ONE 11.16 有明アリーナ(レポ/1-3):手塚裕之、青木真也の1Rのツイスターしのぎ2R開始早々TKO勝ち。澤田千優、平田樹を圧倒。秋元皓貴、ウェイ・ルイとの接戦制しリベンジ

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ONE 173: SUPERBON vs. NOIRI
2025年11月16日(日)東京・有明アリーナ
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)ONE Championship 中継:U-NEXT
(3ページに分けてお伝えします)
手塚裕之、青木真也の1Rのツイスターしのぎ2R開始早々TKO勝ち「レジェンド青木真也に拍手を」
第3試合 MMA ライト級(77.1kg) 5分3R
×青木真也(BAMF/元ONE MMA&DREAMライト級王者、元修斗ウェルター級世界王者)※イヴォルブMMAから所属変更
○手塚裕之(山田道場/TGFC/元パンクラス・ウェルター級王者)
2R 0’28” TKO (レフェリーストップ:右ボディフック→グラウンドでのパンチと膝蹴り)
青木は42歳。23年3月のONEで秋山成勲に2R TKO負けし連勝が4でストップ。グラップリングでケイド・ルオトロ、マイキー・ムスメシに連敗後、11月にはMMAでザイード・イザガクマエフに86秒TKO負け。昨年1月の日本大会ではセージ・ノースカットと対戦予定だったが、当日にジョン・リネカーに相手が変わり1R肩固めで一本勝ち。12月にはグラップリングでコール・アバテにヒールフックで一本負け。今年3月の埼玉大会では同い年のエドゥアルド・フォラヤンとの4度目の対戦が組まれ、腕ひしぎ十字固めで53秒で一本勝ちした。この試合で青木はONEとの契約が終了し、RIZINからのオファーもあったが、優先交渉権の残っているONEがRIZINを上回る条件を青木に提示し、青木は引き続きONEで戦うことを決めた。
手塚は35歳。元パンクラス・ウェルター級王者で、19年10月からONEに参戦。21年10月にアギラン・ターニに2R TKO勝ち、22年1月にエドソン・マルケスに3R左フックでTKO勝ち、23年10月にジン・テホに1R腕十字で一本勝ち、昨年2月にはアブラーオ・アモリムに1R腕十字で一本勝ち。4月にヴァミール・ダ・シウバに2Rノースサウスチョークで一本勝ち。5連勝・5連続フィニッシュとしたが、昨年9月、イシ・フィティケフに判定負け。今年2月、ジャン・リーポンに1R TKO負けし2連敗中だ。青木とONEの契約終了後も、青木戦を熱望し続け、日本大会まで3週間を切ったタイミングで悲願の一戦が決定した。
試合は青木が秋山戦同様、1Rの攻勢の後、2Rに崩れる展開に。1R、青木がサウスポー、手塚がオーソドックスで構え、青木から片足タックルを仕掛ける。手塚が切ると、青木は金網際の位置で自ら寝技に引き込んで下になるが、手塚は付き合わずすぐに立つ。青木が右肘を当てるが、手塚は右アッパーを返す。すると青木はすぐタックルを仕掛け、バックに回り込んで倒す。青木は両足を手塚の左足に絡め、両腕で手塚の首を抱えてツイスターを仕掛ける。手塚は耐えてもがいて脱出する。終盤、青木は両足のロックを解除して上になる。手塚は下から両足を青木の股の下に入れた状態から浮かして立とうとするが、青木はトップキープする。青木はマウントを狙うが、手塚は抵抗し、膠着した状態でラウンドが終わる。ここまで青木がやや優位だ。
1R後のインターバルを経て、青木はファイティングポーズを取り笑顔を浮かべるが、疲れは溜まっている様子だ。すると2R、あっけない決着に。青木は高く構えるがステップできず足が止まっている。対照的に手塚が細かい出入りのステップから、右のストレートを振いつつプレッシャーをかけると、右ボディフックをクリーンヒットする。青木は金網際まで後退し、手塚が右ボディを再び当てると、青木はダウンする。
金網を背にして座った状態の青木に対し、手塚が上から右のパウンドと顔面への膝蹴りを連打し、青木が防戦一方になると、オリヴィエ・コスト・レフェリーがストップした。勝った手塚は金網を乗り越えて入場口の舞台まで走り、かつての青木がしたように正座になると、切腹のジェスチャーをし、青木を介錯したことをアピールした。
勝利者インタビューで手塚は「ギブ・ミー・ザ・ベルト、ギブ・ミー・クリスチャン・リー。ディス・イズ・マイ・エラ」と話し、世代交代とライト級王座挑戦をアピールした。試合内容について手塚は「ツイスターで脇腹まじで痛え。さすがレジェンド青木真也ですよ。レジェンド青木真也に拍手を送ってください。リスペクトしています」と、試合前はののしっていた青木を称えた。最後、手塚は「(前日の公開計量の青木との)フェイスオフで投げられた時に肘もすりむいたし、Amazonで2000円で勝ったネックレスも切れちゃったんですよ。ボーナス欲しいなあ」とアピールしたが、ボーナスは今回も出なかった。
バックステージでのインタビューで青木は「いい試合だったんじゃないの。最高だったよ。結果含め、良かったんじゃない。何の後悔もない。辞めるとも言わない。最高のプロレスができたよ」と笑顔で自画自賛した。逆転負けとなった展開について「こうなった時点で、格闘技選手じゃないわな」「(インターバルに)『疲れちゃったな』と言ったら(セコンドの野村駿太に)『まだ行けますよ』って言われたけど、行けるわけないだろ。お前みたくこれから上登ってこうって奴じゃないんだよ」と口にし、42歳の自身の衰えを認めつつも「これが(自分の)強さなんだよ。競技で勝ち負け決めるとか、だから面白くないんだよ」等と話し、強さの座標軸ではなく、大会前から注目を集めプロとして盛り上げた功績を主張した。今後のONE継続参戦については「ギャラ次第だよ」と話しつつも「でもそういうもんじゃないよってのもあるし」と話し、ONEの起用方法への不満をのそかせた。
#ONEChampionship 11.16 有明アリーナ(番外コラム):青木真也の「最高のプロレス」発言からにじみ出る、哀愁とプライド
澤田千優、平田樹を圧倒し判定勝ち
第2試合 MMA 女子アトム級(52.2kg) 5分3R
○澤田千優(team AKATSUKI/IDEA ASAKUSA/5位)
×平田 樹(フリー)
判定3-0
2週間前に試合の決まったランカー澤田が平田を圧倒する試合に。1R、澤田がサウスポーで構え、片足タックルを仕掛けて倒すと、立とうとする平田のバックを狙う。平田は対処して上になりかけるが、澤田は対処して背後から足を絡めてコントロールしつつパウンドを当てる。平田は脱出して立つ展開を繰り返すが、澤田は倒してバックコントロールし、パウンドを当て、平田を翻弄する。
2R、澤田は変わらずタックルでのテイクダウン、バックコントロール、パウンドで、休まず攻めて平田を圧倒する。終盤にはパウンドを当て続け、フィニッシュ寸前まで追い詰める。
3R、澤田はバックマウントをすぐ奪うが、金網をつかんだ状態でパウンドを連打する反則を犯し、モハメド・スライマン・レフェリーからイエローカードを出される。1Rから金網つかみ、後頭部へのパウンドの反則で度々注意されており、反則の累積でイエローにつながったようだ。ただしファイトマネー10%減額で判定に影響は無い。平田はダメージ回復の時間が設けられる。スタンドで再開後、澤田はまたもタックルで倒し、疲れの溜まっている平田を終始バックコントロールし、パウンドを随所で当てて終了。澤田が判定勝ちした。
秋元皓貴、ウェイ・ルイとの接戦制しリベンジ
第1試合 キックボクシング バンタム級(65.8kg) 3分3R
×ウェイ・ルイ[Wei Rui](中国/1位、元K-1ライト級(62.5kg)王者)
○秋元皓貴[ひろき](イヴォルブMMA/4位・元王者、元WBCムエタイ&MA日本フェザー級(57.15kg)王者)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)
秋元は32歳。キック19戦全勝の快進撃を続けた後、14年に原点であるフルコンタクト空手に戻り、19年からONEでキックに復帰。22年3月にカピタンに判定勝ちしONEの立ち技初の日本人王者となる。だが同年11月の初防衛戦でペッタノンに判定負け(ペッタノンはドーピング検査失格により王座剥奪)。23年、所属先のイヴォルブMMAのシンガポールのジムが閉鎖したため、秋元は日本に戻る。昨年5月の1年半ぶりの試合ではウェイ・ルイに僅差の判定負け。敗戦後の談話で秋元は「28-29で自分の勝ち。30-27には絶対にならない」と採点に不満を述べ、今回のONEの再戦発表の日本語のプレスリリースにおいても「その判定をめぐっては物議を醸しました」と紹介されていた。昨年9月にはイリアス・エナッシにダウンを奪われ判定負けし3連敗となったが、今年3月の日本大会ではジョン・リネカーに判定勝ちした。
ウェイは34歳。K-1、中国のWLF等で活躍後、昨年5月、ONEに初参戦し、1位で元王者の秋元皓貴に判定勝ちし、連勝を21に伸ばす。今年2月のカタール大会でジョナサン・ハガティーのキック・バンタム級王座に挑戦したが、大差の判定負けを喫していた。
再戦は秋元が接戦を制しリベンジを果たすことに。1R、ウェイがサウスポー、秋元はオーソドックスで構える。ウェイはジャブや前蹴りのフェイントを多用しつつ、広いケージを活かしてステップで距離を取りつつ、細かくパンチやミドルや前蹴りを当てる。大差はないが、秋元は前に出ても攻めあぐねている感がぬぐえない。記者採点はウェイ。ジャッジ3者は秋元につける。
2R、序盤こそ秋元が右の前蹴りを当てるが、その後は続かず、ウェイが変わらず距離を取り、細かくストレートやミドルを当て、ペースを握り続ける。記者採点はウェイだが、パンチのヒットが増えた秋元につく可能性もある。ジャッジ3者は秋元につける。
3R、秋元は左右のミドルのヒットを増やし、ようやく攻撃数で上回るように。だがウェイも左テンカオをから詰め、細かいパンチを連打し、しっかりコンビネーションで印象を作る。終盤、秋元も右ハイ、ストレートを当てるが、すぐにウェイもパンチを返す。秋元は鼻血を出し苦しそうで、ウェイが最後にミドル、ストレートをまとめ、巻き返して終える。記者採点はトータルの強打で目立った印象の秋元だが、ウェイにつく可能性もある。ジャッジ3者ともウェイにつける。記者採点合計29-28でウェイ。ジャッジは3者とも秋元を支持し、秋元が判定勝ちし、リベンジを果たした。僅差の展開で、前に出る積極性が評価された可能性がある。
第7試合 MMA ライト級(77.1kg) 5分3R
×磯嶋祥蔵(N☆TRUST)
○タイ・ルオトロ[Tye Ruotolo](米国/Atos/ONEサブミッション・グラップリング・ウェルター級王者)
1R 2’26” 裸絞め
第6試合 サブミッショングラップリング ミドル級(93kg) 10分1R
×ジャンカルロ・ボドニ[Giancarlo Bodoni](米国)
○ラファエル・ロバト・ジュニア[Rafael Lovato Jr.](米国)
判定0-3
第5試合 ムエタイ バンタム級(65.8kg) 3分3R
×ジェイク・ピーコック[Jake Peacock](カナダ/英国)
○スアキム・ソージョートンプラジン[Suakim](タイ/元ルンピニー認定3階級制覇王者)
3R 0″26″ TKO (レフェリーストップ:左フック)
第4試合 MMA ヘビー級(120.2kg) 5分3R
×竹内龍吾(King Gym KOBE)
○シャミル・エルドアン[Shamil Erdogan](トルコ/Kremost Fight Club)
1R 2’20” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
ONE 11.16 有明アリーナ(レポ/3-3):野杁正明、スーパーボンのミドルと膝に手を焼き判定負け。若松佑弥、パシオに2R TKO勝ちし王座初防衛。吉成名高、日本人初のONEムエタイ王者に











