K-1 5.30 横浜武道館:黒田斗真、決勝で壬生狼一輝を1R KOしバンタム級日本トーナメント優勝。椿原龍矢、玖村修平に判定勝ち。MIO、菅原美優との接戦制す
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K-K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~
2021年5月30日(日) 横浜武道館
レポート&写真:井原芳徳
今大会は5月23日に東京都大田区総合体育館大会で開催予定だったが、政府の新型コロナウイルス緊急事態宣言の影響で会場が閉鎖されていることから、開催日・会場が変更となった。
K-1初使用の横浜武道館は、横浜市の関内駅近くの横浜文化体育館の再整備に伴い、隣の横浜総合高等学校旧校舎跡地に昨年7月にオープンした新会場。大田区総合体育館とほぼ同じ広さと構造で、バスケットボールのBリーグのチームのホーム会場や、プロレスの会場として使われている。
K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級(53kg)日本最強決定トーナメント
K-1史に残る武尊とレオナ・ペタスの好勝負が繰り広げられたK’FESTA.4 Day.2から約2カ月を経て開催される今回のK-1。K-1 JAPAN GROUPは「原点回帰」「ワンデートーナメント復活」「未来のスターの青田買い」というテーマを掲げ、20歳前後の若手主体のメンバーによる「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」が開催された。K-1バンタム級(53kg)は新設で、まだ王者がおらず、将来的に海外勢を含めた王座決定トーナメントが計画されており、今回はその前哨戦的な位置づけにもなる。
第1試合 一回戦(1) 3分3R(延長1R)
×萩原秀斗(K-1ジム総本部チームペガサス)
○大村修輝(POWER OF DREAM/K-1甲子園2020 -55kg準優勝)
4R 判定1-2 (山根10-9/西村9-10/梅木9-10)
3R 判定0-1 (山根29-30/西村29-29/梅木30-30)
橋本実生の欠場で、萩原は緊急出場。大会6日前の出場発表だった。1R、萩原はオーソドックス、大村はサウスポーに構え、ミドル主体の攻防。萩原が先手を取るが、大村も攻撃をじわじわ増やす。
2R、大村は細かくスイッチしてから、左ボディ、右のカーフキックをヒット。萩原もパンチを返すが、大村はある程度ブロックしており、やや大村が好印象の展開に。
3R、大村は左フック、ミドル、ハイを当てるが、萩原もパンチを返し続け、大差はつけさせず。記者採点は2Rのみ大村につけ29-30で大村。
判定の結果、延長へ。萩原がやや手数多くパンチで攻めるが、大村も随所でボディブロー、左膝等を的確に当て、差は小さいまま終了。記者採点は大村。ジャッジは割れ、2者が大村を支持し、大村の判定勝ちとなった。
大村はプロデビュー戦白星。萩原は緊急出場で、1階級下の試合が先に決まっていて、それに向けて準備していたため、今回の延長での僅差の判定負けで評価を下げる必要はないだろう。
第2試合 一回戦(2) 3分3R(延長1R)
○壬生狼一輝(力道場静岡/Krushバンタム級王者)
×野田 蒼(月心会チーム侍/K-1甲子園2020 -55kg優勝)
判定2-1 (山根28-29/西村30-29/梅木30-29)
壬生狼のセコンドには今回も石井一成がつく。1R、圧力をかける壬生狼に対し、野田が距離を取って回り続け、時折左右のフックや前蹴り等を返す。壬生狼はヒットが少ないが、ひるむことなく、圧力自体は落ちない。
2Rも同じ構図で、お互い攻撃が増え、壬生狼も左ミドル、右ストレートのヒットを増やすが、野田も右ストレート、フック等を返し、大差はつけさせない。
3R、野田が回り続け、打ち合いで左右のフックを当てていると、壬生狼は鼻血を出し少し苦しそうに。終盤、壬生狼が手数を上げるが、野田も攻撃を返し、反撃を封じ終了する。
記者採点は3Rに野田につけ29-30で野田。2Rは壬生狼につけようか迷った。ジャッジは割れ、1者のみ野田を支持し、壬生狼が2者に支持され、苦しみながらも準決勝に駒を進めた。
第3試合 一回戦(3) 3分3R(延長1R)
○松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1カレッジ2018 -55kg優勝)
×鵜澤悠也(K-1ジム五反田チームキングス/2020 DREAM KHAOSバンタム級トーナメント優勝)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)
1R、サウスポーの鵜澤に対し、松本が右ハイ、ミドル、フックを随所で的確に当て、主導権を握る。記者採点は松本。
2R、鵜澤が中盤、左ハイ、左フックで松本を追い詰め好印象。だが松本も序盤と終盤に右ストレート、終盤に右の顔面前蹴りを返し、大差はつけさせない。記者採点はイーブン。
3R、松本はコツコツとパンチを当て、中盤には顔面狙いの左前蹴りの連打で鵜澤をひるませる。終盤にもパンチを当てて苦しめ終了。記者採点は松本で合計30-28で松本。松本が2点差をつけ判定勝ちした。
第4試合 一回戦(4) 3分3R(延長1R)
○黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)
×池田幸司(ReBORN経堂/K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
2R 2’10” KO (左飛び膝蹴り)
1R、サウスポーの黒田、オーソドックスの池田の構図で、お互い顔面、ボディにパンチと蹴りを当て、均衡状態が続くが、終盤、池田のボディ狙いの右の前蹴りに合わせ、黒田が左ストレートを当ててダウンを奪う。池田のダメージはまだ小さいように見える。
2Rも黒田が随所で左のストレート、膝等を的確に当てていると、終盤、池田の右のストレートに合わせ、黒田が左飛び膝蹴りをアゴにヒット。池田は立ち上がれず、黒田が一回戦唯一のKO勝ちを果たした。
プレリミナリーファイト第2試合 リザーブファイト 3分3R(延長1R)
×大石和希(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
○豊田優輝(B.W/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)
判定0-3 (28-30/28-29/28-30)
第10試合 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
×大村修輝(POWER OF DREAM/K-1甲子園2020 -55kg準優勝)
○壬生狼一輝(力道場静岡/Krushバンタム級王者)
4R 判定0-3 (岡田9-10/三浦9-10/西村9-10)
3R 判定0-0 (岡田30-30/三浦30-30/西村30-30)
1R、スイッチを繰り返す大村に、壬生狼が圧力をかけ続け、足を止めての打ち合いでも右のフックのヒット数でやや上。右のローも絡め優位に試合を進める。
2Rも両者度々打ち合い、壬生狼はパンチをもらって、初戦同様に鼻血を出すように。だがそれでも手数は落ちず、右ボディ、右ローを随所で強打し、印象を残す。
3R、中盤から大村が右フック等のパンチのヒットを増やし、やや優位に。終盤にはバックスピンキックも絡める。だが壬生狼も激しい打ち合いでパンチを返し、巻き返し終了。
記者採点は1Rと2Rは壬生狼、3Rは大村で合計29-28で壬生狼。ジャッジは3者とも1ポイントも振らず延長へ。お互い疲れが溜まり、なかなか有効打が出なかったが、壬生狼の手数がやや上。終盤、大村が右テンカオ、左フックを強打し好印象を残して終える。記者採点は僅差だが大村。ジャッジは本戦含めた全体の内容も考慮したか?3者とも壬生狼を支持し、壬生狼がなんとか決勝に駒を進めることに成功した。大村はここで消えたが、プロデビュー日に素質の高さを存分に印象付けた。
第11試合 準決勝(2) 3分3R(延長1R)
×松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1カレッジ2018 -55kg優勝)
○黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)
判定0-3 (岡田25-30/三浦26-30/西村26-30)
松本はオーソドックス、黒田はサウスポー。1R、松本のセコンドの城戸康裕が「相手、左ストレート、左ハイ、飛び膝狙って来るぞ」と繰り返し指示するが、黒田は左ストレートをクリーンヒット。終盤には松本の右ミドルに左ストレートを合わせ、ダウンを奪う。
2R、黒田は左インローを随所でヒット。お互いなかなか有効打は出なかったが、またも終盤、松本の右ローの直後、黒田の伸びる左ストレートが炸裂し、松本はダウンする。
3R、後の無い松本は前に出るが、黒田を捕まえきれず。黒田は随所で左ストレート、ローを当てる。2Rまでのようなクリーンヒットにつながらないものの、松本の反撃を封じ判定勝ちし、決勝に進出した。
第16試合 決勝 3分3R(延長1R)
×壬生狼一輝(力道場静岡/Krushバンタム級王者)
○黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)
1R 0’31” KO (左ストレート)
※黒田が優勝
1R、開始すぐにフィニッシュが訪れる。黒田はサウスポーに構え、壬生狼の右ハイの空振りの後、じわじわ圧をかけると、右ジャブの振ってから、伸びのある左ストレートをクリーンヒット。壬生狼はダウンすると、四つん這いのままで、立ち上がろうとしても力が入らず、レフェリーがストップ。わずか31秒の決着で、黒田が優勝した。
黒田はK-1 JAPAN GROUPでの過去6試合、勝ちとそれ以外の結果を繰り返すような状態だったが、今日は2KOで、判定勝ちの試合でもダウンを奪う見事な勝ちっぷり。表彰式では「魔裟斗選手や武尊選手のようなスター性のある選手になれるかわからないですけど、僕なりの戦いでK-1を盛り上げます」とアピールした。
バックステージで黒田は「バンタム級はKOが少ないんで、3試合ともしっかり倒せる形で優勝できて良かったです」「今までスカッとKOできなかったので、2試合KOできて良かったです」と話し、「3週間前に練習で蹴って(左)足の(薬)指が折れて、全治1カ月半と言われ、不安もあったんですけど、骨折して優勝したら滅茶苦茶カッコいいやんと思って出場しました」と明かした。壬生狼とは「お互い万全な状態で、Krushのベルトを懸けてでもいいんで、また戦いたい」とのことだった。
惜しくも優勝を逃した壬生狼は「一回戦、野田選手、いい選手じゃった。準決勝、大村選手、いい選手じゃった。決勝、黒田選手、何も覚えとらん!」と、いつもの大仁田厚キャラを貫き試合を振り返り、「大仁田さん、優勝できなくて本当にすみませんでした。一からやり直し、また“邪狼”を貫きます。あと、お寿司お願いします」と大仁田氏にメッセージを送った。左耳は準決勝、グローブで相手の蹴りをブロックした際に潰れたという。
ワンマッチ
第15試合 フェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
○椿原龍矢(月心会チーム侍/K-1フェザー級王者)
×玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/K-1スーパー・バンタム級(55kg)世界最強決定トーナメント2019 3位、元NJKFバンタム級王者)
判定3-0 (山根30-29/西村30-28/豊永30-29)
椿原は王座獲得後初戦。1R、椿原はいつものように細かくステップしつつ、打ち合いの最後に左ミドルを当て、右ストレート、右ローもヒット。修平は右のカーフキックを序盤から当て、右ストレート、右ミドルを随所で返す。まだ差は乏しい。
2R、修平は右ミドルのヒットを増やし、やや優位に。だが椿原も右ストレート、左ハイを随所でお返し。修平は右ストレートも終盤に増やす。お互い一歩も譲らぬ高度な技術戦に。記者採点はここまでイーブン。
3R、圧をかける修平をうまくかわしつつ、椿原は右フック、ストレート、左ミドル、ハイを当て続ける。修平は多くをブロックしたりぎりぎりかわしたりしているものの、もらい続け、返す攻撃が少なく、印象が悪い。記者採点は椿原で合計39-29で椿原。ジャッジ3者も椿原を支持し、3Rの攻勢が決め手となり、椿原の判定勝ちとなった。
第14試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
○林 健太(FLY SKY GYM/元K-1ライト級(62.5kg)王者)
×ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/闘英館/FIGHT DRAGON -70kg級王者)
2R 2’35” KO (3ダウン:右ストレート)
林はベルトを失い階級アップしての初戦。1R、林が圧をかけ続け、左テンカオ、右ストレートを随所で当てて優位に進める。だが終盤、コーナーに詰められたトファネリが、左ジャブからの右ストレートでダウンを奪う。
2R、トファネリは右のカーフキックを効かせてからの右のバックハンドブローでダウンを重ねる。林は万事休すかと思われたが、次第に回復すると、圧をかけ続け、右ストレートを連打しダウンを奪い返す。トファネリはダメージが大きく、その後も林が左ボディも絡めてのパンチ連打でスタンディングダウンを奪い、最後はパンチ連打から右ストレートでマットに沈め、見事逆転勝ちした。
マイクを持った林は「1年半も勝ててなくて、去年は骨折ばかりで、練習もできなくて、情けなかったんですけど、みんな応援してくれて、トレーナーも支えてくれて、ここで勝てなかったら糞やなと思って、倒されちゃいましたけど、出せたと思います。これからも応援お願いします」と、これまでの苦労の道のりと感謝の言葉を述べた。
第13試合 女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
○MIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元シュートボクシング日本女子ミニマム級(48kg)王者)
×菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/Krush女子アトム級王者)
判定2-0 (西村29-29/豊永30-29/山根30-29)
1R、MIOが前手前足で細かくフェイントをかけ、圧力をかけ続け、時折右フックを当てる。終盤、菅原も顔面狙いの前蹴りを当てるが、お互いまだヒットは少ない。
2Rも同じ構図で、MIOが圧をかけ、随所で右ロー、右フックをヒット。なかなか手数は伸びないが、菅原は攻撃を返せず、印象が悪い。
3R、菅原も次第に前に出るようになり、中盤以降はお互いのパンチが交錯する場面が増える。MIOが先に当てていたが、菅原も次第に右を当て返し、お互い一歩も譲らず終了。記者採点は2RにMIOにつけ30-29でMIO。ジャッジも2者がMIOを支持し、MIOが接戦を制した。
なお、この試合では、人気コスプレイヤーの篠崎こころさん(青)と宮本彩希さん(緑)がラウンドガールを務めた。
第12試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
×MOMOTARO(OGUNI-GYM/元WBCムエタイ・インターナショナル、同日本統一、NJKFフェザー級王者)
○西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
2R 2’06” KO (左フック)
1R、MOMOTAROはサウスポー主体で時折スイッチし、距離を取って回る。西元はなかなか捕まえきれないが、終盤に左右のフックを当て、やや好印象だ。
2Rも西元が圧をかけ続け、MOMOTAROはかわすのが精いっぱいで、なかなか攻撃を出せない状態が続く。すると終盤、西元がコーナーに詰めると、右ストレートを振ってからの左フックをクリーンヒット。MOMOTAROはダウンし、立ち上がろうとするもフラつき、レフェリーがストップ。西元がK-1初参戦の実力者・MOMOTAROを退けることに成功すると、同郷の先輩・山崎秀晃と抱き合い、涙を流し大喜び。マイクを持つと「K-1なめんな」と叫んだ。
第9試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
×島野浩太朗(菅原道場/元Krushスーパー・フェザー級王者)
○佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigbangフェザー級王者)
判定0-3 (山根27-29/西村26-30/箱崎27-30)
1R、島野は左右のボディ打ち主体で顔面にパンチをつなげやや優位。だが佐野もパンチを返しつつ、右ロー、左ミドルも絡め、大差はつけさせない。
2Rも基本的に同じ構図だが、次第に島野のヒットが増え、佐野は少し苦しむ。しかし佐野も終盤の打ち合いでしっかり返し、ここでもまだ大差はつけさせない。島野は鼻血を出す。
3R、島野は前に出てパンチの打ち合いを仕掛けるが、佐野はカウンターで左フックを当ててダウンを奪う。その後もお互い激しい打ち合いを繰り広げ、観客を沸かせる。一進一退の展開で、島野にもチャンスはあったが、終了間際、佐野が右ハイを効かせ、右ストレートを畳みかけ2ダウン目を奪い、さらに差を広げ終了。佐野が死闘を制した。
なお、第9試合終了後にK-1スーパー・フェザー級王者の武尊がリングイン。「K-1最強を証明する試合を、みんなが期待している試合をするために、(3月のレオナ戦で負った右拳の)怪我を治すんで、今年の、今後の試合を期待してください」と話した。
第8試合 56kg契約 3分3R(延長1R)
○佐々木洵樹(POWER OF DREAM/元Krushバンタム級(53kg)王者)
×ラット・エイワスポーツジム[Rat Eiwasportsgym](タイ/エイワスポーツジム)
判定3-0 (山根30-28/西村30-26/箱崎30-27)
サウスポーの佐々木が左ボディ、アッパー、ロー、オーソドックスのラットが右のミドル、テンカオを主体に攻める展開。その中でラットが度々クリンチ、投げを出したことで、3Rに減点1が科される。記者採点は3Rともイーブンでラットを-1点とし合計30-29で佐々木。ジャッジの採点はラットの蹴りの評価ではっきり分かれ、佐々木を2者が支持し、佐々木の判定勝ちとなった。
なお、佐々木陣営は29-29のドローとした山根正美ジャッジの採点について提訴し、K-1 JAPAN GROUP内で再審議・協議の結果、山根氏の採点は30-28に変更となっている。(関連記事)
第7試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
○斗麗(WIZARDキックボクシングジム)
×亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigbangスーパーバンタム級王者)
判定3-0 (山根30-28/豊永30-29/梅木30-28)
両者サウスポー。2Rから斗麗が左フックを効かせ、ダウン寸前までふらつかせる場面を作り優勢。3Rも左のパンチ、ボディへの膝等を効かせ優位を維持しい判定勝ちした。
第6試合 女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R)
×MOE(若獅子会館)
○優(NEXT LEVEL渋谷)※北斗会館押上道場から所属変更
4R 判定0-3 (伊藤9-10/豊永9-10/梅木9-10)
3R 判定0-1 (伊藤29-30/豊永29-29/梅木30-30)
女子の強豪の揃うNEXT LEVEL渋谷に移籍した優が、動きのキレを増し、右ロー主体にしつつ手数多く攻める。本戦では1者に支持されただけだったが、延長ではバックスピンキックのクリーンヒットも絡めて手数を切らさず攻め続け判定勝ちした。
第5試合 75kg契約 3分3R(延長1R)
○神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
×ブハリ亜輝留(ウィラサクレック・フェアテックス幕張)
1R 1’04” KO (パンチ連打)
1R、亜輝留が左ストレートを効かせ、パンチをまとめて前進するが、ガードが甘くなると、神保が右ストレートをヒット。その後も左右のパンチを当てて続けてダウンを奪う。亜輝留は立ち上がるが、ダメージが大きいと判断した西村レフェリーがストップした。マイクを持った神保は「75kg、新階級お願いしたいんで、中村プロデューサー、気合でお願いします」とアピールした。
プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
×北村夏輝(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
○古宮 晴(昇龍會/K-1甲子園2020 -65kg準優勝)
判定0-3 (29-30/29-30/29-30)