K-1 KRUSH 9.16 後楽園ホール:西京佑馬、レオナ・ペタスとの初防衛戦は「挑戦という気持ち」。レオナ「武尊選手の挑戦者にふさわしい試合を」。山際和希、“東大卒・戦う官僚”松本篤人に「国士舘魂をぶつける」
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K-1 KRUSH FIGHT.105(9月16日(月/祝) 後楽園ホール)の第1弾対戦カード発表会見が7月18日、東京・新宿区のGSPメディアセンターにて行われた。K-1 JAPAN GROUPから会見のレポートが届いている。(写真 (C)M-1 Sports Media)
スーパー・フェザー級王者 西京佑馬「レオナ選手の想いを受け入れたうえで、僕が勝ちます」vs挑戦者レオナ・ペタス「デビューして7年、ずっとKRUSHのベルトを目指してきた。格闘家としての証を手に入れる」
3月の「Krush.99」で第7代スーパー・フェザー級王者・島野浩太朗を下し、新王者に輝いた西京佑馬。初防衛戦の相手はK-1・KRUSHのリングで実力を証明し続けているレオナ・ペタスに決定した。西京とレオナは昨年4月に対戦しており、この時はレオナが西京に判定で勝利した。西京にとってはレオナ戦がプロ唯一の黒星で、過去最強の挑戦者を迎え撃つことになる。
6月のK-1両国大会で小宮山工介を2RKOして満を持してタイトルマッチに挑むレオナは「僕は今27歳なんですけど、20歳でデビューして7年間ずっとKRUSHのベルトを獲りたいと周りにも言い続けてきました。チャンピオンになって格闘家としての証がほしい」とKRUSHのベルトに対する想いを熱く語る。
初防衛戦にしてリベンジもかかる王者・西京は「今年3月に僕がチャンピオンになって、早いうちにレオナ選手と再戦すると思って、レオナ選手を想定した練習ができていました。立場的にはチャンピオンですが挑戦という気持ちしかないので、しっかりリベンジしたい」と静かに闘志を燃やし「レオナ選手に勝ったらK-1にしか敵はいないと思う。この壁を越えてK-1のベルトに絡めるようにしていきたい」と最強の挑戦者を退けてK-1での活躍を誓った。
◆レオナ・ペタス
「今回の試合、なぜか勝手に9月13日の金曜・平日だと勘違いしていました(苦笑)。ちゃんとスケジュールを見たら9月16日の月曜・祝日だったので、皆さんに試合を見てもらえると思うので、パフォーマンスを最大に出せるように頑張りたいと思います。
(西京の試合をどう見ていた?)僕がやった時の西京選手はまだ高校生で、フィジカルもそんなに強くないと思っていました。でも僕とやった後の試合を見ると、上手さだけじゃなくて身体の強さ、パンチの強さ、キックの強さが見られるので、油断できない相手だなと思っています。(改めてKRUSHのベルトにかける想いは?)K-1の方が上とかKRUSHの方が下とかって思われてると思うんですけど、僕は6月のK-1両国大会に出て普通に上の選手(小宮山)を倒しました。他の人から『K-1よりKRUSHの方が強いんじゃないの?』と思えるんじゃないかなと思っています。
僕は今27歳なんですけど、20歳でデビューして7年間ずっとKRUSHのベルトを獲りたいと周りにも言い続けてきました。チャンピオンになって格闘家としての証がほしいなと。ベルトを獲れないまま終わっちゃうと、ただの選手になってしまうんですけど、チャンピオンベルトがあることによって“KRUSHチャンピオン”という肩書が出来る。それを周りの人に見て欲しいし、引退した後もチャンピオンがになることで“KRUSHチャンピオン”として名前が残る。格闘技をやってきた証を周りの人に見てほしいし、僕が引退した後も『自分はKRUSHのチャンピオンだった』と言いたいです。僕はずっとKRUSHのベルトを追いかけてきたので、それを絶対に獲ろうと思って、K-1じゃなくKRUSHのベルトを選んで、ベルトのことを思い続けてきました。
(KRUSHのベルトの先は?)このベルトの先、僕はトレーナーと世界(K-1)を獲ると約束しています。KRUSHのベルトは自分への証明になるんですけど、その先の世界(K-1)のベルトはトレーナーにプレゼントしたいと思っているので、必ずそっちのベルトも獲ろうと思ってます。
(西京に勝てば武尊と戦う資格もあると思う?)K-1 JAPAN GROUPのスーパー・フェザー級で僕より強いのは武尊選手しかいないと思うので、もし西京選手が僕に勝ったら武尊選手とやるべきだと思います。逆に僕は他の選手にかまってる暇もないんで、西京選手に勝ってKRUSHのベルトを獲って、武尊選手の挑戦者にふさわしいと周りの人に思ってもらえるような試合をしたいです。武尊選手のようにメディアにも出てK-1を広めてくれてる凄い選手に失礼がないように、僕も一生懸命トレーニングして武尊選手に挑めるように頑張りたいと思います。
(当日は武尊選手に試合を見てほしい?)そうですね。武尊選手とはアマチュア時代に2回やったことがあって1勝1敗の五分五分だったんで。僕が武尊選手の相手としてふさわしいか、ふさわしくないか。そこを武尊選手がちゃんと見てくれたら。そこでふさわしくないと思われてしまったらしょうがないですけど、そう思われないように僕はしっかりと全力で頑張ります。そして武尊選手に認められるように、挑戦者にふさわしいように準備したいと思ってます。
(ファンの皆さんへメッセージは?)9月16日、2度目のタイトルマッチなんですけど、1回目は負けてしまって周りの応援してくれる方をがっかりさせてしまいました。次は必ずチャンピオンになって周りの人を、応援してくれる方を笑顔にできるように頑張りますんで応援よろしくお願いします」
◆西京佑馬
「レオナ選手とは去年の4月に負けていて、そのまま今年の3月に僕がチャンピオンになりました。レオナ選手とは早いうちに再戦するかなと思っていたので、レオナ選手を想定した良い練習ができていました。今回立場的には僕がチャンピオンなんですけど挑戦という気持ちしかないので、しっかりリベンジしたいと思います。
(レオナの試合をどう見ていた?)僕が負けた後の日中対抗戦も見て、全試合見てきました。自分とやった時よりも本当にレベルアップしてるなって感じがします。一発一発の重さや攻撃力も上がってると思うんで、しっかりもらわないようにしたいです。
(レオナに対してどのような対策をして勝つイメージをしている?)具体的な対策はあまり立ててないですし、ここではあまり言えないですけど、今のレオナ選手のコメントを聞いてたら、KRUSHのベルトに対する想いが伝わってきました。しっかり自分も受け入れて、練習を頑張りたいと思いました。レオナ選手に勝ったらもうK-1にしか敵はいないと思うんで。しっかりこの壁を越えてK-1のベルトに絡めるようにしていきたいです。
(前回にレオナに負けた時は何が足りなかった?)全体的に自分の方がレベルが下だったこともあるんですけど、あれから身体もどんどんでかくなって、フィジカルも力がついたと思います。(ファンの皆さんへメッセージは?)自分は初防衛戦で凄いプレッシャーもあると思うし、本当にレベルの高い相手でハイレベルな試合できると思います。皆さん見逃さないようによろしくお願いします」
山際和希が“東大卒・戦う国家公務員”松本篤人と対戦!「学歴・職歴に圧倒的な差があるので、格闘技では圧倒的に勝つ」(山際)vs「リングの上で生き様を見せる。世の中のサラリーマン代表として頑張ります」(松本)
スーパー・ライト級でと松本篤人の一戦が決定した。山際は4月の「K-1 KRUSH FIGHT.100」で大泉翔をKOし、“倒す”ファイトスタイルへの手応えを掴み、タイトル戦線への浮上を狙う。対する松本は東大卒・普段は厚生労働省で働く“戦う国家公務員”としても知られ、前戦は1月に迅也に判定勝ちを収めている。
会見では松本の学歴・職歴に対抗心を燃やす山際が「僕は国士舘大学出身。国士舘=気合いだと思っているので国士舘魂を松本選手にぶつけたい」と意気込み「松本選手はブロックが固い選手ですが、しっかりKOできると思います」とKO宣言も飛び出した。
松本は「確かに格闘技と仕事の両立はしんどいですが、格闘技をやめてしまうと仕事があまりにも忙しくて精神衛生上おかしくなる。格闘技をやっていることで自分が自分でいられる」と格闘技=自己証明だと語った。
◆松本篤人
「今日は仕事場から時間休をもらって会見にきたんですけど、ばっちりネクタイを締めている山際選手に対して、公務員の私がクールビズですいません(笑)。前回1月の末に試合させていただいて、こちらから試合をしたいとお願いして、オファーがあると仕事が忙しくて断ったり…と凄く使いにくい選手だと自覚しています。それでも今回こんなに強い山際選手と試合をさせてもらえることは本当に嬉しく思ってます。仕事もけっこう火を噴いているんですけど(苦笑)、ここは頑張って良い試合したいなと思ってます。
(対戦相手の印象は?)僕も何戦かKRUSHでやらせていただいてきて、今まではどちらかというと若手のホープとの対戦でした。確かに強い選手だちでしたが、若い分、リズムを崩せばこっちのペースになるかなという感じでしたが、山際選手は40戦以上キャリアがあるベテラン選手です。その相手にリズムを崩すとか嫌がらせたりとか…できるかなと。自分の持っているもので、これまで山際選手がやってきた対戦相手にないものが出せればいいなという印象でいます。
僕がぼーっとしていたら多分サンドバッグになって終わるのと思います。そこをどうにか距離を潰して山際選手のやりたいことをやらせないようにする。それができるかどうか、かなと。多分、僕がディフェンス力を発揮するような展開だと、それは僕がサンドバッグになるということだと思うので、そうならないように考えていきたいなと思ってます。
(忙しい中でも格闘技へのモチベーションは?)もちろん僕はたまたま格闘技が大好きで、格闘技が趣味なんですけど、職場や周りの皆さんもそれぞれ色んな趣味があって、好きなことをやりながら仕事も一生懸命頑張っています。確かに仕事と格闘技の両立もしんどいんですけど、格闘技をやめてしまうと仕事があまりにも忙しくて精神衛生上おかしくなるんじゃないかなと思ってます。忙しいんですけど、格闘技をやっていることで自分が自分でいられると思ってます。
(ファンの皆さんにメッセージは?)久しぶりの試合という形になりましたけど、レアキャラなんでぜひ自分がリングの上で生き様を見せているところを見てほしいなと。世の中のサラリーマン代表として頑張りたいと思いますんで、ぜひ応援よろしくお願いします」
◆山際和希
「今回はガンガン攻めてバチバチに打ち合ってKOを狙っていきたいと思います。あとちょっと学歴に圧倒的な差があるので、試合では圧倒的な差を格闘技で見せつけて勝ちたいと思います。
(対戦相手の印象は?)学歴と職歴が凄いなという印象で、何でこの人が格闘技をやっているのかなと思っていました(笑)。ファイトスタイルとしてはプレスをかけてこつこつ当てる賢いスタイルだなと思います。なのできっと距離の取り合い、ペースの取り合いになるので、まずしっかり自分がペースを取った上で攻めてKOしたいと思っています。
(松本選手の固いブロックを崩せる自信はある?)そうですね。蹴りをカット以外で受けたりすると、腕で受けても腕も壊れますし、僕のスタイルはかなりディフェンスしずらいスタイルだと思うんで。ガードが堅くてもしっかりKOできると思います。
(学歴に拘っていたが試合以外の思いがある?)僕は国士舘大学出身なんですけど、国士舘というと周りの方に『気合入っているな!』とよく言われます。国士舘=気合だと思っているので国士舘魂を松本選手にぶつけたいと思います。(ファンの皆さんにメッセージは?)いつも蹴ってばっかりなので今回はパンチで倒したいなと思ってます。当日は皆さん楽しんで見てください」
対戦カード
K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級(60kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
西京佑馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者)※初防衛戦
レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/挑戦者)
スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
山際和希(谷山ジム/Bigbangウェルター級王者)
松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)
ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
竹内悠希(K-1ジム五反田チームキングス)
関川和将(DTS GYM)
フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
倉崎昌史(GET OVER)
安達元貴(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
概要
大会名 K-1 KRUSH FIGHT.105
日時 2019年9月16日(月/祝) 開場・17:00 プレリミナリーファイト開始・未定 本戦開始・18:00
会場 後楽園ホール
中継 AbemaTV(生放送)、GAORA
チケット料金 SRS席18,000円 RS席10,000円 S席8,000円 A席6,000円 ※当日座席券は各500円アップ ※小学生からチケットが必要です。
チケット販売 チケットぴあ イープラス ローソンチケット 後楽園ホール5F事務所(店頭販売) グッドルーザー(電話予約) K-1.SHOP
お問い合わせ グッドルーザー 03-6450-5470 https://www.k-1.co.jp/