Krush 4.23 後楽園ホール:レオナの弟・加藤虎於奈「兄貴のデカイ背中を見せてもらった。弟として負けられない」×松岡力「僕を指名してくれた虎於奈の男気に応える」
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Krush.124(4月23日(金) 後楽園ホール)のメインイベント、Krushウェルター級(67.5kg)タイトルマッチで対戦する加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS/王者)と松岡力(K-1ジム五反田チームキングス/挑戦者)が公開練習を行った(加藤はLARA TOKYO江古田、松岡はK-1ジム五反田にて。公開練習写真 (C)K-1)。
王者・加藤虎於奈、公開練習で多彩な蹴り技を披露!因縁の松岡力に完全決着宣言「俺の手で引導を渡します」
虎於奈は2分1Rのミット打ちを、蹴りを中心に披露。このミット打ちの中では、内腿へのカカト落としやバックスピンキックなど変則的な蹴りを多用した。虎於奈曰く、これらの蹴りは普段から練習している技だそうで「自分の試合の理想像が相手に当てさせずに当てる。その中で自分が楽しいように進めていく。いろんなことを試しつつ、試合で活かせるようにしっかりやってます」と、実戦で出せるように磨きをかけている最中だという。「まだ中途半端な技ばっかりですけど、試合で出したら相手は『え? 何してきたんだ?』って思うはずなんで、惑わし作戦にもなるかなと思ってやってます」と、理想とする戦い方を構築するために、チャンピオンになってからも研鑽を怠っていないようだ。
今年の1月の「Krush.122」で山際和希を倒してKrushウェルター級王座を掴んだ虎於奈。「僕は試合がおもしろいチャンピオンになりたいと思っています。倒してこそのチャンピオンだと思うので、これからドンドンドンドン挑戦者や相手を倒していきたいと思います」と、チャンピオンになってから自覚も芽生えた。
そのためにも、今回の松岡との初防衛戦はしっかりと突破したいところ。松岡とは昨年11月の「Krush.119」で対戦。虎於奈が2Rに2度のダウンを奪ったものの、その直後に松岡の掴んでからの膝蹴りを食らい目を負傷し、反則勝ちという不完全燃焼の試合をした因縁がある。そのこともあり、虎於奈は自ら「まずは自分の中のもやもやを消し去りたい」と松岡を初防衛戦の相手に逆指名し、今回の試合を実現させた。
試合前になると「やった! 試合だ! 明日からどうやって過ごしていこう」というぐらい試合が好きだという虎於奈だが、相手が松岡となるとその気持ちはさらに高まる。「松岡選手は心から好き。だけど、そこはリングの上では出しちゃいけないし、むしろ心から好きだからこそ、ポンポン当てててもしょうがないんで一撃で終わらせたいですね。俺の手で引導を渡します」と、「負けたら引退する」と公言している松岡との完全決着を狙う。
亡くなった母親からは生前に、「レオナはK-1チャンピオン、虎於奈はレオナのサポートをよろしく」と言われていたそうだが、自身もKrushチャンピオンになったことで、その約束以上のことを果たした。そして、その目はさらに上を見据えている。
「日本人では同じ階級だったら野杁正明選手が一番強いと思うんですけど、その対抗馬で『加藤虎於奈、あいつだったら野杁とやってもおもしろいんじゃないかな』と思われるぐらいまで強くなりたい」と、K-1のウェルター級タイトル戦線も視野に入れているようだ。
兄のレオナ・ペタスが武尊に挑んだ3.28「K’FESTA.4」日本武道館大会での激闘も間近で見た。「兄貴としてのデカイ背中を見せてもらったんで、弟として負けられない」と、兄からの刺激も受け、王者として一回り大きくなった姿を4月23日のKrushのリングで見せる。
挑戦者・松岡力、王者・加藤虎於奈との決着戦に燃える!「僕を指名してくれた虎於奈の男気を感じた。それに応えて僕もマックスの状態で挑む」
公開練習で松岡は2分1Rのミット打ちを披露した松岡は、「いつも通り、別に怪我もなく順調に進んでいます」と、現在のコンディションを告白。「いつもだったら試合前だけ練習してみたいな感じなんですけど、今回は長めに練習期間を取って、遊ぶこともなく好きなお酒も飲まないで練習を長くやってたんで、いつもとは違う僕を見せられると思います」と、自信たっぷりに語った。
松岡は昨年11月の「Krush.119」で虎於奈と対戦。虎於奈に2Rにダウンを奪われるも、すぐさま膝蹴りでダウンを奪い返したが、それが相手を掴んでの攻撃とみなされ、反則負けという結果に終わっていた。逆に虎於奈は、この試合をステップに今年1月の「Krush.121」で山際和希を破り、Krushウェルター級王座を戴冠。不完全燃焼で終わった松岡との因縁に決着をつけるべく、初防衛戦の相手に逆指名していた。
改めて前回の虎於奈との試合を「負けはしましたが、いいイメージで試合を終えているんで、今回もそのイメージで倒しに行こうと思っています」と振り返った松岡。反則裁定をくだされた膝蹴りに関しても、「僕は無意識でやってたんで、本当に掴む練習とかもしてなかったですし、リングの上でモニターを見て気づいたんですけど、まあ掴んでるんで、僕が悪いっていうのはありますね」と、引きずるところもない。
あのまま続行していたら松岡が勝っていたという見方もあるが、「その前のパンチからも効かせていたっていうのはあったので、あれがなかったら倒せてたっていうのはタラレバなんですけど、あったとは思います」と、本人の言葉通り、いいイメージを残したままでの再戦だ。
それを証明するための決着戦でもあるが、虎於奈の逆指名に関しては「僕を指名してくれた虎於奈の男気を感じましたし、それに応えて僕も一番マックスの状態で挑みたいというのはありましたね」と意気に感じている様子。「再戦はしたいっていう気持ちもありましたし、そこにタイトルマッチもついてきて、ベルトを獲りたいという気持ちは100%ですよね」と、松岡にとっては虎於奈へのリベンジと悲願のタイトル奪取のダブルチャンスのおいしい試合でもある。
また、松岡は試合のたびに「今回が最後のつもり」と公言しているが、「いつも詐欺みたいになっちゃっていますけど、今回は本当に最後ですね」とキッパリ。「僕の格闘人生において、一つの目標であり、一つの到達点というか、やっている意義をベルトによって生み出せると思うんで、獲ると獲らないじゃ今後の格闘技人生を辞めた上でも大きなものになってくるし、ここで絶対に獲りたいですね」と、松岡の格闘技人生の中でもベルトを獲ることは大きなウェイトを占める。
そのため、「ベルトを獲ったらその場で返してもいいぐらいの気持ちでやっているんで、今はベルトにしか興味ないですね」と、王座を獲ったその先のことも頭にはない。「ここで落としたら次はないと思いますし、ここで獲るだけですね」と、並々ならぬ覚悟で悲願のベルト奪取に挑むことを宣言していた。
対戦カード
第8試合 ダブルメインイベント2 Krushウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS/王者)※初防衛戦
松岡 力(K-1ジム五反田チームキングス/挑戦者)
第7試合 ダブルメインイベント1 第5代Krush女子フライ級(52kg)王座決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
真優(月心会チーム侍)
壽美(NEXT LEVEL渋谷)
第6試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
小嶋瑠久(PURGE TOKYO) ※K-1 GYM横浜infinityから所属変更
斉藤雄太(K-1ジム五反田チームキングス)
第5試合 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
幸輝(インタージム/KPKBスーパーウェルター級王者)
第4試合 クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/元WMC日本ヘビー級王者)
中平卓見(北眞舘)
第3試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
迅也(北斗会館浅科道場)
昇也(士魂村上塾/Bigbangスーパーライト級王者)
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
久保一馬(FIGHT CLUB 428)
立基(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
第1試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
里見柚己(team NOVA)※K-1 GYM横浜infinityから所属変更
堀井 翼(K-1ジム五反田チームキングス)
プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
齋藤紘也(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)
マーク・バード・ジェームス(イギリス/K-1五反田チームキングス)
概要
大会名 Krush.124
日時 2021年4月23日(金) 開場・16:45 開始・17:30
会場 後楽園ホール
中継 ABEMA(生中継)、GAORA
チケット料金 SRS席 20,000円(完売) RS席 15,000円(完売) S席 10,000円(完売) ※小学生からチケットが必要です
チケット販売 K-1.SHOP グッドルーザー 出場選手・所属ジム
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/