ベラトール 5.17 パリ(レポ):RIZINから参戦の矢地祐介、マンスール・ベルナウイのダースチョークで1R一本負け
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Bellator Champions Series Paris
2024年5月17日(金/現地時間) フランス・パリ・アコーアリーナ
レポート:井原芳徳 Photos (C) Professional Fighters League
第4試合 ライト級 5分3R
○マンスール・ベルナウイ[Mansour Barnaoui](フランス)
×矢地祐介(フリー/元修斗環太平洋&PXCフェザー級王者)
1R 4’08” ダースチョーク
ベラトールは昨年11月にPFL(プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ)に買収された。今年2月にサウジアラビアで「PFL vs. Bellator: CHAMPS」と題した大会が開催され、両団体でこれまで戦ってきた選手同士の対抗戦が6試合組まれ、ベラトール勢が5勝1敗で圧勝した。3月からは従来通り、各々のブランドで、各々の主力選手たちによる大会が開幕。ベラトールは「チャンピオンズ・シリーズ」と題したシリーズを3月22日(現地時間)北アイルランド・ベルファスト大会からスタートし、今回のパリ大会が第2回となる。
日本のRIZINは体制が変わってもベラトールとの交流を継続し、今回は矢地が参戦した。矢地は15年12月、グアムのPXCにて、後にUFCフェザー級王者となるアレクサンダー・ヴォルカノフスキーとのPXC同級王座防衛戦で敗れて以来、約9年ぶりの海外での試合となる。矢地はRIZIN草創期の16年からRIZINに上がり続け、19年末のベラトール日本大会でのRIZINルールの部門でメインイベンターを務め、上迫博仁にTKO勝ちしている。矢地は21年大晦日にホベルト・サトシ・ソウザの持つライト級王座に挑戦し2R一本負けし、22年4月にはルイス・グスタボに2R TKO負けし2連敗を喫した。木村“フィリップ”ミノルとキックルールの試合がKO負けから無効試合に結果が変わる事態もあったが、RIZINではその一戦を挟んで3連勝中。昨年6月の札幌大会ではザック・ゼインに1R裸絞めで、2月の佐賀大会では白川陸斗に2R裸絞めで一本勝ちしている。
対するベルナウイは31歳。北アフリカのチュニジア生まれ。幼少期にフランスに移住し、少年時代から格闘技を習い、21年にMMAプロデビュー。戦績26戦20勝(6KO/13一本)6敗。13年に英国のBAMMA、15年にロシアのM-1、19年に韓国のROAD FCでライト級王者となる。22年10月のベラトール初戦ではアダム・ピッコロッティに2R裸絞めで勝利したが、昨年は5月のブレント・プリムス戦(ライト級GP一回戦)、9月のジェイジェイ・ウィルソン戦と判定負けが続いていた。昨年5月のパリ大会では敗れたため、2年連続地元での敗戦と3連敗は免れたいところだろう。
試合はベルナウイの完勝に。1R、中央からオーソドックスでプレッシャーをかけるベルナウイに対し、矢地はサウスポーで構え、左ミドルを当てると、打撃戦を続けることなく、自ら組みに行く。
だがベルナウイは回って圧力をかわすと、左手で組みながら右の肘を連打しながら倒し、金網際で上で押さえる。場内の地元選手のベルナウイへの大歓声が飛ぶ。
ベルナウイはハーフで押さえ続け、その先は持ち込めず、矢地はスタンドに戻す。矢地は左ミドル、ストレートを当てるが、またも自分から組みに行く。
だがまたもベルナウイに押し込まれ、抱え上げられて倒され、ベルナウイがそのままサイドで押さえる。終盤、ベルナウイはサイドをキープし、左肘を随所でヒットしていると、矢地がブリッジしようとしたタイミングで、ベルナウイは脇と首を抱えてダースチョークを極めタップを奪った。
Mansour Barnaoui gets the TAP! #BellatorParis LIVE NOW
🇺🇸 Max
https://t.co/IDJcMOodNs pic.twitter.com/HJ9USZFd8d— PFL (@PFLMMA) May 17, 2024
メインイベント ベラトール・バンタム級チャンピオンシップ 5分5R
○パッチー[パトリック]・ミックス(王者)
×マゴメド・マゴメドフ(挑戦者)
判定2-1 (48-47/46-49/48-47)
※ミックスが2度目の防衛