GOAT 10.25 テレビ東京(レポ):ISKA 3階級王座戦。龍聖、アルゼンチンの選手を1R KOしスーパーフェザー級王座初防衛。南原健太、ギリシャ人選手を3R KOしライトクルーザー級王座獲得。笠原友希、フランスの選手に判定勝ちしスーパーライト級王座獲得

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キックボクシングフェス.3 GOAT
2026年10月25日(日) 東京・テレビ東京 天王洲スタジオ
レポート:井原芳徳 写真提供:GOAT実行委員会
※全試合肘無しキックルール。ISKA K-1ルールはキャッチ禁止。RISEルールとKNOCK OUT-BLACKルールはキャッチからの攻撃は1回のみ有効
ISKA 3階級王座戦。龍聖、アルゼンチンの選手を1R KOしスーパーフェザー級王座初防衛
第5試合 ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級(59kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○龍聖(BRAID/TEAM SUERTE/王者、KNOCK OUT-BLACK&REDスーパーフェザー級王者・元BLACKフェザー級王者)
×ロドリゴ・ボガド[Rodrigo Bogado](アルゼンチン/Demonios Team/挑戦者、ISKAムエタイ・アルゼンチン・スーパーフェザー級王者)
1R 2’10” KO (左フック)
※龍聖が初防衛
GOATは昨年10月の第1回、今年5月の第2回は後楽園ホールで開催されたが、今回はテレビ東京のスタジオで開催され、大会は15時にスタートし、夕方16時~17時15分にテレビ東京系全国6局ネットにて生中継された。主要カードとなるISKA世界3階級タイトルマッチにはKOボーナス100万円が用意された。また、テレビ東京系6局ネットのレギュラー番組「Let’sキックGOAT」が10月4日(日)より毎週日曜夕方6時~6時30分に放送され、地上波でのアピール体制を強化した中での第3回大会となる。
龍聖は25歳。KNOCK OUTの主力として活躍し、24年12月大会でのISKA K-1ルール 世界スーパーフェザー級王者決定戦でブライアン・ガビオに判定勝ち。昨年10月の第1回GOATではロムイーサンに判定勝ち。12月のKNOCK OUTでは玖村修平を2R KO。今年4月、アレン・クラークを1R KO。6月、小森玲哉を1R KOし、KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級王座を獲得。9月、ゲーオガンワーンに判定勝ちし、肘有り・OFG着用のKNOCK OUT-REDルールの同級王者となった。
挑戦者のボガドは2000年3月14日生まれの26歳。戦績12戦9勝(4KO)3敗。身長172cm。
1R、龍聖が開始すぐからプレッシャーをかけ、右カーフキック、左三日月蹴り、ボディフックを的確に当てて主導権を握る。すると終盤に入り、龍聖がボガドをコーナーに詰めると、右ストレートと左フックを立て続けに当ててダウンを奪う。ボガドは倒れたまま動けず、すぐさま神戸レフェリーがストップした。龍聖はISKA王座初防衛を果たし、KOボーナスの100万円も獲得している。
龍聖は「16年ぶりに地上波のキックボクシングの生中継で、テレビでたくさん見てくれていると思います。格闘技はマイナスのイメージが大きいと思うんですけど、本気で元の正しい形に戻したいです。格闘技を野球やサッカーと肩を並べるスポーツにしたいです。キックボクシングの新しいカリスマとして道を作りたいです。また来年、すぐ戻って来るので、テレビ東京でお会いしましょう」とアピールした。
南原健太、ギリシャ人選手を3R KOしISKA世界ライトクルーザー級王座獲得
第4試合 ISKA K-1ルール世界ライトクルーザー級(85kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
×ヴァンゲリス・ジョルジス[Vangelis Tzorzis](ギリシャ/Urban Fight Club Valakis-Mallios team/王者、WKUインターコンチネンタル王者、KGBギリシャ王者)
○南原健太(TARGET SHIBUYA/挑戦者、RISEライトヘビー級(90kg)王者)
3R 2’16” KO (右フック)
※南原が王者に
南原は28歳。極真会館出身でキック戦績13戦12勝(10KO)1敗。RISEを主戦場とし、最近はGLORYミドル級(85kg)王座を目指し、昨年11月、GLORYミドル級5位のフランシス・ゴマに判定勝ち。今年3月、GLORYミドル級3位のセルゲイ・ブラウンとの試合が組まれたが、南原が左肩を負傷し欠場。8月、グンター・カルンダに3R KO勝ちしRISEライトヘビー級(90kg)王座を初防衛した。
南原が挑むISKA王者・ジョルジスは2000年3月18日生まれの26歳。戦績20戦15勝(6KO)5敗。身長190cm。
1R、南原がプレッシャーをかけるが詰め過ぎない距離を保ち、右ローキックを主体にしつつ、右ミドル、左ロー、三日月蹴り等を的確に当て続けて主導権を握る。ジョルジスも終盤になると詰めてパンチを振るうが、南原は防御する、記者採点は南原。
2R、南原は変わらず前に出るが、右ローが減ってしまう。逆にジョルジスが回って距離を取りつつ、右カーフキックや左ミドルやバックスピンキックを返す。終盤、南原は詰めて左右のフックを放つが、振りが大きく空振りになってしまう。記者採点はジョルジスだが割れる可能性もある。
3R、南原は序盤から右ロー、左ハイを当て、主導権を握ると、左ボディを度々当てる。足とボディにダメージの溜まっているジョルジスは次第に防戦一方に。終盤、南原はジョルジスを詰めてパンチラッシュの中で右フックをクリーンヒット。ジョルジスはのけぞって倒れ、すぐさま和田レフェリーがストップした。南原はISKA K-1ルール世界ライトクルーザー級王座、KOボーナス100万円を獲得した。
マイクを持った南原は「もっと高み目指し頑張ります。僕の試合を見て、明日のモチベーションになったらうれしいです」とアピールした。
笠原友希、フランスの選手からダウンを奪い判定勝ちしISKA世界スーパーライト級王座獲得
第3試合 ISKA K-1ルール世界スーパーライト級(63.5kg)王座決定戦 3分3R(延長1R)
○笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者&元同フェザー級(57.5kg)王者)
×ソヘイユ・ドリディ[Soheil Dridi](フランス/Team FC Creusotin/ISKA K-1ルール欧州スーパーライト級王者)
判定3-0 (竹村29-27/神谷29-27/橋迫30-26)
※笠原が王者に
シュートボクシング(SB)の主力・笠原三兄弟の次男・友希は25歳。昨年、RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kgトーナメントに参戦し、6月の準決勝では中村寛に延長Rに左ハイでKO負け。11月のSB両国大会ではタイ人・マンモスに判定勝ち。今年2月のSBではタリソン・フェレイラに2R膝蹴りでKO勝ち。今年5月の第2回GOATでは60kg契約で軍司泰斗に判定負け。8月のSBでは61.5kg契約でロムイーサンに判定勝ちしている。
友希とISKA王座を争うドリディは2005年5月17日生まれの21歳。戦績10戦10勝(8KO)。身長167cm。
1R、友希がサウスポーからの左ミドルを度々当てて主導権を握る。終盤には左ストレート、飛び膝も絡め、差を印象付けようとする。ドリディは右ミドルを攻撃が少ない。しかし終了間際に、ドリディは右のバックハンドブローを当て、そこからパンチをまとめ、好印象で終える。記者採点は友希だがドリディにつく可能性もある。
2R、ドリディが右ストレートを当てる場面もあるが、単発止まりで、友希が左ミドルを当て続け、左ストレート、ボディフック、奥足狙いのロー等も絡め、手数多く攻める。記者採点は友希だがドリディにつく可能性もある。
3R、友希が左ロー、ミドルを当てつつ、ハイキックにつなげるとクリーンヒットし、ドリディはダウンする。ドリディは持ち直し、パンチを返す場面もあるが、反撃の糸口を掴ませず終わる。記者採点は10-8で友希。合計30-26で友希。ジャッジ3者も友希を支持し、友希が判定勝ちし、ISKA K-1ルール世界スーパーライト級王座を獲得した。
マイクを持った友希は「まだまだ強いので、もっと強くなって有名になりたいです」とアピールした。
松田龍聖、一輝に判定勝ち
第2試合 KNOCK OUT-BLACKルール 54kg契約 3分3R
○松田龍聖[りゅうき](大原道場/元ラジャダムナン認定バンタム級王者、元HOOST CUP日本スーパーフライ級(53kg)王者)
×一輝[かずき](若獅子会館/元Krushバンタム級(53kg)王者)
判定3-0 (秋谷30-27/大澤30-28/和田30-27)
松田は京都在住の20歳。ホーストカップで肘無し・ワンキャッチワンアタックルールの王者となった後、24年4月のRWS千葉大会でムエタイに初挑戦し、石井一成とドロー。7月のRWS千葉大会でクンスックレックを2R KOしラジャダムナン認定バンタム級王座を獲得する大番狂わせを起こした。9月のタイでのRWSでのリターンマッチではクンスックレックに判定負けしプロ初黒星。昨年10月、今年3月とONEに参戦したが、キックルールでタイ人選手に判定負けした。夏にはエイワスポーツジムに出稽古し、吉成名高らと汗を流す。今回、1年半ぶりの日本での試合で、KNOCK OUTのルールで初めて戦う。龍聖との対比で“西の龍聖”と呼ばれることもあり、その龍聖と同じ大会に出場する。
一輝は大阪在住の25歳。戦績23戦18勝(5KO)5敗。故郷福岡の大会で試合を重ねた後、20年からK-1 GROUPを主戦場とし、21年3月、吉岡ビギンに判定勝ちしKrushバンタム級王座を獲得。黒田斗真に3度敗れ、白幡裕星、心直に勝利。24年3月、大久保琉唯に判定負けした試合を最後に一度引退。昨年9月、若獅子会館所属のK−1選手・MOEとの結婚を発表。今年8月のKNOCK OUTで現役復帰し、小島慎太に1R KO勝ちし、今回復帰2戦目で強豪との試合が組まれた。
1R、お互い慎重に見合い、どちらも攻撃が少ない中で、時折右フックをクリーンヒットするが、もらった側はすぐ持ち直し、その先の攻撃を許さない状態が続く。記者採点はイーブン。
2R、松田が一輝のパンチをスウェーでかわしつつ、自分の左フック等のパンチを随所で的確に当てる。とはいえヒット数は伸びず、明確な差をつけるほどにはならなかったが、終盤に左の飛び膝を顔面に当て、やや好印象で終える。記者採点は松田。
3R、一輝がやや積極的になるが、松田が変わらず随所で左フック等のパンチを当てる。とはいえ松田も攻撃が増えず、静かな展開のまま終わる。記者採点はイーブン。合計30-29で松田。ジャッジはマスト判定寄りの採点で差をつけ、松田が判定勝ちした。
有井渚海、牧野騎士に判定勝ち
第1試合 RISEルール スーパーフェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
○有井渚海[しょあ](team VASILEUS)
×牧野騎士[ないと](FASCINATE FIGHT TEAM/RKSスーパーバンタム級王者)
判定3-0 (大澤30-28/北尻30-28/秋谷30-28)
有井は18戦13勝(5KO)4敗1分の26歳。22年12月の山田虎矢太戦、23年12月の加藤有吾戦、25年4月の梅井泰成戦と3連敗を喫したが、今年2月、松下竜之助に3R TKO勝ちし、6月、松山和弘に2R KO勝ちし2連勝中。梅井戦からフェザー級で戦っていたが、今回からスーパーフェザー級で戦う。
牧野は16戦12勝(10KO)4敗の22歳。地元関西のDEEP☆KICK、ジャパンカップキック、RKSゴールドラッシュ、ACCELといった大会に参戦している。昨年10月、シュートボクシングS-cupフェザー級の出場選考試合で川上叶に2R KO負け。今年5月のKPKB福岡大会ではスーパーフェザー級でダウサヤームに1R KO負け。RISEルールは24年5月の寺山遼冴戦以来2年半ぶりとなる。
1R、有井がプレッシャーをかけ、牧野がやや下がり気味の構図となり、接近戦でお互いガードを固めつつパンチを振るう。どちらも右フック等が炸裂する場面もあるが、まだ相手をひるませたり、攻撃をまとめるほどにはならず五分の状態が続く。記者採点はイーブン。
2Rも均衡状態が続いていたが、中盤過ぎ、有井の左ボディフックからの顔面への左右のフックが立て続けに炸裂し、牧野を追い詰めて好印象を作る。記者採点は有井。
3R、両者激しい打ち合いが続き、一進一退の展開となり、牧野も健闘したが、有井が左右のパンチ、テンカオ、ハイ等の手数でやや上の状態で終える。記者採点は有井だがイーブンでも不思議ではない。合計30-28で有井。ジャッジ3者も同じ採点で有井を支持し、有井が判定勝ちした。
第8試合 KNOCK OUT-BLACKルール(肘無し・ワンキャッチワンアタック) 61kg契約 3分3R
セフ・ラモス[Sef Ramos](米国/ボクシングワークス/Royal Combat ムエタイ スーパーライト級王者)
富田エレデネ[Erdene Tomita](KNOCK OUT クロスポイント吉祥寺)
第7試合 RISEルール 女子ミニフライ級(49kg) 3分3R(延長1R)
登島優音[ゆん](team VASILEUS/RISE QUEENミニフライ級2位)※NEXT LEVEL渋谷から所属変更
愛結菜(東北AVANTI)
第6試合 KNOCK OUT-BLACKルール フェザー級(57.5kg) 3分3R
堀井海飛[かいと](空手道柔拳/DEEP☆KICK -57.5kg王者)
今泉瑛司[えいし](TRY HARD GYM)











