DEEP 5.4 横浜BUNTAI(レポ/後半):水野新太、牛久絢太郎に判定勝ち。大原樹理、倉本大悟との仕切り直し戦で1R TKO勝ち。村元友太郎、力也に2R逆転一本勝ち。鹿志村仁之介、平松翔のローをブロックし足破壊し1R TKO勝ち。知名昴海、杉山空との寝技勝負制す

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2026年5月4日(月/祝)神奈川・横浜BUNTAI
レポート&写真:井原芳徳 ※前半戦は別記事に掲載
DEEPは2001年1月8日の愛知県体育館大会で旗揚げし、同年8月18日に横浜文化体育館で第2回大会を開催した。メインイベントは近藤有己 vs. パウロ・フィリオで、メキシコのプロレスラーのドス・カラスJr.が投げ技で謙吾の腕を折った一戦でも話題を呼んだ。横浜BUNTAIは24年4月に横浜文化体育館の跡地にオープンし、今回DEEPは同地に約25年ぶりに戻る形となる。後楽園ホールよりも大きい会場でのDEEPの開催も、22年7月10日のDEEP 108 IMPACT 東京ドームシティホール(現Kanadevia Hall)大会以来で、DEEP 25周年にふさわしい豪華カードが並んだ。
水野新太、牛久絢太郎に判定勝ち
第15試合 DEEPフェザー級暫定王者決定戦(5ジャッジ制) 5分3R
×牛久絢太郎(アメリカン・トップチーム/元DEEP&RIZINフェザー級王者)
○水野新太(フリー/DEEPフェザー級GP 2025優勝)
判定0-5 (柴田28-29/橋本28-29/豊永28-29/長瀬28-29/植松27-30)
※水野が暫定王者に
DEEPフェザー級王者の青井人[じん]は昨年12月14日に水野新太に判定勝ちし王座を初防衛した。DEEPの王座防衛期限は10カ月だが、DEEPは「防衛戦のスケジュールが合わない」ことを理由に、今回、暫定王者決定戦を組んだ。(その後、青井のRoad To UFC出場が発表された)
牛久は31歳。21年12月、神田コウヤに判定勝ちし、DEEPフェザー級王座を防衛。その後はRIZINで6戦し2勝4敗。23年9月に萩原京平に判定勝ちした後、バンタム級転向を決め、DEEPフェザー級王座を返上したが、24年のRIZINで太田忍と佐藤将光に判定負け。昨年5月、3年半ぶりにDEEPに出場し、福田龍彌のバンタム級王座に挑戦したが判定負け。バンタム級で3連敗を喫し、11月のDEEPではフェザー級に復帰し、椿飛鳥に58秒ヴォンフルーチョークで一本勝ちしている。
水野は23歳。所属はフリーだが主に大塚隆史代表のT-GRIP TOKYOで練習している。NEXUSで3勝後、24年9月と11月のDEEPで勝利。昨年のDEEPフェザー級GPのメンバーには最後に選ばれ、注目度は低かったが、3月の一回戦で元同級王者の芦田崇宏に1R TKO勝ちすると、準決勝では海飛に判定勝ちし、8月の決勝では高橋遼伍に判定勝ちし優勝した。12月に青井人のフェザー級王座に挑戦したが判定負けし、プロ9戦目で初黒星を喫した。
同大会ではGP準優勝の高橋遼伍を相本宗輝が1R TKO勝ちし、青井の次期王座挑戦者として有力だったが、相本は3月7日のRIZINの4日前に交通事故に遭い欠場し、王座戦線から一歩後退していた。
1R、両者サウスポーで構え、見合った後、牛久が水野を金網に押し込み、テイクダウンを狙う。水野も押し返し、押し合いが続く。離れて牛久が右フックを当てれば、水野が右ボディを当てる場面も。終盤、水野が先にテイクダウンを奪うが、すぐ牛久は立つ。残り20秒を切り、水野が倒そうとすると、牛久は金網をつかんでしまう。中盤過ぎからは水野が押し気味の展開に。記者採点は水野だが割れる可能性もある。ジャッジは5者とも水野につける。
2R、水野がプレッシャーをかけ、右ジャブ、左ストレートを的確に当て、優位に進める。牛久はジャブをもらった左まぶたが腫れる。まだ牛久はひるまないが、攻撃が返せずステップで距離を取る状況が続く。記者採点は水野。
3R、牛久はステップで距離を取りつつ左フックを当てる。水野は押し込むが、膠着すると、福田レフェリーがブレイクする。その後も水野が押し込んでブレイクがかかる展開が繰り返される。その間に水野が右インロー、フックを当て、牛久が右フックを当てる場面もあるが、お互い打撃のヒットは少ない。最後は押し込んできた水野に、牛久がギロチンで引き込んで迎撃し、逆転を狙うが、極まらず終わる。記者採点は僅差だが打撃のヒットと押し込む展開のやや目立った水野。ジャッジは4者が牛久、1者が水野につける。合計27-30で水野。DEEPのタイトルマッチは5ジャッジ制で、ジャッジ5者も水野を支持し、水野が判定勝ちでフェザー級暫定王座を獲得した。
水野は「1Rで左拳を怪我して、やってきたことを出せなかったんですけど、青井戦より強くなっています。次、誰でもいいです。弱くて粋がっている奴ばっかりなんで、全員ボコボコにします」とアピールした。バックステージでのインタビューで水野は「上のステージに行きたいし、青井さんが戻って来るならまたやりたいです」と話し、戦いたい相手について、マイクアピールの発言とは別としつつ「斎藤(裕)さんとやりたいです。斎藤さんが『若くていい選手とやりたい』と言っていたので」とコメントしている。
大原樹理、倉本大悟との仕切り直し戦で1R TKO勝ち
第14試合 DEEPライト級暫定タイトルマッチ(5ジャッジ制) 5分3R
○大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ/暫定王者・元正規王者、元BLACK COMBAT王者)
×倉本大悟(JAPAN TOP TEAM/挑戦者)
1R 2’11” TKO (レフェリーストップ:グラウンドキック)
※大原が初防衛
大原は35歳。24年9月、イ・ソンハにニンジャチョークで勝利し韓国のBLACK COMBATライト級王座を獲得するが、12月にはムン・ギボムに判定負けし王座陥落する。昨年5月にはBLACK COMBATの推薦でRIZIN韓国大会に参戦し、ジョニー・ケースに1RでKOされたが、ケースの計量オーバーにより無効試合となる。11月には約2年ぶりにDEEPに参戦し、神田コウヤに2R TKO勝ちし暫定ライト級王者となった。正規王者の野村駿太との王座統一戦は野村の怪我により持ち越しとなり、3月20日の後楽園大会では暫定王座の防衛戦が行われたが、1R序盤、倉本大悟の膝蹴りがローブローとなり、大原のダメージが大きくレフェリーストップがかかり、ノーコンテスト(無効試合)となった。大会後、DEEPの佐伯繁代表は「5月4日のBUNTAIで再戦させます」とコメントし、試合4日後、正式発表された。
倉本は31歳。極真空手と柔道をベースとし、22年9月にMMAプロデビュー。昨年3月のDEEPで川名雄生に判定勝ち。5月に北岡悟に1R TKO勝ち。11月のRIZIN名古屋大会でキム・ギョンピョに1R TKO負け。昨年3月のDEEPでトミー渡部に3R TKO勝ち。11月には大木良太に2R TKO勝ち。RIZINでの1敗を挟んでDEEPで7連勝し、3月20日に初めて王座に挑んだがノーコンテストとなり、今回仕切り直し戦に臨む。
再戦は大原の完勝に。1R、スタンドの打撃戦で、倉本が序盤から左ミドルとフックの連打を繰り返し決め、順調な滑り出しにも見えたが、大原は落ち着いて右ストレートを随所で当ててダメージを与える。大原が右ミドルを当てれば、倉本も右カーフを返す。すると中盤、大原の左右のパンチが立て続けに当たり、少し倉本が下がると、大原はチャンスを逃さず、左右のワンツーのストレートでダウンを奪う。倒れた倉本に、すぐさま大原が踏みつけを連打したところで、レフェリーがストップした。
村元友太郎、力也に2R逆転一本勝ちしフライ級王座初防衛
第13試合 DEEPフライ級タイトルマッチ(5ジャッジ制) 5分3R
○村元友太郎(Baaan GYM/王者)※ALIVEから所属変更
×力也(FIGHT FARM/挑戦者)
2R 4’48” 膝十字固め
※村元が初防衛
村元は31歳。昨年5月、関原翔に判定2-1で勝利。RIZINでは海外勢相手に2連敗だが、DEEPでの連勝を3に伸ばすと、8月のDEEPフライ級王座決定戦でKENTAに2R右ストレートからのパウンドでTKO勝ちし、DEEP参戦10年で悲願のベルト奪取を果たした。今回から自身が名古屋で営業するパーソナルジム・Baaan GYM所属として出場する。
力也は33歳。日体大レスリング部時代に全日本学生選手権で優勝した実績があり、20年のDEEP初参戦から年4~5試合ペースで試合をこなす。昨年9月に濱口奏琉に1R TKO勝ちし、12月には安谷屋智弘に1RスラムからのパウンドでKO勝ち。3月20日、関原翔に判定2-1で勝利し、5年越しのリベンジを果たすと共に、初の王座挑戦権を獲得した。
1R、村元がタックルで倒すが、金網際で下になった力也はギロチンを仕掛け、リバースして脱出し、袈裟固めで押さえ、パウンドを当てて、主導権を維持する。記者採点は力也。
2R、サウスポーの力也に村元が右ミドルを当てるが、村元のタックルを力也は切り、立ち際に顔面にサッカーボールキックを当てる。中盤、村元がタックルで倒すが、ここでも力也が返し、サイドで押さえる。終盤、力也が村元をがぶって押さえ続ける。残り30秒を切り、力也がサイドバックに移行すると、村元は下にもぐって力也の足を抱えると「練習ではよくやっていた」という膝十字固めを極めてタップを奪い、逆転勝ちを果たした。王座初防衛を果たした村元は息子と共に大喜びした。
マイクを持った村元は「強敵力也選手を迎えたのですが、自分のMMA、何でもできるというのを見せられたのかなと思います。DEEP 25周年で初防衛、一本勝ちできて幸せです。昨年、タイトルマッチの1か月前に息子が生まれ、この子のパワーで防衛できました」と喜び、仲間への感謝を述べた。
鹿志村仁之介、平松翔のローをブロックし足破壊し1R TKO勝ち
第12試合 DEEPバンタム級暫定王者決定戦(5ジャッジ制) 5分3R
×平松 翔(THE BLACKBELT JAPAN)
○鹿志村仁之介(Battle-Box)
1R 0’16” TKO (レフェリーストップ:ローキックのブロックによる右足の負傷)
※鹿志村が暫定王者に
DEEPバンタム級王者の福田龍彌は昨年5月5日に牛久絢太郎に判定勝ちして初防衛し、10カ月の防衛期限を過ぎているが、3月7日のRIZINの試合が相手のカルシャガ・ダウトベックの欠場で中止となり、4月12日のRIZINでのアジズベク・テミロフ戦が決まったことから、防衛戦が猶予され、平松と鹿志村の間で暫定王者決定戦が行われる。
平松は31歳。24年3月、魚井フルスイングに2Rギロチンで一本勝ち。5月には元谷友貴の相手に抜てきされ、2R裸絞めで一本負けしたものの、1R終盤に左フックでダウンを奪って追い詰める等健闘した。11月のRIZINではTATSUMIに2R TKO勝ち。昨年3月のDEEPでは瀧澤謙太に1R右ストレートからのパウンドでTKO勝ち。8月には諏訪部哲平相手に苦戦も判定勝ちし3連勝中だ。12月には雅駿介と対戦予定だったが、大会前日に雅が交通事故に遭い、試合中止となっていた。
鹿志村は24歳。柔道・柔術をベースとし、24年12月のDEEPでRYUKIに1R裸絞めで一本勝ちし3連勝とし、昨年6月のRIZIN初戦は後藤丈治に判定負けしたが、柔術仕込みの素早いサブミッションで度々後藤を脅かし印象を残した。9月のDEEPではマジシャン(中国)に1R裸絞めで一本勝ち。11月のRIZINでは安井飛馬を腕十字で追い詰め判定勝ち。今年3月7日のRIZINでは所英男に1Rアナコンダチョークで一本勝ちし、平松同じく3連勝中だ。
試合はまさかの決着に。1R、サウスポーの鹿志村に対し、平松がオーソドックスの構えから右インローを放つと、平松の足首が鹿志村の膝に直撃する。足を痛めた平松は足をかばいながら倒れ、すぐさまレフェリーがストップした。平松は担架で運ばれた。
ベルトを巻いた鹿志村は「ちょっとしたアクシデントですけど、カットが効いて、これも技術のうちです。無茶苦茶ノーダメージなので、次、試合組んで欲しいです。DEEPのベルトを巻いて、一つ形になるものができて、これからもっと格闘技にのめり込みたいです。これからもグラップラー鹿志村仁之介をよろしくお願いします」とアピールした。
バックステージでのインタビューで鹿志村は、膝でのブロックについて「あれは凄く練習していた技です。カーフキックをもらって負けた試合があって、そこからずっと対策をしてきました。膝に当たりましたけど、あのまま抜けちゃたらヤバかった勢いのカーフキックでした。平松選手のカーフが強力だからああいう形になったと思います」と話した。
知名昴海、杉山空との寝技勝負制しストロー級王者に
第11試合 DEEPストロー級タイトルマッチ(5ジャッジ制) 5分3R
×杉山 空(THE BLACKBELT JAPAN/王者、元NKBフライ級(50.8kg)王者)※初防衛戦
○知名昴海[すかい](フリー/挑戦者)
判定0-5 (柴田28-29/橋本28-29/植松28-29/福田28-29/長瀬28-29)
※知名が王者に
杉山は21歳。キックボクシングのNKBの元フライ級(50.8kg)王者でキック戦績9戦6勝1敗2分。レスリングも6年の経験があり、昨年4月のDEEPでのMMAプロデビュー戦で多胡力翔に1R TKO勝ち。9月の2戦目では中務修良に1R右フックからのパウンドでTKO勝ち。12月には越智晴雄に判定勝ちし、MMAデビューからわずか8カ月・3試合目で王座を獲得した。
知名は沖縄出身の19歳。修斗で3連勝後、昨年11月にDEEPに初参戦すると、多湖力翔を1R三角絞めで捕まえたまま肘を連打して血だるまにし、腕を極めて一本勝ち。3月8日の大阪大会では武蔵に1R三角絞めで一本勝ち。6戦全勝(1KO/5一本)で王座に初挑戦する。
1R、知名が杉山の両脇を差して押し込んで倒そうとすると、杉山が回り込んでバックを取りかけるが、知名は潰して上になる。終盤、杉山が上を取り返すが、知名は下からアームロックを仕掛けて返し、最後は上からパウンドを少し落として終える。記者採点は知名。
2R、杉山が知名のテイクダウンをしのぎ、右ミドルを立て続けに当て好印象を作る。知名にタックルで倒されそうになると、杉山はバックに回るが、バランスが悪く、下に落ちてしまう。杉山のセコンドの鶴屋浩氏はスタンド勝負を指示するが、杉山は踏みつけ、パウンドといったグラウンドの展開で攻める。知名は対処し、足をつかんで足関を狙い、最後は上からパウンドを当て、大きな差をつけさせず終える。記者採点は打撃のヒットの目立った杉山。
3R、杉山が右ストレート、ミドルを当て、知名が組み付いて押し込み、膝蹴りがローブローとなり、離れて再開する。知名は組み付いてテイクダウンを奪い、マウントからパウンドを当てる。杉山がアームロックを狙えば、知名はすぐ対処しアームロックを仕掛け返す場面も。終盤も知名がテイクダウンを奪い、マウントからパウンドをまとめるなど印象を作って終える。記者採点は知名。合計28-29で知名。ジャッジ5者も同じ採点内容で知名を支持し、知名が判定勝ちし、ストロー級王座を奪取した。
バックステージでのインタビューで知名は今後について「RIZINに出たいです。RIZINでもストロー級ができたら最高です」とコメントした。DEEPの佐伯繁代表はRIZINのストロー級の活性化については厳しい見方を示しつつも「(DEEPで)ストロー級GPを年内にやりたい。他団体からも選手が来る」とコメントしており、今後のDEEPストロー級の活性化が期待できる。
角野晃平、阿部大治に判定勝ち
第10試合 ウェルター級 5分3R
×阿部大治(TITAN GYM/元DEEP&パンクラス・ウェルター級王者、元J-NETWORKライトヘビー級王者)
○角野晃平(TEAM FAUST/元DEEPウェルター級王者)
判定0-3 (柴田27-30/橋本27-30/福田27-30)
阿部は33歳。24年6月のDEEPで嶋田伊吹に1R裸絞めで一本負け。10月のJMAEXPOではユン・テヨンに2R TKO負け。昨年4月の韓国のZFNでもジャン・ユンサンに3R TKO負けし、MMA 3連敗を喫したが、11月のDEEPでは小林ゆたかに1R三角絞めで一本勝ちした。
角野は28歳。日本拳法の先輩の中村優作率いるTEAM FAUSTに所属。22年12月のプロデビューから6試合、DEEP大阪大会で戦い、昨年5月の後楽園大会で佐藤洋一郎を2R左ハイキックでKOし、7戦目でウェルター級王者となる。だが9月、嶋田伊吹に判定負けし初防衛に失敗した。
1R、角野がサウスポー、阿部が序盤はオーソドックスだが次第にスイッチし終盤はサウスポー固定に。阿部はミドルを当てるが、角野も左ミドルを当て、左カーフや左フックも当てて、的確さとヒット数で上回り印象を作る。記者採点は角野。
2Rもスタンド勝負が続き、お互い慎重だが、角野が随所で左ミドル、ローを的確に当て、終盤には左ボディストレートのヒットを増やし、やや優位な状態をキープする。記者採点は角野。
3Rも終始スタンドで、角野が随所で左フック、ストレートをヒットし、主導権を維持する。記者採点は角野。合計27-30で角野。ジャッジ3者も角野を支持し、角野が判定勝ちした。
関原翔、猿寿健太に判定勝ち
第9試合 59kg契約 5分3R
×猿寿[えんじゅ]健太(K-Clann)※KENTA 改め
○関原 翔(RESURGO MMA)
判定0-3 (柴田28-29/福田28-29/豊永28-29)
KENTA改め猿寿健太は35歳。柔道で全日本選手権ベスト16の実績があり、22年3月、31歳でMMAデビュー。24年5月、村元友太郎に敗れ、連勝が6でストップ。9月には渡部修斗に1Rニンジャチョークで一本勝ち。11月には神龍誠に判定負け。昨年3月には本田良介に判定勝ち。8月、村元友太郎とのDEEPフライ級王座決定戦で2R TKO負けした。
関原は32歳。24年5月のDEEPでMMAに2年ぶりに復帰し、マサト・ナカムラに判定勝ち。9月大会では杉山廣平に判定勝ち。12月の本田良介戦は1R反則勝ち。昨年5月、村元友太郎に判定1-2で惜敗。8月に北方大地に判定勝ち。3月20日、力也に判定1-2で惜敗し、フライ級王座挑戦を逃したばかりだが、早速次戦が組まれた。
今回の試合発表後、猿寿はXに「5年前、何も分からなかった俺に格闘技を教えてくれた関原翔。ずっと避けてきたけど、今がベストかもなDEEP 25周年盛り上げようか!ここで勝ってまたタイトル戦に戻る」と記した。関原はリポストで「健太さんと一緒に切磋琢磨してきた!お祭りだから2人で1番熱い試合しましょう!勝っても負けても恨みっこなしで」と答えていた。
1R、猿寿が押し込むと、関原が脇を抱えつつ顔を押して倒し、しばらく上をキープし、パウンドを少し当てスタンドに戻す。猿寿が関原を押し込み、膠着状態が続き、膝蹴りがローブローとなったところでブレイクがかかる。その後も金網に押し合う展開が繰り返される。猿寿がテイクダウンを2度奪うが、すぐスタンドに戻る。お互いスタンドで組んだ状態で膝を当てるが、関原のヒットが多い。記者採点は僅差だが関原で、押し込む時間の長かった猿寿でもおかしくない。ジャッジは2者が猿寿、豊永氏のみ関原につける。
2R、お互い攻めあぐている様子だが、猿寿がスタンドで随所で右フックをヒットし、スリップ気味ながらもダウンを奪う場面も作り印象を残す。終盤にも猿寿がタックルと首投げでテイクダウンを奪い、ここでも印象を作る。最後、関原が倒してバックを取るが、猿寿は腕をつかんで攻めさせず終わる。記者採点はダウンを奪った猿寿だが割れても不思議ではない程度の差だ。ジャッジは2者が関原、豊永氏のみ猿寿につける。
3R、関原が序盤からタックルで倒し金網際で上になるが、その先に持ち込めずスタンドに戻る。中盤過ぎにも関原がタックルで倒してサイドで押さえる。トップに戻されても、すぐに関原は立ってサッカーボールを当てる。最後も関原がサッカーボールキック、バックからのパウンドで攻めるが、仕留めきれず終わる。記者採点は関原。合計28-29で関原。ジャッジ3者も同じ採点で、3Rのポイントを確実に取った関原を支持し、関原が判定勝ちした。
瀧澤謙太、雅駿介相手に復活の3R TKO勝ち
第8試合 バンタム級 5分3R
○瀧澤謙太(Fired Up Gym)
×雅 駿介(CAVE)
3R 2’22” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
瀧澤は31歳。24年2月のRIZINで野瀬翔平に2R TKO負けし4連敗となる。7月のDEEPでCOROに判定勝ち。9月の福田龍彌のDEEPバンタム級王者決定戦では1R右フックでKO負け。昨年3月、平松翔に1R右ストレートでKO負け。近年は苦戦が続き、1年以上じっくりダメージを抜いて再起戦に臨む。
雅は試合当日の5月4日で32歳になる。元ムエタイ3冠で21年にMMAデビュー。24年3月、福田龍彌に1R TKO負け。9月の谷岡祐樹戦はノーコンテストに。昨年3月、日比野“エビ中”純也に顔面への膝蹴りからのパウンドで52秒でTKO勝ち。5月には窪田泰斗を2R KO。12月には平松翔とバンタム級王座挑戦権を争う予定だったが、雅が試合前日の計量前に自転車に乗っていた際に交通事故に遭い、頭部を打ち救急搬送されたため欠場していた。
1R、瀧澤が右カーフを随所で当て、雅は右ストレート、ボディストレート、組み際に頭を下げさせての膝蹴りを当てる。均衡状態が続くが、残り30秒を切り、瀧澤陣営から「謙太、最後ちょっと喧嘩してもいいぞ」という声が飛ぶと、瀧澤がじりじり距離を詰めて右フックをクリーンヒット。ダウンした雅に対し、瀧澤がパウンドを連打し追い詰めて終える。記者採点は瀧澤。
2R、序盤から瀧澤がテイクダウンを奪うが、すぐに雅は立つ。瀧澤は右フック、雅は左インローを随所で当てるが、どちらも慎重で決め手が乏しい状態が続く。記者採点は瀧澤だが割れても不思議ではない。ジャッジは3者とも瀧澤につける。
3R、雅が左インローをコツコツと当て、中盤、パンチを振るって詰めるが、瀧澤は胴タックルを合わせて倒して上になる。瀧澤は自ら立つと、雅が合わせて立とうとしたところで、左フックをヒットする。雅は尻もちをつき、すぐ立つが、瀧澤は前に出て右と左のフックを当ててまたもダウンを奪うと、パウンドと肘を連打し、マウントを奪いパウンドを当て続けたところでレフェリーがストップした。
DEEP 5.4 横浜BUNTAI(レポ/前半):狩野優、中村大介との腕十字合戦の末に判定勝ち。泉武志、山本颯志に判定勝ち。赤沢幸典、金田一孝介に1R TKO勝ち






































