K-1 2.8 代々木第二(レポ/ワンマッチ):石井一成とSAHO、判定勝ちで王座防衛。松谷綺、メキシコのロドリゲスに逆転判定負けし王座陥落|金子晃大×大久保琉唯、朝久裕貴×里見柚己ほか随時速報

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K-1 WORLD GP 2026~ -90kg世界最強決定トーナメント~
2026年2月8日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館
レポート&写真:井原芳徳 ※-90kg世界最強決定トーナメントは別記事でお伝えします。
第19試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
金子晃大[あきひろ](K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM/K-1スーパー・バンタム級王者、K-1 -55kgトーナメント2024優勝、元Krushバンタム級王者)
大久保琉唯[るい](K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/元Krushフライ級(51kg)王者、K-1甲子園2021-55kg優勝)
※当初は金子の5度目の王座防衛戦として行われる予定だったが、前日計量で大久保が1.3kgオーバーし、ノンタイトル戦に変更。大久保は1R減点2、ファイトマネーの30%を金子に譲渡し、金子が勝利した場合のみ公式記録となる。金子8オンス、大久保10オンスのグローブハンデあり
金子は28歳。23年9月、1勝1敗のライバル・玖村将史に延長判定勝ちしK-1スーパー・バンタム級王座を防衛。24年3月のRISEでは鈴木真彦に判定勝ちしリベンジを果たす。7月と9月の-55kg世界最強決定トーナメントでは決勝で大久保琉唯を2R KOし優勝する。12月にはアスランベック・ジクレーブに判定勝ち。昨年2月にはマノリス・カリスティスに判定勝ちしK-1王座3度目の王座防衛を果たす。5月、池田幸司に1R開始早々右フックでダウンを奪われ判定負けし、連勝が12でストップするが、9月の王座を懸けての再戦では2ダウンを奪い判定勝ちした。
大久保は21歳。24年9月の-55kgトーナメント準決勝で玖村将史に判定勝ちしたが、決勝で金子晃大に2R KO負け。同年12月には璃明武に判定勝ち。昨年2月に竹見浩志郎を3R KO。5月は永坂吏羅の計量失格で不戦勝。7月に紫苑を1R KO。11月にウー・ユートンを1R KOし、不戦勝含め5連勝し、金子とのリベンジ戦&王座戦にたどり着いた。
ところが前日計量で大久保は1.6kgオーバーしてしまい、ペナルティつきのワンマッチに変更となった。
第18試合 第7代K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)王座決定戦 3分3R(延長1R)
朝久裕貴(朝久道場/元WLF武林風-60kg王者)
里見柚己(team NOVA/元Krushライト級王者)
与座優貴が返上したK-1ライト級王座を懸けた一戦が組まれた。
朝久兄弟の兄・裕貴は29歳。22年9月のK-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント決勝でレオナ・ペタスに判定負け。23年5月にヤン・ミンに判定勝ちし武林風-60kg王座を防衛し、11月にジン・インに判定負けしたが、24年1月、ウェイ・ウェイヤンに判定勝ち。この試合前に武林風の-60kg王座は返上。K-1では変わらず60kgで王座を目指し、24年3月、レミー・パラに判定勝ち。7月からの武林風-63kg級王座決定トーナメントでは、昨年1月の決勝まで進んだが、ジョルジ・マラニアにKO負け。7月の福岡大会で1年4か月ぶりにK-1に上がると、ライト級(62.5kg)でブライアン・ラングに1R KO勝ちした。
里見は28歳。23年9月のK-1で伊藤健人に2R KO負けし、24年2月のKrushライト級王座を懸けての再戦でもKO負け。8月のKrushでの再起戦では永澤サムエル聖光を1R KO。11月にはアーロン・クラークに判定勝ち。昨年2月のK-1ではトーマス・アギーレに判定勝ち。5月にはスリマン・ベテルビエフを28秒左ストレートでKO。9月にはKrushライト級GP2025優勝の西京佑馬に延長判定勝ちし、5連勝で初のK-1王座挑戦にたどり着いた。
第17試合 ヘビー級(体重無差別) 3分3R(延長1R)
クラウディオ・イストラテ[Claudio Istrate](イタリア/コンバットジム/ISKA K-1ルール欧州ヘビー級王者)
ババカール[Gaye Babacar](セネガル/セネガルウォリアーズMMA)※ゲイ・ババカール 改め
イストラテは23年9月のK-1無差別級トーナメントでマハムード・サッタリをKOし、シナ・カリミアンとの乱戦を制し、決勝でリュウ・ツァーにKO負け。24年6月の東欧予選は一回戦の判定を不服とし試合放棄。10月のアジア予選でのカリミアンとの再戦も、後頭部へのパンチがアクシデント扱いとなりノーコンテストとなった。同年12月の山口翔大戦ででも反則負けとなっている。
ババカールは24年10月のROMANのMMAマッチで誠悟を19秒でKOし、昨年4月のROMANのバーリトゥードマッチで関根“シュレック”秀樹を25秒右アッパーでKOし、今回K-1に初参戦した。
第14試合 ミドル級(75kg) 3分3R(延長1R)
カスペル・ムシンスキ[Kacper Muszynski](ポーランド/Armia Polkowice/MFC・IRON FIGHTER・WKSF・WFMCライト級(70kg)王者)
デング・シウバ[シルバ/Dengue Silva](ブラジル/スクアドン・タイ・ブラジル/Krushミドル級(75kg)王者、SFT COMBAT -70kg級王者)
ムシンスキは24年3月のK-1 70kg世界トーナメント開幕戦でストーヤン・コプリヴレンスキーからダウンを奪い判定勝ち。準々決勝はゾーラ・アカピャンに判定勝ちするが、準決勝は怪我で棄権する。その後2連勝を経て、25年の同トーナメントの一回戦でオウヤン・フェンに判定負け。今回は階級を上げて参戦する
デングは24年3月のK-1 70kg世界トーナメントの準決勝でストーヤン・コプリヴレンスキーに判定負け。同年10月のジョーダン・ピケオーとのワンマッチでも判定負けした。昨年2月に小田尋久に判定勝ち。7月にブハリ亜輝留に判定勝ちし第2代Krushミドル級王者となった。
第13試合 ミドル級(75kg) 3分3R(延長1R)
アルフォセヌー・カマラ[Alfousseynou Kamara](セネガル/Emergence Le Havre/サバット世界選手権-75kg優勝、CDG-75kg王者)
バッソ・ピレス[Basso Pires](ギニアビサウ/K.O.チーム/WAKO-PROインターコンチネンタル・ミドル級(75kg)王者)
カマラは昨年9月の-70kg世界トーナメント開幕戦でアルビオン・モリーナをKOしたが、11月準々決勝のアップ時に転倒して負傷し欠場し、代役で双子のアラッサンが出場する異例の事態となった。今回は階級を上げて参戦する。
初来日のピレスは24戦17勝(8KO)6敗1分の32歳。昨年3月のポルトガルでのWAKO-PROの-75kg級タイトルマッチでは、大石昌輝を飛び膝蹴りでKOした。
~開会式~
石井一成、判定勝ちで初防衛
第7試合 K-1 WORLD GPバンタム級(53kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○石井一成(ウォーワンチャイプロモーション/王者、BOM・WBCムエタイ・WPMF世界スーパーフライ級王者、IBFムエタイ世界フライ級王者、元WPMF世界・True4U・KNOCK OUT同級王者、元プンパンムアン・ミニフライ級王者)
×ジャン・ジンホイ[Zhang Jinhui](中国/リュウ・シャンミンファイトクラブ/CFP/挑戦者)
判定3-0 (箱崎30-29/水谷30-29/西村30-29)
※石井が初防衛
石井は27歳。23年12月のK-1でバンタム級王者・黒田斗真に挑戦して判定負けした試合を最後にK-1を離れ、ムエタイのRWSを主戦場にしていたが、昨年7月、1年半ぶりにK-1に復帰し、白幡裕星に延長判定勝ち。11月のK-1バンタム級王座決定戦では黒川瑛斗とのダウンの応酬を制し判定勝ちし、悲願のK-1王座奪取を果たした。
ジンホイは20歳。戦績20戦17勝(8KO)3敗。構えはオーソドックス。中国の武林風(WLF)を主戦場とし、プレスリリースによると「2025年中国ムエタイ選手権優勝」という実績がある。
1R、石井がプレッシャーをかけ、右ロー、左ミドル、ハイ等を当て、手数多く攻める。だがまだジャンを追い詰めるほどにはならず、ジャンもパンチを返す。記者採点はイーブンだが石井につく可能性もある。
2R、石井はさらに手数を上げ、右ローを効かせつつ、左ミドル、左右のストレートを当て、ジャンを追い詰める。記者採点は石井。
3R、中盤までジャンが前に出てパンチを当てて巻き返すが、石井は終盤、左ボディを効かせると、右アッパー、左ミドル等を当て続けて追い詰めて終了する。記者採点は石井。合計30-28で石井。ジャッジは3者とも30-29と石井に厳しかったが、石井が判定勝ちで王座防衛を果たした。
松谷綺、メキシコのロドリゲスにダウン奪われ逆転判定負け
第6試合 K-1 WORLD GP女子アトム級(45kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
×松谷 綺[きら](ALONZA ABLAXE/王者、元Krush同級王者)※2度目の防衛戦
○ベロニカ・ロドリゲス[Veronica Rodriguez](メキシコ/挑戦者、BUDO SENTO Championship女子アトム級(48kg)王者、WBCムエタイ・メキシコ・ミニフライ級(47.62kg)王者)
判定0-3 (箱崎28-30/水谷28-30/梅木28-29)
※ロドリゲスが王者に
松谷は22歳。22年6月の初代K-1女子アトム級王座決定トーナメント準決勝で菅原美優に判定負けしてプロ初黒星を喫したが、以降は9連勝。23年7月には元K-1女子アトム級王者のパヤーフォンに延長判定勝ち。11月には奥脇奈々に判定勝ちしKrush女子アトム級王者となる。24年7月のK-1ではチョン・ユジョンに判定勝ち。11月、ガブリエル・デ・ラモスに1R右膝蹴りでKO勝ち。昨年2月の第2代K-1女子アトム級王座決定トーナメントではマフィア・ペットモンコンディー、末松晄に判定勝ちし王者となる。9月の初防衛戦では末松と再戦し延長判定勝ちした。
初来日のロドリゲスは16戦15勝(1KO)1敗の24歳。メキシコ国内の立ち技タイトルを2つ獲得している。
1R、ロドリゲスがプレッシャーをかけ、パンチを積極的に振るうが、まだ強打は乏しい。松谷は次第に右のロー、ミドルを当てるようになるが、まだ攻撃が少なく、顔面への攻撃が乏しい。記者採点はイーブン。
2R、松谷が前に出て、ロドリゲスをコーナーに詰める時間が増える。松谷は右ロー、ミドル、ハイ、前蹴り等のヒットを増やし、主導権を握る。だがロドリゲスも左ボディを随所で強打し、明確な差はつけさせない。記者採点は松谷だがイーブンもありうる程度の差だ。
3R、松谷が左ミドル、接近戦でのテンカオを度々当て、優位に進める。ロドリゲスもひるまず、時折左ボディを強打する。松谷の勝利間近と思われたが、終了間際、ロドリゲスが接近戦で放った右フックで松谷が倒れ、中野レフェリーはダウンを宣告する。結局これが決め手となり、松谷はまさかの逆転判定負けを喫した。記者採点は28-29でロドリゲス。
SAHO、判定勝ちで2度目の防衛
第5試合 K-1 WORLD GP女子フライ級(52kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○SAHO[☆SAHO☆](闘神塾/王者、S1女子世界&日本バンタム級王者、WMC日本女子&元ミネルヴァ・スーパーバンタム級王者)
×ソフィア・ツォラキドゥ[Sofia Tsolakidou](ギリシャ/KRITIKOS CAMP/挑戦者、Krush同級王者、WAKO-PRO地中海女子フェザー級(55kg)王者)※パンサーズ・スポーツアアカデミーから所属変更
判定3-0 (30-28/30-28/30-27)
※SAHOが2度目の防衛
SAHOは26歳。NJKF等で4本のベルトを獲得後、21年12月からK-1 GROUPにレギュラー参戦。K-1 GROUP 2戦目のジャシンタ・オースティン戦で判定負けしたが、以降はK-1 6連勝中。24年3月にアントニア・プリフティに判定勝ちし第3代K-1女子フライ級王者に。10月にエリヴァン・バルトに判定勝ち。昨年2月、NJKFでタイ人選手に肘無しルールで判定勝ち。今年7月、ララ・フェルナンデスに判定勝ちしK-1王座を初防衛した。
ツォラキドゥは19歳。アマチュアの立ち技大会で94戦85勝(3KO)9敗と好成績を残し、昨年4月にギリシャ大会でプロデビューし、KANAと1勝1敗だったメロニー・ヘウヘスに判定勝ち。5月の2戦目では、WAKO-PRO地中海フェザー級王座を獲得した。8月のKrushで初来日し、池内紀子に延長判定勝ちしKrush女子フライ級王者となる。11月のK-1でSAHOの王座に挑戦予定だったが、ツォラキドゥの腰の負傷により延期となっていた。
1R、SAHOが序盤から左の前手でのフック、ジャブをきっかけにしつつ、右ロー、ストレートも当て、近づけば相手を押さえながら膝を当て、積極的な攻めで差をつける。ツォラキドゥは動きが悪い感は否めない。記者採点はSAHO。
2RもSAHOがパンチ、ロー、前蹴り、膝蹴りで積極的に攻め、優位をキープする。組んでいるように見える膝蹴りもあるが、箱崎レフェリーからの注意は入らない。記者採点はSAHO。
3R、SAHOが右ロー、左ボディを効かせると、コーナーに詰め、両腕をロープに乗せる形で、左膝を連打する。組んでいないため有効打扱いとなる。その後もSAHOが右ロー、左フック、膝蹴りで追い詰め終了する。記者採点はSAHO。合計30-27でSAHO。ジャッジ3者もSAHOを支持し、SAHOが判定勝ちで2度目の防衛に成功した。
松山勇汰、中島千博に判定勝ち
第4試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
×中島千博(POWER OF DREAM/元Krushスーパー・フェザー級王者、極真会館2017全日本ウェイト制軽重量級優勝)
○松山勇汰(ALONZA ABLAZE/K-1甲子園2020 -60kg優勝)
判定0-3 (29-30/29-30/29-30)
中島は25年5月の第6代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座決定トーナメントの一回戦でアリ・ラーマリに判定勝ちしたが、準決勝でレミー・パラにKO負けした。
松山も同トーナメントに出場したが1回戦でパラに1R KO負け。昨年10月のKrushでは斎藤祐斗を2RKOした。
1R、松山がサウスポーで構え、オーソドックスの中島に対しプレッシャーをかける。中盤まで中島の右ストレートの的確さが目立つが、次第に松山も左ボディ、ミドルを当てるようになり、五分をキープする。記者採点はイーブン。
2R、中島も前に出るようになり、お互い手数を上げる。だが片方が当てれば、必ずもう片方も返す、受け返しの状態は変わらず、なかなか均衡が崩れない。記者採点はイーブン。
3R、松山が中盤、左テンカオを効かせてから、左ストレートをクリーンヒットすると、中島がひるみ、松山がパンチラッシュで追い詰める。終了間際、松山が右フックで倒したとして、レフェリーはダウンを宣告するが、中島陣営が抗議し、リプレー検証の結果、パンチは当たっていないと判断され、ダウンは取り消しとなる。とはいえ松山攻勢だったことは変わらず、3Rのポイントを取った松山が判定勝ちした。
第3試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
×西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krushライト級GP 2025優勝、元Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者、K-1甲子園2016 -60kg優勝)
○永澤サムエル聖光(B Make/元WMOインターナショナル・WBCムエタイ日本・ジャパンキック・ライト級王者)
1R 1’46” KO (左ボディフック)
第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
×池田幸司(ReBORN経堂/元Krushバンタム級(53kg)王者、K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
○橋本楓汰(POWER OF DREAM)
判定0-2 (29-30/29-29/29-30)
第1試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
○倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangフェザー級王者)
×齊藤龍之介(ドージョー☆シャカリキ)
判定2-1 (30-29/29-30/30-29)
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
○雨宮 空(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
×サガエ・マテウス[Mateus Sagae](ブラジル/ブラジリアンタイ)
2R 3’00” KO (3ダウン:右カーフキック)
プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
×藤平琉矢(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
○武蔵(デビルジム)
判定0-2 (28-30/29-29/28-30)









