谷川をロープ際に詰めパンチを当て続けたところで、レフェリーがストップした。
ベルトを巻きマイクを持った龍心は「俺本当に勝ったの?自分でも信じられないです。全ラウンド取られて、試合中にくじけそうになって、長谷川選手、強かったし、練習でもくじけそうになった時もあったけど、勝てたのは応援してくれた人や家族がいたからです。今日解説している花岡君、こんな内容じゃまだまだナメられていると思うけど、いつでもタイミングも階級もルールも合わせてやります。やりましょう。格闘技界盛り上げます。那須川龍心を信じてついてきて下さい。RISE最高」とアピールした。
安本晴翔、前K-1王者の寺田匠に判定勝ち
第10試合 59kg契約 3分3R(延長1R)
○安本晴翔[はると](橋本道場/RISEフェザー級(57.5kg)王者、シュートボクシングS-cup 2025世界フェザー級(58kg)優勝、元WPMF世界・WBCムエタイ日本・KNOCK OUT-RED同級王者、元INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)
×寺田 匠(team VASILEUS/元K-1 WORLD GPフェザー級王者、ISKAユニファイドルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)
判定3-0 (長瀬30-29/和田30-29/北尻30-29)
安本は44戦37勝(17KO)4敗2分1無効試合の25歳。INNOVATION、WBCムエタイ、REBELS、KNOCK OUTの元王者で、22年7月からRISEに参戦し、24年10月、門口佳佑に判定勝ちしRISEフェザー級王座を獲得。昨年1月にワン・シャンチンに判定勝ち。5月に國枝悠太を1R左ハイでKOしRISE王座初防衛。8月にシュートボクシング(SB)でペットフアヒンに判定勝ち。11月のSB両国大会でのS-cup世界フェザー級(58kg)トーナメントでは過去に敗れている川上叶に判定勝ちでリベンジし、山田虎矢太と彪太朗の双子を連続KOして優勝した。2月1日にはRISE’s PRIZE 2025 MVPに選ばれ、早速、元K-1王者との一戦が用意された。
寺田は13戦12勝(5KO)1敗の25歳。宮崎県の実家の空手道場で子供の時から練習し、ABEMA「格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR」にTEAM武尊の一員として出場したのをきっかけに上京し、KRESTに加入し、20年4月にプロデビュー。Krush・K-1で試合を重ね、23年11月。イタリアでISKA世界王座を獲得。24年9月には軍司泰斗に延長判定勝ちしK-1王座を獲得した。昨年2月、唯一の黒星の相手である新美貴士に判定勝ちしリベンジし王座初防衛すると、階級アップを考え、7月のK-1ではギリシャのアンゲロス・カポニスと59kg契約で対戦し1R KO勝ちした。年末には王座返上と階級転向を巡るK-1側とのトラブルをX上で明かして波紋を呼び、今年2月20日付でK-1王座を返上した。寺田は25日のXで「今日、解約金を払ってK-1との契約を終了しました。今までありがとうございました。次はまだ何も決まっていないけど1日でも早く試合がしたい!試合のオファー待ってます!!」と記し、早速フリーになった寺田にRISEが安本戦をオファーし、両選手が承諾した。
1R、開始すぐから寺田はプレッシャーをかけ続ける。安本はかわしつつ、左ミドル、フックを当てる。中盤には安本が首相撲からの膝蹴りも絡めつつ、パンチも当てるように。つかんでからの攻撃が禁止のK-1で戦ってきた寺田は首相撲に対応できない様子だ。終盤、寺田が左インローを当てる頻度を上げるが、安本はその先を許さず終える。記者採点は安本。
2R、寺田は前に出続け、序盤には左インローで少し安本をひるませる。だが安本は回って距離を取り、首相撲からの膝も絡め、寺田の追撃を封じる。安本は随所で左右のフックを的確に当て、最後も右フックで少し寺田を下がらせ、やや優位で終える。記者採点はイーブンだが安本につく可能性もある。
3R、寺田は前に出続け、安本が回る構図が続く。寺田が左ミドル、ボディフックを当てるが、安本も左ボディを返す。安本は左ボディから左の顔面へのフックにつなぐ場面も度々作り、単発での左右のフックも的確に当て、顔面攻撃で差を印象付ける。記者採点は安本。合計30-28で安本。ジャッジ3者とも30-29で安本を支持し、安本が判定勝ちした。
マイクを持った安本は「RISE、K-1、KNOCK OUT、シュートボクシング、全部制覇しました。キック界初の快挙だと思います。僕が日本一です。世界の強豪をぶっ倒します。RISEを背負って世界進出します」とアピールした。
白鳥大珠、カピタンに延長テクニカル判定負け
第5試合 66kg契約 3分3R(延長1R)
×白鳥大珠(TEAM TEPPEN/RISEスーパーライト級(65kg)王者、元ライト級(63kg)王者、RISE -61kgトーナメント2019優勝)
○カピタン・ペッティンディーアカデミー[Capitan Petchyindee Academy](タイ/元ONEキック・バンタム級(65.8kg)王者、元ルンピニー認定スーパーウェルター級王者)
4R テクニカル判定0-2 (長瀬10-10/北尻9-10/小川9-10)
3R 判定0-1 (長瀬29-29/北尻29-29/小川28-29)
白鳥は30歳。過去に梅野源治、大雅、皇治、YA-MAN、佐々木大蔵に勝利し、直樹、原口健飛、ゴンナパー、イ・ソンヒョンに敗れる。24年、ペトル・モラリ、ファーパヤップに連勝し、12月のGLORYとRISE合同の65kgトーナメントに参戦したが、一回戦で優勝者のペットパノムルンに判定負け。昨年3月の両国大会では麻火佑太郎に判定勝ちし、第5代RISEスーパーライト級王者となる。8月、アンディ・ターランドに1R左三日月蹴りでKO勝ち。GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT STANDING TOURNAMENTには11月の二回戦からシード参戦したが、笠原弘希と延長戦の末に判定負けした。最近ではABEMAの恋愛リアリティーショー「ラブパワーキングダム2」に出演し、ラブシーンが話題となっている。
カピタンは33歳。19年に元ルンピニー認定スーパーウェルター級王者となり、20年からONEに参戦し、21年1月、アラヴァディ・ラマザノフに2R KO勝ちし、元ONEキック・バンタム級(65.8kg)王者となる。同年9月、メディ・ザトゥーに判定勝ちし初防衛したが、22年3月、秋元皓貴に判定負けし王座から陥落する。所属先のペッティンディープロモーションがONEと袂を分かつと、23年からはRWSに主戦場を移し、23年のスーパーライト級トーナメントで優勝。昨年も6戦4勝1敗1分と精力的に試合をこなしている。
1R、サウスポーの白鳥に対し、カピタンがオーソドックスで構え、開始すぐから右ロー、ストレート、ボディを積極的に放ち、主導権を握る。とはいえまだ強打で白鳥をひるませるほどにはならない。白鳥は後手に回り続けるが、最後、カピタンをロープ際に詰め、パンチをまとめ、いい形で終える。記者採点はイーブンだが白鳥ににつく可能性もある。
2R、カピタンは変わらず積極的にパンチをボディと顔面に放ち、左右のフックをクリーンヒットする場面も目立つように。白鳥はこのラウンドも最後に左アッパーを当て、時折攻撃は返す。カピタンの攻撃をもらってもひるまないものの、手数では劣る。記者採点はカピタンだがイーブンもありうる。
3R、カピタンはパンチ、左ミドルを当てつつ、組んでの膝も増やす。疲れては来ているが、組めば休む時間もうまく挟み、最後まで攻め続ける。白鳥はほとんど攻撃が返せない。記者採点はカピタン。合計28-30でカピタン。ジャッジは1者はカピタンを支持したが、2者はイーブンとし延長へ。
延長R、開始すぐの打ち合いで、カピタンの頭が白鳥の右まぶたに当たり、白鳥が右まぶたをカットし大出血する。傷は深くドクターストップがかかり、ここまでの内容で判定が行われる。記者採点はイーブン。延長は短時間で両者の優劣を比較しようが無かった。RISEの延長Rはマスト判定ではないため、1者はイーブンとしたが、2者は意外にもカピタンを支持し、カピタンが判定勝ちした。
中村寛、RWS推薦タイ人を1R KOし4月のONEのロッタン×武尊の勝者との対戦希望
第4試合 61.5kg契約 3分3R(延長1R)
○中村 寛[かん](BK GYM/RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg優勝、元RISEライト級(63kg)王者、元DEEP☆KICK -60kg王者)
×ペットエジア・バンセーンファイトクラブ[Phet A-Cheer Bangsaen Fight Club](タイ/バンセーンファイトクラブ)
1R 2’40” KO (左フック)
中村は29歳。23年4月、直樹に判定勝ちし、RISEライト王座を獲得。24年3月のRISEではK-1の与座優貴とのライト級王者対決を行ったが負傷判定負け。6月の大阪大会ではタリソン・フェレイラに3R左ハイでKO勝ち。9月にエン・ペンジェーに延長判定勝ち。昨年のRISE WORLD SERIES 2025 -61.5kgトーナメントでは3月の一回戦でチャンヒョンに判定勝ちし、6月の準決勝では笠原友希を延長R左ハイでKOし、11月の両国での決勝ではペンジェーと再戦し、本戦では苦戦するも延長判定勝ちし優勝賞金1千万円を獲得した。
中村は今年1月の後楽園大会に登場すると、RISEライト級王座を返上し、「今、地を固め直す作業をしています。こんな状態でみんなが目標にしているベルトを持っておくことはできないので、ベルトを返上します。環境だったり全てが整い次第、このリングに戻ってきて、バカでかいことをします」と話していたが、早くも3月の両国に登場した。
ペットエジアは64戦46勝(12KO)16敗2分の21歳。RISEと提携しているRWSの推薦選手で、ムエタイファン以外の若い女性からも人気で、Instagramは53万人からフォローされている。RISEの伊藤代表は「私が昨年12月にタイへ大﨑一貴の試合を見に行った際、その大会で最も女性に人気のある選手でした」とカード発表会見で話していた。
1R、両者サウスポーで構え、中村は序盤から左のカーフキックを強打する。ペットエジアは相手に攻められる前に左ミドル、左右のパンチを出すものの、当たりは軽く、中村はブロックして防御する。すると終盤、中村が首相撲で捕まえてから左膝蹴りをボディに当てると、ペットエジアは顔をしかめてダウンする。ペットエジアのダメージは大きく、中村は引き続きボディ狙いのパンチを当てて下がらせてから、左フックで倒すと、大沢レフェリーがストップした。
完勝の中村は「ただいま。引退せず、一つ一つ見つめ直し、ここのリングに戻ってきました」「RISEの代表として、強いと言われている人たち、ビジネスファイター、全員潰していきます。俺がこの手で、格闘業界、強さで稼げる時代に戻します。ONE、GLORY、RWSで、俺に勝てると思っている奴は、俺のこと壊しにこのリングに来い。ロッタンと武尊の試合があると思うんですけど、RISE上がったことないのにゴチャゴチャぬかすなと思います。引退詐欺でもなんでもいいんで、勝った方、RISEで俺とやりましょう」とアピールした。
森本“狂犬”義久、引退試合は國枝悠太に判定負け
第3試合 狂犬Final Match スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
×森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラAKK)
○國枝悠太(Never mind/9+nine plus lab/フェザー級(57.5kg)2位、元AJKNフェザー級王者)
判定0-2 (秋谷29-29/長瀬28-29/大沢28-29)
森本は35歳。19年5月に篠塚辰樹に延長判定勝ちしたが、その後は20年9月までにジョシュ・トナー、タリソン・フェレイラ、前口太尊相手に3連敗する。1年半のブランクを経て22年2月の山川賢誠戦では2R KO負け。24年6月、年内での引退を表明したが、試合が決まらず、昨年25年まで延びた。12月の後楽園大会で引退試合を行う予定だったが、10月の記者会見での発表直前に腕を骨折し中止となり、満を持して3月の両国でのビッグイベントでの引退試合が発表された。
國枝は33歳。K-1 GROUP 9戦4勝(4KO)5敗で、22年12月に新美貴士に判定負けし、23年3月に大岩龍矢にKO負け。24年9月、RISEに初参戦すると、元フェザー級王者で当時3位の梅井泰成に判定勝ちし、いきなり上位にランクインし、昨年5月の2戦目で同級王者の安本晴翔に挑んだが1R左ハイでKO負けした。
1R、森本が序盤から積極的にパンチを振るい当てるが、強打にはつなげられない。國枝も次第に攻撃を増やし、終盤はやや好印象だが、五分に近い状態が続く。記者採点はイーブンだが國枝につく可能性もある。
2R、森本が1Rから時折当てていた左ミドル、膝蹴りのヒットの頻度を増やすと、國枝は少し苦しそうな様子を見せるように。國枝は時折顔面にパンチを当てるものの、下がる時間が長く、森本の積極性は落ちない。記者採点は森本。
3R、森本が序盤から左ミドルを当てると、続けて放った左膝蹴りがローブローとなり、一時中断する。國枝はしばらくうずくまっていたが、規定の5分近く、じっくり休んで再開する。國枝はある程度回復しているものの、攻撃が少なく、森本は積極的に攻めるが、さすがに攻撃の威力が落ちる。最後、國枝がパンチを当てて沸かせるが、すぐに終了する。記者採点はイーブンだが國枝につく可能性もある。合計30-29で森本。ジャッジは1者がイーブンだが、2者は國枝を支持し、國枝が判定勝ちした。
試合前は舌戦を繰り広げた両者だったが、マイクを持った勝者の國枝は「狂犬選手、嫌いじゃないです。僕も会社経営していて、狂犬選手も会社経営していて、めっちゃ好きです。皆さん、勘違いしないでください。RISE最高」と話した。
続けてマイクを持った敗者の森本は「(応援に来た)500人の皆さん、結果を出せず申し訳なかったです。國枝、12月の試合、流れてすみません。今日、試合受けてくれてありがとうございました。やっと終わったかなと思うと寂しい気持ちになります」と話した。その後、別の試合を挟んでから引退式が行われた。所属先のBRING IT ONパラエストラAKKの大池正昭代表、家族から花束を贈呈された森本は、10カウントゴングを聞いてリングを降りた。
髙木覚清、稲井良弥に判定勝ち
第2試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
○髙木覚清(RIKIX/3位)
×稲井良弥(TARGET大森/ウェルター級3位、ISKAオリエンタルルール日本スーパーウェルター級王者、元DEEP☆KICK-70kg王者)
判定3-0 (和田29-28/秋谷30-29/大沢30-28)
髙木は昨年5月のRISEでは基康(モトヤスック)から左ハイでダウンを奪い判定勝ち。8月、憂也に2R KO負けし、RISE王座戦線から後退したが、12月のBigbangでは幸輝に判定勝ちしBigbangミドル級王座の2度目の防衛に成功した。
稲井は11月のRISEでシンパヤックに2R KO勝ちし9連勝とすると、「(ウェルター級王者の宇佐美秀)メイソンに挑戦させてください」とマイクアピールしたが、今回は1階級上のミドル級のランカーとの試合が組まれた。
1R、髙木が左ミドル、前蹴りを駆使し、稲井も左ボディ、ジャブを返す。序盤は髙木がやや優勢で、最後は稲井が手数を上げて巻き上げ、差を縮める。記者採点はイーブン。
2Rも似た攻防が続いていたが、中盤、髙木の左ミドル、ボディフックが効き目を発揮したか?本来1階級下の稲井は口が開き攻撃が減り、髙木が接近戦で細かくパンチと蹴りを当て続け、優位を印象付ける。記者採点は髙木。
3R、稲井も左ボディやミドルを当てるが、髙木はひるまず休まず右アッパー、左ボディ等を当て続け、左ハイも時折当てて印象を作る。記者採点は髙木。合計30-28で髙木。ジャッジ3者も髙木を支持し、髙木が判定勝ちした。
鈴木真彦、伊東龍也を1R KO
第1試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○鈴木真彦(TEAM 寿/3位・元王者、元WBCムエタイ日本&HOOST CUP日本同級王者)
×伊東龍也(HAYATO GYM/7位、Stand up King of Rookie 2022 -55kg級優勝)
1R 2’24” KO (3ダウン:右ストレート)
鈴木は29歳。過去に江幡兄弟、金子晃大に勝利したが、那須川天心、志朗、玖村将史に敗れ、23年12月、大﨑孔稀に判定負けしRISEバンタム級王座から陥落する。24年3月の金子との再戦では判定負け。12月、ジェイミー・ゲイマンを1R KOするが、昨年4月、大森隆之介に判定負け。6月に1階級上の戸井田大輝に判定勝ちし、8月に加藤有吾に判定勝ちし久々に連勝したが、12月、花岡竜に判定負けし、王座奪還への道がまたも絶たれた。
伊東は30歳。昨年1月、京谷祐希に判定勝ちしたが、4月に良星に判定負け。6月、松下武蔵に判定勝ちでリベンジし、11月には翼に判定勝ち。今回、熱望していた鈴木戦が実現した。
1R、序盤から両者積極的にパンチを振るう中で、伊東も右フックを当てるが、鈴木が右フックでダウンを奪う。その後も打ち合いの中で、鈴木が右フックで2ダウン目を奪うと、最後もダメージの溜まった伊藤を右ストレートで沈めた。
マイクを持った鈴木は「RISEバンタム級の世界のタイトルマッチがメインで、悔しいんですけど、おもろい試合して盛り上げなアカンと思っているし、そこに絶対に行きます」と宣言した。
プレリムファイト
第3試合 フライ級(51.5kg) 3分3R
○正木翔夢(OISHI GYM/11位)
×松田虎之介(TARGET/元INNOVATIONフライ級王者)
判定3-0 (30-26/30-26/30-26)
※3R右フックで松田に1ダウン
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
×松本悠希(K’growth)
○AIRA(ダイアタイガージム)
判定0-3 (27-30/26-30/26-30)
※3R松本に左フックで1ダウン
第1試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
×遠藤 拓(TAKU GYM)
○久郷トオル(team EDEN)
判定0-3 (28-30/27-30/27-30)
RISE 3.28 両国国技館(レポ/65kgトーナメント):原口健飛×笠原弘希、イ・ソンヒョン×YURA、ペットパノムルン×ヴィダレス、トリンダーテ×ペポシ 見所紹介&速報予定












































