Krush 3.27 後楽園ホール 一夜明け会見:新バンタム級王者・壬生狼一輝「K-1でバンタム級王座決定トーナメントを開いてほしいんじゃ」
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Krush.123 3月27日 後楽園ホール大会の一夜明け会見が28日、東京都内で行われた。会見のレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。
新バンタム級王者・壬生狼一輝「ワシだけにしかできん、唯一無二のチャンピオンになる。K-1でバンタム級のトーナメントを開いてほしいんじゃ!」
メインイベントで吉岡ビギンとKrushバンタム級タイトルマッチを戦った壬生狼一輝。王者の吉岡が減量に失敗して1.3kgオーバー、グローブハンデと減点2でスタートした試合だったが、見事に競り勝って判定による勝利を収めた。
K-1 JAPAN GROUP参戦して4戦目となる壬生狼はこれで負け無しの4連勝。プロデビューしてから10戦無敗の戦績で、Krush王者となった。
プロレスラーの大仁田厚さんのモノマネキャラでも注目を集めている壬生狼は、この日も革ジャンを羽織って、大仁田スタイルで記者会見に登場。ファンからは「グローブハンデがなかったら」、「減点がなかったら」など、SNSを通して批判的なコメントも届いたようだが、「1.3kgオーバーは普通じゃありえんぞ! そして、リカバリーしたら階級が全然違うわ!」とバッサリと切って捨てた。
だが、「もっと相応しいチャンピオン目指してがんばらないけんと思うたわ。これからはワシだけにしかできん、唯一無二のチャンピオンになろうと思うちょる」と、チャンピオンとしてさらなる高みを目指すことも約束した。
昨日の試合後には、まだ創設されていないK-1バンタム級王座にも言及したが、会見でも「ワシが昨日勝ったご褒美にK-1バンタム級王座決定トーナメントを開いてくれ」と再度要求するなど、Krushチャンピオンではまだ満足しきれていない様子だ。
最後に「これから壬生狼伝説、もっともっと作っていくけえ、お前らよう見とけ!」と吠え立てた壬生狼。K-1 JAPAN GROUPでは唯一無二のキャラクターを浸透させつつある新王者は、唯一無二の王者を目指し、伝説への一歩を踏み出し始めた。
「どうも皆さん、こんにちは! やる気! 元気! 一輝ーッ! どうも、壬生狼一輝です。オイ! オイ! まず、昨日の試合でグローブハンデがなかったらとか、減点がなかったらとかって言う奴がいるがのう、1.3kgオーバーは普通じゃありえんぞ! そして、リカバリーしたら階級が全然違うわ! お前らはわかってないようじゃから、ここで伝えといちゃる!
(ベルトを獲って、どんな夜を過ごした?)オイ! 昨日はファンからのコメントが無茶苦茶殺到して、夜も寝れんかったわ! 有名人は最高やのう!(反響を見て、チャンピオンになった実感は湧いてきた?)そうじゃのう。やっぱり、ファンからのコメントとか見てたら、もっと相応しいチャンピオン目指してがんばらないけんと思うたわ。(試合に勝てた要因は?)しっかりセコンドの声を聞いて、作戦通りやれたことじゃ。(ちなみにキャラクターの反響は?)好評じゃ!!!!
(今後はどういうチャンピオンを目指していく?)これからはワシだけにしかできん、唯一無二のチャンピオンになろうと思うちょる。(K-1のバンタム級王座も希望していたが?)そうじゃのう。K-1さん、ワシが昨日勝ったご褒美にK-1バンタム級王座決定トーナメントを開いてくれ。ワシは強い、強いタイ人と試合がしたいんじゃーッ! (ファンの皆さんへのメッセージは?)オイ! オイ! オイ! これから壬生狼伝説、もっともっと作っていくけえ、お前らよう見とけ!」
大沢文也、約1年6カ月ぶりの勝利「今回は本当に勝ちたかった。まだまだ自分が成長期だと信じてやっていきたい」
セミファイナルでは大沢文也が川崎真一朗と対戦。お互いに勝利から遠ざかって久しい崖っぷちに立たされた者同士の一戦だったが、大沢が延長にまでもつれ込む接戦を制して勝利をものにした。
試合から一夜明けて会見に出席した大沢は、「いつも通り塩試合に徹しました」といきなり自虐的なコメント。アンチから試合内容に対する批判が寄せられているようだが、「アンチがまた騒いでるか、ぐらいですね(笑)」と一蹴してみせた。
今回、自身でも「塩試合」と呼ぶような内容の試合をしたのは、それだけ勝ちに飢えていたからだ。「1年6カ月勝ってなかったし、本当に勝ちたかったんですよ。一番勝つ確率が高いのが塩試合かなと思って」と、言葉通りに勝ちに徹した。「あっちは凄くいい試合する選手ですけど、僕は本当につまんない試合をする選手なんで、だからそれがちょうどつまんないふうに噛み合ったのかなと思います」と勝因を分析した大沢だが、そのファイトスタイルに磨きをかけ、目指すは自身の理想を体現している卜部功也との対戦だ。
「ベルトを獲るより、僕の最終目標はずっと言い続けてますけど、卜部功也選手なんで。僕はずっと憧れてるし、目標だし、本当に強い選手。あの選手と戦いたい」と大沢。3.21「K’FESTA.4 Day.1」での蓮實光戦も見たそうで、「本当に開いた口が塞がらないほど巧くて、一番の理想なんですよ。自分のことを倒した相手に完全なる完封勝利してたんで、いろんな思いがありましたね」と感想を語っていた。
「僕の試合はトイレタイムなんで(笑)。まあ、トイレタイムでも見てくれたら嬉しいんで、これからもよろしくお願いします」と、最後まで自虐的に語っていた大沢だが、「今年30になりますけど、まだまだ自分が成長期だと信じてやっていきたいなと思います」と、自分を信じて、卜部戦実現を目指す。
大岩龍矢、劇的KO勝利で連敗脱出!「最後まで諦めずにやり抜くことをテーマに練習してきた。これからも会場が盛り上がる試合をやっていく」
第5試合のKrushスーパー・フェザー級スーパーファイトで山本直樹と対戦した大岩龍矢は、1Rから積極的に攻め立て、3R3分ジャストで見事なKO勝利。昨年は1年間、勝ち星がなかったが、この結果で続いていた連敗もストップ。復活の狼煙を上げることに成功した。
会見に出席した大岩は、「KOで勝つことができて、インパクト残せる試合ができたのかなって思ってるんで、自分としては100%の試合ができて良かったと思います」と自画自賛のコメント。
昨年は格闘技人生で初めての連敗を喫していたことから、「気持ちが毎日毎日苦しくて、試合前も不安で負け癖じゃないですけど、ナーバスになることもずっとあった」と、精神的にも追い詰められた部分もあった。しかし、「ずっと最後まで諦めずにやり抜くというのをテーマに、スパーリングでもラスト1秒まで気を抜かずに打ち合うということをやってきた」と、練習が実を結んでのKO勝利だった。
西元也史、2021年のテーマは無双!「セコンドの言葉を信じて、自信を持って戦ったことで逆転勝ちできた」
第4試合でSATORU成合とKrushスーパー・フェザー級ワンマッチを戦った西元也史は、1Rに先にダウンを奪うも、すぐさま奪い返される。しかし、2Rにもう一度ダウンを奪うと、最後はパンチを連続で叩き込んで、見事にKO勝利を飾った。
K-1 JAPAN GROUPのリングでは3連敗を喫していた西元だったが、それもストップ。しかも、今回も含めてここまで上げた10勝全てがKO勝利と判定負け知らずの結果を収めた。だが、「あの時はホッとして、嬉しい気持ちは確かに大きかったんですけど、控室に戻ってすぐに振り返ると、ギリギリなところもあったし、自分の悪い部分も出ちゃったんで、反省点はめっちゃ多いっす」と反省の弁を述べた西元。
1Rに成合にダウンを奪い返されて焦った部分もあったというが、セコンドの「今から試合を始める気分で行け!」という言葉を信じたことで、「自信を持っていつも通り獲り返せました」と挽回することに成功した。
目指すはもちろんチャンピオンの座。スーパー・フェザー級はK-1もKrushも激戦区だが、「それしか見てないんで、そこまでの段階を踏んでいくだけですね。もう下は見てないんで、上しか見てないっす」と実績を重ねて、タイトル戦線への浮上を狙う。「今年は無双しようかなと思っています。去年は全敗やったんで」と、目指す目標に向けて、鼻息荒く意気込んでいた。
竜樹、上京して初めての試合で勝利!目指すはKrushライト級のベルトだ「もし王座決定トーナメントがあるなら、そこを目指して頑張りたい」
第3試合では竜樹がSEIYAとKrushライト級ワンマッチで対戦。1Rに先手を取られながらも、すぐさま巻き返しを図り、3Rを戦い抜いて2-0で判定勝利を飾った。
弱冠21歳の竜樹は福岡県福岡市出身。昨年は地元で開催された11.3K-1福岡大会でK-1初出場も果たしている新鋭だ。2カ月前に上京してから初めての試合だったが、無事に勝利を収めることができた。
「どんな戦い方でも勝てる練習をしてたんで、それが勝因だと思っています」と勝因を語った竜樹だが、「練習してたことがそんなに出せなくて、あんまり納得のいく内容じゃなかったなと反省しています」と、内容には満足していない様子だ。
竜樹が目指しているのは、ジムの先輩である現K-1ライト級王者のゴンナパー・ウィラサクレックが返上したKrushライト級のベルトだ。「トーナメントをやるのかわからないですけど、もしやるならそこに出場するのが今の目標です」と、タイトル戦線に名を連ねられる位置にまで自分に磨きをかける。
同じ階級の現役K-1王者がいるジムは、「一緒に練習して凄い刺激になりますし、いい環境だなと思っています」と、成長するには絶好の環境だ。「自分は上京して2カ月、もっと成長していくと思うんで、これからに期待してください」と、さらなる飛躍を誓っていた。
18歳のRAN、目指すはKrushのベルト&憧れのKANA超え「「成人式までにベルトを獲る。K-1の女子=RANと言われる存在になりたい」
第2試合ではKrush女子フライ級の試合が組まれ、Krush初参戦のRANがイランからやって来たフェアゼ・ウィラサクレックと対戦。持ち前のパワーと技術で3-0の判定勝利をもぎ取った。
「すぐ終わらせるっていう自分のモットーを達成できなかったのが、まだちょっとモヤモヤしています」とKO勝利できなかったことを反省したRAN。「未熟なので、もっと強くなりたいと思っています」と、Krush初参戦・初勝利という結果にも満足していない様子だった。
RANがK-1 JAPAN GROUP参戦を決めたのは、K-1女子の先駆者であるKANAの存在が大きい。「KANA選手はKO率が高くて、凄いなと思っているんで、倒して、自分がバーンと上に上がれたらいいなと思っています」と、今から目標も高い。
「K-1の女子って言ったら、RANって言われるような選手になりたいと思っています」と、憧れのKANAに取って代わって、自身がK-1女子のアイコンになることも目論んでいる。「成人式までにベルトを獲って、肩にかけたいっていう目標がある」と、弱冠18歳ながらその野望は大きい。
國枝悠太、Krush2戦目で豪快KO!「王座決定トーナメントに出た林選手に勝ったんで、次はトーナメントに出た他の選手と試合をしたい」
第1試合に出場した國枝悠太は、Krushフェザー級ワンマッチで林京平と対戦。試合開始から積極的に攻め込み、最後は林に左フックを打ち込んで、見事に1R1分47秒でKO勝利を飾った。
今回がKrush2戦目となった國枝だったが、今回は「勝つというより楽しむ」ということを意識して試合に臨んだ。その意識が1RKOとKrush初勝利という好結果につながった。
対戦相手の林は昨年開催されたKrushフェザー級王座決定トーナメントにも出場している選手。その林に勝った國枝は、「次はトーナメントに出てた他の選手と試合をしたいです」と、Krushフェザー級のタイトル戦線への浮上も見据えているようだった。