Krush 9.30 後楽園ホール：W王座戦計量クリア ゴンナパー「てっきり63kgだと思っていた」、大沢文也「舐めんなよって試合をする」、ピケオー「速い展開になる」、和島大海「台風を吹き飛ばすぐらいの試合を」
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9月29日（土）東京・新宿区のGSPメディアセンターにて、東京・後楽園ホール「Krush.93」の前日計量・記者会見が行われた。ダブルメインイベント第2試合は王者ゴンナパー・ウィラサクレックvs挑戦者・大沢文也によるライト級タイトルマッチだ。公式計量ではゴンナパーが契約体重を63kgと勘違いして（※ライト級は62.5kg）、最初の計量でリミットを700gオーバー。まさかの事態となったが、1時間後の再計量でゴンナパーは約1kg体重を落とし、62.2kgで計量をクリアして無事に試合成立となった。（記事提供：K-1 JAPAN GROUP 写真： (C)Good Loser ）
計量後の会見でゴンナパーと大沢は静かに火花を散らす。先にマイクを持った大沢は「明日チャンピオンになる大沢です。意気込み？ めちゃめちゃ気合いが入っていますね」と切り出し「僕らしくなく全然遊ばないで、毎日、朝昼夜練習してゴンナパー選手のことばかり考えていました。明日は勝ちたい気持ちが強い方が勝ると思います。で、僕の方が勝ちたい気持ちが強いんで、僕が勝ちます」と宣言。「向かい合って確信しました、勝てます。直感的に思いましたね。勝ったなって」と自らの勝利を確信している。
一方のゴンナパーは「てっきり63kgだと思っていて、体重をオーバーしてしまった（苦笑）。特に問題なかったので、62.5kgまで無事に落とすことが出来た」と挨拶。大沢の勝利宣言に対しては「大沢と向かい合っても何も感じなかった。明日は自分がやることを全力でやるだけ。大沢は自分に勝てないだろう」と完全否定し「自分は面白い試合をしたいし、逃げるような試合はしたくない。明日は全力で戦って大沢を痛めつけてやろうと思う」と大沢に通告した。
ならばと大沢も「さっきゴンナパー選手から『痛めつける』って言われたんですけど、どこを痛めつけられるんだろう？と思って（苦笑）。マジでぶっ倒しますよ。もちろん盛り上げたいとは思いますけど、勝てりゃなんでもいいと思います。ゴンナパー選手が卜部功也選手とやりたいのは分かるけど、ちょっと舐めすぎだろって。俺がいるし。卜部選手とは絶対にやらせないですよ」とゴンナパーの野望もろとも打ち壊すつもりだ。最後に2人はファンに向けて以下のようなメッセージを送った。
大沢文也
「明日は色んな人が僕とゴンナパー選手の試合を楽しみにしていると思うんですけど、SNSでも色んな意見や言葉を見ていて、ファンの人はみんなゴンナパー選手が勝つと思っています。俺が負けると思っています。これはファンの人には失礼かもしれないですけど、ゴンナパー選手にもファンの人にも『舐めんなよ！見てろよ、くそったれ！』って試合をします。明日勝って全部ひっくり返します。で一夜明け会見で笑って宮田さん（K-1プロデューサー）と話します」
ゴンナパー・ウィラサクレック
「明日はいつものように戦って全力で勝つ。卜部功也戦が実現できるかどうかも明日の結果で分かるだろう。ファンのみなさんに楽しんでもらえる試合をするし、必ずベルトを防衛したい。一夜明け会見にどちらが出席するかは明日分かることだ」
ゴンナパーが圧倒的な強さで大沢の挑戦を退けるか？ それとも大沢が下馬評を覆す勝利でゴンナパーからベルトを奪うか？
対日本人無敗の王者ジョーダン・ピケオーvs日本期待の新鋭・和島大海のスーパー・ウェルター級タイトルマッチ。公式計量では両者共に問題なく計量をクリアし、会見で意気込みを語った。
今回が4度目の防衛戦となるピケオーは「コンディションは最高だ。昨日も言ったけど早く試合がしたい」と試合が待ちきれない様子。対して5連勝・5連続KOの快進撃で一気に挑戦者の座を射止めた和島は「今回は減量も上手くいって体調も良いので、早くリカバリーしてしっかりKOで倒したいです」と堂々とKOを宣言した。
質疑応答でチャンピオンの印象を聞かれた和島は「凄いスタイルが良くて顔も小さいのでパンチ当たるかなって感じです。あと笑顔がめっちゃカワイイですね（笑）」と天然振りが伺えるコメントで会場の笑いを誘う。
続けて「作戦とか通じる相手でもないんで思いっきりぶつかって行こうと思ってます」とあくまでチャレンジャーとしての姿勢を貫きつつ、ピケオーの公開練習での「和島は手こずる相手じゃない」「勝ってウェルター級に挑戦する」という余裕の発言を伝え聞くと「凄い舐められてると思うんで、パンチでもキックでもいいから序盤に思いっきり一発当てて、ビックリさせてやります」とサプライズを予告。
これを聞いたピケオーは「和島が自分に攻撃をヒットさせたらすぐにお返ししてやるよ」と一切動じない。
また初めてタイトルマッチに挑む心境を問われた和島が「ピケオー選手は僕がKrushデビューした時からベルトを持っていて、初めてKrushに出た時も計量後に一緒に写真を撮ってもらいました。そのベルトに挑めるというのは凄く嬉しいですね」とピケオーとの意外なエピソードを明かすと、ピケオーは「その時のことは全く覚えてないけど、和島は若い選手で今回のタイトルマッチは彼にとってチャレンジだ。試合が終わったらまた一緒に写真を撮ってあげるよ」と余裕たっぷりに語った。
最後にファンに向けて「ファンのみんなはコーラとポップコーンでも食べながら試合を楽しんでくれ。ただ今回の試合は本当に速い展開のファイトになると思うから瞬きは厳禁だ」（ピケオー）、「タイトルマッチということで、今回は大阪から沢山の方が応援に来てくれて、西の方からもチャーミー（台風24号）が急いで駆けつけてくれるみたいなので（笑）。みんな僕がベルトを巻く姿を見たいと思うんで、台風を吹き飛ばすぐらいの試合をしてベルトを巻きたいと思います」（和島）とメッセージを送った。
王者ピケオーがチャレンジャーを返り討ちにして日本人無敗記録を更新するか？ それとも挑戦者・和島が絶対王者の牙城を崩し、スーパー・ウェルター級の新星となるのか？
対戦カード
第9試合 ダブルメインイベント2 Krushライト級（62.5kg）タイトルマッチ 3分3R（延長1R）
ゴンナパー・ウィラサクレック（タイ／ウィラサクレック・フェアテックスジム／王者／63.2kg→62.2kg）※初防衛戦
大沢文也（TANG TANG FIGHT CLUB／挑戦者／62.5kg）
第8試合 ダブルメインイベント1 Krushスーパー・ウェルター級（70kg）タイトルマッチ 3分3R（延長1R）
ジョーダン・ピケオー（オランダ／マイクスジム／王者／69.8kg）※4度目の防衛戦
和島大海（月心会チーム侍／挑戦者／70.0kg）
第7試合 セミファイナル スーパー・フェザー級（60kg） 3分3R（延長1R）
安保璃紅（team ALL-WIN／元王者）
川口拓真（K-1ジム総本部チームペガサス）
～休憩（約10分）～
第6試合 Krush第6代スーパー・バンタム級（55kg）王座決定トーナメント一回戦Aブロック 3分3R（延長1R）
軍司泰斗（K-1ジム総本部チームペガサス／元バンタム級（53kg）王者）
森坂 陸（エスジム）
第5試合 Krush第6代スーパー・バンタム級（55kg）王座決定トーナメント一回戦Aブロック 3分3R（延長1R）
椿原龍矢（月心会チーム侍）
亀本勇翔（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）
第4試合 スーパー・ウェルター級（70kg） 3分3R（延長1R）
山崎陽一（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ／Bigbang王者）
藤村大輔（A-BLAZE×KICKGYM）
第3試合 ウェルター級（67.5kg） 3分3R（延長1R）
平山 迅（ROYAL KINGS）
瑠久（K-1 GYM横浜infinity）
第2試合 バンタム級（53kg） 3分3R（延長1R）
出貝泰佑（TEAM GYAKUSAN／元Bigbangスーパーバンタム級王者）
晃貴（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）
第1試合 スーパー・ライト級（65kg） 3分3R（延長1R）
鈴木勇人（K-1ジム五反田チームキングス）
蓮實 光（パラエストラ栃木）
プレリミナリーファイト第2試合 ライト級（62.5kg） 3分3R
関川和将（DTS GYM）
塚本拓真（TANG TANG FIGHT CLUB／第5回K-1アマチュア全日本チャレンジAクラス-65kg優勝）
プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・バンタム級（55kg） 3分3R
鮫島博人（ウィラサクレック・フェアテックス荒川）
晃弘（K-1 GYM横浜infinity／第4回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス-55kg優勝）
概要
大会名 Krush.93
日時 2018年9月30日（日） 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・17:10 本戦開始・18:00
中継 AbemaTV（生放送）、GAORA（10月4日(木)18:00～22:30 初回放送）
チケット料金 SRS席15,000円（完売） RS席9,000円（完売） S席7,000円 A席5,000円 スタンディング・一般/3,500円 ※当日座席券は各500円アップ。16時より販売 ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 K-1.SHOP チケットぴあ イープラス ローソンチケット 後楽園ホール5F事務所（店頭販売） グッドルーザー（電話予約）
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/
