K-1 12.14 代々木第一体育館(レポ/ワンマッチ):金子晃大、ONE・RWS出場のロシア人ジクレーブに判定勝ち。大久保琉唯、璃明武に判定勝ちしRIZIN大晦日参戦に名乗り。和島大海、70kgトーナメント覇者コプリヴレンスキーからダウン奪い判定勝ち
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K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO ~FINAL~
2024年12月14日(土) 東京・国立代々木競技場第一体育館
レポート&写真:井原芳徳 ※無差別級トーナメントは別記事でお伝えします
金子晃大、ONE・RWS出場のロシア人ジクレーブに判定勝ち
第17試合 56kg契約 3分3R(延長1R)
○金子晃大[あきひろ](K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、K-1 WORLD MAX 2024 -55kgトーナメント優勝、元Krushバンタム級(53kg)王者)
×アスランベック・ジクレーブ[Aslanbek Zikreev](ロシア/クズバス・ムエタイ)
判定3-0 (豊永30-27/岡田29-28/西村30-27)
金子は27歳。22年6月のTHE MATCHで当時RISEバンタム級王者だった鈴木真彦に判定負け。昨年9月のK-1横浜アリーナ大会では、1勝1敗のライバル・玖村将史に延長判定勝ちしK-1スーパー・バンタム級王座を防衛。今年3月のRISEでは鈴木から2ダウンを奪い判定勝ちしリベンジを果たした。7月と9月に行われた-55kg世界最強決定トーナメントではカン・メンホン(カンボジア)をKO、璃明武に判定勝ち、大久保琉唯にKO勝ちし優勝した。
ジクレーブは29歳。ONEで20年11月にワン・ジュングァンに判定勝ち。昨年からのONE Friday Fightsではタイ人選手に2連敗したが、11月9日のラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS)ではブラジルの選手に3R KO勝ちしている。
1R、ジクレーブが前に出て左ボディを当て、積極的に攻める。金子は受けに回る状況が続いたが、中盤、ジクレーブの右フックに右フックをカウンターでクリーンヒットしダウンを奪う。その後もジクレーブが積極的だが、金子は反撃の強打を許さない。10-8で金子が先取する。
2R、ジクレーブが積極的に攻め、パンチを当て続け、中盤には右のバックハンドブローを当てて金子をひるませる。だが金子は終盤、右ストレートを当ててジクレーブをひるませて挽回する。記者採点はイーブンだが金子につく可能性はある。
3R、ジクレーブは声を上げながら積極的にパンチと右ローを放つが、金子は強打を許さず、随所で左ボディ、右ストレートを的確に当て、反撃を封じ終了する。記者採点はイーブンだがジクレーブの積極性が評価される可能性もある。合計30-28で金子。ジャッジ3者もダウンを取った金子を支持し金子が判定勝ちした。
マイクを持った金子は「今年、勝負の年というか、THE MATCHで負けたのを取返し、新たな戦いがあったんですけど、皆さんのおかげで乗り越えられました。リングの上で感謝したいです。ドーピングしてると言われるんですけど、9月のトーナメントで検査して陰性と出ているので、一つ言いたかったです。来年も僕の信念と志を見せて、僕の試合を見て良かったと思ってもらえるよう頑張るので期待してください」と話した。
大久保琉唯、璃明武に判定勝ちしRIZIN大晦日参戦に名乗り
第16試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
×璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス/Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者)
○大久保琉唯[るい](K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/K-1 WORLD MAX 2024 -55kgトーナメント準優勝、元Krushフライ級(51kg)王者、K-1甲子園2021 -55kg優勝)
判定0-3 (水谷29-30/岡田29-30/箱崎29-30)
璃明武は24歳。昨年7月のKrush王座初防衛戦で永坂吏羅に判定勝ち。今年3月には倉田永輝を1R KOし2度目の王座防衛に成功。7月のK-1 -55kg世界最強決定トーナメント一回戦でアンジェロス・マルティノスに延長KO勝ちし、9月の準決勝では金子晃大に判定2-0で惜敗した。
大久保は20歳。初代Krushフライ級王者で、昨年6月のK-1からバンタム級に階級を上げ、齊藤龍之介に判定負けしたが、10月の黒川瑛斗戦、壬生狼一輝と判定勝ちで2連勝した。7月のK-1 -55kgトーナメントからさらに階級を上げ、一回戦でジャオ・ジェンドンに判定勝ちすると、9月の準決勝では玖村将史に判定勝ちする番狂わせを起こした。決勝は金子晃大にKO負けを喫して準優勝となった。決勝の金子戦では2R右ローキックでKO負けした。
1R、大久保がオーソドックスで構え、時折サウスポーにも切り替え、伸びのある左ミドル、右ストレート等を的確に当てる。組めば璃明武を倒し、ジュニア時代に培ったムエタイ的な崩しの巧さも見せる。璃明武は長身の大久保の中に入り辛そうで、なかなか攻撃が返せない。記者採点は大久保。
2Rも基本的に同じ構図で、大久保は随所で左ミドルを当て、組んでの崩しも多用する。璃明武は打撃をもらって崩れることはないものの、自分の攻撃をさせてもらえない。記者採点は大久保だがイーブンもありうる。ジャッジはイーブンとつけたようだ。
3R、豊永レフェリーは組み付きが多いとして、両者に注意を出す。中盤以降、璃明武もようやく右のパンチを当てるようになるが、大久保もパンチの打ち合いで当て返し、反撃を許さず終了する。記者採点はイーブン。合計28-30で大久保。ジャッジ3者とも1点差で大久保を支持し、大久保が判定勝ちした。
マイクを持った大久保は「試合前さんざん盛り上げると言ったのに、こんなんで悔しいです。さっき平本蓮君が大晦日やるって言ったんで、年内こんなんじゃ締まらないんで、ぜひ僕も立たせてほしいです」とアピールした。今大会前、大久保は平本の元で練習していた。この日は平本と篠塚辰樹が2度目の休憩明けにリングインし、大晦日のRIZINさいたまスーパーアリーナ大会での第2部の朝倉未来の手がけるパートに、平本がチームを作って乗り込むと表明し、K-1ファイターに参加を呼びかけた。これに朝久泰央が手を上げ、平本も承諾し、その後の試合で勝った大久保も呼応した形だ。(関連記事)
和島大海、70kgトーナメント覇者コプリヴレンスキーからダウン奪い判定勝ち
第15試合 スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
×ストーヤン・コプリヴレンスキー[Stoyan Koprivlenski](ブルガリア/マイクスジム/K-1 WORLD MAX 2024 -70kgトーナメント優勝、元GLORYライト級(70kg)2位、MAX FIGHTライト級(70kg)王者)
○和島大海(月心会チーム侍/元K-1スーパー・ウェルター級王者)
判定0-3 (西村28-30/岡田28-30/豊永28-30)
コプリヴレンスキーは30歳。GLORY推薦で22年12月のRISEに参戦し、海人と接戦を繰り広げるも判定負け。今年3月のK-1 -70kg世界トーナメント開幕戦ではカスペル・ムジンスキに判定負けした。7月の準々決勝をオウヤン・フェンが欠場したため、コプリヴレンスキーが代役を務めると、ブアカーオから右ハイでダウンを奪って判定勝ちした。さらに準決勝でデング・シウバに判定勝ち、決勝でヴィクトル・アキモフに1R KO勝ちし、敗者復活からの優勝を果たした。1日3試合戦ってからわずか3カ月後、10月の大阪大会でのKrush同級王者の小田尋久戦は延長までもつれ込み判定勝ちしている。
和島は29歳。昨年12月にオウヤン・フェンにK-1同級王座を奪われ、3月のトーナメント開幕戦でダリル・フェルドンクにKO負けし2連敗中を喫したが、10月の大阪大会ではキム・ジュンファに1R KO勝ちした。
1R、コプリヴレンスキーがパンチ、ミドルで前に出るが、和島はサウスポーからの左の奥足狙いのローを執拗に当てて応戦する。まだお互い崩れない。記者採点はイーブン。
2R、和島は左奥ロー、インローを当て続ける。中盤、和島は左ハイをブロックされるが、直後に左ストレートでダウンを奪う。コプリヴレンスキーも右ストレートを返すが、和島は執拗に左ローを当て続け、コプリヴレンスキーを追い詰める。和島が8-10で差をつける。
3R、コプリヴレンスキーも必死にパンチを振るうが、空振りが続く。和島も疲れているが随所で左ローを返し、クリンチになっても押す側になって力負けしない様子を見せ続け、反撃を封じて終える。記者採点はイーブン。合計28-30で和島。ジャッジ3者も和島を同じ採点で支持し、和島が判定勝ちした。
マイクを持った和島は「MAXトーナメントチャンピオン倒しました。オウヤン・フェン選手にリベンジするため、2連敗を乗り越えてここまでやってきました。カルロス(菊田K-1プロデューサー)さん、僕にチャンス下さい。絶対にベルト巻きます」とアピールした。
第14試合 71.5kg契約 3分3R(延長1R)
○カスペル・ムシンスキ[Kacper Muszynski](ポーランド/Armia Polkowice/MFC・IRON FIGHTER・WKSF・WFMCライト級(70kg)王者)
×バレンティン・マヴロディン[Valentin Mavrodin](ルーマニア/DORU TEAM BRAILA/ISKA世界スーパーウェルター級(70kg)王者)
3R 2’08” KO (パンチ連打)
ムシンスキは27歳。3月のK-1 -70kg世界トーナメント開幕戦でストーヤン・コプリヴレンスキーに判定勝ち。7月の本戦トーナメント一回戦でもゾーラ・アカピャンに判定勝ちしたが、怪我で準決勝を欠場していた。マヴロディンは17戦15勝(7KO)2敗の20歳。6月のK-1ルーマニア大会で1R KO勝ちし初来日する。
1R、ムシンスキが前に出て、マヴロディンが回る構図が続き、時折足を止めてお互いパンチをまとめるが、どちらもブロック等で対処しており、まだ均衡は崩れない。
2R、お互い膝蹴りを絡めつつパンチ主体の攻防が続くが、中盤過ぎ、ムシンスキがカウンターで左ジャブを当ててダウンを奪う。
3Rもパンチ主体の攻防が続くが、その中でムシンスキが左テンカオを当ててダウンを奪う。マヴロディンは立ったがダメージが大きく、最後はムシンスキがマヴロディンをロープに詰め、左ハイからパンチをボディと顔面に連打し、マヴロディンが亀になったところで島村レフェリーがストップした。
シナ・カリミアン、またもノーコンテスト
第13試合 無差別級 3分3R(延長1R)
―シナ・カリミアン[Sina Karimian](イラン/SINA ARMY/元K-1クルーザー級(90kg)王者/105.8kg)
―木村太地(VRK GYM/Bigbangヘビー級王者/114.1kg)
1R ノーコンテスト
カリミアンは10月の大阪での無差別級トーナメント・アジア予選のクラウディオ・イストラテ戦がイストラテの後頭部殴打の影響でノーコンテストとなった。今大会での本戦出場を熱望し、Krushの会場に訪れて宮田充Krushプロデューサーに直談判したが、要望は通らず、今大会では無差別級のワンマッチが用意された。当初、山口翔大との対戦が予定されていたが、山口が同日開催の無差別トーナメントへの繰り上がりが決まり、X上で立候補した木村との試合が組まれた。
1R、カリミアンは開始すぐからパンチを積極的に振るって木村を追い詰める。木村も打ち合いでパンチを返すが、カリミアンが右フックでダウンを奪う。木村は立ったがダメージが大きく、カリミアンは左ジャブ一撃で再びダウンを奪う。それでも木村は立つが大量に鼻血を出している。それでも打ち合うものの、カリミアンが頭をつかんで膝を当てて倒す反則を犯してしまう。ここで木村にドクターチェックが入る。レフェリーが審議の結果、カリミアンには警告が出される。だが再開後、今度はカリミアンの左ローがローブローとなってしまい、またも中断する。結局木村はドクターストップがかかり、1R途中のため規定によりノーコンテストとなった。
ティアン・ターザン、日本初戦は1R KO勝ち
第12試合 クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
×RUI(K-1ジム福岡チームbeginning/KPKBヘビー級王者)
○ティアン・ターザン[Thian “Tarzan” De Vries」(オランダ/Luc Verheije Fight Club/Enfusionライトヘビー級(93kg)&クルーザー級(88kg)王者)
1R 0’27” KO (左ジャブ)
ターザンは26戦26勝(24KO)の23歳。オランダ等で開催されているEnfusionの2階級制覇王者で、今年7月のLEGEND千葉大会で初来日し遊笑にKO勝ちしている。
試合はあっという間の決着に。1R、 右ローを放ったRUIにターザンが左ジャブを合わせて当てると、RUIはダウンする。RUIは伸びたまま動けず、ターザンのKO勝ちとなった。
アラゾフが後輩引き連れK-1登場「このリングに戻ってきます」。対抗戦は中島千博が延長判定勝ち、寺島輝が1R KO負け
今大会では第2代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者のチンギス・アラゾフが「チーム・アラゾフ」として3人の選手を送り込み、日本勢との対抗戦が組まれた。1試合がアラゾフチームの選手の負傷で中止となり、アラゾフはお詫びの代わりとして、2分間のミット打ちのデモンストレーションを行った。
アラゾフは「またK-1のリングに戻ってこれてうれしいです。今回連れてきた2人はしっかり練習してきたので勝ってくれるでしょう。私も準備が整えばこのリングに戻ってきます」と話した。
第9試合 チームJAPAN×チーム・アラゾフ対抗戦 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
○中島千博(POWER OF DREAM/元Krushスーパー・フェザー級王者、極真会館2017全日本ウエイト制軽重量級 優勝)
×ダニール・エルモリンカ[Daniil Yermolenka](ベラルーシ/グリディンジム)
4R 判定3-0 (豊永10-9/箱崎10-9/三浦10-9)
3R 判定0-0 (豊永30-30/箱崎30-30/三浦30-30)
中島は30歳。19年5月のKrushでキックデビューし、22年1月に横山朋哉に勝利しKrushスーパー・フェザー級王者に。6月のTHE MATCH 2022ではSBの笠原友希に判定負けしたが、12月に西元也史に判定勝ちしKrush王座を初防衛。昨年9月、髙橋直輝に判定負けし王座陥落。怪我の療養を経て今年9月のK-1で復帰し、村越優汰に判定勝ちしている対するエルモリンカは13戦9勝(7KO)4敗の24歳。
1R、エルモリンカがプレッシャーをかけ続け、右フック、左ストレート、ボディ等を当てる。中島は崩れず回って距離を取り、左右のミドル、ローを返し、差をつけさせない。記者採点はイーブン。
2Rも似たような展開だが、エルモリンカの右フックのヒットが目立つように。中島はまだ大崩れしないものの、左右のミドルからのその先の展開に持ち込めず、やや流れが悪い。記者採点はエルモリンカ。
3R、中島が執拗に左ミドル、三日月蹴りを当てていると、エルモリンカは攻撃が減る。エルモリンカはパンチを返すが2Rまでのような強打につなげられない。記者採点は中島。合計29-29でイーブン。ジャッジは3者とも30-30で延長へ。
延長R、中島は変わらず左ミドル、三日月等の蹴り主体で攻める。エルモリンカも崩れず、左ミドルを返す。エルモリンカはパンチを振るうがクリーンヒットにつなげられず、トータルの攻撃数で劣る状態で終わる。記者採点はマスト判定で僅差だが中島。ジャッジ3者も中島を支持し、中島が接戦を制した。
第8試合 チームJAPAN×チーム・アラゾフ対抗戦 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
×寺島 輝[ひかる](TANG TANG FIGHT CLUB)
○ダニラ・クワチ[Danila Kvach](ベラルーシ/グリディンジム)
1R 2’08” KO (右バックハンドブロー)
寺島は27歳。4月のKrushで佐々木大蔵にKO負けしたが、9月のK-1スーパー・ライト級王座決定トーナメントのリザーブファイトでは瑠久に3R KO勝ちしている。対するクワチは15戦12勝(6KO)3敗の23歳。
1R、クワチは開始すぐから左ロー、ミドル等で積極的に攻め、左ハイでダウンを奪う。寺島もパンチを当てるが、クワチは変わらず左の蹴りと右ボディで攻め続ける。すると終盤、クワチは左フックを空振りさせてから、近距離で右バックハンドブローをクリーンヒットして寺島を見事一撃でKOした。
元Krush王者の佐々木大蔵・池田幸司が好勝負制す
第7試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
○佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushスーパー・ライト級&ライト級(62.5kg)王者)
×塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
判定3-0 (西村29-28/岡田30-27/伊藤30-28)
1R、前に出る佐々木に、塚本は度々右ミドルを当てる。だが佐々木はひるまず前に出て、随所で右ストレート、左ボディを的確に当てる。お互い攻め続け、まだはっきりした差はつかない。記者採点はイーブン。
2R、同様の攻防で、お互い譲らなかったが、終盤、塚本が右ミドルだけでなくパンチも増やして優位に。ところが終了間際、佐々木がパンチの連打をもらった後、右のバックハンドブローをクリーンヒットしダウンを奪う。10-8で佐々木が取るラウンドに。
3R、お互い鼻血を出しながらも、激しくミドル、パンチを打ち合う展開。塚本も必死に攻撃を出し、手数は上回るが、佐々木も返し続け、反撃を封じ終了する。記者採点はイーブン。合計30-28で佐々木。ジャッジ3者も佐々木を支持し、佐々木が激闘を制した。
第6試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
×鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Bigbangスーパーバンタム級王者)
○池田幸司(ReBORN経堂/元Krushバンタム級(53kg)王者、K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
判定0-3 (西村27-30/三浦28-30/豊永27-30)
1R、前に出る鬼山に対し、池田は距離を取りつつ、左右のミドル、右ロー、ストレート等を随所で当て、手数で上回る。だが鬼山は圧を切らさず、随所で右ストレート、ローを返し、はっきりした差をつけさせない。記者採点はイーブンだが池田につく可能性はある。
2R、お互い攻撃を増やし、鬼山も右フック、ローを当てるが、池田は変わらず返し続け、右ローを執拗に当てていると、少し鬼山の動きが落ちる。手数では池田がはっきり差をつける。記者採点は池田。
3R、池田は少し疲れが見えるが、休まず攻め続け、右の顔面蹴りから左右のストレートを立て続けに当てて印象を作る。終盤、池田が左右のテンカオを当てて主導権をキープして終える。記者採点は池田。合計28-30で池田。ジャッジ3者も池田を支持し、池田が判定勝ちした。
プレリミナリーファイト
第5試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R
×小松貴哉(K-1ジム五反田チームキングス)
○関口功誠(ALONZA ABLAZE)
1R 0’15” KO (左フック)
第4試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
○上野奏貴[かなた](kickboxing gym SHINYUUKI+/K-1甲子園2023 -60kg優勝)
×上田咲也(HIGHSPEED GYM/K-1甲子園2022 -65kg優勝)
2R 0’5″ KO (右後ろ上段回し蹴り)
第3試合 バンタム級(53kg) 3分3R
×小川蓮武[れん](ウィラサクレック・フェアテックス西川口)
○瀧(魁塾)
判定0-2 (29-30/30-30/29-30)
第2試合 ライト級(62.5kg) 3分3R
△瑠唯(リーブルロア)
△来希(TEAM ONE)
判定0-1 (29-30/30-30/30-30)
第1試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
○大地(ZEBRA GYM)
×岩上行統[ゆきと](K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
1R 1’21” KO (右フック)
K-1 12.14 代々木第一体育館(随時速報/無差別級トーナメント):決勝は中国のフェン・ルイ×ブラジルのアリエル・マチャドに。山口翔大は準決勝で判定負け。K-Jeeは初戦2R KO負け