Krush 11.29 後楽園ホール(レポ):大岩龍矢、篠原悠人からダウン奪い判定勝ちしライト級王座初防衛。璃明武、8戦全勝の村田健悟を翻弄しスーパー・バンタム級王座4度目の防衛

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Krush.182
2025年11月29日(土)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
大岩龍矢、篠原悠人からダウン奪い判定勝ちしライト級王座初防衛
第9試合 ダブルメインイベント2 Krushライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○大岩龍矢(team VASILEUS/王者、元Bigbangライト級王者)※K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTから所属変更
×篠原悠人(DURGA/挑戦者、元Krushスーパー・ライト級王者、K-1甲子園2015 -65kg優勝)
判定3-0 (豊永30-28/西村29-27/岡田30-27)
※大岩が初防衛戦
大岩は33歳。昨年7月のKrushで伊藤健人に判定勝ちし、Krushライト級王者となる。11月の地元名古屋大会ではトーマス・アギーレと63kg契約で対戦し判定負け。7月のK-1福岡大会では西本竜也に3R KO勝ちしている。今回から盟友・武尊率いるVASILEUSに加入しての初戦だが、既に以前からVASILEUSを練習拠点にしていた。
篠原は27歳。23年12月のK-1で大岩龍矢に1R KO負け。続く24年10月のK-1でも古宮晴にKO負けしていたが、今年5月のKrush大阪大会では三宅祐弥にKO勝ち。9月27日の後楽園大会では瑠久に1R KO勝ちし2連続KO勝中だ。同大会では同じライト級で児玉兼慎が大谷翔司に判定勝ちし、この2試合が大岩の挑戦者候補選びの査定対象となっていたが、宮田充プロデューサーは篠原の2連続KO勝ちを高く評価し、挑戦者に選んだ。
大岩のセコンドには武尊がつく。試合は大岩がワンチャンスをきっかけに流れをつかむことに。1R、大岩がプレッシャーをかけるが、篠原はサウスポー主体でスイッチを繰り返しつつ、懐の深さを活かして大岩に入らせず、自分の左ボディ、ミドル、左右のストレート等をヒット。終盤には手数を上げ、右カーフでバランスを崩させ、やや優位に進める。記者採点は篠原。
2R、大岩が変わらずプレッシャーをかけていると、篠原の右ローのタイミングで、大岩が右ストレートを合わせて倒し、ダウンを奪う。篠原は「効いてはいなかったけど、タイミングでもらったので、ダウンはダウンやと思った」と振り返る。篠原も左ストレートで大岩をひるませ、左ボディも当てて反撃するが、ダウンは奪えない。記者採点は10-8で大岩。
3R、篠原が右カーフ、左ボディを当てて巻き返そうとするが、大岩が右カーフを一発当てると、篠原は効いた様子でオーソドックスからサウスポーにスイッチしてしまう。大岩は左ミドル等を的確にヒットし主導権を維持する。篠原がオーソドックスに戻して右ローを放てば、またも右ストレートを当てる。終盤、篠原は「スタミナが切れた」といい、パンチの空振りが続き、反撃できず終わる。記者採点は大岩。合計29-27で大岩。ジャッジ3者も大岩を支持し、大岩が判定勝ちで王座初防衛に成功した。試合直後には児玉がリングに上がり大岩とにらみ合ったが、乱闘にはならず退場した。
ベルトを巻きマイクを持った大岩は「お客さんが途中で帰るのは悲しいです。みんな死ぬ気で頑張ってます。Krushのファンになってほしいです」と話しつつ「K-1のベルトを巻きたいです。34になるんで、そんな時間ないんですよ。K-1チャンピオンなるんで応援お願いします」とアピールした。
バックステージで大岩は「ダウンは取れましたけど、ギリギリの試合でした」と試合を振り返り、児玉の挑発について「児玉君はああやって挑発してくるのはいいと思いますよ。篠原君はああいうのは足りなかったし。ただ自分も年齢が年齢なので、K-1のベルトに挑戦したいので、児玉君とはタイミングですね」とコメントしている。
璃明武、8戦全勝の村田健悟を翻弄しスーパー・バンタム級王座4度目の防衛
第8試合 ダブルメインイベント1 Krushスーパー・バンタム級(55kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス/王者)※4度目の防衛戦
×村田健悟(ALONZA ABLAZE/挑戦者)
判定3-0 (豊永30-27/西村30-27/箱崎30-28)
※璃明武が4度目の防衛
璃明武は25歳。21年8月、第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント準決勝で黒田勇斗、決勝で鬼山桃太朗を下して王者に。23年7月の初防衛戦で永坂吏羅に判定勝ち。昨年3月には倉田永輝を1R KOし2度目の王座防衛。7月のK-1 -55kg世界最強決定トーナメント一回戦でアンジェロス・マルティノスに延長KO勝ちし、9月の準決勝では金子晃大に判定2-0で惜敗した。12月のK-1では大久保琉唯に判定負け。今年3月には池田幸司に延長判定勝ちし3度目の防衛を果たした。
村田は22歳。大阪出身で3歳から空手を始め、K-1アマチュア全日本大会優勝を経て23年にKrushでプロデビュー。年3試合ペースで勝利を重ね、今年は5月の大阪大会で木塚勝樹に判定勝ちし、7月の後楽園大会で内田晶に判定勝ちし、8戦8勝(4KO)の快進撃を続け、ついに王座に初挑戦する。
試合はキャリアで勝る璃明武がスキル差を存分に発揮する内容に。1R、璃明武が右ボディストレート、左ミドルを主体にしつつ、終盤にパンチ、ロー等の攻撃をまとめ、やや優位に進める。村田も途中まで左ボディストレート等を返す場面もあったが、璃明武の途切れない攻撃を前に、なかなか手数が伸びない。記者採点は璃明武だがまだイーブンもありうる。
2R、璃明武が左インローを連打して先手を取ると、中盤から左ミドル等のヒットを増やし、終盤には村田をコーナーに詰め、左ボディ、左右の膝を度々当てて追い詰め、差をはっきり示す。記者採点は璃明武。
3R、頭をつけた展開で、村田も左右のボディを連打するが、璃明武は問題にせず、左ミドル、左右の膝、右ストレート等を的確に当て続け、終盤には追い詰めて終える。ゴングの後、村田はパンチを当てる反則を犯すが、ペナルティは出されない。記者採点は璃明武。合計30-27で璃明武。ジャッジ3者も璃明武を支持し、璃明武が判定勝ちした。
マイクを持った璃明武は「このベルトを守り続けるストーリーもあるんですけど、来年中にK-1のチャンピオンになるので、応援お願いします」とアピールした。
宮田プロデューサーは大会後の総括で「大岩君も璃明武君も来年はK-1王座を狙う流れを作っていけたら」とコメントした。終了のゴングの後の村田の反則攻撃について宮田氏は「映像見て検証しなきゃいけないですね。ALONZAの卜部功也会長に確認したら本人いわく、最後のゴングの音が聞こえなくてすいませんでしたっていうことだったんですけど、あれで璃明武君が甚大なダメージを負っていたらアレなんで。村田君には今後もキャリアが続いていくんで注意を与えたいと思います」とコメントした。卜部会長も大会翌日のXのポストで反省と謝罪の弁を記し、璃明武にも謝罪したことを明かしている。
どうなるKrush?初生観戦のK-1須藤元気P「統合はあまりイメージがつかなかった」。RISEとの合同会見控えるKrush宮田充P「2026年、ファンが楽しくなる発表ができるように」
バンタム級戦線はシルバーウルフの大平龍と長野翔が勝利
第7試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
×心直[しんた](REON Fighting Sports GYM/元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級(52kg)王者)
○大平 龍(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
判定0-3 (山根28-30/岡田27-30/梅木27-30)
1R、サウスポーの心直に対し、大平がオーソドックスで構えて積極的にパンチと蹴りを出し続け、終盤には左ストレートを立て続けに当てて追い詰める。2R、大平がパンチを当てつつ、左カーフも絡め、やや優位な状態をキープする。3R、大平が右ストレート、ボディストレートを度々当てて追い詰め終了。点差を広げ判定勝ちした。
第6試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
○長野 翔[かける](K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
×菊地海斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0 (豊永30-29/岡田30-29/梅木30-28)
1R、両者オーソドックスで構え、お互いまだ攻撃が少なく、均衡状態が続く。2R、距離が縮まり、パンチ主体の展開で、長野が左ジャブ、右ストレート、ボディストレート等を随所で的確に当て、差を印象付ける。3R、菊地のパンチも当たり出すが、長野のパンチのヒットが上回る状態が続き、終盤には胴廻し回転蹴りも当てて好印象を作り、長野が判定勝ちした。
友尊、引退試合は堀井翼に延長判定負け
第5試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
×友尊[ゆたか](TEAM K/BLUE DOG GYM/元NJKFスーパーフェザー級王者)
○堀井 翼(K-1ジム五反田チームキングス)
4R 判定0-3 (山根9-10/豊永9-10/三浦9-10)
3R 判定1-0 (山根26-25/豊永26-26/三浦26-26)
1R、今回が引退試合の友尊が、サウスポーからの左フックでダウンを奪う。中盤、友尊に左インローのタイミングで堀井が左ジャブを合わせて倒すと、スリップのようにも見えたが、西村レフェリーはダウンを宣告する。このダウン宣告がなければ、友尊が判定勝ちしていた可能性が高い。
2R、堀井が右ストレートでダウンを先取するが、中盤、友尊が左フックでダウンを奪い返す。友尊は右まぶたをカットし出血する。お互いインローでも削り合う死闘に。
3R、友尊がやや積極的だが、強打にはつなげられない。お互いホールディングも増え、攻めあぐねて終える。ジャッジ1者は友尊につけるが、2者はイーブンで延長へ。
延長R、インローの当て合いで苦しんだのは友尊で、堀井が前に出て再三友尊をコーナーに詰め、膝、パンチ、そして右ハイを当て、友尊を追い詰めて終了。ジャッジ3者とも堀井を支持し、友尊は有終の美を飾ることができなかった。
第4試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
×健介(Jay’s Box)
○川森悠人(K-1 GYM BLOWS/KPKBフェザー級王者)
判定0-3 (岡田26-27/山根26-28/26-27)
1R、両者サウスポーで構え、最後のパンチの打ち合いで川森がカウンターの右フックを当てダウンを奪う。2R、川森が終盤にまたも左ストレートでダウンを奪うが、健介も左ストレートでダウンを奪い返し、波乱の展開に。
3R、健介が倒れてまたもダウンが宣告されるが、インスタントリプレーの結果、バッティングとみなされ、ダウンは取り消しとなる。接近戦でのパンチ主体の攻防が続き、若干健介優位だがダウンは奪えず終わる。1Rに8-10を取った川森が判定勝ちした。
第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
×長野龍生(ALONZA ABLAZE)
○龍翔(EX ARES/ジャパンカップキック・スーパーバンタム級王者)
不戦勝 (長野が前日公式計量前に脱水症状でドクターストップ。龍翔は計量クリア)
第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○遥心[はると](K-1ジム総本部チームペガサス/K-1カレッジ2023 -60kg優勝)
×一志[いっし](拳心会)
判定3-0 (豊永30-27/西村30-27/梅木30-27)
1R、遥心がサウスポーからの左ストレート、右フックで2ダウンを奪うが、中盤以降は一志も持ち直し右ミドルを返す。2R以降はほぼ五分の展開が続き、遥心が判定勝ちした。
第1試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○豊田優輝(BELLWOOD FIGHT TEAM/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)
×光佑(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
2R 1’22” KO (左膝蹴り)
1Rから豊田が左ミドルを何発も当て続けて主導権を握ると、2Rには左ミドルを当てつつ、左テンカオをボディにクリーンヒット。ダウンした光佑は立てず、豊田のKO勝ちとなった。
プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
×安 晟太(サクシードジム team EXCEED/K-1カレッジ2021 -60kg優勝)
○瑠唯(リーブルロア)
2R 2’35” KO (左フック)
プレリミナリーファイト第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
○岩上行統(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
×北川原稜磨(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
2R 2’14” KO (左フック)
プレリミナリーファイト第1試合 女子アトム級(45kg) 2分3R
×藤井杏朱[あんず](Ωmega KICKBOXING GYM)
○MOMOKA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
判定0-3 (28-30/29-30/28-30)





























