Krush 11.21 後楽園ホール:Krush 10周年記念大会にライト級GP’09優勝者・山本真弘が出場「自分が一番、11月21日の試合を楽しみにしています」
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Krush.95(11月21日(水)後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が10月10日に行われた。今大会は2008年11月8日に第1回大会の行われたKrushの10周年を記念した大会。第1回大会にも出場し、2009年のKrushライト級(60kg)GPで優勝する等、創成期のKrushを牽引した山本真弘が出場し、15歳下で20歳の里見柚己と対戦することになった。
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
山本真弘(N.F.T.T./元IT’S SHOWTIME世界-61kg級王者、Krushライト級(60kg)GP2009優勝、元全日本フェザー級王者)
里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)
宮田充プロデューサーは「10周年ということで長いセレモニーとかもやろうかと色々考えましたが、あくまでKrushのリングは戦いの場なので、思い出はそれぞれに思っていただければいいと思いました。これからビシッといいカードを並べていきます」と話し、基本的にはいつも通り試合主体の構成にしつつ、マッチメイクでKrush 10周年を表現する基本方針を明かした。
それを体現する選手として白羽の矢が立ったのが真弘。宮田氏は「Krush10周年で、色んな選手に出場オファーし、その中で早い段階で出て欲しいと思ったのが山本君でした」といい、真弘の09年のライト級GP優勝の功績を「Krush創成期の大きなクライマックスだった」と称える。Krushライト級GPは60kgという体重設定で、真弘は2005年に各団体のトップ選手を集めたIKUSA GP、07年にKrushの前身の全日本キックが主催したKick Returnトーナメントでも優勝し、60kgのトップに君臨。のちのKrush、K-1での60kg戦線での卜部弘嵩、武尊らの活躍の礎を作った選手と言っても過言ではない。
真弘は「自分は1回目のKrushから出ているので、10周年に思い入れがあって、怪我しても出たいと思っていました。怪我も無くて今は一番いい状態です。自分が一番、11月21日の試合を楽しみにしています」と語り、気合十分。創成期と今のKrushやK-1を比較してどう思うかを聞くと「当時のほうがギラギラした選手が多かった。顔つきや目つきだったりがギラギラしていた。今は発言が先行していて、あんまり試合で伝わって来ない」と厳しく評する。
だが真弘自身は8月の名古屋大会で11カ月ぶりに試合をするも、大岩龍矢にKO負け。最近は3連続KO負け中、15年8月のレオナ・ペタス戦から7試合で勝ったのは加藤港戦の1試合だけと、苦戦が続いている。19歳だった02年にプロデビューし、現在35歳・75戦を経て、ダメージの蓄積を懸念する声もある。真弘は「コンディションは常にいいです。若い頃はガムシャラに行くだけだったのが、経験や知恵を重ねて、逆に考え過ぎていたことに最近気づきました。今はそこを埋め合わせしています」といい、復調の兆しがKrush 10周年の節目に示せるかが見ものだ。
真弘の相手に選ばれた20歳の里見は「僕が格闘技を始めたのも10年ぐらい前で、そのころ一番活躍していたのが山本選手で、強いなと思っていました。10年後に一緒のリングで戦えて光栄です」「最近の格闘技のファンの人とかは山本選手が凄いイメージが無いと思いますけど、昔から見ている人は山本選手の強さをわかっています。その上でしっかり倒したいです」「試合の10日後ぐらい(の12月3日に)21歳になるので、レジェンドの山本選手をしっかりKOして、応援してくれる人に僕が喜ぶ笑顔をプレゼントしたい」と、真弘への敬意を示しつつもKO勝ちを宣言。
さらに里見は「前回8月のKrushで朝久泰央選手に負けて、足りないものを見つめなおし1から作っています。8月の試合よりも全然進化しているので、みんなびっくりすると思います」「朝久選手の手数に飲まれて、一発を狙いすぎたので、そこをしっかり治し、どんな選手でもしっかり対応できるようにしています」と話しており、今回の成長ぶりにも注目だ。
他にもクルーザー級(90kg)植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/WMC日本ヘビー級王者)vs. 俊雄(PAL-GYM)、スーパー・ライト級(65kg)中野滉太(POWER OF DREAM)vs. 竹内悠希(K-1 GYM EBISU FREE HAWK)の2試合が決定。9月のK-1でクルーザー級の初代王座決定トーナメントが行われたが、Krushでもこの階級が設定され、これまでヘビー級で戦っていた植村と俊雄の試合が組まれた。
◆植村
僕は過去に他団体(16年7月のJ-NETWORK新宿フェイス大会)で俊雄選手に2R KOで負けていますので、次はKOで勝てるよう頑張ります。
(クルーザー級への減量について)今は100kgぐらいです。身長も170cm無いので(168cm)、もっと下の階級を目指しています。みんな無理と言いますけど、70kgでやりたいんですよね。今30歳で、22歳の頃は55kgだったのが、食っちゃ寝、食っちゃ寝で増えて、27歳の頃は140kgまで太りました。今回は70kgまで落とす通過点ですけど、まずは目の前にある90kgで頑張りたいです。
◆俊雄
前回戦った時の植村選手はとにかく突っ込んで来たけど、意外と蹴りもできた印象です。右のパンチにクロスなり自分の攻撃を合わせたいですね。
(クルーザー級への減量について)128kgぐらいあった体重を、前回8月のKrushに出るために100kg以下まで落としました。愛鷹亮選手にKO負けして、自分にペナルティを与えないといけないと思い、さらに階級を落とすことにしました。今28ですけど、18歳の頃は70kgぐらいでした。しっかり体重を落とせているので、ここでどれだけの力が発揮できるか楽しみです。植村選手にクルーザー級は通過点と言われて癪に障ったので、きっちり教育したいです。
◆中野
階級を上げて一発目の試合なので、この階級でやっていけるところを示したいです。体重が増えてきて、65kgでも通用するパワーになっていると思います。竹内選手はパンチの選手という印象です。Krush 10周年にふさわしく、しっかり倒してインパクトのある試合を見せたいです。
◆竹内
減量がキツくなって、階級を上げようと思いました。筋トレは結構やっています。中野選手は右の顔面膝が危ないので警戒して戦います。KO狙いで負けることが多いので、今回は勝ちに徹しつつ、運が良ければKOを狙います。
また今大会では、寺崎直樹(Booch Beat/第2代Krushスーパー・ライト級王者)の引退セレモニーが行われることが発表された。寺崎は5月大会で松下大紀に1R KO負けし、これが最後の試合に。約2年ぶりの試合で負けた後、引退を表明していた。宮田氏が今大会での引退セレモニーを提案し、最初は寺崎自身は「26戦しかしていないのにどうかと思った」が、「色んな人を巻き込んでキックボクシングをやっていたので、男のけじめとしてやっておくべきかと思いました」と話す。
Krushでの思い出を尋ねると、寺崎は「2012年のWILDRUSHリーグでは1勝もできなかったんですけど、その後は梶原(龍児)さんと西川(康平)君と戦ったのが忘れられないですし、(14年7月のタイトルマッチで)HIROYA選手に勝ったことで自信になりました。NOMANに3回負けたのは人生の上で屈辱ですけど、今は仲がいい友達です。佐々木大蔵選手も僕と戦った後にチャンピオンになってくれて良かったです。松下選手も僕に勝って連敗から脱出し、その先勢いをつけて(7月大会でジョージに)KOで勝っているので、この勢いでチャンピオンになって欲しいです」と話した。
対戦カード
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
山本真弘(N.F.T.T./元IT’S SHOWTIME世界-61kg級王者、Krushライト級(60kg)GP2009優勝、元全日本フェザー級王者)
里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)
クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/WMC日本ヘビー級王者)
俊雄(PAL-GYM)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
中野滉太(POWER OF DREAM)
竹内悠希(K-1 GYM EBISU FREE HAWK)
概要
大会名 Krush.95
日時 2018年11月21日(水) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
中継 AbemaTV(生放送)、GAORA
チケット料金 SRS席15,000円 RS席9,000円 S席7,000円 A席5,000円 ※当日座席券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット 後楽園ホール5F事務所(店頭販売) K-1.SHOP グッドルーザー(電話予約)
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/