RISE 9.19 大田(レポ/前半):55kgトーナメント選考試合で花岡竜、鈴木真彦、玖村将史、大鹿統毅が判定勝ち

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ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2026 TOKYO.2
2026年9月19日(土)東京・EBARA WAVE ARENAおおた(東京都大田区総合体育館)
レポート&写真:井原芳徳 ※後半戦は別記事でお伝えします ABEMAでPPV生中継
第5試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○花岡 竜(橋本道場/2位、元RISEスーパーフライ級(53kg)王者、ISKAユニファイドルール世界バンタム級王者、元KNOCK OUT-BLACK同級王者、元INNOVATIONフライ級王者)
×堀本祐惺[ゆうせい](TRY HARD GYM/4位)
判定3-0 (大澤29-28/和田29-28/豊永30-29)
12月20日のKanadevia Hall(TDCホール)大会から開幕する「RISE WORLD SERIES 2026 -55kg Tournament」の出場権を争う「セレクションマッチ」として、55kgのバンタム級でのワンマッチ4試合が行われる。トーナメントには同級世界王者の大﨑孔稀、元世界王者の志朗、スーパーフライ級世界王者の大﨑一貴、タイの強豪ジャルンスックの参戦が内定している。
花岡は22歳。KNOCK OUT等で活躍後、22年6月からRISEを主戦場とし、24年12月には過去1勝1敗の政所仁に判定勝ちしRISEスーパーフライ級王者となる。昨年、54kg契約の試合でモハメド・ミカイリ・ガザリ、塚本望夢に連勝。12月、バンタム級で同級2位の鈴木真彦に判定勝ち。今年1月、スーパーフライ級王座を返上。3月、救急救命士の国家試験を受け合格し、4月から就職。7月のISKA世界バンタム級(55kg)王座戦ではジラリー・キャルービーに判定勝ちしたが、先制ダウンを奪われ苦戦する。試合後、花岡は「こんなんで出たら55kgトーナメントのレベルが下がります。もう一回査定してもらって、証明して胸張って『出ます』と言って出たいです」と話し、今回、新鋭との試合が組まれた。
堀本は9戦7勝(2KO)2敗の19歳。昨年、STRIKE NEXUS初代スーパーバンタム級王座決定トーナメントで彪司[ひゅうが]らを下し優勝。10月のGOATで内藤啓人に判定勝ち。今年2月、プロデビュー戦以来2年ぶりにRISEのリングに上がり、福井萌矢を1R右ストレートでKO。4月、王座戦経験もある3位の加藤有吾との接戦を制し判定勝ちした。
1R、堀本が距離を取り、左右のミドルを当てる場面もあるが、花岡はスピードのあるパンチを随所で叩き込み、場内をどよめかせる。記者採点はイーブンだが花岡につく可能性もある。
2R、堀本は変わらず距離を取って左右のミドルを当てるものの、花岡を追い詰めたり攻撃をまとめるほどにはならない。花岡も時折パンチを当てるものの、まだ塚本を捕まえきれず戦いにくそうにも見える。記者採点はイーブン。
3R、花岡はスイッチを繰り返すが、なかなか打開できない状態が続く。終盤、花岡は圧を強め、パンチや膝を随所で当て、最後は反則だが崩しも絡め、積極性を印象付けて終える。記者採点はイーブンだが花岡につく可能性もある。合計30-30でイーブン。ジャッジ3者とも花岡を支持し、花岡が判定勝ちした。
マイクを持った花岡は「堀本選手のことを会見では下といったけど、強かったです。ドローかなと思ったんですけど、勝たせてもらったんで12月全員ぶっ倒します」とアピールした。
第4試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○鈴木真彦(TEAM 寿/3位・元王者、元WBCムエタイ日本&HOOST CUP日本同級王者)
×ジラリー・キャルービー[Djillali Kharroubi](フランス/CARCHARIAS GYM/元ISKAフリースタイルルール世界フェザー級(57kg)王者)
判定3-0 (和田29-28/鈴木30-28/秋谷30-28)
鈴木は29歳。過去に江幡兄弟、金子晃大に勝利したが、那須川天心、志朗、玖村将史に敗れ、23年12月、大﨑孔稀に判定負けしRISEバンタム級王座から陥落する。24年3月の金子との再戦では判定負け。昨年4月、大森隆之介に判定負け。6月に戸井田大輝に判定勝ちし、8月に加藤有吾に判定勝ちしたが、12月、花岡竜に判定負け。今年3月、伊東龍也を1R KOした
キャルービーは25歳。構えはサウスポー。24年3月のRISEで大﨑一貴に判定負け。その後は10戦10勝(5KO)とハイペースで試合をこなし、同年11月にはISKAフリースタイル世界フェザー級(57kg)王座を獲得。昨年8月のRISEでは大﨑孔稀に判定負け。今年2月、地元フランスで中嶋愛樹斗に判定勝ち。7月のRISEでは花岡竜とダウンの応酬を繰り広げ、判定負けに終わったが、RISEの伊藤隆代表は「負けたジラリーも良かった。9月大会にも(55kgトーナメントの)セレクションマッチに出てもらいたい」とコメントしていた。
1R、長身のサウスポーのキャルービーが、オーソドックスで前に出る鈴木に対し、距離を取りつつ右の前手でのフックやアッパーを随所で当てる。まだ鈴木はひるまず、前足に左右のローを当てて、五分に近い状態を維持する。記者採点はイーブンだがキャルービーにつく可能性もある。
2R、鈴木が右インローをコツコツ当てていると、中盤からは右ミドルも絡めて蹴り数を上げ、終盤には右ボディストレートも効かせ、左フックでひるませ、好印象を作る。記者採点は鈴木。
3R、接近戦でパンチ主体の攻防が続き、中盤過ぎにキャルービーも左右のフックをまとめて巻き返す場面を作ったが、鈴木が序盤、終盤、右ボディストレートも絡めてパンチの手数でやや上の状態で終える。記者採点はイーブンだが鈴木につく可能性もある。合計30-29で鈴木。ジャッジ3者も鈴木を支持し、鈴木が判定勝ちした。
鈴木は「この内容では大きいこと言えないですけど、12月、55kgトーナメント、自分が負けた相手に全員勝って優勝するところを見てください」とアピールした。
第3試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○玖村将史(999/Krushスーパーバンタム級(55kg)王者)
×山田貴紀[あつき](山口道場/9位)
4R 判定3-0 小川10-9/豊永10-9/秋谷10-9)
3R 判定1-0 (秋谷28-27/豊永28-28/小川28-28)
玖村は26歳。14年にNJKFでデビューし、18年からK-1 GROUPに参戦し、19年2月に軍司泰斗に判定勝ちしKrushスーパー・バンタム級王者となる。22年6月のTHE MATCHでは志朗に判定勝ち。23年3月にはRISEの鈴木真彦に判定勝ち。同年9月、金子晃大のK-1王座に挑戦するも延長判定負け。その後、国際戦で2連勝。24年9月、大久保琉唯に判定負け。昨年5月、K-1を離れ、8月にRISEに初参戦し、志朗のRISE世界バンタム級王座に挑戦したが判定負け。今年6月のRISEではジョマール・ガラザに1R KO勝ち。試合後のマイクでは「志朗選手にリベンジしたいですし、大﨑(孔稀)選手も強いけど、絶対チャンピオンなるんで」とアピールし、RISE継続参戦に意欲を示していた。
山田は11戦8勝(5KO)3敗の18歳。昨年3月、DEEP☆KICKで棚澤大空に判定負けしたが、その後はRISEで奥村将真、松下武蔵に判定勝ちし、今年4月の大阪大会ではJINを1R KOしている。
1R、山田が左ミドル等の蹴りを序盤から積極的に当てる。中盤、玖村もパンチ等を返すようになるが、終盤、パンチの打ち合いの後、ガードが甘くなった玖村に左ハイを当ててダウンを奪う。8-10で山田が取る。
2R、お互いミドル、膝を当てつつ、玖村が左ジャブ、右フック等のパンチでも印象を作る。やや玖村優勢だが、まだ山田をひるませるような攻撃は出せない。記者採点はイーブンだが玖村につく可能性もある。
3R、玖村が左ボディ、右テンカオを当てるも、なかなか追い詰められない状態が続くが、残り30秒を切り、玖村の左の飛び膝蹴りが山田の顔面に炸裂し、山田はダウンする。10-8で玖村が取る。記者採点合計28-28でイーブン。ジャッジ1者は玖村を支持したが、2者はイーブンで延長へ。
延長R、山田が前に出て、玖村は下がり気味の構図が続き、お互いパンチやミドルを出す。玖村の手数が若干上ではあるが、お互い明確な差を印象付ける攻撃やコンビネーションを出せないまま終わる。この試合は延長Rはマスト採点が採用されており、記者採点は玖村。ジャッジ3者も玖村を支持し、玖村が判定勝ちした。
マイクを持った玖村は「しょっぱい試合してすみません。山田選手、若いのに強くて、地元から山田選手みたいに強いのが出てきて、これからキックボクシングのレベルも上がると思うので、僕も負けないように頑張ります」と話した。
第2試合 バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
×伊東龍也(HAYATO GYM/7位)
○大鹿統毅(大鹿道場/元Krushフライ級(51kg)王者、K-1甲子園2022 -55kg優勝)※K-1ジム総本部チームペガサスから所属変更
判定0-3 (秋谷29-30/小川29-30/長瀬28-30)
伊東は30歳。昨年1月、京谷祐希に判定勝ちしたが、4月に良星に判定負け。6月、松下武蔵に判定勝ちでリベンジし、11月には翼に判定勝ち。今年3月、鈴木真彦に1R KO負け。6月のシュートボクシングではSB日本同級王者の笠原直希に延長判定勝ちした。
大鹿は21歳。ジュニア時代にRISEのアマチュアで活躍。2022年のK-1甲子園の-55kgで優勝し、23年5月、大夢に判定勝ちしKrushフライ級(51kg)王者王者となる。同年12月、悠斗に1R KO負けし初防衛に失敗。以降は階級を上げ、昨年は11月までに健介、岩尾力、池田幸司に判定勝ちし、金子晃大のK-1王座挑戦候補となりそうだったが、同階級のKrush王者の璃明武が同門のため、上位での試合機会を求め、RISEに初参戦した。
1R、伊東がサウスポーからの左ミドル、大鹿が接近戦での左右のフックを当てる場面もあるが、まだお互い慎重で攻撃は少な目で、差は乏しい。記者採点はイーブン。
2Rもお互いパンチやミドルを放つものの、なかなか噛み合わず、差を作ることができない。クリンチも多い。記者採点はイーブン。
3R、大鹿は圧力を強め、パンチを増やし、中盤には左右のフックを立て続けに当てて好印象を作る。記者採点は大鹿。合計29-30で大鹿。ジャッジ3者も大鹿を支持し、大鹿が判定勝ちした。
奥平将太、麻火佑太郎に延長判定勝ち
第1試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
○奥平将太(KSR GYM/5位、Bigbangスーパーライト級王者)
×麻火佑太郎(PHOENIX/スーパーライト級(65kg)3位)
4R 判定3-0 (大澤10-8/長瀬10-8/小川10-8)
3R 判定1-1 (大澤30-29/長瀬29-30/小川29-29)
奥平は24歳。20年にRISEでデビューし、勝ち負けを繰り返す状態が続いたが、25年から参戦したBigbangでは4連勝し、スーパーライト級王座を獲得し、今年3月、弘輝に判定勝ちし2度目の防衛。6月、2年ぶりのRISEで金ちゃんを3R KOした。
麻火(あさひ)は27歳。24年9月にチャド・コリンズに1R KO負け。12月の65kgトーナメントのリザーブファイトでヤン・カッファを3R KO。昨年3月のスーパーライト級王座決定戦では白鳥大珠に判定負け。8月の65kgトーナメント一回戦ではエドゥアルド・カタリンを3R左ハイでKO。11月の二回戦ではイ・ソンヒョンに判定負け。今年2月、木村“ケルベロス”颯太に判定勝ち。6月、RWS推薦のチャーンスックと63.5kg契約で対戦し判定勝ち。今回さらに1kg絞ってライト級ランカーと対戦する。
1R、サウスポーの麻火に対し、オーソドックスの奥平が、随所で右ミドルを強打する。最後、左フックも当て、やや好印象で終えるが、まだ明確な差はついていない。記者採点は奥平だがイーブンもありうる。
2R、麻火も左ミドル、ハイを当てるようになり、持ち直す。中盤、麻火は左ストレートもクリーンヒット。奥平も右ミドルを返すが、1Rほど強く打てなくなる。記者採点は麻火だがイーブンもありうる。
3R、お互いミドル、ストレートを当てるものの、ヒット数は互角で、どちらもはっきり差をつけられず終わる。記者採点はイーブン。ジャッジは三者三様で延長へ。
延長R、中盤から奥平が右ミドル、ストレートのヒットを増やし、右ストレートでダウンを奪う。これで差をつけ奥平が判定勝ちした。
マイクを持った奥平は「2週間前に母方の祖母が亡くなりました。最後、おばあちゃんが力を貸してくれたかなと思います」と話した後、ライト級王者・塩川琉斗への挑戦を希望した。
プレリムファイト第3試合 フライ級(51.5kg) 3分3R
○水野夢斗(TEAM TEPPEN/11位)
×小池 空(IDEAL GYM)
判定
プレリムファイト第2試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
○小野琥大(TARGET)
×井上蓮治(RAUSU GYM)
1R KO
プレリムファイト第1試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
×石川龍之介(TSK japan/K-1カレッジ2023 -65kg優勝)
○谷川蒼哉(極真会館)
判定













