Krush 7.30 後楽園ホール:バンタム級王座に挑戦、野田蒼「地味でそこそこ強いチャンピオン。一瞬で蹴り落とす」、王者・池田幸司「今のうちに言っておけよ。痛い目に遭わせます」。安保璃紅が2年8カ月ぶり復帰
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Krush.139(7月30日(土)後楽園ホール)の第1弾カード発表記者会見が6月1日に東京で行われた。会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(会見写真:(C)K-1)
バンタム級王者・池田幸司vs挑戦者・野田蒼は早くも舌戦!「今のうちに言っておけよ。痛い目に遭わせます」(池田)vs「地味でそこそこ強いチャンピオン。一瞬で蹴り落とす」(野田)
昨年5月のK-1横浜武道館大会でのK-1バンタム級日本最強決定トーナメント以来、K-1 JAPAN GROUPのリングで盛り上がっているバンタム級だが、今大会でも注目のKrushバンタム級タイトルマッチが組まれた。王者・池田幸司vs挑戦者・野田蒼の一戦だ。
両者とも、前述のトーナメントに出場。優勝こそならなかったものの、その後、勝ちを重ねて、池田は今年3月の「Krush.135」で壬生狼一輝を破って第8代Krushバンタム級王座戴冠。対する野田もトップ戦線の一角・松谷桐を下して、この挑戦権を手に入れた。
以前から王者・池田を「地味な王者」と言ってきた挑戦者・野田は、この日もとことん挑発的だ。前回の池田と壬生狼のタイトルマッチに関して「(池田は)地味やし負けるやろうと思って見てたんですけど、いざ試合を見たらまあまあそこそこ強いなと思った」と歯に衣着せぬ言葉でバッサリ。「一瞬で蹴り落として瞬殺したい」と自信満々に言い放ってみせた。
野田を迎え撃つ池田も、「今のうちに言っておけよって感じですね。痛い目に遭わせたろかって感じです」と一歩も引くつもりはない。バンタム級はまだK-1ではベルトは作られておらず、同階級唯一のチャンピオンである池田は、「バンタム級の怪物が現われたぞと言わせるような残酷な試合で勝ちたい」と話し、自身の実力をK-1も含めたバンタム級戦線の選手たちに知らしめる腹積もりのようだ。
◆池田幸司
「野田選手、インタビューで『早く地味なチャンピオンを倒して俺が変わってやる』とか言ってるんですけど、結果的に僕が野田選手をKOして、野田選手が痛い目に遭うので、今のうちにゴチャゴチャ言っておけよって感じです。この試合は僕が自分の強さを見せる試合にします。応援よろしくお願いします。
(選手としてのお互いのイメージは?)出入りが巧かったり、カウンターが上手だったり、凄く賢くてセンスのある選手だなと思います。
(かなり挑発的な言葉を受けているが?)今のうちに言っておけよって感じですね。痛い目に遭わせたろかって感じです。
(初防衛戦ということで今までの試合とはシチュエーションも違うと思うが、どのような心境で臨む?)本来は守るための試合だと思うんですけど、僕はこの試合に勝って、これから攻めていくための試合にしたいと思います。
(ファンの皆さんへのメッセージは?)この試合でバンタム級の怪物が現われたぞと言わせるような残酷な試合で勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします」
◆野田蒼
「やっとタイトルマッチってことで凄く気合いが入っています。ここで負けてるようじゃ僕に先はないと思うので、ここでしっかり獲って、次に進みたいと思います。
(選手としてのお互いのイメージは?)元々(前回のタイトルマッチは)壬生狼が勝つと思ってて、壬生狼の対策をしながらサウスポー(松谷)対策をしてた感じでした。だから池田選手の試合はそんなに見たことがなくて。タイトルマッチも(池田は)地味やし、負けるやろうと思って見てたんですけど、いざ試合を見たらまあまあそこそこ、思ってたより強いなあと思いました。地味やけどうざそうで強そうなタイプですよね、地味に。
(今、池田の持っているKrushのベルトに対してはどのような想いがある?)バンタム級のベルトはKrushにしかなくて、ベルトは絶対欲しいです。けど、勝ちに行く試合というよりも一瞬で蹴り落として瞬殺したいと思うんで。まあ、多分出来ると思うんで、見ててほしいなと思います。
(池田のことを地味な王者と言っていたが、自分は勝った場合はどんな王者になりたいと考えている?)池田選手も強いし、チャンピオンとして僕以外やったら多分勝てるとと思うんですけど、これからのK-1、Krushのために僕がここで絶対獲らないとダメだと思います。これから引っ張っていく存在になるためには、ここは普通の判定勝ちやったり、地味な勝ち方じゃダメだと思っているんで、1Rに期待していてください。
(ファンの皆さんへのメッセージは?)いつも応援ありがとうございます。ベルトを獲って、しっかりみんなに恩返しをしたいと思います」
安保璃紅が約2年8カ月ぶりに復帰!ライト級で昇也と激突 「復帰を待ってくれていた人たちに熱い試合をお届けしたい」(安保)vs「全身全霊で戦う。今年の自分に期待してほしい」(昇也)
4月「Krush.136」後楽園ホール大会で王座が大沢文也に移動し、新たな流れが生まれそうなKrushのライト級戦線で注目の一戦が決定。それが安保璃紅vs昇也のKrushライト級ワンマッチだ。
璃紅はこれまでスーパー・フェザー級戦線で活躍し、Krushスーパー・フェザー級王者にもなったが、近年は怪我に苦しみ、最後に試合をしたのは2019年11月のK-1横浜アリーナ大会だ。今回の試合が約2年8カ月ぶりの復帰戦となるが、ライト級に階級を上げて、K-1 JAPAN GROUPのリングに戻ってくることになった。今回の会見は体調不良のため欠席となったが「僕の復帰を待ってくれていた皆さんに、熱い試合をお届けしたいと思います」とコメントを寄せている。
対する昇也も昨年7月「Krush.127」後楽園ホール大会以来、約1年ぶりのKrush参戦だ。その間はBigbangやMAキックのリングで戦いを重ね、自信を増してのKrush再登場となる。これまでKrushのリングでは1勝1敗という戦績を残しており、昨年開催された第6代Krushライト級王座決定トーナメントでは一回戦で瓦田脩二と対戦したものの。計量オーバーもあって敗戦を喫している。
本人はKrushでの2試合に納得がいっていないようで「前回は自分のせいでやってしまったんで、今年は本当に大暴れしようかなと思っています」と固くリベンジを誓う。「今年は自分に期待してほしいなと思いますね。全身全霊でどの試合も戦います」と昇也。璃紅との試合をきっかけに本領を発揮し、Krushライト級戦線に新たなうねりをもたらすことが出来るか?
◆安保璃紅(コメント代読)
「約2年8カ月8ぶりの復帰戦が決まってとても嬉しい気持ちです。今回から階級もライト級に上げることになり、自分にとって新しいスタートだと思っています。僕の復帰を待ってくれていた皆さんに、熱い試合をお届けしたいと思います。改めて、安保璃紅をよろしくお願いします」
◆昇也
「まず、素直にこの話を聞いて嬉しかったですね。ありがとうございます。対戦相手の安保璃紅選手はスーパー・フェザーでやっていた頃から知ってたんで、ライト級に上がってきて戦えることは楽しみだなって思っていますね。(安保のファイターとしての印象は?)空手の選手の3人兄弟の末っ子ですね。(Krushへの参戦は約1年ぶりだが、Krushのファンにどう変わったところを見せたい?)言葉で言うのは簡単だなとは思うんで、今年は自分に期待してほしいなと思いますね。全身全霊でどの試合も戦います。
(この一戦からKrushのリングでどのようなことを目標に戦っていきたい?)前回出た時はしょうもない試合を二つ……。こうやってKrushに呼んでいただいたのに大変申し訳ないというか、自分のせいでやってしまったんで、今年は本当に大暴れしようかなと思っています。(ファンの皆さんへのメッセージは?)今年は本格的に格闘技と向き合って頑張ろうと思っているんで期待していてください」
平山迅と川﨑真一朗が両者復帰戦で激突!「進化した自分をこの1年間でしっかり作ってきた」(平山)vs「これが最後のチャンスだと思って、死ぬ気で勝ちを獲りに行く」(川﨑)
Krushスーパー・ライト級ワンマッチとして発表された平山迅vs川崎真一朗の一戦だが、両選手ともKrushのリングに上がるのは久々。平山は昨年5月「Krush.125」で佐々木大蔵のKrushスーパー・ライト級王座に挑戦して以来の試合だ。
一度、昨年12月のK-1エディオンアリーナ大阪大会で試合をする予定だったが、怪我のため欠場。今回が約1年2カ月ぶりの復帰戦だ。この1年の間にしっかり怪我も治し調整を進めてきたようで、「進化した自分をこの1年間でしっかり作ってきたので、早く試合したいというのが正直な気持ち」と試合が待ちきれない様子だった。
対する川﨑が最後に試合をしたのが、昨年7月「Krush.127」での第6代Krushライト級王座決定トーナメントの一回戦で、その時は里見柚己に敗北。2019年から4連敗中だが、今回から階級をスーパー・ライト級に上げて、心機一転、Krushのリングに舞い戻ってきた。
「これが最後のチャンスと思って、死ぬ気で勝ちを獲りに行きます」と悲壮感も漂わせていた川﨑だが、「どうやったら次は負けないのかという穴を埋める作業をしっかりやってきました」と、捲土重来のためにしっかりと準備も重ねてきているようだ。
Krushのスーパー・ライト級は6月「Krush.138」後楽園ホール大会で、佐々木大蔵vs寺島輝のタイトルマッチが行われる。会見に同席した中村拓己K-1プロデューサーからは、「次の挑戦者争いにつながっていく試合として注目してほしい」という言葉があった。再起を懸ける平山と川﨑の両者の一戦。Krushスーパー・ライト級のトップ戦線に浮上するのはどちらだ?
◆平山迅
「意気込みは今話題になっている6月19日の『THE MATCH 2022』。それに負けへんような試合を7月30日に久々にやろうと思います。(お互いにどのような印象を持っている?)62.5で戦ってきた選手っていうことで、彼に対して思うことは何もないですし、印象というのはそれぐらいですね。
(試合期間が空いたが、調整などは順調に進めてきている?)やることはそんなに変わらず、逆に1年間空いたということで自分の溜まっている部分だったりとか、いろいろ思うことであったり。そういうところも含めて進化した自分を1年間でしっかり作ってきたので、早く試合したいというのが正直な気持ちですね。
(復帰後のプランは?)自分は現役生活がいつ終わるか分からへんぐらいの年齢に実際にきているというのもあります。一ファイターとして『THE MATCH 2022』のリングに立たれへん自分が凄い悔しいっていうか、そういう気持ちもあるんで。K-1のベルトを狙いつつ、そういうところにも選ばれるような選手になりたい、そういう気持ちが強いですね。
(ファンの皆さんへのメッセージは?)最後に変わらず応援してくださる皆さんにはホンマに感謝しています。あとKrush、K-1のリングで平山が戦うということで楽しみやとか面白いと言われるように、しっかり記憶に残るような試合をしていきたいと思います」
◆川﨑真一朗
「今回、1年ぶりの復帰戦で階級を上げて再スタートとなるんですけど、そこで一発目から平山選手という名前を聞いて、凄く震えました。平山選手もかなりパンチのある選手ですし、僕もパンチが武器なんでかなり噛み合うんじゃないかと思います。連敗が今続いているんですけど、これが最後のチャンスと思って、死ぬ気で勝ちを獲りに行きます。
(お互いにどのような印象を持っている?)平山選手は皆さんが思っている通りフィジカルが凄いんで、一発もらうというか一発かすっただけでも危なそうだなという感じで、今回はディフェンスをしっかり徹底的に練り上げて戦っていきたいと思います。
(階級を上げた理由と、練習していての手応えは?)階級を上げた理由としてはシンプルに(ライト級まで)落とせないです。落とせないので上げた、ただそれだけですね。今の練習の手応えというのは僕もちょうど1年間ブランクがあって、前回もその前も連敗、ずっと負けてきているんで、どうやったら次は負けないのかという穴を埋める作業をしっかりやってきました。
(今後のプランは?)やるからにはベルトを目指してやっているので、プランもあるんですけど、今はもうこの一戦にしか目は向けられないですね。(ファンの皆さんへのメッセージは?)いつも応援してくださるファンの皆さん、ありがとうございます。今、連敗の中で復帰戦が平山選手という大きい選手に決まったんですけど、全然自分が負けるなんて1ミリも思ってないですし、全然勝てると思っています。しっかり目を離さず見ていてください」
対戦カード
Krushバンタム級(53kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
池田幸司(ReBORN経堂/王者、K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
野田 蒼(月心会チーム侍/挑戦者、K-1甲子園2020 -55kg優勝)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
安保璃紅(team ALL-WIN/元Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者)
昇也(士魂村上塾/元Bigbangスーパーライト級(63.5kg)王者)
スーパー・ライト級 3分3R(延長1R)
平山 迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)
概要
大会名 Krush.139
日時 2022年7月30日(土) 開場・17:00 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席:7,000円 ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/