K-1 4.11 代々木第二(レポ/第2部):ブラジル勢が3階級制覇。ジョナス・サルシチャがスーパー・ウェルター級王者に、デング・シウバがミドル級王者に、アリエル・マチャドがヘビー級王座初防衛。大久保琉唯・木村萌那が判定勝ち

GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
浅草 シープラスジム
つくばエクスプレス「浅草」徒歩1分!MMA・キック・パーソナルトレーニングを気軽にどなたでも楽しめます!

GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
パラエストラ八戸
青森からプロMMA・キック選手を輩出!女性率9割のフィットネスクラスで格闘技の動きを使ってストレス解消!
K-1 GENKI 2026(第2部)
2026年4月11日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館
レポート&写真:井原芳徳 ※第1部の記事はこちら
サルシチャ、フェルドンクの反撃しのぎスーパー・ウェルター級王者に
第10試合 第6代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級(70kg)王座決定戦 3分3R(延長1R)
○ジョナス・サルシチャ[Jonas Salsicha](ブラジル/TFチーム/CTアラン・ポパイ/K-1 -70kg世界トーナメント2025優勝、同南米予選優勝、元WGPスーパーミドル級(78.1kg)王者)
×ダリル・フェルドンク[Darryl Verdonk](オランダ/ファイトチーム・リンガー/元Enfusionライト級(70kg)王者)
判定3-0 (岡田28-25/梅木28-25/豊永28-25)
※サルシチャが王者に
オウヤン・フェンが返上したスーパー・ウェルター級王座を懸け、サルシチャとフェルドンクが対戦する。
フェンの所属する中国の武林風がK-1 GROUP経由で発表した内容によると「今年1月にオウヤン選手が最も信頼を寄せていた天津阿福ファイトクラブのチーフトレーナーが職務を離れてしまった。新たな練習体制の整備を進めているが、現在中国は春節期間中であり、ジムの新体制が春節明けに確定したとしても試合に向けたベストな環境作りは困難、との結論に至り、ここで王座を返還する」という。
K-1実行委員会は「まず本日(2月17日)付でこの申し出を受理し、K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王座は空位とすることを発表しますとともに、オウヤン選手にはこれまでの功績を重んじて、同選手にとってベストな練習環境が整った段階で改めてK-1での試合出場の機会を作っていく考えです」と発表した。
サルシチャは31歳。昨年、K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメントのブラジル予選で優勝する。11月の世界トーナメントでは初戦で同級王者のオウヤン・フェンを圧倒し判定勝ちすると、準決勝ではジョナサン・アイウルを33秒右ストレートで、決勝ではダリル・フェルドンクを1R左三日月蹴りでKOして優勝した。4月の大会でのフェンの王座挑戦のオファーがあったが、上記のとおりフェンが王座を返上し、フェルドンクとの再戦が王者決定戦となった。
フェルドンクは30歳。23年3月の-70kg世界トーナメント開幕戦で和島大海をKO。7月の準々決勝でデング・シルバに判定負けしたが、10月、ゾーラ・アカピャンに延長判定勝ち、昨年2月、ジョムトーンを1F右バックハンドブロー一撃でKO。5月、オウヤン・フェンのスーパー・ウェルター級王座に挑戦し、ダウンの応酬の末に判定負け。9月にはヌルティレク・ザリンベコフをKOし、11月の世界トーナメントでは初戦でアラッサン・カマラに延長判定勝ちし、準決勝でストーヤン・コプリヴレンスキーに3R KO勝ちした。決勝はダメージの蓄積が大きく、ジョナス・サルシチャに1R KO負けしていた。
1R、開始すぐからフェルドンクがパンチの打ち合いを仕掛けるが、サルシチャはかわすと、右ストレートを当てて序盤からダウンを奪う。その後もサルシチャが右ストレート、ボディ、膝等を度々当てて、フェルドンクを追い詰め優位をキープする。10-8でサルシチャが取る。
2R、サルシチャが開始早々、右ストレートでダウンを奪う。中盤にも右ストレートでダウンを奪う。フェルドンクは必死にパンチを振るい時折当てて場内を沸かせるが、サルシチャはひるまず手数多く攻め続け、反撃を許さない。10-7でサルシチャが取る。
3R、サルシチャは攻めるものの次第に疲れが見え始めると、中盤過ぎ、ここまで耐えたフェルドンクが右フックでダウンを奪い返し、場内は大盛り上がりに。その後もフェルンドンクが必死に攻めるが、サルシチャは耐えきり終了する。8-10でフェルドンクが取る。ジャッジ3者とも28-25とつけ、サルシチャが苦しみながらも判定勝ちし、K-1王座を獲得した。退場するフェルドンクにも大きな拍手が起こった。
デング・シウバがミドル級王者に
第9試合 第3代K-1 WORLD GPミドル級(75kg)王座決定戦 3分3R(延長1R)
○デング・シウバ[シルバ/Dengue Silva](ブラジル/スクアドン・タイ・ブラジル/Krushミドル級(75kg)王者、SFT COMBAT -70kg級王者)
×アルフォセヌー・カマラ[Alfousseynou Kamara](セネガル/Emergence Le Havre/サバット世界選手権-75kg優勝、CDG-75kg王者)
判定3-0 (西村30-28/箱崎30-28/岡田30-28)
※シウバが王者に
デングもアルフォセヌーも元々スーパー・ウェルター級で戦っていたが、ミドル級に階級をアップした試合で揃ってインパクトのある勝利をおさめ、昨年9月に松倉信太郎が返上して以降空位となっていたK-1同級王座を争うことになった。
デングは32歳。24年3月のK-1 70kg世界トーナメントの準決勝でストーヤン・コプリヴレンスキーに判定負け。同年10月のジョーダン・ピケオーとのワンマッチでも判定負け。昨年2月に小田尋久に判定勝ち。7月にブハリ亜輝留に判定勝ちし第2代Krushミドル級王者となる。今年2月のK-1では引き続きミドル級で参戦し、カスペル・ムシンスキに1R序盤にダウンを奪われるも、終盤にパンチ連打で逆転KO勝ちした。
アルフォセヌー・カマラは26歳。フランス在住で、ジェロム・レ・バンナの推薦で、双子のアラッサンと共にK-1に参戦している。昨年9月の-70kg世界トーナメント開幕戦でアルビオン・モリーナをKOしたが、11月準々決勝のアップ時に転倒して負傷し欠場し、代役で双子のアラッサンが出場する異例の事態となった。今年2月のK-1でのミドル級初戦では、バッソ・ピレスを1Rパンチ連打でKOした。
1R、デングがサウスポーで構え、中央に立ちプレッシャーをかけ、左ミドルを当てるが、ストレート等のパンチはまだ距離が遠い。アルフォセヌーもなかなか攻撃が返せないが、終了間際にカウンターの右フックを当ててどよめかせる。記者採点はイーブン。
2Rもお互いなかなかクリーンヒットにつなげられずにいたが、終了間際に両者がパンチを打ち合うと、デングの左ストレートがカウンターで炸裂し、アルフォセヌーがダウンする。10-8でデングが取る。
3R、デングはミドルや膝も織り交ぜつつ、アルフォセヌーのパンチをかわし、反撃を封じる。最後はUFCのマックス・ホロウェイのように、マットを指差して打ち合いを求めて打ち合い終了する。記者採点はイーブン。合計30-28でデング。ジャッジ3者も同じ採点で、デングが判定勝ちし、Krushに続きK-1のミドル級王座も獲得した。
アリエル・マチャド、イストラテを2R KOしヘビー級王座初防衛
第8試合 K-1 WORLD GPヘビー級(体重無差別)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○アリエル・マチャド[Ariel Machado](ブラジル/ヘマーズジム/マジソンチーム/王者、K-1無差別級トーナメント2024優勝、WGPライトヘビー級(94.1kg)王者)
×クラウディオ・イストラテ[Claudio Istrate](イタリア/アカデミアNKTチーム・サイッタ/ISKA K-1ルール欧州ヘビー級王者)
2R 1’42” KO (右カーフキック)
※マチャドが初防衛
マチャドは38歳。23年9月のK-1無差別級トーナメントでは準決勝でリュウ・ツァーにKO負け。24年8月、無差別級トーナメントブラジル予選を制すると、12月の決勝トーナメントではリース・ブルーデネル、エロール・ジマーマン、フェン・ルイにKO勝ちし優勝した。昨年7月、リオ・リチャードソンを1R KO。11月、ロエル・マナートのヘビー級王座に挑戦し、1R右フックでKOし王座を奪取した。今回初防衛戦を迎える。
イストラテは30歳。23年9月のK-1無差別級トーナメントでマハムード・サッタリをKOし、シナ・カリミアンとの乱戦を制し、決勝でリュウ・ツァーにKO負け。24年6月の東欧予選は一回戦の判定を不服とし試合放棄。10月のアジア予選でのカリミアンとの再戦も、後頭部へのパンチがアクシデント扱いとなりノーコンテストとなる。同年12月の山口翔大戦でも反則負け。2月にはK-1初参戦のババカールを33秒左フックでKOし、23年8月のカリミアン戦から1年半ぶりにK-1で勝利したばかりだが、早くも王座挑戦者に抜てきされた。
1R、イストラテがプレッシャーをかけ、マチャドが回る構図が続く。すると中盤、ロープを背負ったマチャドが右ミドルを放つと、イストラテは蹴り足をつかむ。島村レフェリーが「ノーキャッチ」と注意し、割って入ろうとする前に、イストラテは蹴り足をつかんだまま右フックを当てて倒す。マチャドはダメージを負っており、一時中断する。イストラテに減点1が科される。再開後、イストラテは前に出て詰めてパンチラッシュを仕掛けるが、空振りが多く、マチャドはしのぐと、最後は中央側に回り込んで、パンチと膝を返し、巻き返して終える。記者採点はイーブン。
2R、またもイストラテがパンチラッシュを仕掛けるが、振りが大きく、マチャドはかわしたりブロックで難を逃れる。すると打ち合いでマチャドが右フックを返しつつ、右カーフキックを当てていると、カーフが効き目を発揮する。マチャドはイストラテをコーナーに詰め、右カーフを強打する。イストラテが右フックを振るうと、前のめりでバランスを崩して倒れ、レフェリーはダウンを宣告する。イストラテは左足のダメージの蓄積が大きく、マチャドが右カーフで再びダウンを奪ったところで、レフェリーがストップ。マチャドがKO勝ちでヘビー級王座初防衛に成功した。
アハテルバーグが1R KO勝ち
第7試合 クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R)
○ルーカス・アハテルバーグ[Lukas Achterberg](ドイツ/Team CSK/Sparta Aachen/K-1 -90kg世界トーナメント2026優勝、Fair FCライトヘビー級(91kg)王者、Gladiator Fight Nightライトヘビー級(93kg)トーナメント優勝)
×ファビアン・ロリート[Fabian Lorito](スイス/Team Stefanovski/WAKO-PRO世界&欧州ライトクルーザー級(85.1kg)王者、WKU欧州ライトヘビー級(83kg)王者)
1R 2’01” KO (左フック)
アハテルバーグは29歳。2月のK-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメントでK-1に初参戦し、マハムード・サッタリ、ボグダン・ストイカ、ニキータ・コズロフをKOして優勝し、2か月間隔でK-1のリングに登場する。
ロリートは25歳。戦績25戦23勝(13KO)2敗でK-1初参戦。
1R、長身のアハテルバーグに対し、ロリートが前に詰めてパンチを振るって襲い掛かる場面もあったが、アハテルバーグは落ち着いて距離を取る。すると終盤、ロリートがパンチを振って詰めて来たところで、アハテルバーグが右アッパーを空振りさせてからの左フックをクリーンヒット。ロリートはうつぶせでダウンし動けず、箱崎レフェリーがストップした。
アラッサン・カマラ、佐々木大蔵に1R TKO勝ち
第6試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
×佐々木大蔵(DyR studio/元Krushスーパーライト級王者、元Krushライト級王者)※K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTから所属変更
○アラッサン・カマラ[Alassane Kamara](セネガル/Emergence Le Havre/CDG -71kg王者、サバット・フランス選手権 3回優勝)
1R 2’28” TKO (ドクターストップ:左ジャブによる右まぶたのカット)
アラッサン・カマラが前回11月のトーナメントに緊急出場した際のスーパー・ウェルター級(70kg)からスーパー・ライト級(65kg)まで落とし、佐々木大蔵と対戦した。佐々木はKRESTを離れての初戦で、セコンドにはVASILEUSの渡辺雅和代表らがつく。
試合はアラッサンがシャープな動きで佐々木を圧倒することに。1R、アラッサンがスピードのある攻撃で佐々木を翻弄し、左ジャブ一撃でダウンを奪う。すると今度は左ジャブをまたも当てると、佐々木が右まぶたをカットし、ドクターチェックの結果、ストップがかかり、アラッサンがTKO勝ちした。
フルコンタクト空手戦で福地勇人が判定勝ち
第5試合 フルコンタクト空手特別ルール 75kg契約 3分3R
○福地勇人(白蓮会館/JFKO全日本フルコンタクト空手道選手権’17 ’21 ’24男子中量級優勝、JFKO国際選手権’18同級優勝)
×ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ/闘英館/元HOOST CUPウェルター級王者、元S-BATTLE KICKミドル級(70kg)・FIGHT DRAGON -70kg・WBKF世界スーパーウェルター級(70kg)王者)
判定3-0
K-1の須藤元気プロデューサーの名前が大会名に織り交ぜられた「K-1 GENKI」が今回初開催された。1993年にスタートしたK-1の源流であるフルコンタクト空手、および、須藤氏も活躍していたゼロ年代の旧K-1主催のMMA大会・HERO’S(ヒーローズ)のルールの試合が、第2部の中盤に置かれた。
空手の試合の主審は正道会館最高師範の角田信朗氏が務める。一般的なフルコン空手の試合の副審は4名だが、今回は2名体制で、判定は主審を合わせた3名で行われる。フルコン空手には顔面殴打が禁止といった特徴があるが、試合前に観客へのK-1ルールとの違いの説明は無く試合は始まる。
試合は空手の実績で大きく上回る福地の独壇場に。1R、開始すぐから福地がサウスポーで構え、左の突き、ミドル、ロー等を自在に当て続けて圧倒する。2Rも福地が顔面前蹴り等の大技も絡めて攻撃を当て続け圧倒する。3Rも左ローを効かせつつ、空振りになるが胴回し回転蹴りなどの大技も絡めて主導権を維持し判定勝ちした。
第4試合 HERO’S特別ルール(MMA) ヘビー級 5分2R
×ティアッカ・フェイ[Thiacka Faye](セネガル/セネガルウォリアーズMMA)
○マック・パパリイ[Mac Papalii](サモア/Battle-Box)
1R 0’33” KO (右フック)
HERO’Sの試合のレフェリーは、HERO’Sのライバル大会だったPRIDEのルールディレクターだった島田裕二氏が務める。
フェイは38歳。アフリカレスリング選手権男子フリースタイル-125kg級で2016年2位、20年4位で、セネガル相撲の試合にも出場し、MMAプロデビュー戦。
パパリイは27歳。2018年アマチュアボクシング・サモア選手権スーパーヘビー級優勝、2023年にアマチュアMMAのGAMMAオセアニア選手権ヘビー級優勝の実績があり、プロMMAは韓国で1戦経験し1勝している。
試合はあっけない決着に。1R、パパリイがパンチを振るうと、フェイは反応できず、パンチをもらい続けて下がり、パパリイが右フックで倒したところで、島田レフェリーがストップした。
木村萌那、K-1初戦は得意の前蹴り駆使し判定勝ち
第3試合 女子フライ級(52kg) 3分3R(延長1R)
○木村萌那[もな](K-1ジム目黒TEAM TIGER)
×チェ・ウンジ[Choi Eunji](韓国/大邱FEARLESS GYM/MAX FC女子バンタム級(52kg)王者)
判定3-0 (豊永30-27/島村30-27/梅木30-27)
木村は試合翌日の12日で25歳になる。4歳から14歳までフルコンタクト空手を習い、10歳からボクシングも並行し、2020年の全日本アマチュアボクシング選手権女子バンタム級では準優勝。24年11月にKrushでキックデビューし荻原愛に1R KO勝ち。昨年1月のYuka☆戦では前蹴りを駆使し、コンピュータゲーム「ストリートファイター」シリーズの春麗(チュンリー)の必殺技「百裂脚(ひゃくれつきゃく)」のようだと話題になり、Youtubeの試合動画が現在400万回再生に達している。6月の小澤聡子戦でも前蹴りを駆使しつつ2R TKO勝ちし、プロ3連勝とした。今回、10カ月ぶりの試合でK-1に初登場するが、世界配信主体の第2部に起用され、主催者からの期待も高い。
ウンジは20戦8勝12敗の31歳。18~19年にDEEP JEWELS・修斗といったMMA大会でKINGレイナとセラと戦い敗れている。その後は韓国のキック大会MAX FCで王者に。24年11月のKrushでは池内紀子にパンチを浴び続け2R KO負けしている。
1R、木村はいつものようにサウスポーからの左の前蹴りを、ボディと顔面に自在に当て続け、場内をどよめかせる。X等でよく見せる片足立ちで左足を上げたまま静止する場面も度々あり、観客からは笑いが起こる。さらに途中、ボクシング仕込みの力強い左ボディストレートも絡め、攻撃にもバリエーションを持たせる。ウンジはほとんど攻撃を返せない。記者採点は木村。
2R、ウンジが木村が少し背中を向けたところで、前に出てパンチを振るって襲い掛かる場面もあったが、大半の時間は1R同様、木村が前蹴りで翻弄する展開で、顔面に度々当て、左ストレートも終盤には当て、差をはっきり示す。記者採点は木村。
3R、木村は前蹴りをボディと顔面に当てつつ、左ボディストレート、顔面へのストレートを立て続けに当て、主導権を維持する。記者採点は木村。合計30-27で木村。ジャッジ3者も木村を支持し、木村が判定勝ちした。木村へのトロフィーのプレゼンターはタレントのゆうちゃみさんが務めた。
大久保琉唯、フェザー級初戦は新美貴士との接戦制す
第2試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
×新美貴士(名古屋JKファクトリー/元Krushフェザー級王者)
○大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/元Krushフライ級(51kg)王者、K-1甲子園2021 -55kg優勝)
判定0-2 (西村29-30/水谷30-30/伊藤29-30)
新美は32歳。23年3月のRISEで門口佳佑に判定負け。24年3月のホーストカップで魁斗と延長引き分け。23年6月のKrushで寺田匠に判定勝ちしたが、昨年2月のK-1に寺田のK-1王座に挑戦するも判定負けし、寺田にリベンジを許した。4月のKrushでは関口功誠に判定負け。9月には中国での試合でも敗れ、3連敗となったが、今年2月のKrushでは19歳の新鋭・松本海翔に延長判定勝ちしている。
大久保は21歳。24年9月の-55kgトーナメント準決勝で玖村将史に判定勝ちしたが、決勝で金子晃大に2R KO負け。同年12月には璃明武に判定勝ち。昨年2月に竹見浩志郎を3R KO。5月は永坂吏羅の計量失格で不戦勝。7月に紫苑を1R KO。11月にウー・ユートンを1R KOし、不戦勝含め5連勝とする。今年2月、金子とのリベンジ戦&王座戦にたどり着いたが、前日計量で1.3kgオーバーし、ペナルティつきのワンマッチに変更となり、延長の末に大久保の判定勝ちという採点となったが、金子が勝利した場合のみ公式記録となる規定により無効試合となった。
1R、大久保がサウスポーで前に出るが、大久保は前蹴りで前進を封じつつ、随所で右ストレート、ミドル、インローを当てる。新美ももらいっぱなしにならず、終盤には左ストレート、ミドル、ローをまとめ、五分に近い状態をキープする。記者採点はイーブンだが大久保につく可能性もある。
2R、新美が左インローを執拗に当て、左ミドルも絡め、大久保も右ミドル、テンカオ、左フック等を返す。とちらも譲らぬ打ち合いが続く。記者採点はイーブン。
3R、大久保が右ミドル、テンカオ、顔面へのパンチを随所で放ち、やや積極的に攻める。新美はひるまず、随所で右ストレート、ミドルを返すものの、手数が伸びないまま終わる。記者採点は大久保だがイーブンもありうる。合計29-30で大久保。僅差のラウンドが続いたため、1者はイーブンとしたが、2者は29-30で大久保を支持し、大久保が接戦を制した。
2年ぶり復帰の江川優生、西元也史に判定負け
第1試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
×江川優生(POWER OF DREAM/元K-1&Krushフェザー級王者)
○西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定0-3 (西村27-30/岡田27-30/水谷27-30)
江川は28歳。24年3月のK-1でのRISEとの対抗戦で常陸飛雄馬に延長判定勝ち。だがその後、怪我で3度手術し、一時は引退も考えたが、先輩の武居由樹、後輩の石田龍大の活躍に刺激を受け、2年ぶりの復帰に至った。西本は今年1月のKrushで山本陸に延長判定勝ちして以来の試合。
1R、お互い右カーフキックを当てていると、終了間際、少し西元のカーフが効き目を発揮し、最後、パンチと膝もまとめて印象を作る。記者採点はイーブンだが西元につく可能性もある。
2R、西元が右カーフを当て続けていると、中盤、江川の足が流れ、西元がコーナーに詰めてパンチと膝を連打し、江が防戦一方になったところでレフェリーがスタンディングダウンを宣告する。その後も西元が右カーフ主体で攻め続け主導権を維持する。8-10で西元が取る。
3R、西元がパンチ、ロー等でやや積極的に攻める状態が続く。最後、西元が左フックでひるませてから、パンチと膝をまとめて追い詰めて終える。記者採点は西元。合計27-30で西元。ジャッジ3者も同じ採点で、西元が復帰戦の江川を撃破した。
なお、この試合のスペシャルラウンドガールをタレントで「K-1公式ヴィーナス」の斎藤恭代さんが務めた。
K-1 4.11 代々木第二(レポ/第1部):ホーストカップ王者の芝宏二郎、K-1初戦で黒川瑛斗をKO。上遠野寧吾、白幡裕星との接戦制す。齊藤龍之介、永坂吏羅に逆転KO勝ち。村田健悟が2R KO勝ち


























