RIZIN 11.4 アゼルバイジャン(レポ):鈴木千裕、下からの蹴り上げとパンチでケラモフを1R KOしフェザー級王者に。ムサエフ、武田光司を圧倒し3R TKO勝ち
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RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan
2023年11月4日(土)アゼルバイジャン・バクー・国立体操競技場(ナショナルジムナスティックアリーナ)
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)RIZIN FF
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RIZIN初の海外大会の場となるアゼルバイジャンは東欧のロシアの南、中東のイランの北に位置する。時差は日本の方が5時間進んでいる。天然資源に恵まれ、近年経済成長が著しく “第二のドバイ”と呼ばれることもある。ヴガール・ケラモフ(RIZINフェザー級王者)、トフィック・ムサエフ(RIZNライト級GP 2019優勝)らの母国で、同国の政府も協力し、今回のRIZINが開催された。試合場はアゼルバイジャン・スポーツ省の意向によりケージが採用されるため、大会名称もLANDMARKシリーズとなる。ケージでのRIZINのタイトルマッチは今回が初となる。日本でのRIZINと同じくJMOC(日本MMA審判機構)認定のレフェリー・ジャッジが試合を裁き、ルールもいつものRIZINと変わらない。
鈴木千裕、下からのパンチでケラモフを1R KOしフェザー級王者に
第10試合 メインイベント MMA RIZINフェザー級(66kg)タイトルマッチ 5分3R
×ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/オリオン・ファイトクラブ/王者)※初防衛戦
○鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺/挑戦者、KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級(65kg)王者)
1R 1’28” KO (グラウンドパンチ)
※鈴木が王者に
ケラモフは20年2月にRIZINに初参戦しカイル・アグオンに判定勝ち。21年6月の2戦目で当時フェザー級王者の斎藤裕とのノンタイトル戦で判定負けしたが、その後は4連勝。昨年4月には中島太一に1R三角絞めで一本勝ち、7月に山本空良に判定勝ち、今年4月に堀江圭功に2R裸絞めで一本勝ちした。6月にクレベル・コイケが鈴木千裕とのフェザー級王座防衛戦の計量失格で王座を返上すると、7月の王座決定戦でケラモフは朝倉未来を1R裸絞めで仕留めて王者となり、今回地元に凱旋し初防衛戦を行った。
千裕は18年、パンクラスの新人王トーナメントとなるネオブラッドトーナメントのフライ級で優勝。以降は計量失格をきっかけに、キックボクシングに転向し、21年7月、KNOCK OUTの肘無しルールの王座を獲得後、MMAとの二刀流を宣言した。同年9月、RIZINに初参戦し、昇侍に秒殺KO負けしたが、以降は同年11月の山本空良戦以降、平本蓮、萩原京平、今成正和、中原由貴相手に5連勝した。6月のタイトルマッチで、コイケの腕ひしぎ三角固めでタップしたが、コイケの計量失格により無効試合となっていた。続く7月大会ではベラトール現王者・パトリシオ・ピットブルを1R右フックでKOして時の人となり、半年間隔で王座再挑戦のチャンスが巡って来た。
ケラモフは地元アゼルバイジャンのファンの大声援を受け入場する。1R、しばらく見合った後、ケラモフがワンツーで右フックを当ててから、片足タックルを仕掛けてテイクダウンを奪う。千裕は下からクロスガードで追撃を封じると、ケラモフはガードを解いて腰を上げスペースを作って、右のパウンドを落とす。
だが千裕は下から足を登らせつつ、右足でケラモフの顔面を蹴り上げ、ケラモフをひるませる。さらに千裕は下から、上にいるケラモフの顔面に右のパンチを連打すると、ケラモフは意識が飛んで脱力し、その後も何発ももらい、福田レフェリーがストップ。千裕がまさかの形でKO勝ちすると、ケラモフを応援していた場内の大多数のファンは静まり返った。
RIZINのベルトを巻いた千裕はマイクを持つと「こんにちわ。チャンピオンの鈴木千裕です。アゼルバイジャンに来て、アゼルバイジャンが大好きになりました。人が優しくてご飯がおいしくて、凄くいい場所で、ここで試合できて光栄です。日本を背負ってここに来て、勝ててうれしいです。試合前にパフォーマンスで色々言いましたけど、ケラモフ選手をリスペクトしています。心の底から格闘技を戦って勝ちたかったんで、ケラモフ選手、アゼルバイジャンを盛り上げてくれてありがとうございます。ファイトマネーの一部をアゼルバイジャンの子供達や何かの役立つために還元します。俺は二刀流で、キックで現役チャンピオンで、総合格闘技で今チャンピオンになって、二刀流を達成しました」とアピールし、「よく見てろ、アゼルバイジャン!」と叫んだ。
なお、千裕は大会前のインタビューで、王者になった場合の初防衛戦の相手として、9月にコイケに勝った金原正徳を指名していた。今大会の中継の解説を務めた金原はこの話を聞き「やりましょう」と笑顔で話した後、「でもうれしいですね。ちょっと泣きそうになりました。マイクもいいし。若者が世界で活躍して持ってきてくれるのいいじゃないですか」と、素直に千裕を称えた。(※千裕のインタビューは下の記事参照)
ムサエフ、武田光司を圧倒し3R TKO勝ち
第9試合 MMA ライト級(71kg) 5分3R
○トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン/オリオン・ファイトクラブ/ベラトール・ライト級3位、RIZNライト級GP 2019優勝)
×武田光司(BRAVE/元DEEPライト級王者)
3R 2’08” TKO (レフェリーストップ:右フック→グラウンドパンチ)
ムサエフは19年のRIZINライト級GP優勝者。21年6月のRIZIN初代ライト級王座決定戦でホベルト・サトシ・ソウザに1Rに三角絞めで一本負け。昨年7月のベラトール初戦でシドニー・アウトローに27秒KO勝ち。今年3月のベラトール・ライト級GP一回戦では3Rにアレクサンダー・シャブリーの右前蹴りをもらった際にろっ骨を骨折しTKO負けした。7月のRIZINではアキラに2R KO勝ちしている。
武田はここ5試合、海外勢との試合が続き、ジョニー・ケース、ザック・ゼインに連勝したが、大晦日にガジ・ラバダノフに判定負けし、今年4月にはルイス・グスタボに判定負けし2連敗中だ。今回はアウェーでより過酷な相手だが、勝てばライト級の王座戦線を混沌とさせることとなる。
試合はムサエフが武田を終始圧倒する展開に。1R、ムサエフがオーソドックスで構え、サウスポーの武田にプレッシャーをかける。武田が時折タックルを仕掛けるが、ムサエフは突き放し続ける。ムサエフは右ミドル、フック、ストレート等を随所で当て優位に進める。
2R、ムサエフは序盤から圧を強めてパンチを連打し、右フックで武田を倒して上になる。ムサエフは上から押さえ続け、パウンドを狙う。武田は下からしがみついて防御を続ける。
3R、ムサエフは前に出て左右のフックを当て、組んで膝も当てる。武田は口かアゴを負傷し、口が開いたままの状態に。ムサエフが右肘とフックを連打すると、武田はダウンする。ムサエフが金網際で押さえて鉄槌を連打したところで、ようやく豊永レフェリーがストップした。
母国のファンの大歓声を浴びたムサエフは「大会開催を支えた政府の皆さんに感謝しています。今日の勝利を戦争で亡くなった同胞に捧げます。安らかにお眠りください」と話した。
アブドゥルカリコフがRIZIN 2連勝
第8試合 MMA ライト級(71kg) 5分3R
×ナリマン・アバソフ[Nariman Abbasov](アゼルバイジャン/アゼルバイジャンファイトクラブ)
○アリ・アブドゥルカリコフ(ロシア/ユニバーサルファイターズ)
判定0-3 (豊島=アブドゥルカリコフ/内田=アブドゥルカリコフ/松宮=アブドゥルカリコフ)
アバソフはMMA 32戦28勝(11KO/6一本)4敗の29歳でRIZIN初出場。昨年9月にUFCのトライアウト(DWCS)に出場しブラジルの選手に判定負けしているが、それ以外の試合では約7年間負けていない。
アブドゥルカリコフは19年7月のRIZINで川尻達也に判定負け。以降6戦5勝1敗で、4月にRIZINに復帰すると、雑賀“ヤン坊”達也を1R KOし、成長ぶりを印象付けた。
1R、アバソフが蹴り足をつかんでからの右フックや、タックルでのテイクダウンでやや優位に試合を進める。
2R、アバソフがプレッシャーをかけ続け、押し込みを繰り返し、主導権を維持する。とはいえまだ目立った攻撃は乏しい。
3Rもお互い決め手に欠くが、最後にようやくアブドゥルカリコフがタックルで倒して上になり、印象を作って終える。差の乏しい内容ながら、アブドゥルカリコフがジャッジ3名から支持され勝利した。
マメドフ、寝技で攻め続けRIZIN 2連勝
第7試合 MMA 60kg契約 5分3R
○メイマン・マメドフ(アゼルバイジャン/オリンパスクラブ)
×フェリット・ギョクテペ[Ferit Goktepe](トルコ/グレイファイトアカデミー)
判定3-0 (豊島=マメドフ/内田=マメドフ/松宮=マメドフ)
マメドフは昨年10月にRIZINに初参戦し、手塚基伸に1R TKO負け。4月の大阪大会では中村優作をわずか23秒でKOしている。
ジャスティン・スコッギンスの欠場で急きょ出場したギョクテペはRIZIN初参戦の25歳。MMA戦績5戦4勝1敗。19年にデビューし、今大会の開催地・バクーで昨年行われたバクーオープンGPバンタム級で2試合勝利し優勝している。なお、スコッギンスの欠場でフライ級の57kgから60kg契約に変わった。
試合はマメドフが終始寝技で圧倒する展開に。1R、ギョクテペがパンチを振うと、マメドフはタックルを合わせてテイクダウンを奪い上になる。マメドフが右肘を当てると、ギョクテペは額から出血する。マメドフは終盤、サイドで押さえ、パウンド、肘、膝を当て続ける。
2R、マメドフはまたも序盤からタックルで倒して上になる。マメドフは金網際でギョクテペを押さえてパウンドや肘を当てる。
3R、またもマメドフが序盤から倒して上で押さえ、パウンドや肘を随所で当てて主導権を維持し判定勝ちした。
キム・ギョンピョ、RIZIN 2戦連続1R勝利
第6試合 MMA ライト級(71kg) 5分3R
×トゥラル・ラギモフ[Tural-Ragimov](アゼルバイジャン/オリンピアファイトクラブ)
○キム・ギョンピョ(韓国/レッドホースMMA/元HEATライト級王者)
1R 0’21” KO (グラウンドパンチ)
ラギモフはMMA 30戦21勝(6KO/9一本)9敗の35歳。ロシアのACA(旧ACB)のレギュラー選手で、17年9月には中島太一に判定勝ちしている。だがTapologyのデータでは21年3月~昨年12月の最近5試合で1勝4敗と負け越している。
ギョンピョは17年から19年に日本の大会でレッツ豪太、キャプテン☆アフリカ、トム・サントスに勝利。昨年のRoad to UFCでは一回戦で中国の選手に1R TKO勝ちし、準決勝でインドの選手に判定1-2で惜敗。4月の大阪大会でRIZINに初参戦し、宇佐美正パトリックを寝技で圧倒し1R裸絞めで一本勝ちしている。
1R、開始すぐにギョンピョが右フックを立て続けに当てると、ラギモフがダウンする。ギョンピョは上からパウンドを連打すると、レフェリーがストップ。ギョンピョが秒殺勝利した。
アンダーカードではスヴェッキスカらが勝利
第5試合 MMA 女子51kg契約 5分3R
○アナスタシア・スヴェッキスカ(ウクライナ/サブハンター/パンチャーファイトクラブ)
×ファリダ・アブドゥエバ[Farida Abdueva](キルギス/タイガームエタイ)
2R 4’20” アームバー
スヴェッキスカはアマチュアMMAのIMMAFの19年世界選手権優勝者。プロで2戦2勝後、昨年RIZINに上がり、RENAに判定負けし、伊澤星花に2R腕十字で一本負けしている。アブドゥエバはプロ2戦2勝の19歳。
試合はスヴェッキスカが得意の寝技を強さを発揮する内容に。1R、スタンドの打撃戦が続き、互角の状態が続く。終盤にスヴェッキスカがタックルで倒し、金網際で上で押さえる。アブドゥエバがブリッジで返すが、下の展開が得意なスヴェッキスカが腕十字を極める。最後は三角絞めに以降し、肘を連打し終える。
2R、スヴェッキスカの右ミドルをアブドゥエバがキャッチして倒すが、一回転してスヴェッキスカが上になり、すぐにマウントポジションを取る。スヴェッキスカは再び三角絞めを仕掛ける。最後はスヴェッキスカがマウント三角の状態から、アームバーを極めタップを奪った。勝ったスヴェッキスカはウクライナの国旗を掲げて喜んだ。
第4試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
×ホアレス・ディア[Jaures Dea](カメルーン/ハビブジム)
○イルホム・ノジモフ(ナジモフ)[Ilkhom Nazimov](ウズベキスタン/タイガームエタイ)
判定0-3 (豊島=ノジモフ/内田=ノジモフ/松宮=ノジモフ)
ディアは29歳。柔道で2012年に国際大会で優勝。17年にMMAデビューし15戦10勝(4KO/1一本)5敗。19年からUAEウォリアーズにレギュラー参戦し、今年2月にUAEウォリアーズ・アフリカ・フェザー級王座を獲得。アブダビでハビブ・ヌルマゴメドフが設立したジムで練習している。
ノジモフはMMA 12戦9勝(4KKO/3一本)3敗の28歳。6歳よりボクシングとテコンドーを習い、柔道や空道を練習していたこともある。15年にMMAデビューし、18~22年に7連勝したが、3月のUAEウォリアーズではカザフスタンの選手にわずか8秒でKO負けしている。
試合はノジモフが蹴り技主体で素質の高さを印象づける内容に。1R、ディアはサウスポー、ナジモフはオーソドックスで構え、お互いスイッチを織り交ぜて打撃を狙う。ノジモフがテコンドー的なステップからプレッシャーをかけ、ミドル、ハイといった蹴り技を当てる。
2R、ノジモフが払い腰で倒して上になる。スタンドに戻り、ノジモフが右カーフ、バックハンドブロー等でディアを追い詰める。
3R、ノジモフが反り投げで倒すが、スタンドにすぐ戻る。ノジモフが主導権を維持するが、終盤、ディアが前に出てパンチを振うように。だがノジモフは対処し、前に出て左ミドルを当てると、ディアは追撃を嫌ったか?マウスピースを吐き出しブレイクを誘う。だがその後も流れは変わらず、ノジモフが左ハイを当てる等攻め続け、文句なしの判定勝ちを果たした。
第3試合 MMA ライト級(71kg) 5分3R
×イリヤール・アスカノフ[Iliyar Askhanov](カザフスタン/アンダードッグ・ゲパルドチーム)
○ヴラディスラヴ・ルドニエフ[Vladyslav Rudniev](ウクライナ/SC Y.ダニルヤカ)
判定0-3 (豊島=ルドニエフ/内田=ルドニエフ/松宮=ルドニエフ)
アスカノフはMMA 17戦12勝(3KO/6一本)5敗の32歳。14年にMMAデビューし、最近は中東のバーレーンが拠点のBrave CFにレギュラー参戦し4戦2勝2敗。
ルドニエフは27歳。RIZIN発表のプロフィールによると「3人のサンボ世界チャンピオンを指導していた父親の影響で自身も6歳よりコンバットサンボを習い始め、 ヨーロッパチャンピオンに3度、世界チャンピオンに4度も輝き、“ウクライナのコンバットサンボの伝説”と呼ばれている」とのこと。19年にMMAデビューし7戦7勝(1KO/2一本)。9月にはBrave CFのフランス大会に出場している。
試合はルドニエフが下からの肘打ちで逆転する展開に。1R、アスカノフがオーソドックス、ルドニエフがサウスポーで構え、アスカノフがタックルで倒して上になる。アスカノフが立とうとすると、ルドニエフがオンブになり、裸絞めを狙うが、アスカノフは振りほどき打撃戦に戻す。
2R、アスカノフがまたもタックルで倒して上になる。だがルドニエフが下から肘を何発も当てると、アスカノフは額から出血する。アスカノフは上からの攻めが乏しい。スタンドに戻り、今度はルドニエフがタックルで倒して上になって終える。流れはルドニエフに移る。
3R、アスカノフは出血は収まったものの、出血の影響かスタミナの消耗が激しく、ルドニエフがパンチで積極的に攻めて優位になる。ジャッジは3者とも順当にルドニエフを支持し、ルドニエフが判定勝ちした。
第2試合 MMA ヘビー級(120kg) 5分3R
×クエンティン・ドミンゴス[Quentin Domingos](ポルトガル/オールファイトクラブ・リーベ/ブルガリアン・トップチーム)
○ショータ・ベトレミドゥゼ[Shota Betlemidzea](ジョージア/グラムファイトクラブ)
1R 終了時 TKO (レフェリーストップ:負傷)
ドミンゴスはMMA 14戦11勝(9KO/1一本)3敗の29歳。18年にMMAデビューし、ヨーロッパ各地の大会に上がりつつ、昨年からはべアナックルボクシングの大会でも3戦している。昨年11月にクロアチアのFNCで今回の対戦相手であるベトレミドゥゼと対戦したが、自身の怪我により1R TKO負けとなっていた。
ベトレミドゥゼはMMA 21戦18勝(7KO/8一本)2敗1分の35歳。11年にMMAデビューし、19年以降は6連勝中。10月8日のショージアでのGFCのメインカードでイラン人選手に判定勝ちしたばかりだが、ドミンゴスとの完全決着戦に臨む。
再戦はベトレミドゥゼの完勝に。1R、パンチの打ち合いでベトレミドゥゼが右フックを効かせ、組み倒して金網際で押さえ、パウンドと膝を当ててドミンゴスを追い詰める。すると1R終了後にドミンゴスの負傷が判明しレフェリーがストップし、ベトレミドゥゼが初対決と同じ形でTKO勝ちした。
第1試合 MMA ライトヘビー級(93kg) 5分3R
○ハサン・メジエフ[Hasan Mezhiev](ラトビア/リックス)
×コンスタンティン・メルクロフ[Konstantin Merkulov](カザフスタン/ファイティング・アライアンス)
1R 2’32” 裸絞め
メジエフは31歳。アマチュアMMAでは12勝1敗後、16年にプロデビューし、12戦12勝(5KO/6一本)無敗で高いフィニッシュ率を誇る。
メルクロフはMMA 7戦5勝(2KO/2一本)2敗の28歳。アマチュアで経験を積み、13年にプロデビューし、今年に入ってからはカザフスタンでの大会で2試合連続で1R KO勝ちしている。
試合はメジエフの完勝に。1R、開始すぐにメジエフがタックルで倒し、金網際で押さえてコントロールすると、バックを取って裸絞めを極めタップを奪った。
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