RIZIN 11.17 ポートメッセなごや:ケラモフ、摩嶋一整と仕切り直し戦。武田光司はRIZIN 3連勝のコレスニックと。“堀口恭司包囲網”テーマのフライ級で柴田“MONKEY”有哉×ヒロヤほか4試合。ダゲスタン、アゼルバイジャン、カナダから注目3選手初参戦(映像あり)
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RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA(11月17日(日)ポートメッセなごや)の追加カード(本戦11試合、オープニングファイト3試合)が発表された。発表済の本戦2試合を合わせ、これで大半のカードは揃い、残り2試合程度が後日発表される。
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/オリオン・ファイトクラブ/元RIZINフェザー級王者)
摩嶋一整[まじま かずまさ](毛利道場/元Rebel FCフェザー級王者)
ケラモフは32歳。昨年7月のRIZINフェザー級王座決定戦で朝倉未来を1R裸絞めで仕留めて王者となり、11月の母国アゼルバイジャン大会で初防衛戦を行ったが、鈴木千裕にわずか88秒でKOされ、ベルトを失った。ケラモフは2月24日の佐賀大会でを摩嶋を相手に再起戦を予定していたが、アゼルバイジャン大会の前日計量でのトラブルの和解の最終的な手続きが済んでいないことから、アゼルバイジャン政府から出国が認められず欠場していた。今回、晴れて出国が認められ、1年ぶりに復帰する。
摩嶋は33歳(試合時)。修斗・パンクラス・海外の試合で6連続一本勝ちの後、20年からRIZINに参戦し、斎藤裕、クレベル・コイケ、金原正徳に敗れたが、昨年5月に芦田崇宏に1Rヴォンフルーチョークで一本勝ちし、9月に横山武司に判定勝ち(摩嶋は計量0.2kgオーバー)。2月に今成正和に2R腕十字で逆転一本負けを喫したが、7月の超RIZIN.3では新居すぐるに2R裸絞めで一本勝ちしている。
MMA フェザー級(66kg) 5分3R
ビクター[ビクトル]・コレスニック(ロシア/タイガームエタイ/クズニャ/セルビアンBC&ロシア・オープンFCフェザー級王者)
武田光司(フリー/元DEEPライト級王者)※BRAVEから所属変更
RIZINはフェザー級のこの一戦のテーマを「ワンマンワールドグランプリ新章」と位置づけ、プレスリリースでは「常に外国人ファイターとの試合を重ねてきた二人による対決。相手をフィニッシュし、フェザー級トップ戦線に割って入るのはどちらか」と説明している。
コレスニックは28歳。13年にMMAデビューし、ロシアやセルビアの大会で5連勝後、昨年5月にRIZINに初参戦し、ライト級で岸本篤史をカーフキックで倒しTKO勝ち。10月の名古屋大会ではフェザー級で高木凌を打撃で圧倒して判定勝ち。今年4月の有明大会では中原由貴に判定勝ちし、RIZIN 3連勝中だ。
武田は29歳。ライト級時代も海外強豪と度々対戦し、ガジ・ラバダノフ、ルイス・グスタボ、トフィック・ムサエフを相手に3連敗後を喫すると、フェザー級に下げることを決意。3月に萩原京平に完勝したが、6月に初参戦のラジャブアリ・シェイドゥラエフに圧倒され1R裸絞めで一本負けした。7月にBRAVEから独立しフリーとなって今回が初戦となる。
MMA フライ級(57kg) 5分3R
柴田“MONKEY”有哉(Team KIZUNA)
ヒロヤ(JAPAN TOP TEAM)
フライ級では「堀口恭司包囲網」をテーマに、王者・堀口との対戦候補を今後絞り込むことを狙いとしたカードが4試合組まれた。RIZINの榊原信行CEOは「大晦日参戦の契約を恭司としているところです」とも話し、来年のフライ級GP開催案もあるという。
柴田は32歳。DEEPで和田竜光、越智晴雄、神龍誠と王座を争ったがいずれも敗れている。約3年のブランクを経て22年4月のDEEPで復帰し渋谷カズキに、12月のDEEPで杉山廣平に、いずれも三角絞めで一本勝ち。3月の神戸大会でRIZINに初参戦すると、山本アーセンを膝十字固めで2分足らずで仕留めた。
ヒロヤは26歳。DEEPで試合を重ね、昨年7月、RIZINに初参戦し、伊藤裕樹に判定負け。10月には中村優作に判定負けし2連敗を喫したが、大晦日大会では新井丈に2R TKO勝ち。7月の超RIZIN.3では59kg契約で所英男に1R TKO負けしている。
MMA フライ級(57kg) 5分3R
伊藤裕樹(NEX)
イ・ジョンヒョン(韓国/チームAOM)
伊藤は地元愛知の27歳。昨年5月から今年2月までRIZINで4連戦中で、山本アーセンに判定負けした後は、ヒロヤ、トップノイ・キウラム、上田将年に判定勝ちし3連勝中だ。
ジョンヒョンは22歳。韓国のROAD FCで22年に山本聖悟に1R KO勝ちし、秋葉太樹に判定勝ち。昨年はROAD TO UFCシーズン2に参戦したが、フライ級一回戦でマーク・クリマコに判定負け。今年4月にRIZINに初参戦し、神龍誠に1R肩固めで一本負けしている。
MMA フライ級(57kg) 5分3R
村元友太郎(ALIVE)
トニー・ララミー[Tony Laramie](カナダ/マキシマム・トレーニングセンター/BTCフライ級王者)
村元は石川出身、愛知在住の30歳。昨年5月のDEEPでビョン・ジェウンに判定勝ちし、10月のRIZIN名古屋大会では元UFCフライ級ランカーのホジェリオ・ボントリンに判定負け。今年5月のDEEPではKENTAに判定勝ちしている。
ララミーはRIZIN初参戦の25歳。UFCで2戦しているTJ・ララミーの弟。レスリングをベースとし、17年にMMAデビューし11戦9勝(6KO)2敗。下動画は直近の6月の試合映像で、1R、スイッチを繰り返してからの左フックでKO勝ちし、カナダのMMA大会BTCのフライ級王座を獲得している。スピーディーな打撃に村元はどう対応するか。
MMA フライ級(57kg) 5分3R
北方大地(パンクラス大阪稲垣組/元パンクラス・ストロー級王者)
アリベク・ガジャマトフ[Alibek Gadzhammatov](ダゲスタン/KHKダゲスタン)
北方は33歳。22年3月に村元友太郎に判定勝ちし、RIZIN 2戦目でRIZIN初勝利。だが7月、パンクラス・ストロー級王座防衛戦で山北渓人に判定負け。昨年4月のRIZIN大阪大会では神龍誠に圧倒され2R肩固めで一本負けしている。
ガジャマトフはRIZIN初参戦の23歳。ハビブ・ヌルマゴメドフを筆頭に近年強豪を多数輩出しているダゲスタン・マハチカラ出身。中国発祥でキックボクシングに似たルールの散打(さんだ)を120試合以上経験し、21年にMMAデビューし4戦全勝(3KO/1一本)。4試合ともロシアのACAの育成大会。以下は最近2試合の映像で、1つ目の映像ではサウスポーにスイッチしてからの左三日月蹴りでKO勝ちし、2つ目の映像ではグラウンドで攻め続け裸絞めで一本勝ちし、立っても寝ても高い技術を見せており、今回のフライ級8選手の中で最もインパクトを残す可能性が高い。
MMA バンタム級(61kg) 5分3R
白川“ダーク”陸斗(JAPAN TOP TEAM)
マゲラム・ガサンザデ[Magerram Gasanzade](アゼルバイジャン)
白川は33歳。めまい症の手術後、療養を続け、22年7月にウガール・ケラモフ戦が組まれたが負傷欠場。昨年9月の2年ぶりの復帰戦では中原由貴に判定負け。今年2月のRIZIN佐賀大会では1階級上のライト級で矢地祐介と対戦し一本負け。7月のDEEPでは中村大介に判定勝ちしている。9か月ぶりのRIZINでも過酷な相手が用意された。
ガサンザデはRIZIN初参戦の28歳。ケラモフと同じくアゼルバイジャン出身。フリースタイルレスリングでアゼルバイジャン王者となり、19年にMMAデビューし11戦10勝(5KO)1敗。ロシアのAMCを主戦場に試合を重ね、現在3連勝中だ。動画は今年5月の試合で、赤がガサンザデ。1R開始早々から二段式の左ハイを当て、左ボディ、右カーフで相手を追い詰め、最後はパウンドでフィニッシュしている。
MMA バンタム級(61kg) 5分3R
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル/ボンサイ柔術)
山本聖悟(フリー)
ヤマニハは愛知在住の38歳。21年のRIZINバンタム級日本GP2回戦で朝倉海に判定負け。22年は3月に手塚基伸に2R裸絞めで一本勝ちし、4月に元谷友貴に判定負けし、11月に河村泰博に判定勝ち。昨年10月の名古屋大会での1年ぶりの試合では所英男に判定勝ち。5月の格闘代理戦争 THE MAXのワンマッチでは秋元強真に2R TKO負けしている。
山本は愛知出身の29歳(試合時)。21年3月に村元友太郎にKO負けして以来2度目のRIZIN参戦。その試合から藤田大和、石司晃一ら相手に6連敗を喫したが、今年に入ってから韓国のBLACK COMBATで韓国の選手相手に3連勝している。今回は練習仲間の芦澤竜誠と同じ大会に出場する。
MMA ライト級(71kg) 5分3R
キム・ギョンピョ(韓国/レッドホースMMA/元HEAT MMAライト級王者)
倉本大悟(JAPAN TOP TEAM)
ギョンピョは32歳。名古屋が拠点のHEATの元王者。22年のRoad to UFCでは準決勝でインドの選手に判定負け。昨年4月の大阪大会でRIZINに初参戦し、宇佐美正パトリックに1R裸絞めで一本勝ち。11月のアゼルバイジャン大会では地元の選手に21秒でTKO勝ちした。今年2月の佐賀大会で矢地祐介と戦う予定だったが、左膝の靭帯を部分断裂し欠場。6月のスパイク・カーライル戦では2R途中まで優位に進めていたが次第に失速し3R裸絞めで一本負けしている。
倉本はRIZIN初参戦の30歳。極真空手をベースとし、22年9月にMMAプロデビューし、DEEPに上がり続け7戦6勝(3KO)1敗。3月に川名雄生に判定勝ちし、5月に北岡悟に1R右テンカオからのパウンドでTKO勝ち。試合後のマイクでRIZIN参戦を希望していた。(下動画が北岡戦)
ライトヘビー級(93kg) 5分3R
イゴール・タナベ(ブラジル/セラヴィー)
マルコス・ヨシオ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術/元REALウェルター級王者)
タナベは24歳。ブラジリアン柔術JBJJF全日本大会では21年・22年に黒帯の階級別と無差別の両方で優勝。21年にMMAデビューし2連勝後、昨年からRIZINに上がり、ミドル級で阿部大治、ANIMAL☆KOJIに勝利し、大晦日大会ではウェルター級に階級を下げ安西信昌に勝利。MMAデビュー以来の連続一本勝ちを5に伸ばした。だが安西戦では減量に苦しみ、前日の公開計量イベントは欠席していた。今年3月の神戸大会のストラッサー起一戦では、ウェルター級リミットを3.25kgオーバーし、試合が中止となっていた。今回、ミドル級よりもさらに1つ上のライトヘビー級で再始動する。
ヨシオは静岡在住の39歳。RIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザの兄。タナベ同じく柔術黒帯。20年2月の静岡大会でファルコ・ネトに1R TKO勝ち。22年7月の2年半ぶりの試合では、80kg契約で阿部大治に2R KO負けし、試合後にMMA引退を表明していたが、タナベ同様に階級を上げて復帰する。
MMA ヘビー級(120kg) 5分3R
スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)
加藤久輝(ALIVE/元HEAT MMAミドル級王者)
スダリオは27歳。22年大晦日、ジュニア・タファに1R TKO負け。昨年4月、ロッキー・マルティネスに判定勝ち。10月の名古屋大会でイム・ドンファンに3R TKO勝ちし2連勝としたが、大晦日大会では上田幹雄に2R TKO負けしている。
加藤は42歳。16年4月、RIZIN.1名古屋大会で悠太に1R KO勝ちして以来のRIZIN出場。18年からはK-1 GROUPで10戦4勝(3KO)6敗。22年12月にAKIRA JrにKO負けした後、引退を表明していたが、MMAルールで復帰する。
【オープニングファイト】
MMA バンタム級(61kg) 5分2R
窪田泰斗(FourRhombus)
日比野“エビ中”純也(ISHITSUNA MMA)
両者は8月のDEEPサマーフェスティバルで対戦。屋外で雨で体が滑る状況での試合となり、2Rツイスターで窪田が一本勝ちしている。今回は日比野の地元愛知で再戦が組まれた。
MMA ヘビー級(120kg) 5分2R
稲田 将(ISHITSUNA MMA)
ステファン“スマッシュ”
MMA フェザー級(66kg) 5分2R
TATSUMI(NEX)
平松 翔(THE BLACKBELT JAPAN)
既報対戦カード
MMA 女子スーパーアトム級(49kg) 5分3R
浜崎朱加(AACC/元RIZIN女子スーパーアトム級王者、元INVICTA世界アトム級(47.6kg)王者、元JEWELSライト級(52kg)王者)
シン・ユリ(韓国/チーム・ジーニアス/元ROAD FC女子アトム級王者)
MMA バンタム級(61kg) 5分3R
昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ/元パンクラス・ライト級王者)
芦澤竜誠(フリー/元INNOVATIONフェザー級(57.15kg)王者)
概要
大会名 RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA
日時 2024年11月17日(日)開場・11:00 オープニングファイト開始・未定 開始・13:00 終了・19:30頃予定
会場 ポートメッセなごや 第1展示館 [HP](愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-1/名古屋駅→あおなみ線「金城ふ頭」徒歩3分)
チケット料金 VVIP席 275,000円、VIP席 110,000円、SRS席 33,000円、S席 22,000円 、A席 11,000円 ※ファンクラブ先行・RIZIN 100 CLUB先行 10/7(月)12:00~9(水)18:00、オフィシャルサイト先着先行 10/11(金)12:00~18:00、一般発売10/20(日)10時~
チケット販売 イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RIZIN FF事務局 03-5772-3223 https://jp.rizinff.com/