RISE 3.28 両国国技館(レポ/65kgトーナメント):原口健飛、SB笠原弘希からダウン奪い判定勝ち。イ・ソンヒョンをKOしたYURAとの準決勝へ。GLORYサイドはペットパノムルンとトリンダーテが準決勝進出

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RISE ELDORADO 2026
2026年3月28日(土)東京・両国国技館
レポート&写真:井原芳徳 ※ワンマッチは別記事でお伝えします。
中継:ABEMA PPV(3,000円)
RISEとGLORYが共同で開催する24選手参加の65kg契約トーナメント「GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT STANDING TOURNAMENT」が25年6月から26年6月までの1年間に渡って開催されている。25年6月の横浜大会、8月の大田区総合体育館大会で一回戦4試合ずつ計8試合が行われ、勝った8選手がシードの8選手と、10月と12月のGLORY、11月2日のRISE両国大会で二回戦を行った。26年3月28日のRISE ELDORADO両国大会で準々決勝、6月6日大田大会で準決勝と決勝を1大会で行う。準決勝まではRISE勢同士、GLORY勢同士の対戦構図となり、決勝ではRISE代表とGLORY代表が戦う。
GLORYとRISEの両方の王者で、24年末の1DAYトーナメントも制したペットパノムルンは今回も優勝候補で、トリンダーテはGLORYサイドの対抗馬となっている。RISEサイドは日本の3選手、韓国のイ・ソンヒョンが争う構図となっている。
原口健飛、SB笠原弘希からダウン奪い判定勝ち
第9試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(65kg)STANDING TOURNAMENT 準々決勝 3分3R(延長1R)
○原口健飛[けんと](FASCINATE FIGHT TEAM/ISKA K-1ルール世界ライトウェルター級(65kg)王者、元RISEライト級(63kg)王者)
×笠原弘希(シーザージム/シュートボクシング日本スーパーライト級(65kg)1位、元SB日本ライト級(62.5kg)スーパーフェザー級(60kg)フェザー級(57.5kg)王者)
判定3-0 (小川29-28/大沢29-26/長瀬30-27)
原口は27歳。24年7月にオランダでペットパノムルンの持つGLORYフェザー級王座に挑戦したが判定負けし、対ペットパノムルン3連敗となる。12月の65kgトーナメント一回戦でミゲール・トリンダーデに1R KO負け。昨年3月の両国大会では同トーナメントベスト4のイ・ソンヒョンに判定勝ち。8月の大田大会でのRISE世界スーパーライト級タイトルマッチでは王者のチャド・コリンズに判定負け。今回のトーナメントは一回戦シードで11月の二回戦から参加し、ペトル・モラリを1R 左インローでKOした。
シュートボクシング(SB)代表の弘希は26歳。6月でのトーナメント一回戦ではロンペットに判定勝ち。8月のSBでのSB日本スーパーライト級タイトルマッチでは王者イモト・ボルケーノに左ジャブで額を切られ3R終了時にTKO負け。11月のRISEでのトーナメント二回戦では白鳥大珠に延長判定勝ちした。
1R、お互い接近戦でパンチ主体の攻防が続く中で、弘希が中盤、左三日月蹴りと右フックを立て続けに当て、原口を下がらせ、左ハイも原口の顔面をかすめ、好印象を作る。原口は持ち直すが、有効な攻撃が返せない。記者採点は弘希。
2R、原口が左ジャブ、右ロー等を的確に当て、流れを引き寄せると、中盤、詰めて来た弘希をロープを背にしつつかわし、潜り込んでから右フックを当ててダウンを奪う。終盤、原口は弘希をコーナーに詰め、パンチや左ハイを当て続けて追い詰める。普通なら10-8で原口につくが、10-7とするジャッジがいても不思議ではない。
3R、開始すぐに弘希は前に出てパンチを振るい、膝蹴りを当てるが、組んでから2連打する反則を犯した上、バッティングで原口はダメージを負う。和田レフェリーは膝の連打に対して警告を出す。原口は休む時間を得るが、この間に弘希も2Rのダメージの回復の時間を得る形になる。再開後、弘希がガムシャラに前に出てパンチを随所で当て、やや優位に進め、原口が耐えて終える。記者採点は弘希。合計28-28でイーブン。ジャッジはバラついたが、3者とも原口を支持し、原口が判定勝ちした。
YURA、イ・ソンヒョンに3R逆転KO勝ち
第8試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(65kg)STANDING TOURNAMENT 準々決勝 3分3R(延長1R)
×イ・ソンヒョン[Lee Sunghyun](韓国/RAON/RISEスーパーライト級(65kg)1位、元RISEミドル級&ライト級王者)
○YURA(ダイアタイガージム/RISEスーパーライト級(65kg)5位、BreakingDownフェザー級(66kg)王者)
3R 2’55” TKO (レフェリーストップ:右ストレート)
ソンヒョンは35歳。24年12月の65kgトーナメントでは一回戦でベルジャン・ペポシに判定勝ちしたが、準決勝ではペットパノムルンに判定負け。25年3月の原口健飛とのワンマッチでは判定負け。24年トーナメントベスト4のため、今回のトーナメントはシード枠となり、11月の二回戦では麻火佑太郎に判定勝ちした。
YURAは22歳。24年大晦日のRIZINの雷神番外地では元K-1ライト級王者の朝久泰央に判定負けし、キック15戦目で初黒星を喫した。25年3月のRISE両国大会でのOFGマッチでは山口裕人を1R KO。8月のGLORY×RISE 65kgトーナメント一回戦ではコン・デシャンを1R KO。11月の二回戦で対戦予定だったチャド・コリンズが負傷欠場し、YURAはトーナメント勝ち上がりとなるが、伊藤澄哉とOFGマッチを行い1R KO勝ちしている。
1R、ソンヒョンがプレッシャーをかけ、長時間YURAをコーナーに詰め、パンチや右カーフを積極的に放つ。YURAは強打をもらってひるむことはないものの、詰められる時間が長時間続き、攻撃も少なく、印象が悪い。記者採点はソンヒョン。
2R、ソンヒョンは変わらず前に出て、右カーフを執拗に当てる。YURAは時折足が流れる。YURAも右ストレートを返す頻度が上がるが、カーフをもらい続けていると、終盤にはスイッチする場面も。記者採点はソンヒョンだが割れる可能性もある。
3R、YURAは開始すぐ、サウスポーで構えてソンヒョンにカーフを打たせない対応をすると、数十秒でオーソドックスに切り替え、前に出て積極的にパンチを振るい、右ストレートを当ててからパンチをまとめるように。中盤にも同様にパンチで攻め込む山を作り、ソンヒョンにじわじわダメージを蓄積させる。すると終盤、YURAが右ストレートの連打でダウンを奪う。ソンヒョンは立ち上がるが、残り10秒を切り、YURAが再びパンチを連打し、ソンヒョンが防戦一方になると、小川レフェリーがストップした。ストップの判断は妥当な範囲だが、ソンヒョンは止められた後もすぐに左フックを振って前に出ており、試合続行でもおかしくない状態だった。
ペットパノムルン、ヴィダレスを蹴りで圧倒し判定勝ち
第7試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(65kg)STANDING TOURNAMENT 準々決勝 3分3R(延長1R)
○ペットパノムルン・キャットムーカオ[Petchpanomrung Kiatmookao](タイ/キャットムーカオジム/GLORYフェザー級(65kg)王者、RISE世界スーパーライト級(65kg)王者、GLORY RISE FEATHER WEIGHT GP 2024優勝、WMC世界ライト級王者)
×エイブラハム・ヴィダレス[Abraham Vidales](メキシコ/リヴィング・レガシー/GLORYフェザー級(65kg)2位)
判定3-0 (大沢29-28/和田29-28/小川30-28)
ペットパノムルンは30歳。チャド・コリンズに23年12月のRISEで判定負けし、RISE世界王座から陥落。24年7月に原口健飛に判定勝ちしてGLORYフェザー級王座8度目の防衛を果たし、対原口では3戦3勝している。24年12月のGLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIXでは白鳥大珠、イ・ソンヒョン、ミゲール・トリンダーデを下して優勝した。昨年6月、トリンダーデに5R判定勝ちしGLORYフェザー級王座9度目の防衛。LAST FEATHERWEIGHT STANDING TOURNAMENTは一回戦シードで、12月の二回戦ではデニス・ウォーシックに判定勝ちした。
ヴィダレスは31歳。22年10月にペットパノムルンのGLORY王座に挑戦したが判定負け。その後2連勝したが、23年12月のRISEで原口健飛に2R KO負けし、24年7月のGLORYでミゲール・トリンダーデに判定負けし、24年12月のGLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX一回戦でチャド・コリンズに判定負け。昨年は2戦2勝で、LAST FEATHERWEIGHT STANDING TOURNAMENTは一回戦シードで、12月の二回戦ではアシュラフ・アーシラに判定勝ちした。
1R、ペットパノムルンがサウスポー、ヴィダレスがオーソドックスで構え、蹴り主体の攻防に。序盤はヴィダレスが右ミドル、ローを返して渡り合っていたが、中盤からペットパノムルンの蹴り数が上がり、組んでの膝も絡め、やや優位になる。記者採点はペットパノムルンだがイーブンもありうる。
2R、ペットパノムルンはタイミング良く左ミドルを的確に当て続ける。組めば左膝蹴りを鋭く突き刺し、ヴィダレスを翻弄する。記者採点はペットパノムルン。
3R、これまで同様、ペットパノムルンは左ミドル、組んでの膝を的確に当てる。中盤からはハックステップ、クリンチで逃げ切りモードで、ノーガードで挑発する場面も。最後、ヴィダレスがパンチを当てるが、ペットパノムルンは耐え切って終える。記者採点はペットパノムルン。合計30-27でペットパノムルン。ジャッジはヴィダレスも少し評価しつつも、ペットパノムルンを支持し、ペットパノムルンが判定勝ちした。
トリンダーテ、ペポシとの延長戦制す
第6試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(65kg)STANDING TOURNAMENT 準々決勝 3分3R(延長1R)
○ミゲール・トリンダーテ[Miguel Trindade](ポルトガル/マンバファイトクラブ/GLORYフェザー級(65kg)1位、ISKA&WAKO-POR欧州スーパーライト級王者)
×ベルジャン・ペポシ[Berjan Peposhi](アルバニア/バロンチーム/GLORYフェザー級(65kg)3位)
4R 判定3-0 (北尻10-9/和田10-9/小川10-9)
3R 判定0-1 (北尻28-29/和田29-29/小川29-29)
両者は23年12月にGLORYで対戦し、ペポシが判定勝ちしている。
トリンダーテは25歳。ONE、GLORYでの試合を経て、24年3月のRISEで初来日しチャド・コリンズを1R KO。7月にGLORYでエイブラハム・ヴィダレスに判定勝ち。12月のRISEのGLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIXでは一回戦で原口健飛を1R右ストレートでKOし、準決勝ではコリンズと再戦し1R右膝蹴りでKOし、決勝ではペットパノムルンに判定負けした。昨年3月、YA-MANとのOFGマッチで3R KO勝ち。10月のGLORYでハリル・キュトゥクチュに判定勝ちし、LAST FEATHERWEIGHT STANDING TOURNAMENTは一回戦シードで、12月の二回戦ではボボ・サッコに判定勝ちした。
ペポシは25歳。24年12月のGLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIXでは一回戦でイ・ソンヒョンに判定負け。LAST FEATHERWEIGHT STANDING TOURNAMENTではデニス・デミルカプ、アイトール・クリートに判定勝ちしている。
1R、ペポシがオーソドックスで構えてプレッシャーをかけ、トリンダーテはサウスポーで構えて回って距離を取る構図が続く。ペポシが積極的にパンチやローを放つが、まだ強打は打てない。トリンダーテも時折左ストレートを的確に当てるが、まだペポシの勢いを止めるほどにはならない。記者採点はペポシだが割れるかイーブンの可能性がある。
2R、変わらずペポシが前に出て、時折トリンダーテをロープ際に詰め、パンチをボディと顔面にまとめる。トリンダーテはブロックして防御できているものの、トリンダーテ自身が攻撃を返す場面が乏しく、さすがに印象が悪い。記者採点はペポシ。
3R、ペポシが変わらず積極的に攻めるが、トリンダーテはパンチとローを返す頻度がこれまでよりも上がり、的確さで好印象を作る。とはいえトリンダーテはペポシの勢いを止めるほどにはならない。記者採点はトリンダーテだが割れるかイーブンの可能性もある。合計28-29でペポシ。ジャッジは1者が同じ採点だが、2者は29-29とし延長へ。
延長R、トリンダーテが執拗に当てていた左右のローが効き目を発揮し、右ローでペポシがバランスを崩す。中盤にはトリンダーテがパンチをまとめ、好印象を作る。ペポシも終盤は必死にパンチを振るうが、トリンダーテは強打を許さず終わる。記者採点はトリンダーデ。ジャッジ3者もトリンダーデを支持し、トリンダーテが苦しみつつも勝ち残った。
これで6月6日の大田区総合体育館大会での準決勝の組み合わせは、GLORY側がトリンダーデ vs. ペットパノムルン、RISE側がYURA vs. 原口に決まった。両サイドの勝者により同じ日に決勝が行われる。
◆YURA「ここで勝ったら一山、超えられると思っていたので勝ててうれしいです。次はずっと見ていた原口選手と戦えます。数年でここまで来られると思わなかったので、実感ないですけど、勝って優勝までたどり着きます」
◆原口「笠原君、マジで強かったです。さすがSBのトップで1秒も気が抜けなかったです。笠原君、またどっかでやりましょう。次回、YURA選手です。正直さっきまで、そこまで強い選手とか思っていなくて、警戒していた選手よりも楽に勝てると思っていましたけど、ソンヒョンにあんな勝ち方したら正直びびっちゃいましたね。今日から同じ立ち位置です。YURA選手と生き残りを懸けた試合をします」
◆トリンダーデ「ペッチに次こそ勝つ自信があります」
◆ペットパノムルン「強いミゲールとまた戦えてうれしいです。楽しい試合になると思うので期待してください」
なお、大会中には6月6日の大田区総合体育館大会への大﨑一貴、玖村将史の出場、6月28日の後楽園ホール大会でのサモ・ペティ vs. 憂也のRISEミドル級(70kg)王座戦、4月18日のRWSでのチャド・コリンズのラジャダムナン認定スーパーライト級王座挑戦も発表された。
RISE 3.28 両国国技館(レポ/ワンマッチ):志朗×大﨑孔稀、那須川龍心×長谷川海翔、安本晴翔×寺田匠、白鳥大珠×カピタンほか随時速報&見所紹介

















