PFL 5.23 ブリュッセル:井上直樹、PFL初戦で昨年PFLトーナメント優勝者と対戦。RIZIN榊原信行CEO「世界中のプロモーションとの交流をもっと積極的・戦略的に」

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PFL Brussels: Habirora vs. Henderson(5月23日(土/現地時間)ベルギー・ブリュッセル:INGアリーナ)で元RIZINバンタム級王者の井上直樹(キルクリフFC)がPFLに初参戦し、昨年のPFLバンタム級トーナメント優勝者でPFLバンタム級5位のマルシルリー・アウベス[Marcirley Alves da Silva](ブラジル)と対戦することになった。
PFL Chicago: Pettis vs. McKee(4月11日(土/現地時間)米国イリノイ州シカゴ:ウィントラスト・アリーナ)にはPFL女子フライ級8位の渡辺華奈(FIGHTER’S FLOW)が参戦し、同級6位のポリーナ・ヴィスニエフスカ[Paulina Wisniewska](ポーランド)と対戦する。
井上と渡辺は3月27日、RIZINの榊原信行CEO、RIZINマッチメーカーの柏木信吾氏と共に東京都内で記者会見を行った。榊原氏と柏木氏がはRIZINとPFLの今後の交流や世界戦略について説明した。(写真:(C)RIZIN FF)
榊原 RIZINとして今年はバーサス世界を掲げ、11年目、次の10年に向けてRIZINをより世界的なブランドにしていきたい。国内でこれだけ多くのファンの皆さんに愛していただき、ここまで10年走ってこれた。その先の未来を、やはり世界的なプロモーションとして、もっともっと海外での活動を積極的にしたいと考えています。海外からの注目をどう集めるか。そういう中でバーサス世界と掲げ、世界のトップアスリートたちを積極的にRIZINに招聘してくる。今回の4月も5月も国際戦が数多く組まれています。過去にはベラトールとの対抗戦もあったように交流を深めてきたんですが、今年はさらに一歩進んで、RIZINで活躍し、支持を得られている選手たちを海外の団体に出場させていく機会を作っていければと思っています。世界中のプロモーションにRIZINファイターを送り込んでいく。日本中のファンが、それぞれの国で行われる大会に注目していただけるような形を積極的にとり、RIZINのプレゼンスを海外でもっともっと高めていければと思っています。戦略的なパートナーシップを組んだ団体との新しい発表をしていきたいと思っています。
すでに発表されているカードで言いますと、渡辺華奈選手のパウリナ・ヴィシエフスカ選手との対戦。女子フライ級で4月11日のシカゴ大会でのPFLの試合になります。華奈選手はPFLを主戦場にしていますが、もともとはDEEP、そしてRIZINが誇る日本人ファイターですので、ぜひ注目をしていただきたい。その模様はU-NEXTで配信されますので、ぜひご覧ください。
気づけば、今度のUFC大会もイリー(・プロハースカ)もそうですし、10年前にやったマネル・ケイプ対堀口(恭司)戦がUFCで組まれたり、確実にRIZINで活躍した選手たちが世界中のプロモーションで活躍している。それを五月雨式にやってきたものから、もっと積極的に、戦略的に進めていこうということです。
ここの作業はチャーリー柏木こと、RIZINが誇るマッチメーカーの柏木さん中心に進めていきます。今日の会見にも同席していただいて、詳しく戦略を、どんな思いでいるのかを説明してもらいます。去年のヘビー級グランプリはあんな形でしたが、失敗から学ぶこともたくさんあります。その辺を明るく元気に、皆さんにお届けできたらと思います。
改めて発表させていただきます。既にPFLからも発表されております通り、渡辺華奈vsパウリナ・ヴィシエフスカ、女子フライ級。4月11日シカゴ大会です。そして、元RIZINバンタム級王者の井上直樹選手がPFLに挑みます。5月23日、ブリュッセルで行われるPFL参戦が正式に決まりました。対戦相手はマルシルリー・アウベス。135ポンド契約(バンタム級)です。カードが決まった経緯、対戦相手の特徴を柏木から説明します。
柏木 4月11日のシカゴ大会、渡辺華奈選手の対戦相手はパウリナ・ヴィスニエフスカ選手。27歳で、アマチュアからしっかりと基礎を作ってPFLヨーロッパで育った、まさにPFL生え抜きの選手です。本当に強くて、PFLヨーロッパのチャンピオンにもなっています。PFLとしては「ヨーロッパ王者がついにアメリカ本土に乗り込んでくる」という意気込みで渡辺選手に当ててきました。渡辺選手は2019年のベラトール・ジャパンの時から活躍されていて、当時ベラトールのマッチメーカーの目に留まり、海外へ羽ばたきました。かれこれ6年間で9試合、次が10回目の国際戦となります。強敵ではありますが、ぜひ頑張って次につなげていきたいなと思っています。
柏木 続きまして井上直樹選手。5月23日のブリュッセル大会です。既に発表されているSASUKE選手と同じ大会に出場します。対戦相手のマルシルリー・アウベス、一体何者なのか。彼は2025年PFLバンタム級トーナメント優勝者、つまりPFL現王者です。ものすごく強いです。シュートボクセ出身で打撃、特にパンチが非常に強い。去年のトーナメントはもともと補欠選手だったんですが、そこから勝ち上がってチャンピオンになった。ハングリー精神、実力、そして運も持っている。井上選手としては強敵に挑んでいく形になります。両選手にはRIZINと日本人の強さを世界に示してきてほしいと心から願っています。
榊原 直樹に関して言うと、RIZINバンタム級のタイトルを奪還するためのリスタートの年になります。国内に留まらず、もともとUFCの経験も早くから持っている直樹なので、海外で大暴れして戻ってきてほしい。契約で縛られる形ではないので、彼の活躍次第では、逆にPFLからRIZINに選手が送り出されてくる。そういう相互乗り入れを積極的にしていけたらいいなと思っています。
渡辺 ずっとRIZINに出させていただいて、榊原社長や柏木さん、RIZINの皆さまのお力添えでベラトールやPFLに参戦させていただき、次でちょうど10試合目になります。RIZINの強さと日本人の強さを見せて、しっかり試合に挑みたいと思います。対戦相手のパウリナ選手は私より10歳も若くて、小さい頃からMMAをやっていて完成度の高い強い選手です。私は偏ったファイトスタイルではあるんですけど、その力を出して、一点突破と言われるかもしれないですが、自分の良いところを出してフィニッシュして必ず勝ちたいと思います。U-NEXTで見られるので、皆さん朝から応援よろしくお願いします。午後にはRIZNもあるので、一日応援してください。
―― PFLのランキングで現在8位ですが、今回の試合を経ての目標を教えてください。
渡辺 次戦う相手が6位なので、しっかり勝ってランキングを上げたいです。そして今2位にいる(リズ・)カムーシュ選手にリベンジしたいです。
井上 今回、去年のトーナメント優勝者という、すごい強い相手を用意してくれてありがとうございます。そんな相手とできるのはすごいワクワクしています。皆さんにそのワクワクをお届けできるよう、しっかり勝って盛り上げて、「対世界」というRIZINが掲げているものを爆発させるような試合ができたらいいなと思います。
―― このPFLの試合を最初に聞いたとき、どんな感情になりましたか。
井上 RIZINが「対世界」を掲げていることもありましたし、自分も強い外国人選手とやりたいとずっと言っていたので、すごく嬉しいです。自分を選んでくれたことも光栄だと思っています。
―― 対戦相手の分析は始められていますか。具体的な印象も教えてください。
井上 決まった時点でトレーナー陣と話し合っています。柏木さんも言った通り、シュートボクセで打撃の強い選手なので、そこをしっかり対策して、自分の強さも見せていけたらいいかなと思います。
―― UFCでも戦われていたので海外戦には慣れていると思いますが、今回は「RIZIN代表」として日の丸を背負って戦う覚悟や意気込みを教えてください。
井上 海外での試合は20歳くらいの時が最後だったので、感覚はわからないですが、それを抜きにしてRIZIN代表として恥じないような試合をしていきたいと思います。
―― 継続参戦の思いや、今後ランクインした際の目標はありますか。
井上 次の試合の結果次第になるとは思いますが、しっかり勝ってから考えます。
―― 榊原社長、今回の一発目に井上選手を選んだ理由を教えてください。
榊原 2月かな。戦争始まって、ドバイも行けなくなっちゃったね。2月頭にドバイ大会があり、PFLの新しい代表とも話をしました。やはりトップどころが絡み合わないと、熱は生まれない。過去には堀口恭司がRIZIN王者のままベラトールの王者に挑むようなことや、その逆もありましたが、日本、RIZINを代表して結果を出せる、強さを見せられる選手としては、トップアスリートの直樹に行ってもらうしかないと思いました。彼自身もRIZIN王者に返り咲く目標を持ちつつ、海外へもアグレッシブにチャレンジしたいと快諾してくれたので、自信を持って送り出すことを決めました。
―― 井上選手がいきなりトーナメント王者にぶつけられるというのは破格の扱いだと思いますが、PFLサイドのRIZINファイターに対する評価はかなり高いのでしょうか。
柏木 評価は高いです。なぜこのマルシルリー・アウベスになったかと言いますと、我々RIZIN側としては、セルジオ・ペティス(PFLバンタム級1位・元ベラトール王者)やマゴメド・マゴメドフ(3位)といった、ベラトール系で名前の通っている選手をリクエストしたんです。しかし、彼らは先に試合が決まっていました。その中でマルシルリーの試合がまだ決まっていなかった。彼はトーナメント優勝後、怪我明けだったからこそ空いていたんです。井上選手はとにかく強い選手とやりたいと言っていたので、「ぜひチャンピオンでもいいから組ませてほしい」とお願いしたところ、PFL側も交渉してくれて決定したという流れです。
榊原 「軒先を借りて母屋をいただく」つもりでいます。直樹には一本かKOで勝って、トントン拍子にPFLのベルトを巻き、そのままRIZINの王者にも返り咲くという日を夢見ています。華奈も一緒です。これだけ長く海外プロモーションで評価される日本人女子アスリートは他にいない。そこからさらに突き抜けてほしいし、我々もしっかり後押ししたいと思っています。
―― 戦略的に海外へ選手を派遣していく上で、具体的に海外用選手をプールするなどのプランはありますか。これまでの派遣との違いを教えてください。
柏木 タイミングとウィン・ウィンの関係が重要だと思っています。片方だけが負担を負うと続きません。事前のスケジュール調整や話し合いを綿密に行い、向き合い方を整えていく。3、4ヶ月先のプランをお互いに共有し、今はビザの取得も難しくなっているので、ビザの件も含めて長期的に取り組んでいくというコミュニケーションの強化が第一歩だと思っています。
―― PFLとのこうしたアライアンスは今後も続いていきますか。
榊原 PFLだけでなく、2015年にRIZINを立ち上げた時から、各プロモーションの中だけで順位を決めていても面白くないと考えてきました。そうなると資金力のあるUFCに選手が集まり、そこがゴールになってしまう。それでは格闘技は本当のメジャースポーツになりません。UFCがワールドカップではありません。各国の文化をベースにした団体が、威信をかけてトップアスリート同士、あるいは王者同士を戦わせることで初めて世界最強が決まると信じています。この思いをダナ・ホワイト(UFC代表)にもチャトリ(・シットヨートンONE代表)にも届けたい。賛同してくれる世界中の団体とこのムーブメントを活性化させ、世界中のファンに興味を持ってもらえるアクションを選手とともに進めていきたいです。
柏木 今年「対世界」を打ち出してから、有明、福岡、神戸大会と続いていますが、ROAD FC、LFA、CFFC王者などが続々と参戦しています。こうした交流ができるのは、間違いなく昨年のヘビー級GPでの経験が生きているからです。
榊原 本当かよ(笑)。
柏木 あのGPがなければ、この流れはできていなかったと思います。長い目で見て、そのためにやったと思っていますので。







