Krush 11.20 後楽園ホール(レポ):菅原美優、MIOからダウン奪いリベンジ&初防衛。寺島輝、元王者の鈴木勇人を撃破
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Krush.131
2021年11月20日(土)後楽園ホール
レポート:井原芳徳 写真:(C)K-1
第10試合 メインイベント Krush女子アトム級(45kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/王者)
×MIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、元シュートボクシング日本女子ミニマム級(48kg)王者)
判定3-0 (豊永30-28/西村30-28/梅木29-28)
※菅原が初防衛
5月のK-1横浜大会でMIOとの接戦の末に判定負けした菅原美優が、Krush女子アトム級のベルトを懸けMIOと再戦する。MIOはKrushのタイトルには初挑戦だ。もともと8月のKrushでこの王座戦が組まれていたが、菅原が新型コロナウイルスの影響で欠場し、今大会に延期となった。
試合は菅原が半年間での成長を見せつける内容に。1R、菅原はリーチ差を活かし、左ジャブを振り、左の前蹴りを当てて距離を取りつつ、右ロー、右フック、左ミドルも絡める。MIOはもらってひるむことはないものの、パンチとローの空振りが続き、なかなか中に入らせてもらえない。記者採点は菅原。
2Rも菅原が左前蹴り、ミドル、右ロー、右アッパー等を自在にヒット。終盤、菅原は左の前蹴り一発でMIOを吹き飛ばす。すると最後、MIOがパンチの連打で詰めて来ると、菅原もパンチの連打をお返ししてから、右のバックハンドブローをクリーンヒット。奇襲に成功し、ダウンを奪う。記者採点は10-8で菅原。
3R、菅原はこれまでよりも前に出てパンチの比重を上げる。終盤には顔面への前蹴りもヒット。最後はようやくMIOも右ストレートを連打するが、追い詰めきれず終了のゴングが鳴る。記者採点はイーブン。合計30-27で菅原。ジャッジ3者も菅原を支持し、MIOへのリベンジと初防衛を果たした。
ベルトを巻いた菅原は涙を流しながら「MIO選手がいたからこそ強くなれました。感謝しています。まだまだヘナチョコのチャンピオンですけど、これからもKrushを、KANAさんと一緒にK-1を、盛り上げていけるよう、ちょっとずつですが強くなるように頑張りますので、これからも応援をお願いします」とアピールした。
第9試合 セミファイナル スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
×鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・ライト級王者)
○寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)
判定0-3 (27-30/27-30/27-29)
鈴木はK-1で昨年12月に不可思に、今年3月にヴィトー・トファネリに敗れ2連敗中。寺島は3月に山崎秀晃を相手にプロ初黒星を喫し、続けて斉藤雄太にも敗れたが、7月に松本篤人に勝利している。
1R、鈴木はサウスポーでややベタ足気味でほとんどステップはしないのに対し、寺島はオーソドックスに構えて細かく出入りし、右ミドルを度々ヒット。鈴木は右の前足を引きずり気味で、左ミドルを放つとバランスを崩し、寺島に詰められた際に下がる足取りがぎこちない。寺島が右ハイや右の前蹴りも当てる。
2R、寺島は変わらず右のミドル、三日月を的確にヒット。中盤、鈴木の左膝がローブローとなり一時中断する。だが終盤、寺島が右の三日月蹴り、前蹴りを連打してボディに意識を向けさせてから、右の飛び膝蹴りをアゴにヒット。ひるんだ鈴木をパンチの連打で下がらせ、左アッパーでダウンを奪う。
3R、寺島は変わらず右ミドルを当てる。中盤過ぎ、後の無い鈴木も距離を詰め、左フック、左ミドルを当てて挽回する。しかし最後は寺島はバックステップで反撃を封じて終了。寺島が判定勝ちした。
第8試合 75kg契約 3分3R(延長1R)
×ブハリ亜輝留(ウィラサクレック・フェアテックス幕張)
○ジュリオ・セザール・モリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/team Mori/Fight Dragon 80kg王者、S-BATTLEヘビー級王者)
3R 1’32” KO (右ストレート)
第7試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
○池田幸司(ReBORN経堂/K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
×藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
3R 2’17” KO (右ストレート)
第6試合 女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
○山田真子(KINGS/元J-GIRLSアトム級王者、元プロボクシングWBO女子世界ミニフライ級王者)
×チャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス)
判定3-0 (30-28/30-29/30-28)
第5試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
○竜樹(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
×迅也(北斗会館浅科道場)
4R 1’06” KO(右フック)
3R 判定1-0 (30-30/30-29/30-30)
第4試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
×藤岡裕平(九州ジム・VLOS)
○森田奈男樹(エイワスポーツジム/JFKO(全日本フルコンタクト空手道連盟)全日本選手権2017軽重量級(85kg)優勝)
1R 1’52” KO (3ダウン:左ハイキック)
第3試合 女子ミニマム級(48kg) 3分3R(延長1R)
×C-ZUKA(T-GYM/元ミネルヴァ・アトム級王者)
○ケイト・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
判定0-3 (28-30/28-30/28-30)
第2試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
×川島康佑(HALEO TOP TEAM)
○塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
4R 判定0-3 (9-10/9-10/9-10)
3R 判定1-0 (30-29/29-29/30-30)
第1試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
○稲垣 柊(K-1ジム大宮チームレオン)
×大泉 翔(K-1ジム心斎橋チームレパード)※team SHOW TIMEから所属変更
1R 1’41” KO (3ダウン:右フック)