Krush 9.27 後楽園ホール(レポ):篠原悠人、瑠久を1R KO、宮田充P「篠原君が(ライト級王者大岩龍矢の)挑戦者にふさわしい」。児玉兼慎は大谷翔司に判定勝ち。フェザー級戦線は関口功誠がデビュー8連勝、松本海翔が1R KO勝ち

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Krush.180
2025年9月27日(土)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
ライト級王者・大岩龍矢への挑戦権争いで児玉兼慎は大谷翔司に判定勝ち
第9試合 メインイベント ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
×大谷翔司(KNOCK OUTクロスポイント渋谷/元KNOCK OUT-BLACK&INNOVATIONライト級王者)
○児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
判定0-3 (箱崎27-30/岡田27-30/梅木27-30)
11月29日の後楽園大会で、Krushライト級王者・大岩龍矢が防衛戦を行う予定で、今大会のメインとセミのライト級戦2試合の勝者のうちの1人が、大岩への挑戦者に選ばれる。
大谷翔司はKNOCK OUTを主戦場とし、23年にKrushで2戦し、6月に児玉兼慎に判定勝ちし、12月に大沢文也戦に延長判定勝ちして2勝しており、今回1年9ヵ月ぶりにKrushに出場する。今年5月のKNOCK OUTでは大沢文也に判定負けし、KNOCK OUT-BLACKライト級王座から陥落した。7月のKNOCK OUTでは昨年デビューしたばかりの木村涼仁に2R KO勝ちしている。
児玉は2年3か月前に大谷に敗れた後は4戦3勝(2KO)1敗で、昨年は瓦田脩二、伊藤健人に勝利。今年2月のKrushライト級GP一回戦では天野颯大に延長判定負けしたが死闘を繰り広げ印象を残した。その後、レオナ・ペタス率いる反乱軍リベリオンの一員となり、4月大会では上野空大に3R TKO勝ちした。
試合は1Rに先手を取った児玉が勝利をもぎ取ることに。1R、大谷が左ジャブを主体にしつつ、左右のフックを当てるが、児玉はブロックして耐えつつ、相手の打ち終わりに左フックを返し、左ボディストレート等も絡めて応戦する。すると終了間際、児玉が離れた距離から、左ボディストレートを振って踏み込むと、これをフェイントにしながら右ストレートをクリーンヒット。不意を打たれた大谷はダウンする。
2R、大谷が1R同様に序盤は積極的にパンチを放っていたが、ここでも児玉はブロックして耐えつつ、自分の攻撃を返す。中盤以降、少し大谷の勢いも落ち、パンチを放つ場面が減る。児玉も大谷をぐらつかせる場面は無く、五分に近い状態で進む。記者採点はイーブン。
3R、児玉はセコンドから「空手」との声が飛ぶと、大谷をロープ際に詰め、右ロー、右インカーフをヒットする。中盤からは大谷のパンチの連打をブロックして耐えてから、右アッパーをヒット。終盤、児玉は左ハイも当てて印象を作る。最後はお互い足を止め、パンチを振り合って場内を沸かせるが、両者かわし続けて終了する。記者採点は児玉。合計27-30で児玉。ジャッジ3者も同じ採点で児玉を支持し、児玉が判定勝ちした。
勝った児玉はリングを降り、中継席に向かい、ゲスト解説を務めた王者・大岩に話しかけた。児玉はリングに戻りマイクを持つと「チャンピオンは俺だ。誰よりもKrushのベルトが欲しくてたまらないんで、次、タイトルマッチでお願いします」とアピールした。さらに児玉は「試合4日前ぐらいに左目の網膜剥離と白内障で左目がほぼ見えない状態で、気合入れて戦いました。来週火曜日に手術が決まっています。11月にドクターが行けると言ったら準備するから、よろしく」と驚きの告白をした。
バックステージでのインタビューで児玉は「ちょっと前から(左目が)見辛いなと思ってて、どうしても見辛いと3日4日前に病院に行ったら『網膜剥離と白内障になっている、ドクターストップだ』と言われたけど、いや、ここはやるっしょ、ここでやらなきゃ俺じゃないっしょと思って、やったら行けた、みたいな」と話した。記者から「(シルバーウルフの)大宮司進トレーナーに打ち明けたら辞めろと言われたんですか?」と聞かれた児玉は「俺は何を言われても『やる』って(大宮司氏に伝えて、大宮司氏は)『わかった。でも多少危なかったらタオル投げるよ』って話でした」と明かした。
篠原悠人、瑠久を1R KO、宮田充P「篠原君が挑戦者にふさわしい」
第8試合 セミファイナル ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
○篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級王者、K-1甲子園2015 -65kg優勝)
×瑠久[るーく](RAUSU GYM)
1R 1’49” KO (左ボディフック)
篠原は23年12月のK-1で大岩龍矢に、24年10月のK-1で古宮晴に、連続KO負けしていたが、今年5月のKrush大阪大会では三宅祐弥にKO勝ちしている。
瑠久はウェルター級、スーパー・ライト級で戦ってきたが、今回からライト級に落とす。23年11月に稲垣柊に判定負けし、24年9月に寺島輝にKO負けし、2連敗していたが、今年3月のKrushでは蓮實光にKO勝ちした。
1R、瑠久が右カーフキックを一発強打すると、篠原は一瞬動きが止まる。だが篠原はパンチをまとめてから離れるヒット&アウェーで追撃を封じつつ流れを変えると、瑠久のボディと顔面にパンチを連打して下がらせると、カウンターの左フックでダウンを奪う。瑠久は立ったがダメージが大きく、さらに篠原がパンチを当て続け、最後は左フックと左ボディの連打でマットに沈めた。
これで2連続KO勝ちの篠原は「11月、大岩選手にリベンジとタイトル奪取したいんで、ぜひやりましょう」とアピールした。
バックステージでのインタビューで篠原は「勝ち負けを繰り返して試行錯誤したんですけど、やっぱ行ったもん勝ちやなと思いました」と今日のKO勝ちを振り返った。直後のメインイベントの大谷×児玉を見たかと聞かれると「見れていないです。聞いたらダウン取っての判定なんで、僕でしょ」と、挑戦権は自分にあると主張した。王者の大岩について篠原は「2年前に負けて、僕に勝ってからベルトを取って、ステップアップに使われてた悔しさもあるので、ベルトどうこうよりはリベンジしたいです」と改めて話した。
大会後の総括でKrushの宮田充プロデューサーは「篠原は100点満点でしょう。K-1のリングだと篠原は(負けが込み)ちょっとどうなのかなってのがあったんですけど、5月の大阪のKrushのKOが弾みになったのか、その後のタイでの練習もハマったのか、瑠久に何もさせなかったですね。お見事でしたね。大谷と児玉は6対4か7対3ぐらいで大谷(優位)だと思っていたんですよ。正直、児玉が勝つと思っていなかったです。さっき(児玉のトレーナーの)大宮司さんに聞いたら、直前に怪我が発覚したそうで。児玉は2か月でなんとか間に合わせると言っているんですけど、9割がた篠原君かなと思っていますね。やっぱりKOのインパクトが一番デカことなので、篠原君が挑戦者にふさわしいと思います。児玉の情熱は感じるし、今日も素晴らしい勝負だったと思うんですけど、目を怪我していると聞いた以上、まずは治してほしいし、経過を見たいです」とコメントした。
なお、児玉に敗れた大谷について、宮田氏は「また上がって欲しいです」とコメント。この日、大谷と同じくKNOCK OUTから派遣され勝利した小森玲哉についても「また面白い選手をKNOCK OUTさん出してくれたな」と称え、「KNOCK OUTさんが盛り上がっていて、新しいルールとかいろんなチャレンジをしていますね。僕もお世話になった時期がありますし、柿﨑(瑠)君や乙津(陸)君だったり、選手交流もありますし、K-1の選手もゴンナパーや玖村(修平)君が出ていますけど、なんかどっかで、来年、山作ったらいいのかなって感じましたね」と話し、今後さらに交流を深めたい考えを示している。
フェザー級戦線は関口功誠がデビュー8連勝、松本海翔が1R KO勝ち
第7試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
×大脇 武[たける](BOND GYM/元DBS&RKAフェザー級王者)
○関口功誠[こうせい](ALONZA ABLAZE)
判定0-3 (岡田28-30/豊永28-30/梅木28-30)
関口はデビュー以来7戦7勝(4KO)の21歳。4月大会では元Krushフェザー級王者の新美貴士に判定2-1で勝利している。当初、元K-1同級王者の椿原龍矢との試合が組まれていたが、椿原の負傷欠場により、大脇に相手が変わった。大脇は2月に橋本雷汰に延長判定負けしたが、6月に竹内将生に判定勝ちしている。
1R、サウスポーの大脇に対し、オーソドックスの関口がプレッシャーをかける構図が続く。序盤こそ関口は右ストレートやミドルを当てていたが、中盤から次第に大脇が距離を巧く取り、攻撃を当てさせないようになる。だが大脇も攻撃が少なく、どちらも印象を残せない。
2R、関口が同様に前に出て、随所でパンチ、ミドルを当てるが、なかなか追い詰めるほどにはならない。しかし終盤、関口が左のカーフキックを効かせると、大脇はバランスを崩し、オーソドックスにスイッチする。さらに関口が左インローを当てると、大脇はサウスポーに戻し、カーフが効いている様子を見せてしまう。記者採点は関口。
3R、関口は左カーフを当てつつ、中盤には左ハイを当ててひるませると、パンチラッシュで追い詰める。終盤も関口が攻め続け、最後は右飛び膝も当て終了する。記者採点は関口。合計28-30で関口。ジャッジ3者も同じ採点で、関口が判定勝ちし、デビュー以来の連勝を8に伸ばした。
第6試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
○松本海翔[はると](TAD)
×水津空良[そら](team NOVA)
1R 2’42” KO (左カーフキック)
松本は19歳。デビューから5連勝後、5月の大阪大会でフェザー級王者の石田龍大に挑戦したがKO負けし、今回が再起戦となる。水津は4月に倉田永輝にKO負けして以来の試合。
1R、両者サウスポーで構え、松本が序盤から左カーフキックを効かせ、さらに左右のフックを連打してからの左カーフでダウンを奪う。その後も松本がパンチ主体で攻め、左カーフでも追い詰め、終盤、左カーフをもらって水津が再び倒れたところで、中野レフェリーがストップした。
マイクを持った松本は「宮田さん、11月代々木で試合組んでください。HERO’S(MMA)でもいいですよ。KNOCK OUTに逃げた玖村(修平)選手、遠回りしすぎじゃないですか。僕とやりましょう」と幅広くアピールを繰り広げた。
第5試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
×西元也史[なりふみ](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
○小森玲哉(ONE’S GOAL)
3R 0’36” テクニカル判定0-3 (豊永28-30/山根27-29/中野27-30)
1R、中盤から小森が左テンカオを効かせると、西元も前に出てパンチを振るうようになるが、終盤、バッティングで小森は眉間をカットする。すると小森は手数を上げつつ、終了間際、右アッパーでダウンを奪う。
2R、開始すぐに小森のドクターチェックが入る。この時点ではカットが有効打によるものかアクシデントによるものかというアナウンスはない。再開後、小森はすぐに血だるまになるが、パンチで積極的に攻めて、またも西元をふらつかせる。だが西元も持ち直し、接近戦でのパンチの打ち合いで五分に近い状態をキープする。記者採点はイーブンだが小森につく可能性もあるだろう。
3R、小森はインターバルにセコンドの止血を受けたが、出血が止まらない。打ち合いの後、箱崎レフェリーは2度目のドクターチェックを要請すると、ここでようやくストップがかかった。梅木良則審判部長は「小森選手の額の傷が深く続行不可能となりました。傷は1R終盤の攻防の際にバッティングで切れたと判断しました。アクシデントによる怪我のためここまで内容で判定します」と発表し、判定の結果、ダウンを奪った小森の判定勝ちとなった。
第4試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
×岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
○上野奏貴[かなた](kickboxing gym SHINYUUKI+/K-1甲子園2023 -60kg優勝)
2R 1’58” KO (左フック)
1R、上野が多彩な蹴り技を絡めつつ、パンチも当て、やや優位に進める。終盤、上野が左ボディと顔面へのフックを連打したが、少しひるんだ岡嶋が前に出て右ストレートを当てると、上野がひるみ、岡嶋がパンチラッシュで倒しにかかったところで終わる。記者採点は岡嶋。
2Rも上野はパンチをもらう場面もあったが、中盤過ぎ、上野が左ジャブを効かせてからの右ストレートをクリーヒットしてダウンを奪う。岡嶋はダメージが大きく、上野が左ハイを効かせた後、パンチラッシュで追い詰め左フックで再び倒したところでレフェリーがストップした。
第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
×啓斗(team ALL-WIN/元DEEP☆KICK -57.5kg王者)
○長野龍生[りゅうき](ALONZA ABLAZE)※龍生 改め
1R 1’39” KO (右フック)
1R開始すぐから長野がサウスポーからのパンチを的確に当て、中盤、左フックを効かせると、下がった啓斗に左と右のフックを連打して倒すと、啓斗はダメージが大きく、すぐさま三浦レフェリーがストップした
第2試合 女子フライ級(52kg) 3分3R(延長1R)
○ケイト・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪/M-1 JAPAN女子ライトフライ級王者)
×Yuka☆(SHINE沖縄/元ミネルヴァ・ライトフライ級王者)
3R 2’53” KO (左ストレート)
1Rから長身のケイトがムエタイベースの前蹴り、ミドルを駆使して主導権を握る。2Rにはパンチも増やし、終盤には右ストレートでダウンを奪う。3Rもケイトがパンチ等でYuka☆にダメージを与えると、最後はワンツースリーでの左ストレートでYuka☆をマットに沈めた。
第1試合 女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
○紗依茄[らいか](月心会チーム侍)
×加藤りこ(K-1ジム五反田チームキングス)
判定2-0 (箱崎30-30/豊永30-29/金子30-29)
プレリミナリーファイト第3試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
○小野寺隼[はやと](K-1ジム大宮チームレオン)
×山本竜輝(MAX DRAGON GYM)
2R 1’30” KO (パンチ連打)
プレリミナリーファイト第2試合 バンタム級(53kg) 3分3R
×小寺雄太(谷山ジム)
○新井真惺[まさと](team M m/K-1甲子園2023 -55kg優勝)
2R 0’45” KO (右フック)
プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
△近藤壮真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
△許 裕雅(POWER OF DREAM)
判定1-0 (30-29/30-30/30-30)























