RISE 1.18 後楽園ホール(レポ):常陸飛雄馬、パヌワットに判定勝ちしスーパーフェザー級王者に。那須川龍心、上村雄音を1R KOし3.28 両国での長谷川海翔戦希望。和田哲平、琉樺をGACHI!!ウェルター級決勝で下し優勝

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RISE 195
2026年1月18日(日)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
常陸飛雄馬、パヌワットに判定勝ちしスーパーフェザー級王者に
第10試合 メインイベント 第7代RISEスーパーフェザー級(60kg)王者決定戦(決定トーナメント決勝) 3分5R(延長1R)
×パヌワット・TGT[Panuwat TGT](タイ/TARGET/1位、RISEスーパーフェザー級漢気トーナメント2024優勝)
○常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/3位)
判定0-3 (豊永47-50/和田47-49/北尻47-48)
※常陸が王者に
パヌワットは27歳。タイから来日後、長年TARGETおよびTEPPENジムで指導し、那須川天心の練習相手も務めていた。24年4月のRISEでのスーパーフェザー級漢気(おとこぎ)トーナメントでは髙橋亮、岩郷泰成をKOし優勝。12月にチャンヒョンに延長判定勝ち。25年3月の両国大会のRISE WORLD SERIES -61.5kgトーナメント一回戦では笠原友希に2R KO負け。10月の第7代RISEスーパーフェザー級王座決定トーナメント一回戦では5位の細越竜之介に判定勝ちした。
常陸は27歳。23年8月、前王者の大雅に延長判定負け。12月に勝次を2R KO。24年3月のK-1では江川優生に延長判定2-1で惜敗。9月のRISEではアリシェル・カルメノフに判定勝ち。昨年1月にはエン・ペンジェーに判定勝ち。3月のRISE WORLD SERIES -61.5kgトーナメント一回戦ではシャクリヨール・ユラエフを3R KO。6月の準決勝ではペンジェーに判定負け。10月のスーパーフェザー級王座決定トーナメント一回戦ではGUMPに判定勝ちし、今回の決勝に進んだ。
なお、RISEのタイトルマッチはこれまで5R+無制限延長R制だったが、RISEは「選手の安全性を考慮」し、26年から5R+延長1Rマスト制に変わった。
1R、常陸がオーソドックスで構えてプレッシャーをかけ続け、パヌワットはスイッチを繰り返しながら距離を取り、時折コーナーを背負いつつも、左のミドル、膝を的確に当て、右の前蹴りでも吹き飛ばす。常陸は右カーフ、ボディストレートを当てる場面もあるが、ヒットが増えない。記者採点はパヌワット。ジャッジは1者がイーブンとしたが、2者はパヌワットにつける。
2R、常陸が変わらず前に出て、右ボディを強打し、右ローとカーフキックを当てていると、早くも効き目を発揮した様子。パヌワットはオーソドックスで固定し、コーナーに詰められてからも反撃できなくなる。最後、常陸が左右のボディを連打し、追い詰めて終える。記者採点は常陸。ジャッジ3者も常陸につける。試合後、パヌワットは「2Rのボディが効いて苦しくなりました」と振り返っていた。
3R、常陸が序盤、右カーフ、ボディで攻めるが、中盤からパヌワットも前に出返し、左ボディを返すように。お互い足を止めて激しくパンチを放ちあう攻防が続き、場内が沸くが、均衡は崩れない。記者採点はイーブン。ジャッジは1者がイーブンとしたが、2者はやや手数で上回った常陸を支持する。
4R、常陸が前に出続け、雄たけびを上げつつ、左ボディ、右ローを当てる。クリーンヒットに至らずも、気迫で前に出続ける。パヌワットは組んで膝を当てたり、左ボディを返す場面もあるものの、前に出られず、攻撃が減ってしまう。記者採点は常陸。
5R、常陸が終始前に出て、右カーフを当てつつ、左ボディ、右フックも当て、優位をキープする、パヌワットも膝を当てつつ、パンチを返し、場内を沸かせるが、常陸の前進を止められないまま終わる。記者採点は常陸。合計47-49で常陸。ジャッジ3者も常陸を支持し、常陸が判定勝ちし、スーパーフェザー級王者となった。
チャンピオンベルトを巻きマイクを持った常陸は「やっとここまで来れました。みんなのおかげでこのベルトが取れました。大樹さんとチームの仲間に出会って、RISEに出会って、キックボクシングに出会って、人生を変えることができました。格闘技に成長させてもらってここまで来ました」と感謝の言葉を述べ「RISEのチャンピオンとして、どんどん新たなチャレンジもしたいです。体重は62.5kgでも61.5kgでも合わせるんで中村寛選手とやりたいです」とアピールした。
最後に常陸は「お父さん、お母さん、ここまで育ててくれてありがとうございます。高校の時にキックをやることを反対されましたが、日本で一番のキックのベルトを巻けました。少しは親孝行できたと思います」と話し、最後の記念撮影では同門のYA-MANと共に勝利を喜んだ。
那須川龍心、上村雄音を1R KOし3.28 両国での長谷川海翔戦希望
第8試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
○那須川龍心(TEAM TEPPEN/1位・元フライ級(51.5kg)王者、ISKA K-1ルール世界ストロー級(51.5kg)王者)
×上村雄音[ゆうと](BK GYM/元DEEP☆KICK -53kg王者)
1R 2’24” TKO (レフェリーストップ:右ストレート)
龍心は19歳。24年は5戦全勝、3連続KO勝ちと活躍し、RISEの年間表彰「RISE’s PRIZE(ライズ プライズ)」のMVP選手に選ばれる。昨年3月、元ラジャダムナン2階級王者で23年のRISE 54kgトーナメント準優勝のクマンドーイを2R KO。6月にはハマダ・アズマニに判定勝ちしISKA世界ストロー級王座を獲得すると、RISE王座返上と階級アップを表明した。8月のスーパーフライ級(53kg)初戦は1位の政所仁に判定勝ち。10月のGOATでは元ラジャダムナン王者のチャラームダムを1R右バックスピンキックでKOした。現在13連勝中だ。
上村は12戦8勝(3KO)3敗1無効試合の26歳、2月の後楽園大会で星憂雅の弟・拓海に判定負けしたが、8月のRISE EVOL大阪大会で旬ノ介に判定勝ちし、今回の龍心の相手に抜てきされた。
12月のRISEでは龍心がスーパーフライ級王者の花岡竜に挑戦するプランもあったが、龍心はGOATとの試合間隔が1か月半と短いことから回避していた。花岡は10月の会見で龍心について「僕なら絶対断らない。逃げられた」と批判し「1回断られてるんで、そんなすぐ挑戦したいって言われても。また挑戦者決定トーナメントでも組んでもらって、段階を踏んでからじゃないと」と話した。すると龍心もGOATの試合の前日会見で「チームと話し合ってこうなって、逃げているつもりはないですけど、向こうが王者なので、そう思われてもしょうがない。挑戦者決定トーナメントをやって欲しい」と話した。
1月大会ではスーパーフライ級で龍心(1位)vs. 上村、長谷川海翔(3位)vs. 星憂雅(4位)の2カードが組まれた。挑戦者決定トーナメントと銘打たれていないが、RISEの伊藤隆代表は「勝者同士で1月18日から2~3ヶ月以内に組みたいと思っています。(トーナメントと)謡わないですけど、次期挑戦者にふさわしい内容であれば、そこは挑戦者として決めたいです」と12月の会見で話した。
結局、前日計量で星が失格となり、長谷川は不戦勝に。さらに計量後の会見では、花岡が1階級上のバンタム級に集中するため王座を返上すると発表した。龍心は「普通にムカつきますよね。自分が53kgで目指してきた選手の一人がいなくなるのは悲しく悔しいです。だからこそベルトを取って追いかけるしかないです」とコメントした。
試合は下馬評通りに龍心の圧勝に。1R、上村がサウスポーで構え、素早く動きつつ、オーソドックスの龍心に前手での右フックを当てて先手を取るが、その先が続かず、龍心は距離を取って右のボディストレートをクリーンヒットする。すると中盤過ぎ、龍心は接近戦での打ち合いで左フックを当ててダウンを奪う。これで流れをつかんだ龍心は、右ストレートで再びダウンを奪う。上村はのけぞってから倒れる。まだ2ダウン目だが、大澤レフェリーはダメージが大きいと判断したか?すぐさまストップした。
マイクを持った龍心は「もっといろんな技を考えてたけどうまく行かないなと思います」と試合を振り返った後「僕が掲げているのはキックボクシング革命ということで、天心が盛り上げたときのようにキック界を引っ張りたいんですけど、革命とか盛り上げるのは僕一人だけの力じゃなダメなんですよ。応援している人たちと盛り上げて、僕が先頭に立ってキック引っ張るので、応援お願いします。さっき長谷川選手が、勝った方と3月に戦いたいと言っていましたけど、ぜひやりましょう。タイトルマッチをやるかわからないですけど、テッペンを決める戦いになると思うので、3月28日、両国国技館に来てください」とアピールした。
RISEの伊藤隆代表は「3月28日に組みたいですね。王座決定戦になる可能性もありますけど、ワンマッチの可能性もありますし、これから話し合います」とコメントしている。
第7試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R(延長1R)
○長谷川海翔[かいと](誠剛館/3位、元DEEP☆KICK -53kg王者)
×星 憂雅(IDEAL GYM/4位、KROSS×OVER KICK -53kg王者)
不戦勝 (星が減量中の体調不良で救急搬送され欠場。長谷川は計量クリア)
第6試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
×細越竜之介(team AKATSUKI/5位)
○健真[たつま](BLACK☆Jr/DEEP☆KICK -60kg王者)
不戦敗 (細越が減量中の体調不良で救急搬送され欠場。健真は計量クリア)
エキシビションマッチ 3分1R
―長谷川海翔[かいと](誠剛館/3位、元DEEP☆KICK -53kg王者)
―健真[たつま](BLACK☆Jr/DEEP☆KICK -60kg王者)
勝敗無し
中村寛がライト級王座返上
第5試合終了後には、中村寛がリングに登場し、RISEライト級王座の返上を発表した。昨年の-61.5kg世界トーナメントの優勝記念のベルトも一緒に伊藤代表に返している。
GACHI!!ウェルター級 和田哲平が琉樺を決勝で下し優勝
GACHI!!は「何者でもない者が一夜にして何者かになれる」をテーマに、賞金や格闘技に対する熱意を語る面接を経て選ばれた選手たちによって争われる1DAYトーナメント。25年6月の第1回のスーパーライト級(65kg)トーナメントは元ラジャダムナンランカーで元KNOCK OUT王者のスアレックが優勝。8月の第2回は18歳の棚澤大空[そら]が優勝。TEAM TEPPEN所属選手が2連覇した。
第3回は ウェルター級(67.5kg)で行われ、恒例の面接には第1回優勝者のスアレックも参加した。本戦に選ばれた4人とも若手選手で、3戦3勝(3KO)の16歳・琉樺はRISE初参戦の狂介と、4戦4勝(4KO)の19歳・惺也は10戦8勝(5KO)2敗の27歳・和田哲平と初戦で激突した。
第3試合 RUF presents 200万総取りトーナメントGACHI!! ウェルター級(67.5kg)一回戦 3分3R(延長1R)
○琉樺[るか](LA GYM JAPAN/12位)
×狂介(道化倶楽部)
判定3-0 (北尻30-28/大澤30-28/豊永30-27)
1R、サウスポーの琉樺は随所で左膝蹴りをヒット。距離を取る狂介を前に、序盤は攻めにそうだったが、中盤、右の前手でのフックを当ててダウンを奪う。終盤は琉樺がパンチと膝のラッシュで狂介をダウン寸前まで追い詰める。一回戦は2ノックタウン制となっている。
2R、狂介が序盤からパンチを振るうと、琉樺は慎重になってしまい、攻撃が減る。3Rも狂介のパンチを前に慎重になるが、琉樺が強打を許さず判定勝ちした。
第4試合 RUF presents 200万総取りトーナメントGACHI!! ウェルター級(67.5kg)一回戦 3分3R(延長1R)
○和田哲平(FASCINATE FIGHT TEAM/9位、元DEEP☆KICK -65kg王者)
×惺也[せいや](OISHI GYM)
4R 判定3-0 (北尻10-9/大澤10-9/秋谷10-9)
3R 判定1-1 (北尻30-28/大澤28-29/秋谷29-29)
1R、和田がサウスポー、惺也がオーソドックスで構え、お互いミドル、ストレートを当てる場面もあるが、まだヒットが少ない。終盤、惺也が圧を強め、右ストレート、組んでの膝のヒットを増やし、少し優位になる。記者採点はイーブン。
2R、和田が序盤、右アッパーを立て続けに当て、先手を取るが、その先が続かない。終盤、惺也が左右のストレート、膝蹴りのヒットを増やし、このラウンドも最後にいい流れで終える。記者採点はイーブン。
3R、惺也が中盤過ぎから左ボディ、右ストレート等のヒットを増やし、最後は胴廻し回転蹴りも当てて差を印象付ける。記者採点は惺也。合計29-30で惺也。ジャッジは三者三様で延長へ。
延長R、和田が中盤から右ジャブのヒットを増やし、終盤はスイッチしての左ジャブも当てる。惺也は左ボディを当てる場面もあるが、ヒットが減ってしまう。記者採点は和田。ジャッジ3者も和田を支持し、和田が延長判定勝ちし決勝に進んだ。
第5試合 RUF presents 200万総取りトーナメントGACHI!! ウェルター級(67.5kg)リザーブマッチ 3分3R(延長1R)
○安彦考真(Yogibo DATSURIKI gym)
×YO UEDA(TARGET SHIBUYA)
1R 0’59” KO (左膝蹴り)
第9試合 セミファイナル RUF presents 200万総取りトーナメントGACHI!! ウェルター級(67.5kg)決勝 3分3R(延長1R)
×琉樺[るか](LA GYM JAPAN/12位)
○和田哲平(FASCINATE FIGHT TEAM/9位、元DEEP☆KICK -65kg王者)
判定0-3 (長瀬29-30/和田28-29/豊永28-29)
1R、和田がオーソドックでプレッシャーをかけ、サウスポーの琉樺の蹴りの距離を潰す状況が続く。お互い攻撃が少ないものの、和田が右ストレート、ミドル、インローのヒットが少し目立つ。記者採点はイーブンだが和田につく可能性もある。
2Rもなかなかお互い攻撃が増えないが、中盤、琉樺が左ミドルを強打してから、左ストレートをクリーンヒットする。ようやく流れをつかんだ琉樺は終盤にも左ストレートを当て、優位を印象付ける。記者採点は琉樺。
3R、和田が1Rから当てていた右インローが効き目を発揮し、琉樺は下がるように。和田は右ストレートもヒット。終盤は和田が琉樺をコーナーに詰め続け、右インローと左右のパンチで追い詰める。記者採点は和田。合計29-29でイーブン。ジャッジは3者とも和田を支持し、和田が判定勝ちし、トーナメント優勝を果たすと共に、賞金20万円を獲得した。
マイクを持った和田は「決勝は琉樺選手をなんとか止めたい気持ちで、俺のほうがありました。少しでも強くなれるよう技術を上乗せしたら(宇佐美秀)メイソン選手に勝ってRISE(ウェルター級)のチャンピオンになれると思っています。實方拓海選手かペトル・モラリ選手か上位ランカーと組んで欲しいです」とアピールした。最後はセコンドについたジムの代表の原口健飛らと記念撮影した。
バックステージでのインタビューで和田は「琉樺選手のTwitterに試合前にRIZINのケラモフ選手とかノジモフ選手と練習しているのが上がってて、いや、キックボクシングは原口(健飛)君のほうが強いんで。実績だけでめちゃくちゃ取り上げられてるなと思って。それで滅茶苦茶燃えて『16歳に俺、負けんなよ』って自分に言いながら練習してきたんで、それが結果に出たと思います」とコメントした。
第2試合 女子バンタム級(55kg) 3分3R
○Kiana(Team Michiyo)
×渋谷 茜(INHERIT ONENESS×剛毅會)
判定3-0
第1試合 フライ級(51.5kg) 3分3R
○小池 空(IDEAL GYM)
×中澤風希(戦ジム)
1R KO
























