RISE 2.23 後楽園ホール(レポ):松本天志、棚澤大空に判定勝ちしフライ級王者に。ONE SAMURAIにも参戦意欲。大森隆之介、梅井泰成との延長接戦制し安本晴翔のフェザー級王座挑戦権獲得

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RISE 196 -RISE 23rd Memorial event-
2026年2月23日(月/祝)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
松本天志、棚澤大空に判定勝ちしフライ級王者に
第11試合 メインイベント 第4代RISEフライ級(51.5kg)王座決定戦(決定トーナメント決勝) 3分5R(延長1R)
×棚澤大空[そら](TEAM TEPPEN/1位、スーパーフライ級(53kg)6位、GACHI!!スーパーフライ級優勝、元DEEP☆KICK-53kg王者)
○松本天志(TARGET SHIBUYA/3位)
判定0-3 (和田47-48/北尻46-49/大沢46-49)
※松本が王者に
那須川龍心が返上したRISEフライ級王座を懸け、4選手によるトーナメントが11月の両国大会で開幕し、今回は決勝が行われる。
棚澤は11戦11勝(3KO)の18歳。昨年8月でのGACHI!!スーパーフライ級トーナメントでは酒寄珠璃、麗也に判定勝ちして優勝し、賞金200万円を獲得すると、未定となっていたフライ級王座決定トーナメントの数島大陸の相手に名乗りを上げ、元王者で1位の数島も承諾した。11月のトーナメント初戦では数島に判定勝ちした。12月には中田史斗に判定勝ちしDEEP☆KICK -53kg王座を初防衛している。
松本は17戦13勝(6KO)4敗の21歳。23年10月のフライ級王座戦で数島大陸に判定負けし 昨年3月のRISE ELDORADOでも那須川龍心に判定負けし2連敗を喫する。その後、寛人、JIN、麗也相手に3連勝したが、昨年2月の数島との再戦では2度のダウンを奪われ判定負け。6月に平山裕翔に判定勝ち。11月のトーナメント初戦では塚本望夢との接戦を制し判定勝ちした。
試合は棚澤が先手を取るが、2R以降は松本ペースに。1R、松本がサウスポーで構え、プレッシャーをかけるが、棚澤はオーソドックスで構えてステップで距離を取りつつ、随所で右ミドル、ロー、ストレートを的確に当てて、やや優位に進める。記者採点は棚澤。オープンスコアが採用され、ジャッジは3者とも棚澤につける。
2R、松本はプレッシャーを強め、棚澤はステップが踏めなくなり、松本の左ストレートのヒットが増える。松本は左ボディもヒット。棚澤も同じようにパンチを返すが、後手に回っている感が否めない。最後、松本は圧をより強め、コーナーに詰めて左ストレートを立て続けに当て、明確に差をつける。記者採点は松本。ジャッジ3者も松本につけ、イーブンになる。
3Rも2R同様、松本が前に出て、度々左ストレートを当て、優位に進める。松本は左ミドルのヒットも増やす。棚澤はひるまず攻撃を返すが、手数差は埋まらないまま終わる。記者採点点もジャッジ3者も松本。
4R、これまで同様の接近戦が続き、棚澤が右インローのヒットを増やすと、松本は圧力がやや落ち、攻撃がこれまでよりも減る。それでも五分をキープし、最後は松本が左ストレートのヒットを増やし、やや優位で終える。記者採点は松本だがイーブンもありうる。
5R、松本が序盤から積極的に攻め、棚澤は4Rのようにインローが打てなくなる。松本は中盤から距離を取りつつ、そこから前に出て左ストレートを当て、駆け引きでも巧さを印象付ける。棚澤もパンチを返すが、松本は変わらずパンチを当て続けて、手数では上をキープし、胴廻し回転蹴りやバックスピンキックといった大技も絡めて終える。記者採点は松本。合計46-49で松本。ジャッジ3者も松本を支持し、松本が判定勝ちでフライ級王者となった。棚澤はプロ12戦目で初黒星を喫した。
ベルトを巻いた松本は涙を浮かべつつ「棚澤選手ありがとうございます。(RISE)23周年の記念大会でメインを任せてもらって、いい試合できたと思うので、今後はしっかりRISEを盛り上げたいです。いつも応援してくださっている石川県の皆さん、TARGETの皆さん、いつもありがとうございます。(歴代の)フライ級チャンピオンは凄い選手ばかりなので、そういう選手を追い抜けるように頑張ります」とアピールした。
バックステージでのインタビューで松本は今後について「ここから次のステップというかステージに上がれると思います」「最近RISEの選手がONEに出ていますし、4月から日本のONEの大会(=ONE SAMURAI)が毎月開催されるので、そこの舞台に立てるなら立ちたいです。チャンピオンとして、RISEが選手を用意してくださると思うので、そこの壁を一つ一つ超えたいです」とコメントしている。
大森隆之介、梅井泰成との延長接戦制し安本晴翔のフェザー級王座挑戦権獲得
第10試合 RISEフェザー級(57.5kg)王座次期挑戦者決定トーナメント決勝 3分3R(延長1R)
×梅井泰成(Mouton/3位・元王者)
○大森隆之介(EX ARES/4位、バンタム級(55kg)1位)
4R 判定0-3 (北尻9-10/和田9-10/小川9-10
3R 判定0-1 (北尻28-29/和田29-29/小川29-29)
安本晴翔が保持するRISEフェザー級王座への挑戦者を争う4選手参加のトーナメントは、昨年10月に初戦が行われ、今回決勝を迎える。
梅井は22年8月、門口佳佑に判定負けしRISEフェザー級王座から陥落。23年2月の再起戦でも魁斗に判定負け。10月のウォーム戦もノーコンテストに。24年2月には安本晴翔に判定負け。6月に翔に判定勝ちし、2年ぶりに勝利したが、9月の横浜大会では國枝悠太に判定負け。昨年4月には有井渚海に判定勝ち。10月のトーナメント初戦では吉田晄成が1Rにダウンを奪い、2Rにバッティングでダメージを負いストップがかかり、その時点までの判定で勝利した。
大森は24年3月、SB日本スーパーバンタム級王者の山田虎矢太を1R右バックハンドブローでKO。8月にRISEバンタム級王者の大﨑孔稀に挑戦したが判定負け。昨年1月、フェザー級に階級を上げ5位の平野凌我に判定勝ち。4月にはバンタム級で1位・元王者の鈴木真彦に判定勝ち。10月のフェザー級トーナメント初戦では翔に判定勝ち。その試合後、大森は「梅井選手とは僕が東京に来たら家に泊まりに行くぐらい仲良くて、そんな兄貴分と試合できるのが楽しみです。チャンピオンの安本選手には、うちの大将(=門口)が負けているので、僕が勝って門口佳佑を超えたいです」と宣言していた。
1R、梅井がサウスポー、大森がオーソドックスで構え、序盤からバッティングとなり、大森がダメージを負う。再開後、今度は大森の右インローがローブローとなる。ファウルカップに当たる大きな音が場内に響き、梅井はうずくまって倒れる。5分近く待って再開し、お互いパンチを振るうものの、明確なヒットは乏しいまま終わる。記者採点はイーブン。
2R、両者手数が増え、接近戦でお互いパンチ、膝を当て、譲らぬ攻防が続く。すると終了間際、打ち合いの展開で梅井の左フックが炸裂し、大森は少しひるんでしまう。記者採点は梅井。
3R、接近戦でパンチの打ち合い、ホールディングが何度も繰り返される中で、序盤、梅井が左フック、ハイを当て、印象を作る。大森は最後、右フックで少し梅井をひるませ、巻き返して終える。記者採点はイーブンだが大森につく可能性もある。合計30-29で梅井。ジャッジは1者が大森につけるが、2者はイーブンで延長へ。
延長Rも打ち合いとクリンチの繰り返しで、梅井は膝蹴り、大森はパンチが比較的多いが膝も当てる。どちらも明確なヒットが少なく、手数でも差の乏しいまま終わる。トーナメント決勝のためマスト判定で、記者採点は若干ヒットの目立った大森としたが、どちらについても不思議ではない。ジャッジ3者も大森を支持し、大森が判定勝ちし、安本の王座への挑戦権を獲得した。
マイクを持った大森は「あかんっすね。安本にはまだ。もう1試合組んでもらったらやります。梅井選手の夢を壊すので、複雑な気持ちがありましたが、勝った分、絶対取りたいです。カッコ良くなくていいんで、俺を見てくれ。俺を見てくれ」とアピールした。RISEの伊藤代表も「大森は勝ちましたけど(安本戦の前に)外国の選手とかと、もう一回作り直したい」とコメントしている。
バックステージでのインタビューで、大森はリング上での「あかんっすね。安本にはまだ。もう1試合組んでもらったらやります」という発言について「いい奴出たんですかね。本当はやめてほしいです」と語り、安本戦の前哨戦は前言撤回の考えを示した。とはいえ他団体進出には前向きで、大森は「RISEを出てバリューが出るなら出たいです。ちやほやされたいし、もっと見てくれる人を増やしたいです。YURAや(那須川)龍心がうらやましいです。彼らの試合の再生数がダントツで、僕と鈴木真彦の試合の再生数は1万しかいかないんですよ。だから1試合です」と話した。ただ、4月から始まるONEでの日本大会シリーズONE SAMURAIへの出場には消極的で「ONEにもRISE代表で出られるなら出たいです。ただ、ONEがこっち(=日本)でやっても、海外の観客と違うので、あの空気感は出なくて、日本の他の興行と同じようになると思うので、僕は海外のONEに出たいです」とコメントしている。
麻火佑太郎、木村“ケルベロス”颯太との接戦制す
第9試合 スーパーライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
○麻火佑太郎(PHOENIX/2位)
×木村“ケルベロス”颯太(心将塾/7位、DEEP☆KICK -65kg王者)
判定2-0 (秋谷30-29/和田29-29/小川30-29)
両者は22年5月に対戦し、ケルベロスが2Rと3Rに右のパンチでダウンを奪い判定勝ちしている。
麻火(あさひ)は26歳。7連勝後、24年9月にチャド・コリンズと対戦したが1R KO負け。12月の65kgトーナメントのリザーブファイトでGLORYランカーのヤン・カッファを3R左飛び膝蹴りでKO。昨年3月でのスーパーライト級王座決定戦では白鳥大珠に判定負け。8月の65kgトーナメント一回戦ではエドゥアルド・カタリンを3R左ハイでKO。11月の二回戦ではイ・ソンヒョンに判定2-0で惜敗した。
木村は25歳。24年10月のFIGHT CLUB.2ではYURAに3R KO負け。昨年5月の将太に判定勝ち。6月の「200万総取りトーナメント GACHI!!」では一回戦で山口裕人に判定勝ちしたが、決勝ではスアレックに判定負け。11月には田中佑樹を24秒でKOすると、YA-MANに対戦要求したがいなされていた。
1R、麻火が右ハイ、木村が右ロ―を当てるが、まだお互い攻撃が少ない。麻火は両膝をテープで固めており、終盤、木村の右ローをもらうとバランスを崩しており、試合前から足を痛めていた模様だ。記者採点はイーブンだが木村につく可能性もある。
2R、麻火は最初からサウスポーに切り替え、木村も攻めあぐねるように。麻火も左ミドルを当てるものの、攻撃自体は少なく、お互い攻略の糸口がつかめず終わる。記者採点はイーブン。
3Rもお互い攻めあぐね、終盤、麻火が立て続けに右ジャブを当てるものの、その先に持ち込めず終わる。記者採点はイーブンだが麻火につく可能性もある。合計30-30でイーブン。ジャッジは1者がイーブンとしたが、2者は麻火を支持し、麻火が判定勝ちした。
マイクを持った麻火は「ギリギリで申し訳ないです」と話し、木村に感謝を述べた後、「この試合の内容じゃ言えないですけど、今年中に白鳥選手のリベンジして絶対チャンピオンになります」とアピールした。
翔、戸井田大輝との接戦制す
第8試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
○翔[かける](REVOLT/5位)
×戸井田大輝(TOP LEAD GYM/7位)
判定2-0 (秋谷29-29/小川30-29/長瀬30-28)
1R、翔が前に出て、サウスポーからの左ミドル、ストレートを当て、やや積極的だが、戸井田も随所で右フック、ロー等を返すと、残り30秒にプレッシャーをかけ返し、打ち合いで立て続けに左フックをクリーンヒットし、好印象で終える。記者採点は戸井田だがイーブンもありうる。
2R、翔がオーソドックスから左ジャブを当てていると、戸井田は鼻血を大量に出す。その後も翔が左フック等のパンチを効かせ、優位に進める。記者採点は翔。
3R、戸井田がバックスピンキックも絡めつつ、パンチの的確さでやや上回るものの、翔もひるまず返し、接戦のまま終わる。記者採点はイーブン。合計29-29でイーブン。ジャッジ1者はイーブンとしたが、2者は翔を支持し、翔が判定勝ちした。
有井渚海、連敗3でストップ
第7試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
×松下竜之助(Team +1/Stand up King of Rookie 2022 -57.5kg級優勝)
○有井渚海[しょあ](team VASILEUS)
3R 1’26” TKO (ドクターストップ:右膝蹴りによる左まぶたのカット)
松下は昨年7月のRISEで岩永勝亮に延長TKO負け。11月のビッグバンでは天河に判定勝ちした。
有井は22年12月に山田虎矢太に2R KO負け。23年12月の加藤有吾戦でも判定負け。24年3月のRISE ELDORADの松下武蔵戦は体調不良で欠場。昨年1月、team VASILEUSに加入。4月、フェザー級に階級を上げ梅井泰成と対戦したがダウンを奪われ判定負けした。現在3連敗中で22年10月以降勝てていない。
1R、松下が右カーフを当てつつ、前に出てパンチを振るって積極的に攻めるが、終盤、有井が左の顔面狙いの前蹴りをヒットしつつ、左フックでダウンを奪う。
2R、松下が前に出てパンチを振るうが、有井はブロックしつつ、自分の左ボディ、膝、右カーフを的確に当てて、松下にダメージを与える。記者採点は有井。
3R、有井がパンチの打ち合いの中で右膝蹴りを松下の顔面に当てると、松下は左まぶたから大量に出血し、ドクターチェックが入るとストップがかかった。
マイクを持った有井は「3連敗してて、2~3年間勝ててなくて、格闘技、向いてないとか悩んだりしてて、練習を1か月ぐらい休んだり、体調崩したりして、良くない状態やったんですけど、それでも応援してくれる人が声をかけてくれたり、とりあえず勝てて良かったです」と、途中涙ぐみながらも話した。
第6試合 フライ級(51.5kg) 3分3R(延長1R)
×水野夢斗(TEAM TEPPEN/12位、Stand up King of Rookie 2024 -51.5kg級 優勝)
○正木翔夢[しおん](OISHI GYM)
判定0-3 (長瀬28-29/大沢29-30/北尻28-30)
第5試合 バンタム級(55kg)3分3R(延長1R)
×福井萌矢[ともや](建武館/14位、Stand up King of Rookie 2021 -55kg級優勝)
○堀本祐惺(TRY HARD GYM/STRIKE NEXUSスーパーバンタム級王者)
1R 1’18” KO (右ストレート)
第4試合 スーパーフェザー級(60kg) 3分3R
×白鳥光希(正道会館KCIEL)
○堀佑太郎(IDEAL GYM)
判定0-3 (小川29-30/和田28-29/北尻28-30)
第3試合 スーパーフライ級(53kg) 3分3R
○小野琥大(TARGET)
×内山朋紀(TEAM+1)
1R 2’38” KO (3ダウン:右ストレート)
女子アトム級(46kg) 3分3R
―まりも(NEXT LEVEL渋谷)
―小西江美香(CYCLONE GYM)
中止 (小西が交通事故に遭い救急搬送され、脳震盪により欠場)
第2試合 女子ミニフライ級 3分3R
×まりも(NEXT LEVEL渋谷)
奥村琉奈(OISHI GYM/女子アトム級4位)
判定0-3 (小川27-30/秋谷27-30/長瀬27-30)
小西の欠場で急遽前日に試合が決まった奥村だが、日ごろ練習を怠っていなかった様子で、元々のスキル差も発揮し、1R開始すぐから左ボディ、膝蹴りを主体に攻め続け主導権を握る。3Rになっても勢いは落ちず攻め続け判定勝ちした。
第1試合 女子フライ級(52kg) 3分3R
×毬那[まりな](Y’ZD豊見城GYM)
○奥村樹里(HAYATO GYM)
3R 2’37” KO (ボディへの右膝蹴り)




























