K-1 11.15 代々木第一(レポ/WORLD MAX -70kgトーナメント):南米予選優勝者のサルシチャ、準々決勝は王者オウヤンを圧倒し、準決勝・決勝は1R KO勝ちし優勝
GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
大阪梅田中津 キックボクシング ジョウジム
キックボクシングで楽しく運動!燃焼!ストレス発散!初心者でも経験者でもしっかり指導。見学・体験大歓迎!

GYM VILLAGE [→おすすめジム一覧]
パラエストラ八戸
青森からプロMMA・キック選手を輩出!女性率9割のフィットネスクラスで格闘技の動きを使ってストレス解消!
K-1 WORLD MAX 2025~-70kg世界最強決定トーナメント・決勝ラウンド~
2025年11月15日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館
レポート&写真:井原芳徳 ※ワンマッチは別記事でお伝えします
-70kgトーナメント準々決勝 南米予選優勝のサルシチャ、王者オウヤンを圧倒
「K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント」は16選手が参加し、9月7日の代々木競技場第二体育館大会で一回戦8試合が行われ、今回11月15日の代々木第一体育館大会で8選手によるワンデートーナメントが行われ優勝を決める。
昨年の-70kg世界トーナメントは優勝候補のオウヤン・フェンが怪我で決勝トーナメントを欠場し、開幕戦で敗退のストーヤン・コプリヴレンスキーが繰り上がりで復活し、そのまま優勝した。
今年もコプリヴレンスキー、オウヤンが優勝の有力候補に。昨年大会に続きダリル・フェルドンク、ゾーラ・アカピャンもエントリーした。コプリヴレンスキーは抽選会で木村“フィリップ”ミノルを準々決勝の相手に指名したが、木村は右拳の怪我により欠場し、タイのRWSで活躍するハーキュリー(ヘラクレス)が代役出場した。
第6試合 K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(1) 3分3R(延長1R)
○ストーヤン・コプリヴレンスキー[Stoyan Koprivlenski](ブルガリア/マイクスジム/K-1-70kgトーナメント2024優勝、元GLORYライト級(70kg)2位、MAX FIGHTライト級(70kg)王者)
×ヘラクレス[ハーキュリー]・ワンコンオーム.WKO[Hercules Wankhongohm.WKO](タイ/ワンコンオーム.WKO/元ラジャダムナン認定ウェルター級&ミニフライ級王者、元ルンピニー認定ミニフライ級王者、2024年RWSウェルター級トーナメント優勝)
判定3-0 (岡田30-28/西村30-27/箱崎30-28)
1R、コプリヴレンスキーが終始プレッシャーをかけてハーキュリーをロープ、コーナーに詰め、右フック等のパンチ主体で攻める。ハーキュリーはブロックし、ガードの隙間からもらうこともあるが強打は許さず、相手の打ち終わりに左ミドルを返す。まだハーキュリーはひるまないが、積極性で差がつく。記者採点はイーブンだがコプリヴレンスキーにつく可能性もある。
2R、コプリヴレンスキーが1R同様に積極的に攻め続ける。コプリヴレンスキーは左右のローのヒットも増やす。ハーキュリーは左ミドルのヒットが減ってしまい、1Rよりも差をつけられる。記者採点はコプリヴレンスキー。
3Rもコプリヴレンスキーの積極性が目立つ展開に。2Rほど当てられないが差はキープして終える。記者採点はコプリヴレンスキー。合計30-28でコプリヴレンスキー。ジャッジ3者とも2~3ポイント差で、コプリヴレンスキーを支持し、コプリヴレンスキーが判定勝ちで準決勝に進んだ。
第7試合 K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(2) 3分3R(延長1R)
×アラッサン・カマラ[Alassane Kamara](セネガル/Emergence Le Havre/CDG -71kg王者)※アルフォセヌー・カマラ[Alfousseynou Kamara](セネガル/Emergence Le Havre/サバット世界選手権-75kg優勝、サバット・フランス選手権-75kg優勝7回)から変更
○ダリル・フェルドンク[Darryl Verdonk](オランダ/ファイトチーム・リンガー/元Enfusionライト級(70kg)王者)
4R 判定0-3 (箱崎9-10/西村9-10/岡田9-10)
3R 判定0-1 (箱崎29-30/西村30-30/岡田30-30)
準々決勝にはアルフォセヌー・カマラが出場予定だったが、会場入り後、アップ中に控室付近で転倒し、右手の甲を打ち、腫れがあり、ドクターチェックで骨折の疑いがあるとみなされ欠場した。それによりリザーブファイトの選手ではなく、同階級のワンマッチで璃久と戦う予定だった、アルフォセヌーと双子のアラッサンがトーナメントに代役出場することになった。この変更はアラッサンの試合が本来行われる予定だった時間(第4試合)に発表された。アラッサンは戦績15戦14勝(7KO)1敗でK-1での実績がなく初参戦だった。
1R、フェルドンクが右ローを立て続けに当て、順調な出だしだったが、中盤、アラッサンが左ハイ、右フックを連続でクリーンヒットする。フェルドンクはひるみ、アラッサンがパンチラッシュで追い詰める。だが耐えたフェルドンクも右フックを返し、パンチで反撃し、一進一退の展開に。記者採点ははっきり追い詰めたアラッサンだが、イーブンに戻っている可能性もある。
2R、フェルドンクが終始積極的に攻め、中盤過ぎには右フックでフラつかせ好印象を作る。だがアラッサンもすぐ持ち直し、ボディ、顔面へのパンチの打ち合いで引かないファイトを繰り広げ、場内を沸かせる。記者採点はフェルドンク。
3R、両者頭をつけてのパンチの打ち合いが続き、フェルドンクが右フック、ボディ、膝のヒット数でやや上回る。アラッサンも返すが、手数で差をつけられる。記者採点はフェルドンク。合計28-29でフェルドンク。ジャッジは1者がフェルドンクにつけるが、2者は意外にも30-30で1ポイントも割り振らず、延長へ。
延長R、フェルドンクが長時間、アラッサンをコーナー付近に詰め、パンチ、膝を手数多く当て、主導権を維持する。アラッサンは3R同様、攻撃数で劣る状態のまま終わる。記者採点はフェルドンク。ジャッジ3者もフェルドンクを支持し、フェルドンクが判定勝ちしたが、延長も戦わせる必要があったか疑問の残る採点だった。
第8試合 K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(3) 3分3R(延長1R)
×オウヤン・フェン[Ouyan Feng](中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP/K-1スーパー・ウェルター級(70kg)王者、WLF武林風 -70Kg級世界王者)
○ジョナス・サルシチャ[Jonas Salsicha](ブラジル/TFチーム/CTアラン・ポパイ/K-1 -70kg南米予選トーナメント2025優勝、元WGPスーパーミドル級(78.1kg)王者)
判定0-3 (豊永27-30/三浦28-30/箱崎27-30)
1R、長身のサルシチャが伸びのある右ストレート、左ジャブを序盤、中盤に効かせ、オウヤンをフラつかせて好印象を作る。オウヤンは持ち直すが、終盤もサルシチャが前に出てパンチを当てて主導権を維持する。記者採点はサルシチャ。
2R、オウヤンは最初から前に出て相手に攻めさせない戦法に切り替え、パンチを当てるものの、サルシチャをひるませる強打は打てない。すると終盤30秒を切り、サルシチャが左右のストレートを立て続けに当て、オウヤンを下がらせ、最終的に好印象で終える。記者採点はサルシチャ。
3R、サルシチャはまたも左右のパンチでひるませ、左の二段式の飛び膝も絡め、オウヤンを追い詰める。オウヤンも耐えてパンチを返すが、サルシチャの猛攻を止められず終わる。記者採点はサルシチャ。合計27-30でサルシチャ。ジャッジ3者も2~3点差でサルシチャを支持し、王者オウヤンを破って準決勝に進んだ。
第9試合 K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(4) 3分3R(延長1R)
○ゾーラ・アカピャン[Zhora Akopyan](アルメニア/グリディンジム/FEA WGPライト級(70kg)王者)
×アイメリック・ラジジ[Aymeric Lazizi](フランス/MARSEILLE BOXE PIEDS POINGS/WAKO-PRO世界スーパーウェルター級暫定王者、NDC同級王者)
1R 2’40” KO (左フック)
1R、アカピャンが序盤から右ローを効かせつつ、左右のフックを随所でヒットする。ラジジは背は高いが線が細く、アカピャンのパワーに押されている感がある。すると終盤、アカピャンがパンチの打ち合いの展開で右フック、左フックを立て続けにクリーンヒットして倒す。ダウンしたラジジは立てず、アカピャンが1Rで無傷で初戦を突破した。ところがアカピャンは怪我のため、準決勝を辞退し、リザーブファイトで勝ったアイウルが準決勝に進んだ
第5試合 K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R)
×アビラル・ヒマラヤン・チーター[Abiral Himalayan Cheetah](ネパール/志村道場/Krushスーパー・ウェルター級王者、HEATキックミドル級(70kg)王者、ISKAインターコンチネンタル・スーパーウェルター級王者)
○ジョナサン・アイウル[Jonathan Aiulu](サモア/オールスタイルスジム/WKBF世界&WBCムエタイNKTスーパーウェルター級王者)
判定0-2 (水谷29-30/豊永29-29/中野29-30)
両選手とも一回戦に出場したが、アビラルはアイメリック・ラジジに判定負け、アイウルはゾーラ・アカピャンに判定負けしていた。1R、アイウルがプレッシャーをかけてアビラルをコーナーに詰め、右フック、ローを強打するが、アビラルも左ジャブを返しつつ、右ストレートも返し、終盤にはヒットを増やし、巻き返して終える。記者採点はイーブン。
2Rも両者パンチ主体の攻防が続く。アイウルが先手を取って右フック、左ボディ等を強打するが、アビラルもしっかり左ジャブ、右ストレート等を返し、譲らない展開が続く。記者採点はイーブン。
3Rも激しい打ち合いが続くが、中盤過ぎからアイウルのパンチに対し、チーターが受け返しができなくなり、劣勢となる。記者採点はアイウル。合計29-30でアイウル。ジャッジ1者は意外にもイーブンとしたが、2者は順当にアイウルを支持し、アイウルが判定勝ちした。なお、アカピャンの負傷により、アイウルがリザーバーから準決勝に上がった。
なお、この試合では、モデルの斎藤恭代さんがスペシャルラウンドガールを担当した。
-70kgトーナメント準決勝 フェルドンクとサルシチャがKO勝ちで決勝へ
第12試合 K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R)
×ストーヤン・コプリヴレンスキー[Stoyan Koprivlenski](ブルガリア/マイクスジム/K-1-70kgトーナメント2024優勝、元GLORYライト級(70kg)2位、MAX FIGHTライト級(70kg)王者)
○ダリル・フェルドンク[Darryl Verdonk](オランダ/ファイトチーム・リンガー/元Enfusionライト級(70kg)王者)
3R 0’47” KO (2ダウン:右フック)
1R、コプリヴレンスキーが左右のパンチ、右ロー、ハイなどで積極的に攻める。クリーンヒットは少なめだが手数で差をつける。フェルドンクは右ハイ等を返す場面もあるが、やや手数で劣る。記者採点はコプリヴレンスキーだがまだイーブンの可能性もある。
2R、激しい打ち合いが続き、コプリヴレンスキーがやや優位だが、フェルドンクはひるまない。だが中盤過ぎ、コプリヴレンスキーの左ジャブで、不意を打たれた様子のフェルドンクはひるむ。しかしフェルンドンクもその後、パンチを返し、コプリヴレンスキーに一方的に攻めさせず終わる。だが終了後、コプリヴレンスキーは敵陣のコーナーに戻ろうとしてしまい、意識が定まっていないかのような様子を見せる。記者採点はコプリヴレンスキー。
すると3R、フェルンドンクは序盤から右フックでダウンを奪う。コプリヴレンスキーは立ったもののダメージが大きく、フェルドンクが再び右フックでダウンを奪いKO勝ちし、決勝に駒を進めた。
第13試合 K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R)
○ジョナス・サルシチャ[Jonas Salsicha](ブラジル/TFチーム/CTアラン・ポパイ/K-1 -70kg南米予選トーナメント2025優勝、元WGPスーパーミドル級(78.1kg)王者)
×ジョナサン・アイウル[Jonathan Aiulu](サモア/オールスタイルスジム/WKBF世界&WBCムエタイNKTスーパーウェルター級王者)
1R 0’33” KO (2ダウン:右ストレート)
アカピャンが怪我で準決勝に進めず、アイウルがリザーブから勝ち上がったが、サルシチャはあっさりと決着をつける。1R、サルシチャが開始すぐから前に出て、パンチラッシュを仕掛け、左右の連打でダウンを奪う。アイウルは既にダメージが大きい様子で、サルシチャが再び詰めて右ストレートを当てて倒し、わずか33秒で2ダウンを奪い、決勝に駒を進めた。
-70kgトーナメント決勝 サルシチャがフェルドンクを1R KO
第17試合 K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R)
×ダリル・フェルドンク[Darryl Verdonk](オランダ/ファイトチーム・リンガー/元Enfusionライト級(70kg)王者)
○ジョナス・サルシチャ[Jonas Salsicha](ブラジル/TFチーム/CTアラン・ポパイ/K-1 -70kg南米予選トーナメント2025優勝、元WGPスーパーミドル級(78.1kg)王者)
1R 2’30” KO (左三日月蹴り)
※サルシチャが優勝
1R、激戦の続いたフェルドンクは消耗が激しい様子で、鼻を負傷していたか?鼻を度々するる状態で戦う。余力のあるサルシチャは序盤から飛び膝、パンチ、ロー等で攻め、中盤から左の三日月蹴りのヒットを増やしてフェルドンクの動きを止めると、左の三日月蹴りでダウンを奪う。フェルドンクはなんとか立ったがダメージが大きく限界の様子で、再びサルシチャが軽めながらも左の三日月蹴りを当ててダウンを奪うと、箱崎レフェリーがストップし、サルシチャがKO勝ちで優勝を果たした。
勝利者インタビューでサルシチャは「オウヤン選手に勝ちましたが、また勝って(スーパー・ウェルター級王者の)ベルトを奪いたいです」と話した。





















