RIZIN 10.24 横浜 ぴあアリーナMM:斎藤裕×牛久絢太郎ほか見どころ紹介。全選手計量クリア
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RIZIN.31(10月24日(日) 横浜 ぴあアリーナMM)の計量が23日午前より東京で行われ、全選手がクリアした。写真は午後3時からパフォーマンス計量の様子。
第11試合 メインイベント MMA RIZINフェザー級(66kg)タイトルマッチ 5分3R
斎藤 裕(パラエストラ小岩/王者、元修斗フェザー級世界王者/65.95kg)※初防衛戦
牛久絢太郎(K-Clann/挑戦者、DEEPフェザー級王者/65.7kg)
斎藤は修斗の世界王者として昨年8月からRIZINに上がり、2戦目となる11月の大阪大会で朝倉未来に判定勝ちしRIZIN王者に。今年6月の東京ドーム大会ではヴガール・ケラモフに判定勝ちした。同じ大会で未来を三角絞めで下したクレベル・コイケとの初防衛戦が計画されたが、コイケが足の怪我と体重調整を理由に辞退し、9月の交渉過程で斎藤戦を志願した牛久との防衛戦に落ち着いた。
牛久はRIZIN初参戦の26歳。小学1年から柔道、高校2年からMMAを始め、パンクラスで13年にプロ昇格トーナメントを制し、14年に新人王戦にあたるネオブラッド・トーナメントで優勝。16年のフェザー級暫定王座戦で田村一聖に敗れ、次の試合でも松嶋こよみに敗れたが、その後もランキング戦線で活躍した。19年からDEEPに上がり2連勝後、昨年9月、弥益ドミネーター聡志に判定勝ちしDEEPフェザー級ベルトを奪取。今年2月のノンタイトル戦では中村大介にTKO負けしたものの、6月のベルトを懸けての再戦では接戦の末に判定勝ちした。
未来は10月2日のRIZIN LANDMARKの萩原京平戦の前、斎藤を「華が無い」と批判したが、斎藤は4日の会見で「華があるないはその人の考えですけど、朝倉選手よりはいい試合をしたいです」と話し、寝技で萩原京平を仕留めきれなかった未来を皮肉る回答をしており、結果だけでなく内容でもアピールしたい。対する牛久は「僕の格闘家人生全てをかけてぶち壊しに行きます」と話し、斎藤と未来の再戦への流れを壊す決意を示している。
第10試合 MMA 女子スーパーアトム級(49kg) 5分3R
浅倉カンナ(パラエストラ松戸/RIZIN女子スーパーアトム級トーナメント2017優勝/48.85kg)
大島沙緒里(AACC/DEEP JEWELSアトム級(47.6kg)王者、DEEP女子ミクロ級(44kg)王者/47.95kg)
浅倉は3月の名古屋大会で女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加に挑戦し判定負けして以来の試合。大島はRIZIN初参戦。14年柔道全日本ジュニア体重別女子44kg級優勝の実績があり、柔道現役引退後、浜崎と同じAACCに加入。昨年1月の修斗でのMMAデビュー時から頭角を現す。9月にDEEP女子ミクロ級(44kg)王座を獲得。3月から6月に渡って行われたDEEP JEWELSアトム級GP(王者決定トーナメント)では富松恵美、パク・シウ、青野ひかるに勝利し優勝しており、MMA経験豊富な浅倉といえど油断できない相手だ。
第9試合 MMA ヘビー級(120kg) 5分3R
スダリオ剛(PUREBRED/115.6kg)
SAINT(米国/Y&K MMA ACADEMY/106.35kg)
スダリオは6月大会でシビサイ頌真に3R裸絞めで敗れMMA 4戦目で初黒星を喫して以来の試合。SAINTは在日米軍に在籍し、MMAデビュー戦の6月からDEEPに上がり9月の試合と合わせ2連勝している。
第8試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA/元SRCフェザー級王者)
芦田崇宏(BRAVE/元DEEPフェザー級王者)
メインの斎藤×牛久と同じフェザー級では、金原正徳 vs. 芦田崇宏、中村大介 vs. 新居すぐる、白川陸斗 vs. 山本琢也の3試合が組まれた。
金原は03年にプロMMAデビューし、09年大晦日に山本“KID”徳郁に判定勝ちしたこともある38歳のベテラン。昨年2月のRIZIN浜松大会でRIZINに初参戦し、ビクター・ヘンリーに2R TKO負けした後、引退を表明していたが、2年8カ月を経て復帰する。階級はバンタム級からフェザー級に戻す。9月30日の会見で金原は「斎藤選手のベルトを取りに帰って来ました」と復帰理由を話しており、ユーチューバーとしてブレイクした未来が、DREAM・SRC世代の復活の求心力となっているのも近年の興味深い流れだ。
芦田はDEEPの元王者。19年12月にRIZINの協力で開催されたベラトール日本大会では平本蓮とキックルールで対戦しKO負けしたが、昨年9月のRIZINでのRIZIN初戦では萩原京平を寝技で圧倒し1Rアームロックで一本勝ちしている。だが萩原らが脚光を浴びる状況に、芦田は「色々思うことはある」と話しており、1年2カ月ぶりの試合は存在感を示す絶好の機会となる。
※第7試合後に休憩
第7試合 MMA ライト級(71kg) 5分3R
阿部大治(HMC/DEEPウェルター級暫定王者、元パンクラス同級王者、元J-NETWORKライトヘビー級王者)
アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&MOSH/パンクラス・ライト級6位)
阿部もアキラもRIZIN初参戦。阿部は柔道をベースとし、14年にキックボクシングのJ-NETWORKで、17年にはパンクラスでにウェルター級王者に。その後UFCとONEに上がるも負けが込み、昨年8月からDEEPで日本マットに復帰。佐藤洋一郎、悠太に連勝後、今年2月にレッツ豪太に勝利しDEEPウェルター級暫定王者になると、ライト級と並行して戦うことを表明していた。
アキラは五味隆典のラスカルジム出身で、修斗でプロデビューし9戦した後、13年からパンクラスを主戦場とし、長年ランキング戦線で活躍。最近では5月のパンクラスで元修斗世界ライト級王者の松本光史に3R TKO勝ちしている。
第6試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
中村大介(夕月堂本舗/元DEEPライト級王者)
新居[にい]すぐる(ポテンシャル)※コンバ王子 改め
中村も新居もRIZIN初参戦。中村はPRIDE武士道、HERO’S、DREAMにも上がっていた41歳のベテラン。19年11月のQUINTET秋田大会でのグラップリングマッチでは、後にRIZIN王者になる斎藤裕に膝十字で一本勝ちしている。昨年、4年ぶりにMMAに復帰し、DEEPで長倉立尚、牛久絢太郎に連続KO勝ち。今年7月、牛久の持つDEEEフェザー級王座に挑戦し判定負けしたが、得意の腕十字で牛久を追い詰め、接戦を演じた。
新居は「コンバ王子」のリングネームでTHE OUTSIDER、パンクラスに上がっていた選手。最近では19年11月のパンクラスで田中半蔵に判定負けしており、約2年ぶりの試合が初のRIZINとなった。
第5試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
白川陸斗(トライフォース赤坂)
山本琢也(パラエストラ千葉/GRACHANフェザー級&ライト級王者)
白川はTHE OUTSIDERで経験を積んだ後、15年にDEEPでプロMMAデビューし上位戦線で活躍。20年8月にRIZINに初登場すると、萩原京平にTKO負けしたが、11月の大阪大会で朴光哲に3R TKO勝ちした。今年6月の大阪大会では青井人に判定勝ちし2連勝中だ。
山本は昨年12月のGRACHANフェザー級王者決定戦で鍵山雄介で2R TKO勝ち。ライト級との2階級制覇を果たすと、RIZIN参戦を熱望していた。
第4試合 キックルール(肘有り/つかんでからの攻撃は1回) 53.5kg契約(バンタム級相当) 3分3R
吉成名高(エイワスポーツジム/BOMフライ級王者、元WBC・IBF・WMCムエタイ世界ミニフライ級王者、元ルンピニー&ラジャダムナン認定ミニフライ級王者)
石川直樹(team Lit/元新日本&ジャパンキック・フライ級王者、元スックワンキントーン・スーパーフライ級王者)
ムエタイの2大タイトル・ルンピニー&ラジャダムナンを獲得した名高は、昨年8月のぴあアリーナ大会でRIZINに初参戦し、以降はRIZINで3試合ともKO勝ち。その3試合も肘有りで、肘打ちでKOまたはフィニッシュにつなげている。最近は9月26日のBOMに出場し、佐藤仁志に1R KO勝ちしている。
石川は26歳の2013年にキックプロデビューした遅咲きファイターで、現在35歳。16年に新日本キック、19年にスック・ワンキントーン、ジャパンキックのタイトルを獲得。9月から治政館を離れフリーとなったが、9月25日のKNOCK OUTではタイ人のユット・ZEROに判定負けしている。
第3試合 MMA フライ級(57kg) 5分3R
中村優作(TEAM FAUST/元WSOF-GCフライ級王者)※フリーから所属変更
伊藤裕樹(ネックスイチムエ/元THE OUTSIDER 50-55kg級王者)
中村は昨年8月の横浜大会でZSTフライ級王者の竿本樹生に1R左フックでTKO負けして以来の試合。今年6月の大阪大会で北方大地との試合が組まれていたが、北方が計量クリア後に体調不良でドクターストップがかかり試合が消滅していた。
伊藤は3月の名古屋大会でRIZINに初参戦し杉山廣平に1R TKO勝ち。9月23日のDEEPでフライ級暫定王者・藤田大和に挑戦し、判定3-2の僅差で敗れたばかりで、1カ月間隔での試合となる。
第2試合 MMA フライ級(57kg) 5分3R
伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム/元ZSTフライ級王者)
橋本薫汰[くんた](K-PLACE/Fighting NEXUSフライ級王者)
伊藤は昨年8月の横浜大会で神龍誠と攻守のめまぐるしく入れ替わる好勝負を繰り広げるも、2Rにギロチンチョークで一本負け。昨年11月のZSTでのRIZINルール戦では浜本“キャット”雄大に1R TKO勝ちしている。
橋本は22歳。7月のFighting NEXUSでタイガー石井に判定勝ちし、Fighting NEXUSフライ級王者となったばかりだ。
第1試合 キックルール(肘有り/つかんでからの攻撃は1回) 51kg契約(フライ級相当) 3分3R
奥脇竜哉[りゅうや](エイワスポーツジム/ラジャダムナン・WPMF世界・IBFムエタイ世界ミニフライ級王者)
老沼隆斗(STRUGGLE/元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)
両者RIZIN初参戦。竜哉は同門の名高同様にジュニア時代からタイで多数の試合を経験し、19歳になった19年9月にラジャダムナン王座を獲得した。名高同様、コロナ禍の影響でタイで試合ができなくなり、日本での戦いを続けており、肘無しのRISEにも上がっている。最近は9月26日のBOMでTOMOに判定勝ちしている。
老沼は9月にRIZINに初参戦し勝利した、ぱんちゃん璃奈と同じくSTRUGGLEに所属し、KNOCK OUTを主戦場とする23歳。子供の頃から空手を習い、キックデビュー後は18年にREBELSのタイトルを獲得。昨年9月の上段後ろ回し蹴りでの一撃KO勝ちで、KNOCK OUTの年間ベストKO賞を獲得している。今年2月の防衛戦で白幡裕星に敗れ、最近では6月のNKBで海老原竜二に勝利している。これまで接点の無いBOMのトップ勢との一戦が実現するのもRIZINならではだろう。
概要
大会名 Yogibo presents RIZIN.31
日時 2021年10月24日(日) 開場・12:30 開始・14:00 終了・19:00~20:00頃(いずれも予定)
会場 ぴあアリーナMM(横浜市西区みなとみらい3-2-2/みなとみらい線「みなとみらい」徒歩7分、JR根岸線・横浜市営地下鉄「桜木町」徒歩8分)
中継 Exciting RIZIN、RIZIN LIVE(生中継/前売¥5,000、当日¥5,500) スカパー!(生中継/¥5,500)
チケット料金 VIP席 100,000円 SRS席 30,000円 SS席(2階)20,000円 S席(3階)15,000円 A席(4階)10,000円(完売)
チケット販売 イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RIZIN FF事務局 03-5772-3223 https://jp.rizinff.com/