Krush 4.22 GENスポーツパレス(レポ):EXメインは高校生対決、デビュー戦の松本海翔が最後ダウン奪い判定勝ち。中村拓己P「K-1甲子園で優勝できなくても可能性のある選手はたくさんいる」
MARTIAL WORLD PRESENTS GYM VILLAGE
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Krush-EX 2023 vol.3
2023年4月22日(土)東京・GENスポーツパレス
レポート:井原芳徳 写真:(C)K-1
第7試合 メインイベント フェザー級 3分3R
×橋本楓汰(BFA-SEED)
○松本海翔[はると](TAD)
判定0-3 (27-30/27-30/27-30)
橋本は5戦3勝(2KO)2敗の三重在住の17歳、松本はプロデビュー戦で愛知在住の16歳と、中京地区の高校生同士の対決が今回のKrush-EXのメインとなった。
1R、橋本がオーソドックスでプレッシャーをかけ、松本はサウスポーで回って距離を取る構図に。お互いミドルを蹴り合う。松本がボディと顔面にパンチを連打し、橋本をひるませたが、直後に橋本も右フックを返す。松本の攻撃の的確さがやや上回るラウンドに。
2R、序盤に橋本が右フックを立て続けに当て先手を取る。だが松本も中盤前に出ると、リング中央での頭を近付けての攻防の中で、左ボディ、インローのヒットを増やして巻き返す。終盤、パンチの打ち合いで両者ひるみ、スリリングな展開で場内を沸かせる。このラウンドはプラスマイナスゼロの内容でイーブンか。
3R、序盤は松本が距離を取り、随所で左ハイを的確に当てる。お互い慎重な攻防となるが、その中で松本が左インロー、ストレートを的確に叩きこむ。終盤、松本の左インローがローブローとなり一時中断し、30秒ほどで再開する。試合は終盤に差し掛かっており、再開後、逆転を狙う橋本が前に出て右ストレートから右膝を放つが、松本は左ストレートを合わせダウンを奪う。直後に終了し、松本が点差を広げる形で判定勝ちした。
なお、松本は昨年のK-1甲子園西日本予選-55kgで優勝し、橋本も昨年-60kgで3位に入賞しており、今回はK-1甲子園経験者が多数出場した。中村拓己K-1プロデューサーは大会後の総括で「Krushの本戦やK-1のプレリミナリーファイトでもお客さんをうならせる試合だった」と橋本と松本を称えつつ、「今回出場した選手はK-1甲子園で優勝できなかった選手たちです。僕も予選から本大会まで(K-1甲子園を)見ていて、優勝できなくても強い選手・可能性がある選手はたくさんいます。Krush-EXでそういう選手たちにプロで試合をする機会を作ることは意味があることですし、今日もそうですがK-1甲子園に出ていた選手たちは半年・1年で見違えるほど成長します。これからもKrush-EXを通して若い選手たちに輝くチャンスを作っていきたいです」とコメントしている。中村氏のコメント全文はK-1公式サイト参照。
第6試合 セミファイナル フェザー級 3分3R
○小松貴哉(K-1ジム五反田チームキングス)
×サガエ・ルーカス(ブラジル/ブラジリアンタイ)
判定3-0 (30-28/30-28/30-29)
第5試合 フェザー級 3分3R
×安 晟太[やす じょうた](サクシードジム team EXCEED/K-1カレッジ2021 -60kg優勝)
○原田翔貴(拳心會館)
判定0-3 (28-30/28-30/27-30)
第4試合 スーパー・バンタム級 3分3R
渚(K-1ジム五反田チームキングス)
○早田吏喜(TEAM3K/K-1甲子園2022 -60kg準優勝)
判定0-3 (26-30/26-30/26-30)
※2R左ストレートで渚に1ダウン。3Rパンチ連打で渚に1ダウン
第3試合 フライ級 3分3R
○松葉斗哉(昇龍會/K-1甲子園2022 -55kg準優勝)
×小寺雄太(谷山ジム)
1R 1’11” KO (右カーフキック)
第2試合 スーパー・フェザー級 3分3R
○SOUL(IMPACT)
×天河[てんが](健成會)
3R 0’52” TKO (ドクターストップ:右肩の負傷)
※1R右フックで天河に1ダウン。2R左ハイキック、パンチ連打でSOULに2ダウン
第1試合 バンタム級 3分3R
○紀空[きら](K-1ジム五反田チームキングス)
瀧山悠斗(ウィラサクレック・フェアテックス西川口)
判定2-0 (29-28/29-28/29-29)
※3Rバッティングの反則で瀧山が減点1