ABEMA 格闘代理戦争 5.17 東京(レポ):朝倉未来推薦の秋元強真、アラン“ヒロ”ヤマニハを2R右ボディでKOし超RIZIN.3出場志願
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ABEMA主催「格闘代理戦争 -THE MAX- 決勝」
2024年5月17日(金)東京都内 非公開のスタジオ
レポート:井原芳徳 写真:(C)AbemaTV,Inc.
第4試合 62.5kg契約 5分3R
×アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル/ブルテリア・ボンサイ/ホベルト・サトシ・ソウザ推薦)
○秋元強真(JAPAN TOP TEAM/朝倉未来推薦)※パラエストラ柏(THE BLACKBELT JAPAN)から所属変更
2R 0’54” KO (右ボディフック→グラウンドパンチ)
次世代の格闘技界を担うスターを発掘することをテーマにしたABEMAの格闘ドキュメンタリー番組「格闘代理戦争 -THE MAX-」は、3月に放送がスタートし、3月15日に8選手参加のMMAフェザー級トーナメント一回戦、4月19日に準決勝が行われ、今回は決勝が行われた。
4月大会以降、トーナメントの試合以外のワンマッチも組まれてきた。トーナメントもワンマッチも、アマチュア~セミプロレベルの選手が主体だが、決勝大会のコーメインイベントには、既にプロで活躍している選手同士のワンマッチが置かれ、新鋭の秋元がアップセットを起こす。
秋元は18歳。22年のプロデビューから4戦全勝(2KO/1一本)で、11月大会では田口貴親を左ストレートからのパウンドでわずか40秒で粉砕した。3月9日のDEEP後楽園大会で秋元の試合が組まれていたが、対戦相手の鹿志村仁之介が試合前日に大麻取締法違反の疑いで逮捕され中止となっていた。その後、朝倉兄弟のいるJAPAN TOP TEAMに移籍し、今回が初戦となる。
愛知在住の日系ブラジル人・ヤマニハは38歳。21年のRIZINバンタム級日本GPでは2回戦で朝倉海に判定負け。22は3月に手塚基伸に2R裸絞めで一本勝ちし、4月に元谷友貴に判定負けし、11月の名古屋大会で河村泰博に判定勝ち。昨年10月の名古屋大会での1年ぶりの試合では所英男に判定勝ちし、今回半年ぶりの試合となる。
1R、長身の秋元がサウスポーで構え、オーソドックスのヤマニハにプレッシャーをかけ、右ジャブ、左ボディストレートを序盤からヒットする。ヤマニハは組み付くと、抱え上げて倒し、すぐにバックに回り、立たれてもしがみついて押し込む。だがヤマニハの膝蹴りがローブローとなると、一時中断し、中断前は膠着状態だったためか、福田レフェリーはブレイクで再開する。秋元はプレッシャーをかけ続け、左ボディ、ミドル等を随所で当て、主導権を維持する。ヤマニハもパンチを当てる場面があるが、手数差は大きく、最後は右まぶたが腫れるように。記者採点は秋元。
2R、打撃を嫌ったヤマニハは開始すぐから前に出て組み付いたが、秋元はテイクダウンを許さず突き放す。秋元は前に出て、左ストレートを当て、左ボディも当てると、ヤマニハはスリップする。立ったヤマニハだが後ろに下がり、右ミドルを放つが、秋元は右手で蹴り足をすくってから、右ボディフックをヤマニハにクリーンヒットする。ヤマニハはうずくまってダウンし、秋元が上から押さえて左のパウンドで追い打ちをかけたところで、レフェリーがストップした。
勝利者インタビューで秋元は「下馬評とか不利で、大丈夫かなと思った時もあったんですけど、セコンドの未来さんやエリー・コーチ、小倉さんとか佐々木さんに教えてもらって、こういう形でうれしいです」と話し、1R途中に笑みを浮かべた場面については「意外と行けるなと思って、笑っちゃいましたね」と振り返った。
続けて未来は「まだ3年ですよ。こうやって新しい時代がやってくるんですね。僕らの作戦通りができているし、練習通りの動きができているし、RIZIN出たいと言ったら声かかるんじゃないですか」「目がめちゃめちゃいいですね。練習からほとんどパンチをもらわないんで、そこが強みかなと思います」と秋元を称えた。
その後、秋元は「7月28日、未来さんの前座で、相手誰でもいいんで、出場させてください」とアピールし、7月28日の超RIZIN.3 さいたまスーパーアリーナ大会への出場を希望した。
ABEMAの中継席に座っていた、RIZINフェザー級王者の鈴木千裕も「打ち分けもできてて、まだ18なんで、未来がめちゃめちゃ楽しみですね」と秋元を絶賛した。
格闘代理戦争 -THE MAX-トーナメント決勝戦 フェザー級 5分3R
×トミー矢野(IGLOO/イゴール・タナベ推薦)
○中村京一郎(EXFIGHT/岡見勇信&中村倫也推薦)
判定0-3
※中村が優勝。賞金300万円と7月28日 超RIZIN.3 さいたまスーパーアリーナ大会への出場権を獲得