K-1 3.22 さいたまスーパーアリーナ:友尊「SATORU成合選手との試合はチャイスーとチャイスーのぶつかり合いになる」
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3月10日(火)東京・池袋のBLUE DOG GYMにて、3月22日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~」の[スーパーファイト/-61kg契約/3分3R・延長1R]でSATORU成合と対戦する友尊が公開練習を行った。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C)K-1)
川原誠也の負傷欠場により「K’FESTA」のスーパーファイトというビッグチャンスが巡ってきた友尊。2月24日の「Krush.111」では得意のパンチとムエタイを融合させたニュースタイルでKO勝ちを収めた。今回は1カ月に満たない間隔での連戦になるが「この間の2週間しっかり休めたので問題ない」とコンディションも順調のようで「オファーを受けた時は武者震いが止まらなかった」とこの一戦にかける想いは強い。
公開練習ではしっかりとシャドーボクシングでウォームアップを終えた後にタイ人トレーナー相手にミット打ちを行い、トレーナーの声に反応しながら得意のパンチを叩き込み、戦いへ向けた熱量と気迫が感じられた。
キックボクシングでチャンピオンになり、そこからボクシングに転向。それからKrushに参戦してK-1を目指すことを決意した友尊だが「ボクシングの頃からキックボクシングには必ず戻ってくるという意思を持っていた」という。
その上で「新しいK-1はボクシング時代から盛り上がってるなと思って注目していました。と、同時に自分が出たらもっと盛り上がるのになというもどかしい気持ちもありました」と復帰の舞台にK-1を選んだ。Krush参戦当初は3連続KO負けを喫した友尊。苦境も乗り越えてやっと掴み取ったK-1本戦出場を前に「こうやってキックに戻ってきて、またビッグチャンスをもらえた。これはもう自分がこのチャンスをものにするしかない」と決意を新たにする。
Krush参戦にあたって所属することになったBLUE DOG GYMは様々な格闘技のジャンルの選手が集い、選手の経歴も友尊のように紆余曲折、様々な人生を送ってきた選手が多い。ジムには“ファミリー”のような一体感があり、友尊は格闘技以外のことで得るものも大きいと語る。
「世話になっている先輩がBLUE DOG GYMで元々選手として活動している人で、その流れでBLUE DOG GYMに入りました。BLUE DOG GYMのみんなはすごい色んな経験をしていて、格闘技もそうですけど、格闘技以外のことでも勉強になることが一杯経験出来た。すごい公私ともに自分の糧になってるなと思います」
前戦で見せたパンチとムエタイを融合させたニュースタイルでの鮮やかな勝利。「K’FESTA」抜擢の理由にもなったであろうその進化の裏には昨年末から指導を受けているタイ人トレーナー=パヤックレックの存在がある。ター先生の愛称で呼ばれるパヤックレックは元ラジャダムナンスタジアム2階級王者で、日本のリングでもムエタイ史上4人目の外国人王者となった武田幸三に勝利している。
トレーナーとしても活躍し、日本で数々の名選手を育て上げてきた名伯楽との出会いで友鷹は30歳にして自身のさらなる成長に可能性を見出した。
「ター先生の存在は自分にとって凄い大きいです。もちろんきつい練習を日々やるんですけど、その中でもマッサージしてくれたり自分のコンディションをすごい考えてくれる。ただきついことをやるだけじゃなくて、選手1人1人のことを思って面倒を見てくれる。先生のためにも試合に勝とうって気持ちにさせてくれる存在で本当にありがたいなって思ってます。現役時代の試合は武田幸三さんとの試合しか見れてはないんですけど、その試合を見ただけでも本当にすごい人だったんだなっていうのが伝わってきました」
そんな名トレーナーとの出会いで前回の試合ではテクニック面で大きく進化を遂げた友尊だが、ター先生の指導で身に染みて学んだものはむしろメンタル面だと話す。
「すごいシンプルな内容なんですけど先生は『下がるな、前に出ろ』と言ってくれる。それは戦う上で戦術的に前に出ろって部分もすごい大事だと思うんですけど、気持ちの部分で『下がるな、前に出ろ』と。そういう部分をトレーニングの中で教えてもらって『本当にそうだな』って感じました。
今まで勝ったり負けたりが続いていて、去年の9月の試合でKO負けしちゃった時に、今までの自分とこれからの自分をどう変えていくかを考えてたんです。やっぱり気持ち的に下がっちゃ駄目だなって思ってたところに、ター先生がそういうふうに言ってくれた。それがすごい自分の中に響きましたね。
試合で技術も非常に評価していただいて光栄なんですけど、やっぱり一番はメンタル。タイの人の言い方をすればチャイスー(闘う心、折れない心)を大事にしてトレーニング出来てきたなって思います。このタイミングでター先生と出会えたことは、自分の中ではすごい大きいことだと思ってます」
今回対戦するSATORUも29歳にして上京し、31歳にしてK-1初出場を果たす異色のキャリアを持つファイター。Krush・KHAOSで3連続KO勝利を飾り、前回の島野浩太朗戦では年間ベストバウトにノミネートされる激闘を演じた。友尊はSATORUを「戦いの節々でファイターとして一番メンタル的に大事な闘争心がすごく見える選手」と評価。「この人と試合を出来るのは自分の中でもすごいプラスになるし、熱い試合が出来る。まさにチャイスーとチャイスーのぶつかり合いですね」と気迫がぶつかり合う熱戦をイメージしている。
決して順風満帆ではなく、苦労や試行錯誤、そして様々な出会いを経てようやく辿り着いたK’FESTAという大舞台。友尊は「同じイベントでダブルタイトルマッチやトーナメントだったりすごい良い試合が一杯あると思うんですけど、良い意味で空気読まずに俺とSATORU成合選手の試合が一番盛り上がって激しい面白い試合をする。それだけですね」と観客を虜にするような大会ベストバウトを演じてみせると心に誓う。
最後に「この間の試合からずっと言ってるんですけど、今年は自分の年にする。ここからどんどん勝って、活躍してK-1の中心になっていくん楽しみにしててください」と野望を語った友尊。新たな師から学んだチャイスーを胸に、期待通りの激闘を繰り広げ勝利することが出来るか?
対戦カード
フュディアルクリエーション Presents K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)&ISKAオリエンタルルール世界ライト級(61kg) ダブルタイトルマッチ K-1ルール 60kg契約 3分3R(延長1R)
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WGPスーパー・フェザー級王者)※2度目の防衛戦
アダム・ブアフフ[Adam Bouarourou](モロッコ/Multi Fight Boxing Academy/Team Samchaoui/ISKAオリエンタルルール世界ライト級王者、WKU世界&TAKEDOWN FCスーパーフェザー級王者)
K-1 WORLD GP ウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
久保優太(サラバニアファミリー/王者)※K-1ジム五反田チームキングスから所属変更 ※3度目の防衛戦
ジョーダン・ピケオー(オランダ/マイクスジム/挑戦者)
株式会社 武州鳶 Presents K-1 WORLD GP スーパー・ライト級(65kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
安保瑠輝也(team ALL-WIN/王者)※2度目の防衛戦
不可思(クロスポイント吉祥寺/挑戦者、元KNOCK OUT・WPMF日本・REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級王者、元RISE・Bigbangライト級王者)
K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM/王者)※ウィラサクレック・フェアテックス・イランから所属変更 ※2度目の防衛戦
愛鷹 亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、Bigbangヘビー級王者)
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント一回戦(1) 3分3R(延長1R)
海斗(ポゴナ・クラブジム)
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/Krushウェルター級(67.5kg)王者)
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント一回戦(2) 3分3R(延長1R)
神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
エダー・ロープス[Eder Lopes](ポルトガル/ジャジー・ファイト・クラブK.Oチーム/ISKA欧州同級王者、WKA世界72kg級王者)
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント一回戦(3) 3分3R(延長1R)
城戸康裕(谷山ジム/K-1 WGP第2代王座決定トーナメント準優勝、元Krush王者)
ミラン・ペイルス[Milan Pales](スロバキア/ダイヤモンドジム・ジリナ/FKO-PROウェルター級王者)
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント一回戦(4) 3分3R(延長1R)
和島大海(月心会チーム侍)
ニコラス・ラーセン[Niclas Larsen](デンマーク/チーム・ラーセン/WKU世界同級王者)
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント リザーブファイト 3分3R(延長1R)
藤村大輔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
小鉄(K-1ジム琉球チーム琉神)※K-1ジム目黒TEAM TIGERから所属変更
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント準決勝(1) 3分3R(延長1R)
一回戦(1)勝者 vs. 一回戦(2)勝者
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント準決勝(2) 3分3R(延長1R)
一回戦(3)勝者 vs. 一回戦(4)勝者
K-1 WORLD GP 第3代スーパー・ウェルター級(70kg)王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者 vs. 準決勝(2)勝者
喧嘩道 Presents スーパー・バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
武居由樹(POWER OF DREAM/K-1 WGP王者)
デンサヤーム・アユタヤファイトジム[Dansiam Ayothaya Fight Gym](タイ/アユタヤファイトジム/タイTrue4U CPトーナメント バンタム級 2018-2019優勝)
フェザー級(57.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
江川優生(POWER OF DREAM/K-1 WGP王者、元Krush王者)
ファク・スアレス[Facu Suarez](アルゼンチン/ピカンテ・ファイトクラブ/WGPキックボクシング世界60kg級王者)
ライト級(62.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
林 健太(FLYSLY GYM/K-1 WGP王者)
キム・フォーク[Kim Falk](スウェーデン/Drakstadens Kampsport/WBCムエタイ・スカンジナビア&WMCスウェーデン王者)
女子フライ級(52kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1 WGP女子フライ級(52kg)王者)
グロリア・ペリトーレ[Gloria Peritore](イタリア/ライニ・クラン/ISKA女子世界53.5kg級王者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
村越優汰(湘南格闘クラブ/元K-1 WGPフェザー級(57.5kg)王者、元RISEバンタム級(55kg)王者)
レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/Krushスーパー・フェザー級王者、中国英雄伝説アジア60kg級トーナメント2016優勝)
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元K-1 WGPスーパー・ライト級王者)
ダビド・メヒア[David Mejia](スペイン/ヒムナシオ・フォルマス/ISKAフリースタイルルール世界ウェルター級(67kg)王者)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/Krush王者)
金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushバンタム級(53kg)王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krush王者)
ジャオスアヤイ・ソー・デッチャパン[Jawsuayai Sor.Dechaphan](タイ/アユタヤファイトジム/K-1 WGP第3代フェザー級王座決定トーナメント準優勝、タイBBTV 8位)※ジャオスアヤイ・アユタヤファイトジム 改め
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushスーパー・ライト級&ライト級(62.5kg)王者)
寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)
61kg契約 3分3R(延長1R)
SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)
友尊(TEAM K/BLUE DOG GYM/元NJKFスーパーフェザー級王者)
クルーザー級(90kg) 3分3R
植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/WMC日本ヘビー級王者)
谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/真正会全日本ウェイト制重量級2017優勝、正道会館同2016準優勝、極真会館同2016 4位)※真正会から所属変更
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)
龍斗(K-1 GYM横浜infinity)
ライト級(62.5kg) 3分3R
東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
蓮實 光(パラエストラ栃木)
スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
“狂拳”迅 (WIZARDキックボクシングジム)
概要
大会名 K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~
日時 2020年3月22日(日) 開場・11:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・13:00
会場 さいたまスーパーアリーナ
中継 AbemaTV(全試合生中継)、GAORA(生中継 16:30~21:30)(録画放送 3/24(火)24:30~翌朝8:00) テレビ東京系6局ネット(3/29(日)16:00~17:15)
チケット料金 ロイヤル 100,000円 アリーナSRS 55,000円 アリーナRS席 35,000円(前売り完売) スイートバルコニー 20,000円(前売り完売) アリーナS 15,000円(前売り完売) スタンドS 15,000円(前売り完売) スタンドA 9,000円 スタンドB 7,000円 ※武尊応援シート スタンドAをK-1.SHOPで販売 ※当日500円増し ※小学生からチケットが必要
チケット販売 チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、ディスクガレージ、フィットネスショップ水道橋本店、後楽園ホール5F事務所、K-1.SHOP グッドルーザー(Tel.03-6450-5470) K-1ジム各店舗
お問い合わせ グッドルーザー Tel.03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/