Krush 2.25 後楽園ホール:池田幸司、2度目の防衛戦は松谷桐と。横山朋哉、エークピカート改めペットサムイと対戦。吉岡ビギン、バンタム級に戻り初参戦の白幡裕星と対戦。加藤虎於奈×幸輝、岡嶋形徒×龍斗も決定
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Krush.146(2月25日(土)後楽園ホール)の第1弾カード発表記者会見が1月18日に東京で行われた。そのレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いた。(会見写真 (C)K-1)
バンタム級王者・池田幸司が2度目の防衛戦で挑戦者・松谷桐を迎え撃つ!「Krushには敵がいないと思わせる」(池田)vs「チャンピオンになって自分の強さを証明する」(松谷)
1月17日(火)都内にて、2月25日(土)「Krush.146」の第1弾カード発表会見が行なわれた。今大会で王者・池田幸司vs挑戦者・松谷桐のKrushバンタム級タイトルマッチが発表された。
バンタム級は昨年12月のK-1大阪大会で初代K-1バンタム級王座決定トーナメントが開催されるなど、近年、K-1 JAPAN GROUPのリングでも盛り上がっている階級の一つとなっている。その中で池田は昨年3月に壬生狼一輝を破ってKrushバンタム級王座を戴冠。7月に野田蒼をKOして初防衛に成功すると、Krush王者として前述のトーナメントにも参戦。準決勝で石井一成に敗れはしたものの、ファンが選ぶ大会ベストバウトに選ばれるほどの激闘を演じ、評価を上げ続けている。
対する松谷はNJKFフライ級王座獲得など他団体で実績を残し、卜部功也率いるALONZA ABLAZE所属として、鳴り物入りで2021年9月からKrushに参戦。
ここまで4戦を戦い、なかなかルールに馴染めずに苦戦を強いられた場面もあったが、昨年10月の「Krush.142」での白幡太陽戦では、卜部功也代表を髣髴とさせる卓越したテクニックを駆使して白幡を完封。中村拓己K-1プロデューサーより「一皮剥けた」という評価をもらうほどの戦いぶりで、今回のKrush王座挑戦のチャンスを手に入れた。
ようやく手に入れたチャンスを前に「Krushチャンピオンになって自分の強さを証明できるように頑張りたいと思います」と意気込む松谷。穏やかな口調ながら「池田選手は結構試合をして疲れていると思うんで、自分がチャンピオンになって休ませてあげようと思う」と挑発的に言うと、池田も出場した初代K-1バンタム級王座決定トーナメントに触れ「出場選手はみんな強かったんですけど、だいたい同じぐらいのレベルだなと思いました。自分があそこに出ていたら絶対に優勝できたと思うし、今回は自分がバンタム級で一番強いと思ってもらえるような試合をしたい」と言い切った。
一方、約2カ月という短いスパンで再起戦=2度目の防衛戦に臨む池田は「Krushはそんなに甘くないと思いますし、その前に池田幸司はそんなに甘くないので覚悟してきてください」とキッパリ。松谷同様に「松谷選手は勝っても負けても試合で泣いているイメージがあるので、今回は(試合で負けても)泣かないでもらいたいです」と言い放ち、「チャンピオンやべえなって思わせたいですね。Krushには敵がいないんじゃないかって思わせる試合をします」と、改めてKrushチャンピオンの実力を見せつけるつもり。
また池田は「年末に色々な大会が盛り上がっているのを見て、僕はK-1が本当に大好きですし、今年は自分がK-1を盛り上げられるように、今回のKrushでいいスタートを切りたいと思います」とK-1バンタム級の中心に立つ覚悟を語った。
横山朋哉が与座優貴を苦しめたエークピカート改めペットサムイと激突!「ベルトを狙いつつ、名前のある選手を倒す。実力で這い上がっていこうと思います」
横山朋哉とエークピカート・モー.クルンテープトンブリー改めペットサムイ・シムラのKrushスーパー・フェザー級ワンマッチが発表された。
横山は昨年1月に第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント、そして9月には第5代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントと2度のトーナメントを経験。いずれも王座戴冠はならなかったものの、大きな飛躍を見せた選手の一人だ。
特にK-1のトーナメントでは初めての国際戦であったにも関わらず、武尊とも対戦経験のあるスタウロス・エグザコスティディスを左のハイキック一撃でKO。スーパー・フェザー級戦線に大きなインパクトを残してみせた。
今回は9月以来の再起戦で、タイの強豪ペットサムイと対戦。ペットサムイは昨年12月のK-1大阪大会にエークピカート・モー.クルンテープトンブリーの名前で出場し、「K’FESTA.6」3.12代々木大会でK-1ライト級王座に挑戦する与座優貴と対戦した選手だ。
この時は与座のハイキックでダウンを奪われて判定負けしたペットサムイだが、ごつごつした蹴りとパワーで与座を苦しめ、試合後の与座に「むっちゃ強かった。体の強さや攻撃の強さがすごかった。次は違うライト級の日本人選手とエークピカート(ペットサムイ)選手の試合を見たい」と言わしめた。
今回はライト級から階級を下げてスーパー・フェザー級で戦うペットサムイだが、中村拓己K-1プロデューサー曰く「前回ぽペットサムイ選手は久々の試合だったのでライト級でしたが、本来はスーパー・フェザー級がベストウエイトということで、今回は階級を落としての再登場となる」とのこと。横山にとってはスタウロス戦に続いて海外の強豪に挑む図式となった。
「9月にK-1の世界(王座決定)トーナメントで負けて復帰戦になるんですけど、ここでもう一回インパクトを残して、また一から這い上がっていこうと思っています」と2023年初戦に意気込む横山。「毎回強い外国人選手で困ってます」と言いつつも「倒したら美味しい選手。これで倒すことによってライト級でも通用できる選手になれるかもしれないし、スーパー・フェザー級でもまた一個上に上がることができると思っているんで、対戦相手には本当に感謝してます」と、実績あるタイ人との対戦は望むところといった様子だった。
目標は昨年手にすることができなかったベルトを獲ること。「ベルトを狙いつつ名前のある選手を倒していって、実力で這い上がっていこうかなと思っています」と、ペットサムイという文句なしの強豪を倒し、タイトル戦線浮上を目論む。
若き実力者・白幡裕星がKrush初参戦!バンタム級で仕切り直しの吉岡ビギンが迎え撃つ「再出発の一戦、ここで負けたら意味がない」(吉岡)vs「吉岡選手を踏み台にしてやろうと思います」(白幡)
王者・池田幸司vs挑戦者・松谷桐のタイトルマッチが行われるバンタム級で元同級王者・吉岡ビギンvs初参戦・白幡裕星の一戦が決まった。吉岡は2020年に開催された第6代Krushバンタム級王座決定トーナメントを制して、Krushバンタム級王座を戴冠。しかし計量オーバーにより王座剥奪となり、スーパー・バンタム級に転向したものの、そこでも計量オーバーになるなど体重のコントロールに苦しんできた。
そこで一念発起し、かつて王者となったバンタム級への再転向を決意。会見に同席した中村拓己K-1プロデューサーからは「最初に『またバンタム級で試合をしたい』と申し出があった時は『辞めた方がいい』と伝えたのですが、吉岡選手から『バンタム級(53kg)まで体重を落とすので見てください』と連絡があって。11月のKrush後楽園大会の前日計量の時に自主的に減量して、バンタム級(53kg)まで体重を落としてきたんです」というエピソードが明かされ「僕もそれを現場で見て、吉岡選手のバンタム級で戦う覚悟を感じて、この階級で試合を組むことに決めました」と吉岡のバンタム級での再起について説明した。
対する白幡は今回がKrush初参戦となるが、元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者・元MUAY-THAI OPENスーパーフライ級王者の肩書を持つ20歳の若き実力者。今回からK-1ジム総本部チームペガサスに移籍し、満を持してK-1 JAPAN GROUPに乗り込んでくることになった。
会見で「自分は元々バンタム級でやっていたのですが、タイトルマッチで計量オーバーしてしまい、スーパー・バンタム級で試合をして。ファンの人からするとバンタム級から逃げてスーパー・バンタムに上がったと思われるので、もう一度バンタム級で戦おうと思いました」とバンタム級での出直しの理由を語った吉岡。「白幡選手はKNOCK OUTやREBELSで活躍し、他団体でチャンピオンになっている本当に強い選手だと思います。今回はバンタム級に下げて最初の試合といえば最初の試合なので、ここで負けていたら意味がない」と必勝を誓う。
一方の白幡は「他団体からK-1バンタム級のベルトを獲りに来ました。今回初参戦で元チャンピオンが相手ですけど、踏み台にしてやろうと思っています」と、堂々と参戦の意気込みを語る。「K-1 JAPAN GROUPで今戦いたい選手が3人います。そこにたどり着くように今回勝つのは当たり前なんですけど、年内でK-1バンタム級の挑戦権を獲得できるように、インパクトを残す試合をしたいと思います。僕はバンタム級を大きく動かす選手になるんで、応援よろしくお願いします」と、強豪ひしめくこの階級にさらなる衝撃をもたらすことを宣言していた。
対戦カード
Krushバンタム級(53kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
池田幸司(ReBORN経堂/王者、K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
松谷 桐(ALONZA ABLAZE/挑戦者、元NJKFフライ級王者)
スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
横山朋哉(リーブルロア)
ペットサムイ・シムラ[Phetsamui Shimura](タイ/志村道場/元ラジャダムナン認定スーパーライト級王者)※エークピカート・モークルンテープトンブリー 改め
バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R)
吉岡ビギン(team ALL-WIN/元Krushバンタム級王者)
白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス/元KNOCK OUT-RED&ムエタイオープン・スーパーフライ級王者)※Battle-Boxから所属変更
ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO/元Krushウェルター級王者)
幸輝(インタージム/KPKBスーパーウェルター級王者)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
龍斗(team NOVA/Bigbangフェザー級王者)
概要
大会名 Krush.146
日時 2023年2月25日(土)開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)
チケット料金 SRS席 20,000円 RS席 15,000円 S席 10,000円 A席 7,000円 ※当日券500円アップ ※小学生からチケットが必要
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/krush/