RISE 8.30 後楽園ホール(レポ):大﨑孔稀、キャルービーを圧倒し判定勝ち。鈴木真彦、加藤有吾とのパンチの打ち合い制す。GACHI!!スーパーフライ級、18歳の棚澤大空が優勝
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RISE 191
2025年8月30日(土)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
大﨑孔稀、キャルービーを圧倒し判定勝ち
第11試合 メインイベント バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
○大﨑孔稀(OISHI GYM/RISEバンタム級王者)
×ジラリー・キャルービー[Djillali Kharroubi](フランス/CARCHARIAS GYM/ISKAフリースタイル世界フェザー級(57kg)王者)
判定3-0 (北尻30-28/和田30-27/豊永30-27)
大﨑兄弟の弟・孔稀は25歳。22年10月に志朗に延長判定負け。23年12月に鈴木真彦に判定勝ちし、RISEバンタム級王座を獲得。昨年8月、大森隆之介に判定勝ちし王座初防衛。11月のONEフライデーファイツではフオ・シャオロンから右フックでダウンを奪い判定勝ち。今年5月の地元名古屋大会では元フェザー級王者の門口佳佑に2R KO勝ちし「倒されない門口選手を倒したんで、やりたい人、あと一人しかいないです。志郎選手とリベンジマッチと55kgの世界タイトルマッチお願いします」とアピールした。志郎戦以降は9戦負け無し、7連勝中だ。なお、志朗は8月2日の大田区総合体育館大会で、元K-1の玖村将史を相手にRISE世界バンタム級王座の防衛戦を行い判定勝ちしている。
キャルービーは戦績24戦21勝(8KO)3敗の24歳。昨年3月のRISEで、孔稀の兄・一貴のISKAオリエンタルルール世界フライ級(53.5kg)王座に挑戦し判定負けした。一貴が前に出てボディにパンチを当てるが、キャルービーはガードを続けて耐え、クリンチをする展開が繰り返され、一貴は圧勝とはいえ倒せず手を焼く試合となった。だがその後は10戦10勝(5KO)とハイペースで試合をこなし、昨年11月にはISKAフリースタイル世界フェザー級(57kg)王座を獲得している。
1R、サウスポーで長身のキャルービーに対し、孔稀は終始プレッシャーをかけて追いかけて距離を詰め、右ミドルを主体にしつつ、右ボディストレートも次第に絡め、主導権を握る。キャルービーも左ボディを返すが、攻撃は少ない。記者採点は孔稀。
2R、変わらず孔稀は前に出て、随所で右ボディを強打し、左フックでキャルービーをひるませる。だが終盤、キャルービーは耐え続けると、左ストレートを当て返すようになり、成長ぶりを印象付ける。記者採点は孔稀。
3R、孔稀はこれまで同様に右ボディを強打し、右の三日月蹴りも効かせ、主導権を維持する。だがキャルービーも打たれ強く、最後まで孔稀は倒せず終了する。記者採点は孔稀。合計30-27で孔稀。ジャッジ3者とも孔稀を2~3点差で支持し、孔稀が判定勝ちした。
マイクを持った孔稀は「KOしたら言うことを決めていなんですけど、マジで何も言えなくて。まだまだだと実感しました、もっと強くなって、言動と行動が伴うよう、これからも結果で見せていきます」と、控え目にコメントした。バックステージでのインタビューでも孔稀は「本当に何も言えないですね。結果で見せたかったので、本当に口だけの選手っていっぱいいると思うんですよ。それがすごい嫌で、僕はだから結果で見せたかったんですけど、そこが今回ともなわなかったので言うことないですね」と志朗へのアピールを控えた。
ABEMAの中継のゲスト解説を務めた志朗は「ジラリー選手も強かったですし、大﨑選手も強打とかも打ち分けもそうですし、本当に、時が来れば自分は準備万端なので、楽しみにしてください。55に最強は一人だけで十分なので、そこを懸けて戦いたいと思います」と話し、孔稀戦に前向きな姿勢を示している。なお、志朗が希望するK-1王者の金子晃大戦については「あまり言うと怒られちゃうんで。時が来れば。みんなが待ち望んでいれば自然と対戦があると思います」と控え目にコメントしている。
RISEの伊藤隆代表は「求めているのはここじゃなく、もう一段上がって欲しい」と、孔稀が勝つならKOして欲しかった思いを述べつつ「志朗の次期挑戦者は孔稀でいきたいです。来年ビッグマッチでどこかで組みたいです」とコメントしている。
鈴木真彦、加藤有吾とのパンチの打ち合い制す
第10試合 セミファイナル バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○鈴木真彦(TEAM 寿/2位・元王者、元WBCムエタイ日本&HOOST CUP日本同級王者)
×加藤有吾(RIKIX/3位、元WMC日本スーパーバンタム級王者)
判定3-0 (和田30-29/豊永30-29/秋谷30-29)
鈴木は28歳。18年にRISEバンタム級王者となり、21年9月に那須川天心に敗れる。その後は江幡兄弟、金子晃大ら相手に5連勝したが、22年12月に志朗に敗れ、23年3月にK-1で玖村将史に判定負けし2連敗。23年12月、大﨑孔稀に判定負けし王座陥落する。昨年3月のRISEでの金子との再戦では判定負け。12月の幕張大会ではジェイミー・ゲイマンを1R KO。今年4月、大森隆之介に2R左ジャブをもらってダウンし判定負け。これで大森はバンタム級1位に浮上する。6月の横浜大会では57kg契約で1階級上の戸井田大輝に判定勝ちした。
加藤は26歳。23年8月に大﨑孔稀とバンタム級王座挑戦権を争い判定負け。昨年3月、加藤はジャルンスックに判定負けしたが、9月に松下武蔵に判定勝ち。12月のONEフライデーファイツでのOFGムエタイの試合ではケイ・ジンジュンを2R右ストレートでKO。6月の横浜大会では17歳の礼司を2R KOした。
1Rから両者パンチで激しく打ち合う展開に。パンチが交錯し空振りも多く、まだお互いひるませるほどにはならないが、鈴木のヒットがやや目立つ。加藤は鼻血を出し、少し印象が悪い。記者採点は鈴木だが僅差のためイーブンでも不思議ではない。
2Rもお互いパンチを積極的に出すが、空振りが多く、当たってもクリーンヒットにはなかなかならない。鈴木は左右のテンカオを多用し、当たるものの加藤を追い詰めるほどにはならない。終盤、加藤が右ストレートのヒットを増やすが、はっきりした差はつけられない。記者採点はイーブンだが鈴木につく可能性もある。
3Rも接近戦でのパンチの攻防が続く。鈴木は2Rのように膝蹴りが出なくなり、中盤あたりからやや下がり気味に。すると加藤が左右のストレートのヒットを増やし、若干優位で終える。記者採点は加藤だが僅差のためイーブンもありうる。合計29-29でイーブン。ジャッジは3者とも30-29で鈴木を支持し、鈴木が判定勝ちした。
マイクを持った鈴木は「この試合派手に勝って言いたいこともあったんですけど、今回やめときます」と話した後、「不謹慎かもしれませんが、最近、ボクシングで亡くなった方がいます。それほど選手が命を懸けて頑張っているので、皆さんもお時間があったら応援して、格闘技をもっといいイメージにしていきましょう。僕は生き様をリングで見せ続けます」とアピールした。
バックステージでのインタビューで鈴木は、メインの孔稀の試合を見たかを聞かれると「ちょっとバタバタで見れていないんですよ」と答え「大﨑選手にやり返さないといけないし、ベルトは自分の方が似合うと思っているので早く巻き直したいですけど、今日の試合内容では言えないですね」と、リング上同様にアピールを控えた。孔稀もキャルービーを倒せず「マジで何も言えなくて」と話し、志朗へのアピールを
控える形になったものの、孔稀も鈴木もしっかり勝利をもぎ取ったため、一歩前に進んだことは確かだろう。
GACHI!!スーパーフライ級、18歳の棚澤大空が優勝
GACHI!!は「何者でもない者が一夜にして何者かになれる」をテーマに、賞金や格闘技に対する熱意を語る面接を経て選ばれた選手たちによって争われる1DAYトーナメント。6月のRISE 189で初開催され、スーパーライト級(65kg)のトーナメントを元ラジャダムナンランカーで元KNOCK OUT王者のスアレックが制し、賞金200万円を獲得した。
今回の第2回GACHI!!はスーパーフライ級(53kg)で行われる。今回もRISEの公式Youtubeチャンネルに面接の動画が公開され、フライ級1位の数島大陸 2位の松本天志、スーパーフライ級2位の長谷川海翔といった上位勢も参加したが、トーナメントに選ばれたランカーはスーパーフライ級6位で7戦7勝(3KO)の18歳・棚澤大空だけで、デビュー戦の綺斗が抜てきされた。合格者発表の記者会見の記事はこちら。結局、綺斗は怪我で欠場し、リザーブファイトにエントリーしていたランカーの麗也が本戦に繰り上がった。
第2試合 RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!!スーパーフライ級(53kg)一回戦(1) 3分3R(延長1R)
○棚澤大空[そら](TEAM TEPPEN/6位、DEEP☆KICK -53kg王者)
×酒寄珠璃[さかより しゅり](TRY HARD GYM)
判定3-0 (豊永30-29/和田29-28/秋谷30-28)
1R、開始すぐ、棚澤がマウスピースをつけ忘れており一時中断する。レフェリーから口頭注意を受ける。お互い右ストレート、ロー、カーフを当てる展開で、中盤まで棚澤のヒットが目立ったが、次第に酒寄も右ストレート、左フック、右ハイを返して、五分に近い状態を維持する。最後は棚澤が右ストレート、ハイを当てて終える。記者採点はイーブンだがジャッジは棚澤につけたか。
2Rも近い構図で、棚澤が右ストレート、左ボディ、酒寄が左右のパンチ、ハイ、右カーフを当てる。お互い譲らない展開が続く。記者採点はイーブン。
3R、中盤から次第に棚澤の右ストレート、アッパー、ハイ、ミドルの攻撃数が増える。酒寄もひるまず右ストレート等を返すが、棚澤の手数が上で終わる。記者採点は棚澤。合計30-29で棚澤。3者とも棚澤を支持し、棚澤が判定勝ちした。
第3試合 RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!!スーパーフライ級(53kg)一回戦(2) 3分3R(延長1R)
×JIN(楠誠会館/MA日本&ジャパンカップキック・バンタム級王者)
○麗也(team AKATSUKI/5位)
4R 判定1-2 (和田9-10/北尻10-9/豊永9-10)
3R 判定0-1 (和田29-30/北尻29-29/豊永29-29)
1R、お互いジャブやストレートを出しつつ、右ローや左インローを比較的多用し、JINは左ボディも絡める。どちらもまだ攻撃数が伸びず、相手をひるませたり連打をまとめるほどにはならない。記者採点はイーブン。
2Rも似た構図で、お互いロー、顔面へのパンチを当てるが、なかなか均衡が崩れない。若干麗也が積極的だがJINも攻撃を返し続けている。記者採点はイーブン。
3R、麗也が左ボディを絡めつつ、右ストレートのヒットを増やす。JINも右ストレート等を返すが、やや手数で劣ってしまう。記者採点は麗也だがイーブンもありうる。合計29-30で麗也。ジャッジ1者は麗也を支持したが、2者はイーブンで延長へ。
延長Rはトーナメントのためマスト判定となる。両者足を止めてパンチで打ち合い、場内を沸かせる。次第に麗也が左ボディ、フック、右膝のヒットを増やす。JINもパンチを返すが、攻撃数で差を広げられて終わる。JINは3Rもだが、ノーガードでパンチを連続で受けてしまう場面があり、印象が悪い。記者採点は麗也。ジャッジは1者が意外にもJINを支持したが、2者は順当に麗也を支持し、麗也が決勝に進んだ。
第4試合 RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!!スーパーフライ級(53kg)リザーブマッチ 3分3R(延長1R)
○相沢 晟[じょう](TARGET)
×井上蓮治(RAUSU GYM)
2R 0’32” KO (右膝蹴り)
1Rはほぼ互角の展開が続いたが、2R、サウスポーの井上に対し、相沢がプレッシャーをかけると、組もうとして頭を下げた井上の顔面に、右膝蹴りをクリーンヒットする。ダウンした井上は立てず、相沢のKO勝ちとなった。
勝った相沢はマイクを持つと涙を流し「まじでうれしいです。リザーバーなんで決勝上がれないんですけど(神村)エリカ先生とか、菅原(勇介)さん、うれしいです。たくさんの応援ありがとうございました」と喜んだ。
第9試合 RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!!スーパーフライ級(53kg)決勝 3分3R(延長1R)
○棚澤大空[そら](TEAM TEPPEN/6位、DEEP☆KICK -53kg王者)
×麗也(team AKATSUKI/5位)
判定3-0 (長瀬30-29/豊永30-28/和田30-27)
※棚澤が優勝。賞金200万円を獲得
決勝はランカー対決に。1R、お互い一回戦のダメージや体力消耗もあるせいか、見合う時間の長い展開に。棚澤は左インロー、飛び込んでの右フック、麗也は右ロ、カーフを当てる場面もあるが、まだ攻撃が少ない。記者採点はイーブン。
2R、ようやくお互い攻撃が増え、棚澤は前に出て右ストレート等のパンチをまとめるように。だが麗也はブロックして耐えつつ、執拗に右ロー、カーフをヒット。棚澤は時折スイッチし、終盤には勢いが落ちるように。麗也もローで棚澤をひるませるほどにはならない。記者採点はイーブンだが棚澤につく可能性もある。
3R、お互い激しくパンチを打ち合う展開となり、場内は沸きあがる。麗也も左右のミドルを絡めるが、若い棚澤はスタミナ豊富で、終盤になっても右ストレート等のパンチを当て続け、手数で差をつけて終える。記者採点は棚澤。合計30-29で棚澤。ジャッジ3者は1~3点差で棚澤を支持し、棚澤が判定勝ちし、トーナメントを制した。棚澤はこれで9戦9勝となった。
優勝した棚澤は「TEPPEN GYM、ヤバいでしょ」と、スアレックに続いてGACHI!!を制覇したことをアピールし「今、51.5kgのベルトを(那須川)龍心君が返して(王者決定)トーナメントをやりますけど、数島(大陸)選手の相手いないと思うんですけど、僕、どうですか?今回の内容じゃまだまだですけど、僕なら面白いができると思いますし、RISEのベルトも似合うと思います」と話し、11月2日の両国国技館大会で開幕するフライ級王者決定トーナメントの数島の一回戦の相手に名乗りを上げた。RISEの伊藤隆代表は3日前の会見でGACHI!!の優勝者も数島の相手の候補だと発言していた。
するとVIP席で試合を見ていた数島がリングに上がり「棚澤選手、優勝おめでとうございます。実力があって無敗で強いなと思います。棚澤選手にもTEPPEN GYMにも悪いアレはないんですけど、RISEにムカついてて、棚澤選手を優勝させようというRISEのテーマが見えて、そういうところがめっちゃ嫌いなんですよ。選手みんな命かけてるのに、ひいきするのは良くないです、RISE、伊藤さん。それを黙らせるために僕が圧倒的に勝ちます。決定でいいんで。TEPPEN GYMにもやられているのでリベンジします」と、去年の龍心との王座戦の前と同じく「GACHI!!」な批判を展開しつつ、棚澤戦を承諾した。本部席の伊藤代表も承諾し、トーナメント一回戦での両者の対戦が決定している。
RISEの伊藤代表は大会後の総括で、数島の批判について「そんなつもりはないんですけど、彼はあれがパワーになるので、どんどん言ってもらっていいと思います。不満はどんどん言ってほうがいいと思うので。でも前回、龍心戦でそれをやって、前回と同じ結果にならなければいいなと思っています」と笑顔を浮かべつつコメントしている。
なお、53kgで戦ってきた棚澤は51.5kgへの減量が上手くいくか気になるところだが、棚澤は「普段の食事から見直して体脂肪から落としていきます。プロとしてミスってはいけないので、しっかりやります」とコメント。賞金200万円の用途について棚澤は「1日2試合で疲れたので、ちょっとだけ休憩するために旅行に行きます。次の試合も決まって、超えないといけない壁があるので、切り替えてやっていこうと思います」と話した。
島田知佳、風羽に勝利し平岡琴とのQUEENアトム級王座戦進出
第8試合 第3代RISE QUEENアトム級(46kg)王座決定トーナメント準決勝(2) 3分3R(延長1R)
○島田知佳(team VASILEUS/3位)
×風羽[ふう](龍生塾ファントム道場/5位、SB女子アトム級(45kg)1位)
判定2-0 (長瀬30-29/豊永29-29/大沢30-28)
宮﨑小雪が留学でブランクを作るため3月に返上したRISE QUEENアトム級王座を懸け、6選手によるトーナメントが5月の後楽園大会で開幕し、1回戦2試合が行われた。島田は奥村琉奈を1Rパンチ連打でKOしている。島田は伝統派空手をベースとし、昨年7月にプロデビューし4連勝中だ。
なお、5月大会のトーナメントの反対ブロックでは辻井和花が岩永唯伽に判定勝ちしたが、7月の準決勝ではシード枠の平岡琴に延長判定負けしている。
今回島田と戦う風羽もシード枠の選手だ。風羽は昨年7月、小林穂夏に延長判定勝ちして以来のRISE出場。その後は11月にONEフライデーファイツでフィリピンのイスライ・エリカ・ポモガオに判定負けし、今年4月のシュートボクシングではUver∞miyUに判定勝ちしている。
1R、島田がサウスポーで構え、ガードを低くしつつ前後に出入りする伝統派空手の選手らしい動きから、右ジャブ、左ストレート、ミドル、インローを的確に当てて優位に進める。終盤、島田はやや手数が落ち、風羽も左ジャブやフックを返すが、手数差は縮まらない。記者採点は島田。
2R、途中まで島田ペースだったが、次第に風羽も島田の動きのパターンを読めてきた様子で、中盤が過ぎると島田のパンチをもらわず、風羽は自分の右ストレートや左ジャブを当てる頻度が増える。島田はパンチの空振りが増えてしまう。記者採点は風羽だがイーブンもありうる。終盤、島田は鼻血を出すようになったが、北尻レフェリーはバッティングによるものと判断する。
3R、お互いパンチ主体だが、ヒットはどちらも減り、空振りが多い。ミドルの応酬もあるが長くは続かない。風羽の細かいパンチのヒットが少し多いが、均衡状態が続いて終わる。記者採点はイーブン。合計29-29でイーブン。ジャッジ1者はイーブンだが、2者は島田を支持し、島田が判定勝ちした。
これで決勝は平岡琴×島田に決定した。マイクを持った島田は「ギリギリの戦いになってすみません。もっと強くなってベルトを取ります」と話し、リングインした平岡は「強くてワクワクさせてくれる選手と決勝で戦えてうれしいです。いい選手ですけど、ポッと出の新人に私の夢を邪魔されるわけにはいかないんで、私が何がなんでも勝ってベルトを巻きます」と意気込みを語った。決勝は島田の負傷を確認してから決めるとRISEの伊藤代表は話している。
憂也、髙木覚清に2R KO勝ち
第7試合 ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
○憂也(魁塾/2位、元DEEP☆KICK-65kg王者)
×髙木覚清[かくし](RIKIX/3位、Bigbangミドル級王者)
2R 2’18” KO (左膝蹴り)
憂也はシンパヤック、宮城寛克ら相手に6連勝していたが、1月にサモ・ペティに延長判定負け。今年6月の中国のWAR WOLF FIGHTではズオ・ヨウミン(中国)に2R KO勝ちし、RISEに戻ってくる。
髙木は所属先のRIKIXが主催するNO KICK NO LIFEに上がりつつ、近年はBigbangを主戦場にし、昨年3月に大輝に判定勝ちしBigbangミドル級(72.5kg)王者となり、12月に山崎陽一に3R右カーフキックでTKO勝ちし初防衛した。5月のRISEではRISEミドル級2位のモトヤスックから左ハイでダウンを奪い判定勝ちしランクインしている。
1R、序盤から憂也が右ストレート、左右のアッパー、左ボディ等のパンチを駆使して主導権を握る。終盤、憂也は左ハイで髙木をひるませてから、左右のボディの連打で追い詰め、左アッパーを当てた後、下がり続ける髙木を見た秋谷レフェリーはダウンを宣告する。
2R、憂也が変わらず多彩なパンチを顔面とボディに当て続け主導権を維持する。髙木は雄たけびを上げ耐える。だが終盤、憂也が右手で髙木の頭を押さえつつ顔面に左膝蹴りを2連打しダウンを奪う。組んでからの連打の反則だが、秋谷レフェリーはダウンを宣告する。倒れた髙木はマウスピースを吐き出し、立とうとしても立てず、憂也のKO勝ちとなった。
マイクを持った憂也は「次、誰と見たいですか?チャンピオンの海人がどう出て来るかわからないですけど、この1年以内にベルト取るんで期待していてください。最近、後楽園か中国でしか試合していないんで、そろそろ大きい舞台でお願いします」とアピールした。
ウェルター級戦線は稲井良弥とKENTAが勝利
第6試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
○稲井良弥(TARGET大森/3位、元DEEP☆KICK -70kg王者)
×和田哲平(FASCINATE FIGHT TEAM/8位)
4R 判定3-0 (北尻10-9/和田10-9/秋谷10-9)
3R 判定1-0 (北尻29-28/和田29-29/秋谷29-29)
1R、体格で勝る稲井が序盤から前に出て、次第に右ストレートのヒットを増やす。終盤にはボディブローやミドルも絡めて攻撃を散らしつつ顔面にパンチを当てるように。記者採点は稲井。
2R、変わらず稲井が前に出るが、パンチのヒットが減る。逆に和田は終盤、回って距離を取りつつ左ジャブ、ストレート等を立て続けに当てて、巻き返して終える。記者採点は和田だがイーブンもありうる。
3R、稲井が左インロー等の蹴りを散らすと、顔面、ボディへのパンチのヒットが増え、再び優勢に。和田も終盤にパンチを増やすが、流れは変えられず終わる。記者採点は稲井。合計29-28で稲井。ジャッジ1者も稲井につけるが、2者は意外にもイーブンとし延長へ。
延長R、流れは変わらず、稲井が右ストレート等のパンチ主体で攻め続け、顔面への右膝蹴りも当て、和田を圧倒して終了する。記者採点は稲井。ジャッジ3者も稲井を支持し、稲井が判定勝ちした。
第5試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
×野口紘志(橋本プレボ/7位、Stand Up King of Rookie 2023 -67.5kg級優勝)
○KENTA(HAYATO GYM/スーパーライト級14位、元DEEP☆KICK -63kg王者)
1R 2’18” KO (右ストレート)
KENTAは約1年半ぶりの復帰戦。1R、KENTAが開始すぐから右ストレート主体でパンチを的確に当てると、中盤過ぎ、野口をロープ際まで詰めて右ストレートを連打してひるませてダウンを奪う。野口はダメージが大きく、引き続きKENTAがパンチを連打して野口がフラつきながら後退したところで大沢レフェリーがストップした。
マイクを持ったKENTAは「帰ってきました。前回、はじめて連敗しちゃって、僕が負けた相手(=麻火佑太郎とYURA)は2人ともRISEの世界トーナメントに上がってて、辞めちまおうかなと思っていたんですけど、まだやれるんじゃないかと思って、しっかり練習してきました。頑張っていればいいことあるなと思っています。ラストチャンスと思っているんで、RISEのてっぺん目指すんで、応援してください」とアピールした。
第1試合 スーパーフェザー級(60kg)3分3R
○戸田龍将(フリー)※TRY HARD GYMから所属変更
×加古大晴(team Bonds)
1R 1’04” KO (左膝蹴り)
1R、戸田が序盤から左の三日月蹴り一撃でダウンを奪う。加古は立ったがダメージが大きく、戸田がロープ際に詰め、左膝をボディに当ててから、右フックで再び倒したところで、レフェリーがストップした。マイクを持った戸田は「見てもらった通り、今までとレベル違うんで、次戦、ランカーともやらせてほしいなと思います。来年にはチャンピオンになります」とアピールした。































