K-1 9.7 代々木第二(レポ/ワンマッチ):金子晃大、池田幸司から2ダウン奪い判定勝ちでリベンジしスーパー・バンタム級王座4度目の防衛。松谷綺、末松晄との延長接戦制し返り討ちし女子アトム級王座防衛

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K-1 WORLD MAX 2025 ~-70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦~
2025年9月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館
レポート&写真:井原芳徳 (大会後半の-70kgトーナメント一回戦は別記事に掲載します)
金子晃大、池田幸司から2ダウン奪い判定勝ちでリベンジしスーパー・バンタム級王座4度目の防衛
第9試合 K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○金子晃大[あきひろ](K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM/王者、K-1 -55kgトーナメント2024優勝、元Krushバンタム級王者)
×池田幸司(ReBORN経堂/挑戦者、元Krushバンタム級王者、K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
判定3-0 (豊永29-26/西村29-27/箱崎29-27)
※金子が4度目の防衛
金子は28歳。23年9月、1勝1敗のライバル・玖村将史に延長判定勝ちしK-1スーパー・バンタム級王座を防衛。昨年3月のRISEでは鈴木真彦から2ダウンを奪い判定勝ちしリベンジを果たす。7月と9月に行われた-55kg世界最強決定トーナメントではカン・メンホンをKO、璃明武に判定勝ち、大久保琉唯にKO勝ちし優勝。12月大会ではアスランベック・ジクレーブに判定勝ち。2月大会ではマノリス・カリスティスから2ダウンを奪い判定勝ちしK-1王座3度目の王座防衛を果たした。だが5月の横浜大会で池田幸司に1R開始早々右フックでダウンを奪われ判定負けし、連勝が12でストップした。池田は王座をかけての再戦を金子に要求し、4カ月後の9月大会で行われることになった
池田は28歳。元Krushバンタム級王者。昨年7月の晃貴戦からスーパー・バンタム級に階級を上げKO勝ち。9月には永坂吏羅とダウンの応酬の末にKO負け。12月のK-1では鬼山桃太朗に判定勝ち。3月のKrushでは璃明武のKrushスーパー・バンタム級王座に挑戦し延長に持ち込んだが判定負けした。怪我した璃明武の代役で金子と5月に対戦して金星を奪い、今回のK-1王座初挑戦につなげた。
1R、重心を低めに構える金子に対し、池田は右ローを度々当てつつ、左右のミドル、右ストレート、左フックのヒットも次第に増やし、終盤には左フック等のパンチをまとめて優勢に。金子は右まぶたをカットし出血する。金子が防御のためクリンチすると、梅木レフェリーがブレイクするが、金子はその後も左フックを当てる反則を犯す。ドクターチェックが入るが、すぐ再開し、20秒ほどで時間切れとなる。記者採点は池田。
2R、池田も左フックや右ローを当てるが、金子は1Rとは一転して圧を強め、手数を上げ、パンチのヒットを増やす。すると終盤、金子はパンチの打ち合いでカウンターの左フックを当ててダウンを奪う。金子はさらに右ストレートでダウンを奪う。最後もパンチを当て池田を追い詰める。10-7で金子が取る。
3R、池田は大量の鼻血を出しつつも、声を上げながら金子とのパンチの打ち合いに応じる。どちらも血だるまで、金子のパンチのヒットが上回るが、池田も耐えて返し続けて終える。記者採点は金子だがイーブンもありうる。合計29-27で金子。金子が判定勝ちで池田にリベンジし、王座4度目の防衛を果たした。
ベルトを巻いてマイクを持った金子は「応援してくれる人たちのおかげで勝てました。みんなのおかげです。今日負けたら終わりだったんで、みんなに救われました」等と感謝の言葉を述べた。
松谷綺、末松晄との延長接戦制し返り討ちし女子アトム級王座防衛
第8試合 K-1 WORLD GP女子アトム級(45kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○松谷 綺[きら](ALONZA ABLAZE/王者、元Krush同級王者)
×末松 晄[あき](K.I.K team BLADE/挑戦者)
4R 判定2-1 (水谷9-10/西村10-9/梅木10-9)
3R 判定1-0 (水谷30-29/西村30-30/梅木30-30)
※松谷が初防衛
松谷は22歳。22年6月の初代K-1女子アトム級王座決定トーナメント準決勝で菅原美優に判定負けしてプロ初黒星を喫したが、以降は8連勝。23年7月には元K-1女子アトム級王者のパヤーフォンに延長判定勝ち。11月には奥脇奈々に判定勝ちしKrush女子アトム級王者となる。昨年7月のK-1ではチョン・ユジョンに判定勝ち。11月にはKrush王座の防衛戦が組まれ、挑戦者のガブリエル・デ・ラモスの計量オーバーでノンタイトル戦に変わったが、1R右膝蹴りでKO勝ち。今年2月の第2代K-1女子アトム級王座決定トーナメントではマフィア・ペットモンコンディー、末松晄に判定勝ちし王者となった。
末松は19歳。23年4月からK-1 GROUPに参戦し、昨年は9月に加藤りこに判定勝ちし、12月に大西日和に判定勝ち。今年2月の第2代K-1女子アトム級王座決定トーナメントに抜てきされると、ルシールに判定勝ちして決勝に進み、松谷に判定負けしたが、2-0の接戦だった。7月のK-1福岡大会では大西と再戦し判定勝ちしている。
1R、両者離れた状態からミドル、ローで蹴り合う攻防が続く。終盤、距離が詰まり、両者左ボディ、右ストレートを当てるが、均衡状態が続く。記者採点はイーブン。
2R、松谷は変わらず左右のミドル、ロー、右顔面前蹴りを当てる。だが末松はひるまず前に出続け、随所で伸びのある右ストレートを当て、五分をキープする。記者採点はイーブン。
3R、松谷は主に左右のミドル、右ローを当て、末松は右ミドル、ストレート、左右のボディを当て、どちらも引かない展開が続く。末松のパンチで場内が沸くが、松谷もパンチを当て返し、完全に流れを作らせない。記者採点はイーブン。合計30-30でイーブン。ジャッジは1者が松谷を支持したが、2者はイーブンで延長へ。
延長R、変わらず両者パンチと蹴りを打ち合い、なかなか差のつかない展開が続く。末松が左フックを当てても、松谷はすぐに右の顔面狙いの前蹴りを返し、どちらも一歩も引かないまま終わる。最後、末松が左フックを当てると、少し松谷がバランスを崩すが、すぐ松谷は持ち直す。記者採点は迷ったが末松。松谷の右の顔面前蹴りも効果的だったが、最後左フックをもらってひるんだ場面が悪印象と判断した。とはいえどちらについても不思議ではない大接戦だった。ジャッジはやはり割れ、2者が松谷を支持し、松谷が判定勝ちし、王座初防衛を果たした。
ベルトを巻いた松谷は大接戦だったが「これ以上末松選手も名前出して来るなよと思います」と試合前同様に強気の態度を貫き「今後は海外もいいんですけど、チャンピオンベルトを持った強豪と戦ってK-1のベルトの価値を高めたいです」とアピールした。
復活HERO’Sは所英男の弟子・長野将大が快勝
第7試合 HERO’Sルール(MMA) 60kg契約 5分3R
×橋本雷汰(ALONZA ABLAZE/K-1甲子園2022 -60kg優勝)
○長野将大[しょうた](リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
1R 3’09” TKO (コーナーストップ:腕ひしぎ十字固め)
旧K-1が2004年から07年に開催していたMMA大会・HERO’S(ヒーローズ)が、18年ぶりにK-1のワンマッチの形で復活した。ルールは肘打ちは禁止だ。K-1ファイターの橋本はMMA初挑戦。長野はGRACHANを主戦場とし、かつてのHERO’Sで活躍した所英男の弟子だ。
試合は長野の完勝に。1R、開始すぐから長野がスライディングで下になると、足関を狙いつつ、バックを取り、マウントポジションに移行する。長野はパウンドを当て続けると、マウントのまま三角絞めを仕掛ける。橋本がもがき、長野が腕十字に移行すると、最後は勝ち目が無いと判断したか?橋本陣営がタオルを投入し、試合を終わらせた。公式記録では「TKO」と発表されている。
第6試合 HERO’Sルール(MMA) ヘビー級 5分3R
―シナ・カリミアン[Sina Karimian](イラン/SINA ARMY/元K-1クルーザー級王者)
―ブレイク・トループ[Blake Troop](米国/EYR Division Blackhouse MMA/LIGHTS OUT XTREME FIGHTINGヘビー級王者)
2R 1’53” 裁定保留
※審議の結果、ノーコンテストとなった
復活したHERO’Sの初の試合は波乱の幕開けに。カリミアンのセコンドには岡見勇信がつく。1R、トループが序盤からタックルで倒し、パスガードすると、マウントをあっさりと奪い、パウンドを連打する。トループはしばらくマウントをキープすると、中盤の段階で腕十字を仕掛けるが、腕十字が来るというセコンドのアドバイスを聞いていたカリミアンは対処して返し、上を取って押さえる。だがトループは下から組んで防御を続け、カリミアンは攻められない。
2R、トループがまたも片足タックルですぐにテイクダウンを奪いハーフで押さえる。するとトループが体を起こして右肘を落とす反則を犯し、なおかつその直前と直後にカリミアンの右手の指もトループの左目に入り、一時中断する。トループの目のドクターチェックが入り、規定の5分が経過しても回復が見込めず、ドクターストップがかかった。
審判部長の梅木良則氏は両者の反則を説明した上で「原因がどこにあるか映像で確認し後日発表するため、結果は保留です」と説明した。前日会見でも両選手は喧嘩していたが、この試合後も怒ったカリミアンがトループに襲い掛かろうとして、セコンドやスタッフに制止されていた。
(9月19日追記)K-1実行委員会と審判部の映像での検証と協議の結果、両者の反則ともに「故意かは断定できない」「明確に反則であるとは判断できず」とされ、ノーコンテスト(無効試合)になったことが19日に発表された。(詳細記事)
クルーザー級戦線はサッタリ&ゼイディが日本勢をKO
第5試合 クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
○マハムード・サッタリ[Mahmoud Sattari](イラン/TEAM大和魂/元Krushクルーザー級王者、M-1世界ヘビー級王者)
×山口翔大[しょうた](GENESIS/TEAM3K/RKS&AJKNクルーザー級王者)
2R 0’38” KO (右フック)
この日はクルーザー級(90kg)の上位戦線で2試合が組まれた。今大会のこれらの試合の後の休憩明けには、来年2月8日の代々木第二大会で-90kg世界最強決定トーナメントが開催されると発表されており、この2試合は前哨戦となる。
サッタリは昨年9月のK-1クルーザー級タイトルマッチでリュウ・ツァーに挑むも判定負け。今年4月にKrushクルーザー級王座を返上。5月の横浜大会ではリュウがティアン・ターザンを相手に防衛戦を予定していたが、リュウが負傷欠場したため王座を返上し、ターザンとサッタリで王座決定戦が行われ、サッタリは1R KO負けしていた。
山口はフルコンタクト空手の新極真会等の集まったJFKOの全日本大会を2度制し、22年にキックに転向。昨年10月はK-1無差別級トーナメント予選でエロール・ジマーマンを苦しめるもKO負け。同予選で谷川聖哉に勝ったクォン・ジャンウォンが病気により欠場し、山口は12月の本戦トーナメントの代役に抜てきされると、一回戦ではクラウディオ・イストラテの反則負けとなり、準決勝ではフェン・ルイに判定負け。今年5月のKrushでのクルーザー級王座決定戦では谷川聖哉に苦戦し延長判定負けしている。
1R、山口はガードを固めながら前進を続けるが、サッタリはかわしつつ、ガードの隙間から右ストレート、アッパー等のパンチを随所で当て、優位に進める。だが山口も中盤過ぎから、ガードを固めながら左右のローを当てるようになり、サッタリも少しずつ攻撃が減る。記者採点はサッタリだがイーブンになる可能性もある。
すると2R、サッタリが右ミドルを強打すると、詰めて来た山口に対し、下がりながら右フックをヒット。ダウンした山口は意識はあるものの立てず、西村レフェリーがストップした。
第4試合 クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
×谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krushクルーザー級王者)
○レダ・ゼイディ[Reda Zaidi](モロッコ/ARJトレーニンゲン/FIGHTSENSEオランダ-90kg級王者)
3R 2’05” KO (右バックハンドブロー)
谷川はフルコンタクト空手の真正会の全日本重量級で2度優勝し、17年にキックデビュー。22年のK-1無差別級トーナメントでは準優勝。昨年は3月にミドル級に落としてKrush初代ミドル級決定トーナメントに出場するもブハリ亜輝留に判定負け。8月のKrushではクルーザー級に戻りRUIをKO。10月のK-1無差別級トーナメント予選でクォン・ジャンウォンに判定負け。12月の同トーナメント・リザーブファイトでは実方宏介を1R KOした。今年5月のKrushでのクルーザー級王座決定戦では山口翔大に延長判定勝ちしている。
ゼイディは32戦26勝(10KO)6敗の33歳でK-1初参戦だ。
1R、谷川が右ロー主体で左ローも絡め、足狙いでじっくり攻める。ゼイディは少しずつダメージが溜まっている様子だが、終盤、ゼイディは右のバックハンドブローで谷川を真っすぐ下がらせると、前に出て右ストレートを当ててダウンを奪う。8-10でゼイディがポイントを取る。
2R、谷川は変わらず右ローを当てるが、ゼイディも前に出て、お互いホールディングが増え、レフェリーが注意する。ゼイディもパンチやバックハンドブローや飛び膝を出すが、なかなかクリーンヒットにつながらない。記者採点はイーブン。
3R、お互い攻めあぐねるが、谷川はスタミナの消耗が激しくダメージの蓄積も多い様子だ。すると中盤過ぎ、ゼイディが右バックハンドブローを放つと、谷川のガードの上に当たるが、谷川は脳が揺れたか?ダウンする。谷川はなんとか立ったものの、ファイティングポーズが取れず、島村レフェリーがストップし、ゼイディのKO勝ちとなった。
ライト級戦線は里見柚己が西京佑馬との延長戦制す
第3試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
○里見柚己(team NOVA/元Krushライト級王者)
×西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krushライト級GP2025優勝、元Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者)
4R 判定2-1 (太田10-9/山根10-9/水谷9-10)
3R 判定0-1 (太田29-30/山根30-30/水谷30-30)
里見は23年6月に大沢文也に判定勝ちしKrushライト級王座を獲得。9月のK-1では伊藤健人に2R KO負けし、昨年2月のKrushでのベルトを懸けての再戦でもKO負け。8月のKrushでの再起戦では永澤サムエル聖光を1R KO。11月にはアーロン・クラークに判定勝ち。今年2月のK-1ではトーマス・アギーレに判定勝ち、5月にはスリマン・ベテルビエフを28秒左ストレートでKOし4連勝中だ。
西京は22年8月のK-1で里見に判定負け。その後2年のブランクを経て昨年8月に復帰後はKrushで5連勝中で、今年2月のKrushライト級GPで弘輝、昇也、古宮晴を破り優勝している。
1R、里見がサウスポー、西京がオーソドックスで構え、お互い前蹴りやローやミドルを放つが、まだ距離が遠く、パンチの攻防はほぼ無く、慎重な状態が続く。記者採点はイーブン。
2R、西京の左インローのヒットが増え、里見は蹴り数が減るものの、まだひるむほどにはならない。お互い慎重な状態が続き、最後、ようやく足を止めてパンチで打ち合うが、どちらも強打は当てられず終わる。記者採点はイーブン。
3R、西京が右インローを当てつつ、右ストレート、左フックのヒットも増やす。だがまだクリーンヒットでひるませるほどにはならない。里見はヒットが減るが、随所で左右のパンチを返し、まだ余力はある様子だ。記者採点はイーブンだが西京につく可能性もある。合計30-30でイーブン。ジャッジは1者が西京を支持したが、2者はイーブンで延長へ。
延長R、西京は蹴りを絡めつつも、パンチの比重を上げ、随所で左右のパンチを顔面に当て、やや優位に進める。とはいえ里見も随所で右ジャブ等を返し、最後、ようやく左ストレートを当てて、少し西京をのけぞらせる。だがすぐに西京もパンチを返し、手数差を維持して終える。記者採点は僅差だが西京。やはりジャッジは割れ、最後に見せ場を作った里見が2者から支持され判定勝ちした。里見は接戦とはいえ西京を返り討ちにし、連勝5に伸ばした。
第2試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
○永澤サムエル聖光(林商店/元WMOインターナショナル・WBCムエタイ日本・ジャパンキック・ライト級級王者)
×上野空大[くうと](kickboxing gym SHINYUUKI+)
4R 判定3-0 (金子10-9/豊永10-9/山根10-9)
3R 判定1-1 (金子28-29/豊永28-28/山根28-27)
永澤は昨年からK-1 GROUPに参戦し、初戦で里見柚己にKO負け、2戦目で瓦田脩二に判定勝ちしたが、今年に入ってからは2月に古宮晴に判定負け、7月に佐野天馬に判定負けし負け越している。これまでKrushに出場し、K-1には初出場する。
上野は21歳。フルコンタクト空手をベースに、K-1アマチュアで16戦全勝。23年3月のデビューから4連勝後、昨年9月、ゴンナパーの相手に抜てきされ3R TKO負けしたが、ゴンナパーは前日計量で1.65kgオーバーしていた。4月のKrushでは児玉兼慎に3R終盤にKO負け。6月の地元北海道でのRIZINでは計量0.9kgオーバーのファーパヤップから2ダウンを奪い判定勝ちした。
1R、上野がパンチ、ミドル、共に、手数やや上で進めていたが、終盤、セコンドの指示通りに左フックを放つと、永澤がカウンターの左フックを当てて上野をひるませ、そこからパンチのヒットを増やし、やや優位で終える。記者採点は永澤だが、まだ差は小さいためイーブンもありうる。
2R、上野が永澤を突き放しつつ、次第に左ミドル、三日月をヒットし、やや優位に進めるように。中盤過ぎ、上野が伸びのある左フックで永澤の動きを止めと、右ストレートを立て続けに当ててコーナーに詰め、パンチ連打でダウンを奪う。だが最後、永澤がカウンターでまたも左フックを当てて上野をひるませ、パンチラッシュでダウン寸前まで追い詰める。記者採点は9-10で上野。
3R、激しいパンチの打ち合いが続き、永澤がやや手数上で優位だが、上野も随所でパンチを当て返し、はっきり差をつけさせず終わる。記者採点は永澤だがイーブンでも不思議ではない。合計28-28でイーブン。ジャッジは三者三様となり延長へ。
延長R、永澤が随所で左右のパンチを上野の顔面に連打して印象を作り、手数差を示し終了。記者採点は永澤。ジャッジ3者も永澤を支持し、永澤が判定勝ちした。
第1試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
○小田尋久(TEAM3K/元Krushスーパー・ウェルター級王者)
×松本和樹(K-1ジム川口ブルードラゴン)
判定2-0 (豊永28-27/水谷28-28/金子28-27)
小田は新極真会で空手を習い、21年11月にキックデビューし、23年2月からK-1 GROUPに参戦。昨年5月・8月のKrushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメントで森田奈男樹と璃久に勝利し王者となる。10月のK-1大阪大会ではストーヤン・コプリヴレンスキーに延長判定負けしたが、ダウンを奪うなど健闘した。今年2月のK-1では計量オーバーのデング・シウバに判定負け。5月のKrushではアビラル・ヒマラヤン・チーターに2R KO負けし王座初防衛に失敗し3連敗中だ。
松本は昨年8月に三宅祐弥に判定勝ちし、今年3月に佐野天馬に判定負け。勝ち負けを繰り返す状況が続き、今回、ライト級(62.5kg)からスーパー・ウェルター級(70kg)へ3階級もアップし浮上を図る。
1R、小田がオーソドックスで構え、松本がサウスポーで構え、時折パンチが交錯するものの、均衡状態が続く。すると終盤、中央での打ち合いの展開で、松本の右フックを空振りさせてからの左フックが炸裂し、小田がダウンする。その後、バッティングで小田がダメージを負い、一時中断する。再開後すぐ終了のゴングが鳴る。8-10で松本が取る。
だが2R、松本が大振りのパンチを振り回し続けてしまうと、ガードが甘くなり、小田がカウンターの左と右のフックを連続で当ててダウンを奪い返す。その後はお互いホールディングが増え、両者レフェリーから警告を受ける。最後、松本の右フックで、小田がマットに手をつくが、やや押されるような形だったため、レフェリーはダウンとみなさない。10-8で小田が取る。
3R、お互いパンチ一辺倒で、クリンチも多くなり、またもレフェリーから警告を受けるが、終盤、小田が左右のフックで松本をひるませ、好印象を作って終了する。記者採点は小田。合計28-27で小田。ジャッジ1者は意外にもイーブンとしたが、2者は順当に小田を支持し、小田が判定勝ちした。
プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
○伊藤 渚(K-1ジム川口ブルードラゴン)
×上田咲也(HIGHSPEED GYM)
判定3-0 (30-27/29-27/30-25)
※伊藤に度重なるボールディングにより1R・2R減点各1
プレリミナリーファイト第2試合 ライト級(62.5kg) 3分3R
○光弥[こうや](POWER OF DREAM)
×来希(TEAM ONE)
判定3-0 (29-28/29-28/29-27)
※光弥に3R組んだ状態での膝蹴りの反則で減点1
プレリミナリーファイト第1試合 63kg契約 3分3R
×佐野純平(K-1 GYM横浜infinity)
○TOJO(K-1 GYM BLOWS)
2R 2’38” KO (右フック)























