Krush 2.1(夜)エディオン大阪第2(レポ):新美貴士、松本海翔に延長判定勝ち。引退戦の川﨑聖亮朗、近藤魁成を2R KO。篠原悠人、新太を1R KO。KO-TA BRAVELY、元Krush王者の小田尋久に3R TKO勝ち

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Krush.186
2026年2月1日(日)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)K-1
新美貴士、松本海翔に延長判定勝ち
第10試合 メインイベント フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
○新美貴士[たかひと](名古屋JKファクトリー/元Krushフェザー級王者)
×松本海翔[はると](TAD)
4R 判定3-0 (箱崎10-9/島村10-9/梅木10-9)
3R 判定0-0 (箱崎29-29/島村29-29/梅木29-29)
新美は愛知出身の32歳。23年3月のRISEで門口佳佑に判定負け。6月のKrushでは寺田匠に判定勝ちしたが、10月には稲垣澪に判定負け。24年3月のホーストカップでは魁斗と延長引き分け。7月のKrushでは竹内将生に2R KO勝ち。11月、大脇武を1R KO。2連続KO勝ちが評価され、昨年2月のK-1で寺田のK-1王座に挑戦したが判定負けし、寺田にリベンジを許した。4月のKrushではデビュー6連勝の21歳・関口功誠に判定負け。9月には中国での試合でも敗れている。
松本は兵庫出身の19歳。8戦7勝(5KO)1敗。昨年5月の大阪大会で石田龍大のKrushフェザー級王座に挑戦したが2R KO負け。デビュー以来の連勝が5で止まった。だが9月のKrushで水津空良を1R KOし、11月15日のK-1で永坂吏羅を2R KOした。同月末にはUAEでのWAKOアマキック世界大会の男子K-1ルール-60kgで優勝した。
1R、両者サウスポーで構え、新美はいつも通り前進し、松本は右に回ってロープやコーナー際まで下がらないように対応する。お互い内・外からロー・カーフキックを当てて削り合うが、強打は少なく量さとも足取りは止まらない。その中でお互いパンチも放っていると、終盤、松本が右ボディの連打から、左ストレートをクリーンヒットする。新美の腰が一瞬沈み、松本が好印象を作って終える。記者採点は松本。
2R、新美は変わらず前に出て、左右のローを執拗に当てる。松本もローを返しつつ、左ストレートも当てる。お互い手数は落ちず、ひるまず、五分の状態が続く。記者採点はイーブン。
3も同様の構図で、お互いひるまない、中盤過ぎ、バッティングにより松本がダメージを負い、一時中断する。再開後、終盤に入ると、新美がギアを上げ、手数を上げるが、松本も随所で攻撃を返し、はっきり差を付けさせず終わる。記者採点はイーブンだが新美についても不思議ではない。合計29-30で松本。ジャッジ3者とも29-29とし延長へ。
延長R、開始早々にまたもバッティングとなり松本がダメージを負い一時中断する。再開後はこれまで同様、新美が前に出てパンチとローで積極的に攻める構図が続く。松本は変わらずひるまず同様に攻撃を返すものの、手数では劣り、マスト判定では印象が悪い。記者採点は新美。ジャッジ3者も新美を支持し、新美が判定勝ちした。
マイクを持った新美は「松本選手、滅茶苦茶強くて、気持ちが切れそうになった時もあったんですけど、皆さんの応援のおかげで勝てました。大阪のリングは久しぶりで、大阪って楽しいですね。ゆっくり観光したいです」と話した。
引退戦の川﨑聖亮朗、近藤魁成を2R KO
第9試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
×近藤魁成(TEAM3K/K-1甲子園2017・2018 -65kg優勝)
○川﨑聖亮朗[しんいちろう](HIGHSPEED GYM)
2R 0’11” KO (左ジャブ)
近藤三兄弟の三男・魁成は昨年5月の大阪大会で大利賢佑に判定勝ちし、現在2連勝中。34歳のベテラン・川﨑は24年11月に岩﨑悠斗に判定勝ち。今回1年3か月ぶりの試合だが、事前の公式インタビューでは「これで最後です。集大成を目に焼き付けてください」と話していた。
1R、魁成がプレッシャーをかけるが、まだ慎重で、攻撃が少ない。川﨑は回って距離を取りつつ、中盤まで前に出て左フックを当てる場面もあったが、終盤は攻撃が減る。最後それでも川﨑がカウンターの左フックを当てて終える。記者採点はイーブン。
すると2R開始すぐ、川﨑が前に出ると、左ジャブと右ストレートのワンツーをヒットする。左ジャブをアゴにもらった魁成はフラつき、右ストレートでは押される形で真後ろに倒れ、魁成がダウンすると、島村レフェリーがすぐさまストップした。
マイクを持った川﨑は「対戦してくれた近藤魁成選手、ありがとございます。対戦が決まってから生きた心地がしなくて、昨日もほとんど寝ていません。会場来ても嫌やなと思って、こんな嫌な日は人生で初めてです」と試合を振り返りつつ「僕は今日これでグローブを置きます。僕も34歳になって、この年齢になって自分がどういう立場なのかは理解しています。たくさんの方に支えられて幸せな格闘技人生やったと思います。25~6の時に脱サラして、K-1に出るために命を懸けてきました。本当に最高の格闘家としての人生を歩めたと思います。今後はHIGHSPEED GYMの代表をやってますんで、K-1のリングに上がる選手を育てていこうと思っています。応援ありがとうございました」と話し、引退を正式に表明し、リングを降りた。
篠原悠人、王座戦で敗れてからの再起戦は1R KO勝ち
第8試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
○篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級王者)
×新太(TEAM ONE/RKSスーパーライト級暫定王者)
1R 1’47” KO (右ストレート)
篠原は2連敗後、昨年5月のKrush大阪大会では三宅祐弥にKO勝ち。9月に瑠久にKO勝ち。11月に大岩龍矢のKrushライト級王座に挑戦したが判定負けした。今回、自身の希望により、地元大阪での大会から再起を図る。新太は皇治のジム所属で、昨年5月のKrush大阪大会で中野大輝に延長判定負けし、K-1 GROUPでは4連敗中だ。
試合は篠原がレベル差をはっきり示す内容に。1R、開始すぐから篠原が、スイッチと出入りのステップを織り交ぜつつ、左ジャブ、ボディストレートを当てて先手を取る。新太も右カーフを返す。中盤、リング中央付近で両者ともパンチが交錯する場面が増えると、新太の右フックのカウンターで、篠原が左フックをクリーンヒットする。新太がひるむと、篠原は右ストレートを連打してダウンを奪う。新太は立ったがフラつき、中野レフェリーがストップした。
篠原は「今回は勝つのは大前提で、どう勝つかが問われる試合でした。勝てて良かったです。新太選手も前に出てくれたから面白い展開になりました」と話し、新太も称えた。
KO-TA BRAVELY、元Krush王者の小田尋久にTKO勝ち
第7試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
×小田尋久(TEAM3K/元Krushスーパー・ウェルター級王者)
○KO-TA BRAVELY(BRAVELY GYM/KPKBウェルター級王者、M-1 JAPANスーパーウェルター級王者)
3R 2’02” TKO (ドクターストップ:右フックによる左眉尻のカット)
小田はストーヤン・コプリヴレンスキー、デング・シルバ、アビラル・ヒマラヤン・チーターといった海外出身勢に3連敗後、昨年9月のK-1で松本和樹に判定勝ちした。大分出身のKO-TAは昨年7月のK-1福岡大会で平山迅にKO負けして以来のK-1 GROUP登場で、11月のKODOでのムエタイの試合ではタイ人選手と5R引き分けている。
1R、両者ガードを固めながら近距離でパンチを打ち合い、KO-TAがローを当てれば、小田もミドルを返す。中盤、KO-TAが右フックで少し小田をひるませると、その後もパンチを当て続け、右フックの連打でダウンを奪う。終盤もパンチの打合いが続き、KO-TAは被弾しながらも右ストレートを当て、小田を追い詰める。8-10でKO-TAがポイントを取る。
2Rも両者スタイルを変えず接近戦でのパンチの打ち合いを続ける。KO-TAが小田をコーナーに詰める時間が終盤は続き、小田のヒットも増えるが、KO-TAはひるまずパンチを返し、小田のほうが苦しそうな表情を浮かべがちだ。記者採点はイーブン。
3R、接近戦でバッティングとなり、小田がダメージを負い一時中断する。再開後も接近戦での打合いが続き、両者一歩も引かない激闘に。すると中盤過ぎ、小田が左フック、ボディを連打した後、KO-TAが右フックを当てると、小田は左眉尻を深くカットし、大出血したため島村レフェリーがドクターチェックを宣告する。ドクターはストップし、審判団のインスタントリプレー(映像確認)の結果、KO-TAの有効打によるカットとみなされ、KO-TAのTKO勝ちとなった。
バンタム級王座決定トーナメント、石郷慶人が42秒KO勝ちで初戦突破
第6試合 第10代Krushバンタム級王座決定トーナメント・一回戦(53kg) 3分3R(延長1R)
○石郷慶人(SHINE SPORTS CLUB/元KPKBインターナショナル・フライ級王者、元KPKBフライ級王者)
×大輝(DK9)
1R 0’42” KO (左カーフキック)
Krushバンタム級王座決定トーナメントは12選手参加で、1月25日の後楽園ホール大会と2月1日のエディオンアリーナ大阪第2競技場大会で一回戦2試合ずつが行われる。一回戦勝者の4選手は3月28日の後楽園大会でシードの4選手と準々決勝を行う。準決勝は6月19日の後楽園大会、決勝は8月30の後楽園大会で行われる。
石郷はK-1 GROUPでは4連敗中だが、地元福岡のKPKBでは11月に松本愛斗に判定勝ちしている。大輝は昨年5月の大阪大会でKrushに初参戦したが井上海山にKO負けしている。
1R、両者サウスポーで構え、石郷はプレッシャーをかけると、右のインロー、前蹴りを絡めつつ、左のカーフキックを当てていると、2発目のカーフで早くも大輝がバランスを崩す。すると石郷はパンチも絡めつつ圧を強め、左の三日月蹴りを当ててから、左のカーフにつなげると、大輝はダウンする。大輝は立とうとしたが、足に力が入らずフラつき、石郷がわずか42秒でKO勝ちした。石郷のカーフキックは足先を当てる、三日月蹴りに近い、珍しい形だった。大輝は担架で運ばれ退場した。
勝った石郷は3月28日の準々決勝で安尾瑠輝(K-1ジム心斎橋チームレパード/元DEEP☆KICK -51kg王者)と対戦する。石郷は「これでバンタム級、面白くなるんじゃないですか。次、大夢選手だったんですが引退したんで、安尾選手をぶっ倒してトーナメントをかき回します」とアピールした。
第5試合 第10代Krushバンタム級王座決定トーナメント・一回戦(53kg) 3分3R(延長1R)
○早田吏喜[りき](TEAM3K/KPKBバンタム級王者)
×KING剛[たけし](ROYAL KINGS/元DEEP☆KICK -53kg王者、元MA日本バンタム級王者)
判定3-0 (伊藤30-29/中野30-28/梅木30-29)
19歳の早田は昨年7月のK-1福岡大会では林佑哉に判定負けし、11月のKPKB福岡大会では稟翔をKOしている。剛は39歳・45戦目にしてK-1 GROUPに初参戦した。
1R、両者サウスポーで構え、序盤は早田が左右のテンカオ、パンチで積極的に攻めるが、中盤には剛も前に出て左右のフックを返して巻き返す。終盤、剛が右バックハンドブローを当て、ロープに詰めてパンチを連打するが、早田もパンチを当て返して、明確な差はつけさせない。記者採点はイーブンとしたが剛についても不思議ではない。
2R、剛は前に出て、早田をロープに詰め、左右のボディを連打する。早田はひるまず、随所で右フックや左膝を返す。積極性では剛だが、攻撃の的確さは早田が上で、評価がばらついても不思議ではない内容に。記者採点はイーブン。
3R、剛は変わらず早田を下がらせるが、2Rまでよりは圧力が落ちる。早田もパンチと膝を返す頻度が上がる。すると中盤過ぎ、剛の右バックハンドブローのタイミングで、早田がカウンターの左ストレートを当てて印象を作る。終盤、両者鼻血を出し、剛は変わらず前に出るが、早田が打合いの中で的確に右フックを度々当て、やや優位で終える。記者採点は早田。合計30-29で早田。ジャッジ3者も早田を支持し、早田が判定勝ちした。
勝った早田は3月28日の準々決勝で長野翔(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と対戦する。敗れはしたが剛もK-1 GROUP初戦で印象を残した。
第4試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
×佑典[ゆうすけ](BILLION.WIN.GYM)
○龍翔[りゅうしょう](EX ARES/ジャパンカップキック・スーパーバンタム級王者)
2R 1’24” KO (右ストレート)
第3試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
×豊田優輝(BELLWOOD FIGHT TEAM/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)
○大地(ZEBRA GYM/K-1甲子園2024 -60kg優勝)
4R 判定1-2 (三浦10-9/島村9-10/伊藤9-10)
3R 判定1-0 (三浦30-30/島村30-29/伊藤30-30)
第2試合 女子フライ級(52kg) 3分3R(延長1R)
○麻央(K-1ジム心斎橋チームレパード)
×KOKORO BRAVELY(BRAVELY GYM/大和KICK QUEEN-52.5kg王者)
判定3-0 (水谷30-28/箱崎30-27/中野30-27)
第1試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
○町分元気(TAD/2018・2019・2021正道会館 全日本大会 優勝)
×増田拓英[ひろひで](BK GYM)
2R 1’59” KO (右フック)
















