RISE 7.25 後楽園ホール(レポ):南原健太、韓国MAX FC王者にダウン奪われるも延長持ち込み判定勝ち。平岡琴、辻井和花に延長判定勝ちしQUEENアトム級王座決定戦進出

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RISE 190
2025年7月25日(金)東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
南原健太、韓国MAX FC王者にダウン奪われるも延長持ち込み判定勝ち
第12試合 メインイベント ライトヘビー級(90kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
○南原健太(TARGET SHIBUYA/RISEライトヘビー級王者)※極真会館から所属変更
×ジョン・ソンジク[Jeong Seongjik](韓国/PT365/MAX FCスーパーミドル級(85kg)王者)
4R 判定3-0 (豊永10-9/北尻10-9/大沢10-9)
3R 判定0-0 (豊永28-28/北尻28-28/大沢28-28)
南原は27歳。21年にキックデビューし、23年4月、カリュ・ギブレイン相手に初黒星を喫したが、6月と8月の第2代RISEライトヘビー級王座決定トーナメントで入田和樹とコントゥアラーイをKOして王座を獲得した。12月の両国大会ではGLORY推薦のビクター・デ・コニングに延長KO勝ち。昨年6月の大阪大会でジェシー・アスティルに3R KO勝ちした。今年5月31日付けで極真会館を離れ、TARGET SHIBUYAに移籍し、1年2か月ぶりに復帰し、韓国の選手と対戦する。対するソンジクは34歳。戦績28戦22勝6敗。(試合6日前の南原の公開練習での談話はこちら)
1R、南原が左三日月蹴り、膝蹴り等、蹴り主体で攻めるが、時折ソンジクは右のパンチをヒットする。顔面殴打が反則となる極真空手出身の南原は、課題の顔面パンチへの対応がまだ甘い感は否めない。すると終盤、南原がソンジクをロープに詰め、左膝蹴りを放った際、ソンジクがカウンターの右フックを当てて、南原をひるませる。ソンジクは前に出て南原をロープに詰めてパンチを連打し、右フックでダウンを奪う。8-10でソンジクがポイントを取る。
2R、南原はダウンのダメージはある程度回復した様子で、体格差を活かしてプレッシャーを強めて前に出続け、左の三日月蹴りも絡めつつもパンチを増やす。ソンジクはロープに詰められブロックで耐える場面が増える。最後、南原がソンジクをロープに詰め、右ハイでひるませパンチを連打するが、ソンジクは耐える。記者採点は南原。
3R、変わらず南原が前に出てパンチを放ち続けるが、空振りも多く、ソンジクはブロックで耐えつつ、右フックを随所で返す。最後、パンチラッシュをソンジクが耐えて終える。記者採点は南原。合計28-28でイーブン。ジャッジ3者も同じ採点で延長へ。
延長R、南原は前に出続け、これまで同様に度々パンチを当てて主導権を維持する。何度もコーナーに詰めるが、倒せず終了する。記者採点は南原。ジャッジ3者も南原を支持し、南原が判定勝ちした。
マイクを持った南原は「期待外れの試合をしてしまいました。このままじゃ世界を取れないです。まだまだですが、これからも皆さん一緒に歩んでください。しっかり練習して、這い上がって、RISEの大スターになって、世界にRISEと南原健太の名前をとどろかせます」とアピールした。最後に極真会館時代の師である相見秀樹氏に感謝の言葉を述べた。
シンパヤック、實方拓海からダウンを奪い判定勝ち
第11試合 セミファイナル ミドル級(70kg) 3分3R(延長1R)
×實方[さねかた]拓海(TSK japan/ウェルター級(67.5kg)1位、元WMC日本スーパーライト級王者)
○シンパヤック・ハマジム[Singphayak Hamagym](タイ/HAMA GYM/元ラジャダムナン認定スーパーバンタム級2位)
判定0-3 (大沢28-29/和田28-29/北尻27-30)
實方は29歳。23年7月、稲井良弥に延長判定負け。KROSS×OVERでの2連勝を経て、昨年5月のRISEではサーシャ・タダヨニに判定勝ち。9月の横浜大会ではペトル・モラリに判定勝ち。10月の後楽園大会では石川泰市に3R 右フックでKO勝ち。12月の幕張大会でのウェルター級王座決定戦では宇佐美秀メイソンに判定負けした。膝の怪我の療養を経て、今回は1階級上のミドル級(70kg)で出場する。
シンパヤックは大阪在住のタイ人選手。昨年6月のRISE大阪大会で憂也に3R KO負けして以来のRISEでの試合。12月の修斗大阪大会でのオープンフィンガーグローブ着用・肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルールの試合で、荒尾祐太に判定勝ちしている。
1R、両者サウスポーで構え、シンパヤックが左ストレート、右ジャブ、左インロー等を随所で当てる。實方はほとんど攻撃が返せないが、まだもらいっぱなしになったり、ひるむ場面はなく、差は小さい。記者採点はイーブン。
2R、シンパヤックが左ストレートを当てつつ、ローを当てていると、實方は足のダメージが溜まってきたか?オーソドックスにスイッチするように。シンパヤックはそれでも左インローを当て、實方をスリップさせると、終了間際、左ローからの左フックでダウンを奪う。8-10でシンパヤックが取る。
3R、シンパヤックはローを当てるが、實方は挽回を狙って前に出て、度々シンパヤックをロープ際に詰め、左ストレート、フックとパンチを随所で当てて巻き返す、だがシンパヤックはクリンチや前蹴りで實方の攻撃を食い止めて終了する。記者採点は實方。合計28-29でシンパヤック。ジャッジ3者もシンパヤックを支持し、シンパヤックが判定勝ちした。
マイクを持ったシンパヤックは関西弁交じりの日本語で「押忍。お疲れ様でした。拓海選手、めっちゃ強かったです。これからRISEで僕がやりたいのは(ウェルター級の)67.5kgで、選手も強いのいっぱいいるから、お願いします」とアピールした。
平岡琴、辻井和花に延長判定勝ちしQUEENアトム級王座決定トーナメント決勝進出
第10試合 第3代RISE QUEENアトム級(46kg)王座決定トーナメント準決勝(1) 3分3R(延長1R)
○平岡 琴(TRY HARD GYM/2位)
×辻井和花(BRING IT ON パラエストラ AKK/7位、元KROSS×OVER GIRLS-KICKアトム級王者)
4R 判定3-0 (北尻10-9/和田10-9/秋谷10-9)
3R 判定1-0 (北尻30-27/和田29-29/秋谷29-29)
宮﨑小雪が返上したQUEENアトム級王座を懸けた、6選手によるトーナメントが5月の後楽園大会から開幕した。5月大会で一回戦2試合が行われた。
辻井は19歳。昨年4月のRISEで坂田実優に判定勝ち。その後、KROSS×OVERで斎藤千種、菊地美乃里に判定負け。5月のRISEでのトーナメント一回戦では岩永唯伽に判定勝ちしている。
平岡は35歳。23年は菊地美乃里と小林穂夏相手に連勝したが、昨年3月のK-1ではぱんちゃん璃奈に判定0-2で惜敗。6月に台湾で現地の選手に判定勝ちすると、12月のRISEでは当時5位の奥村琉奈との打合いを制し延長判定勝ちした。上位ランカーの平岡は一回戦シードで準決勝から登場する。
1R、辻井がサウスポーで構えて前に出るが、平岡はオーソドックスで距離を取りつつ、度々右ストレートを当てる。辻井はパンチに反応できていない様子だ。記者採点は平岡だが、まだひるませるほどではないため、イーブンもありうる。
2R、平岡のパンチも当たる場面はあるが、辻井も打ち合いで右フックを当て返すようになり、ほぼ五分に。中盤、クリンチが多いとして、辻井に注意が出される。記者採点はイーブン。
3R、変わらずクリンチが多いが、その中でお互い打ち合いでパンチを当てる。平岡は右のバックハンドブローをヒット。辻井は組んでからの膝も当てる。最後、辻井の右フックで平岡が少しひるむが、すぐ持ち直してパンチを返し、はっきり差をつけさせず終わる。記者採点はイーブンだが辻井につく可能性もある。合計30-29で平岡。ジャッジ1者は30-27の大差で平岡を支持したが、2者は29-29のイーブンで延長へ。
延長R、クリンチがさらに増えるが、平岡がその中でもパンチを随所で積極的に当て、弱冠だが優位に進める。逆に辻井は終盤にかけて疲れが目立ち、攻撃が減ってしまう。記者採点は平岡。ジャッジ3者も平岡を支持し、平岡が判定勝ちした。(RISEは通常、延長Rはマスト判定ではないが、トーナメントの試合のためマスト判定)
マイクを持った平岡は「ギリギリの内容でしたがなんとか決勝に進めました。この年になると回りに期待されることが減って、あきらめる原因が増えましたが、それでも私はあきらめません。ベルトを巻いて、そういう人を勇気づけたいです」とアピールした。さらに平岡は客席で見ていた反対ブロックの島田知佳に対し「決勝でやりたいんで、準決勝でポカしないでください」と呼びかけた。島田は8月30日の後楽園大会での準決勝で風羽と対戦する。
田中佑樹、TETSUを1R KO
第9試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
○田中佑樹(フリー/10位)
×TETSU(月心会チーム侍/元DEEP☆KICK -65kg王者)
1R 2’24” KO (3ダウン:右フック)
1R、田中が開始すぐからプレッシャーを強めて前に出て、TETSUの左フックのカウンターで左フックを当ててダウンを奪う。さらに田中はTETSUの左ミドルに合わせて左フックを当ててダウンを奪う。田中は前に出続けると、パンチを当て続け、最後は右フックでTETSUをマットに沈めた。
マイクを持った田中は「フリーでやらせていただいているんですけど、見ての通り(セコンドの)TARGET SHIBUYAの(宮城)大樹さんをはじめとする皆さんが練習を見て下さった結果だと思います。ありがとうございます。(同ジムの)YA-MANさんがRIZINで忙しいと思うので、YA-MANさんとやりたいと言っている選手を一人ずつ倒したいです。YA-MANさんには僕にキックボクシングは任せておいてくださいと言いたいです。(6月の)GACHIトーナメント、僕が出てたら優勝できたでしょ。(トーナメント一回戦敗退の)ケルベロス選手とかレベルが全然違います。65kgの世界トーナメントに出ている選手に食い込みたいです」とアピールした。
第8試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○奥村将真(TEAM TEPPEN/15位、Stand up King of Rookie 2024 -55kg級優勝)
×京介(フリー)
2R 1’34” KO (左フック)
1R、奥村がスイッチを織り交ぜつつ、距離を取り、左ジャブ、右ロー等を当てるが、まだ京介も攻撃を返し、差が乏しい。
だが2R、奥村が1R同様の攻撃を続けつつ、ローやミドルも含め、手数を上げると、中盤、パンチのコンビネーションからの右フックでダウンを奪う。京介はダメージが溜まっており、奥村がパンチのコンビネーションで左フックをクリーンヒットし、マットに沈めた。
第7試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
×竹内賢一(Ten Clover Gym世田谷/元Bigbangフェザー級王者)
○杉本 祥(TARGET SHIBUYA/元PRINCE REVOLUTION -58kg王者)
1R 2’45” KO (右フック)
1R、杉本の左右のフックが時折ヒットし、少しずつ竹内のダメージが溜まると、終盤、左と右のフックの連打でダウンを奪う。竹内は立ったが、フラついて倒れ、北尻レフェリーがストップした。
杉本は涙を浮かべながら「今、ずっと宮崎にいて、宮崎時代に教えてくれた師匠(=近田道場の近田哲二氏)が6年前に『後楽園で試合やるぞ』と言っていてくれていたんですが、師匠は死んじゃってて、6年越しになったんですけど、やっとかなえることができて。セコンドは本当は3人入れるんですけど、自分の師匠が来てくれるだろうと思って、1人空けてて。昨日が師匠が生きていたら60歳の誕生日で、今日、勝利で、いいプレゼントできたかなと思っています」と話した。
第6試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
×山元剣心(PHOENIX/フェザー級(57.5kg)18位)
○松永 隆(新宿レフティージム)
不戦勝
※山元が公式計量前に体調不良により救急搬送され脱水症状でドクターストップがかかり欠場。計量をクリアした松永の不戦勝に
試合中止の松永は、松本天志(TARGET SHIBUYA/RISEフライ級(51.5kg)2位)を相手に2分1Rのエキシビションマッチを行なった。
第5試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
×松下竜之助(Team +1/22位、Stand Up King of Rookie 2022 -57.5kg優勝)
○岩永勝亮[しょうすけ](OISHI GYM)
4R 0’00” TKO (ドクターストップ:鼻柱のカット)
3R 判定1-0 (大沢29-28/北尻29-29/和田29-29)
1R、足を止めての接近戦で、岩永が左ジャブ、右フック、左飛び膝蹴り、ボディフック等を多く当て優位に進める。終盤、松下の右カーフ、左ボディ、フックも当たるようになるが、ヒット数の差は縮まらない。記者採点は岩永。
2R、松下は左ボディのヒットを増やす。岩永は次第に手数が落ちる。終盤は松下の左ボディ等のヒット数が上回るが、はっきり差をつけるほどにはならない。記者採点はイーブンだが松下につく可能性もある。
3R、お互いクリンチも多く、両者に警告が出されるが、松下がペースを落とさず左ボディ、右フック等のパンチを当て、手数で差を広げて終了する。記者採点は松下。合計29-29でイーブン。ジャッジは1者が松下を支持したが、2者がイーブンで延長へ。
完全に松下の流れだったが、延長R、松下の鼻柱のカットのドクターチェックが入り、ストップがかかる。レフェリーは有効打によるものと判断し、岩永のTKO勝ちとなった。
第4試合 ライト級(63kg) 3分3R
×雅志(RIKIX)
○金沢ごりちゅう光輝(AXGYM)
3R 0’00” TKO (コーナーストップ)
1Rに金沢が右ハイキックで1ダウンを奪う。2Rも金沢ペースで進んでいたが、金沢の膝蹴りがローブローとなり一時中断する。雅志はダメージが大きく、長時間休んだ後、ようやく再開する。金沢には減点1が科される。
その後も金沢が攻め続け、2Rが終わったが、インターバル中、雅志陣営からタオルが投入され、試合終了し、金沢のTKO勝ちとなった。椅子に座ったままの雅志は右足が痙攣しており、ローブローのダメージが大きかった模様だ。ドクターストップならテクニカル判定または金沢の反則負けといった判断がされた模様だが、雅志陣営からのコーナーストップのため、金沢のTKO勝ちとなった。ローブローのダメージの評価や、レフェリーやドクターの判断が妥当だったか、検証が必要だろう。
第3試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R
×武 裕太(誠真会館所沢道場)
○太陽(KBスポーツジム)
2R 1’29” KO
第2試合 ヘビー級 3分3R
○チャン(MONSTAR GYM)
×かずややねんけど(猛者連本部)
判定3-0 (30-29/30-29/30-29)
第1試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
○小野祥平(TARGET SHIBUYA/JAPAN CUP 2022 -55kg優勝)
×陸刃(楠誠会館)
3R 2’09” KO






























