KNOCK OUT 2.15 後楽園ホール(レポ):久井大夢とゴンナパーの再戦、一進一退の末ドロー。チュームーシーフー、古木誠也を3R KOしBLACKフェザー級王者に。大沢文也、引退戦の大谷翔司を3R KO。渡部蕾、コウシを肘で切り裂きWBCムエタイ日本フライ級王者に
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KNOCK OUT.61
2026年2月15日(日)後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
※KNOCK OUTのBLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール。REDルールはオープンフィンガーグローブ着用・肘有りキックルール。UNLIMITEDルールはREDルールに加え倒してからの打撃も有効なルール
久井大夢×ゴンナパー2は一進一退の攻防の末にドロー。
第11試合 メインイベント KNOCK OUT-REDライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R
△久井大夢[たいむ](TEAM TAIMU/王者、元同BLACK同級王者、元同RED&BLACKスーパーフェザー級(60kg)王者、元クンクメール世界60kg級王者)
△ゴンナパー・ウィラサクレック[Kongnapa Weerasakreck](タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/挑戦者・元王者、元K-1&Krush同級王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
判定2-1 (秋谷28-29/パリン29-28/和田29-28/北尻29-29/神谷29-29)
※久井が初防衛
昨年12月30日の代々木大会のメインベントで、ゴンナパーは久井を相手にKNOCK OUT-REDライト級王座の初防衛戦を行い、延長判定負けした。ジャッジは本戦判定1-1、延長判定1-2という接戦で、敗れたゴンナパーはバックステージで「採点には不満です。来年の初戦で再戦したいです」とコメントし、久井も「納得していないので、すぐ再戦したいです」と話し、早速両者のダイレクトリマッチが組まれた。(前回の記者採点はゴンナパーの積極性と手数を評価し本戦30-27でゴンナパーを支持し、延長はパンチをまとめる場面を作った久井を支持した。)
久井は20歳。昨年6月の代々木大会での1年ぶりの龍聖との再戦で延長判定勝ちしBLACKスーパーフェザー級王座初防衛を果たすと、ライト級復帰を表明する。7月大会ではロムイーサンに2Rに右ストレートでダウンを奪われて判定負け。9月にはONEフライデーファイツに初参戦し、チャン・チンタオに判定勝ち。10月のKNOCK OUTでは古村匡平を3R左ストレートでKO。12月はゴンナパーに延長判定勝ちした。
ゴンナパーは33歳。ムエタイで活躍後、16年からK-1 GROUPに参戦し、20年12月にK-1ライト級王者に。昨年2月、KNOCK OUTに初参戦しREDルールで古村匡平に判定勝ち。6月の代々木大会では重森陽太を3R右フックでKOし、REDライト級王座を獲得。8月には下地奏人を3R左ストレートでKO。12月は久井に延長判定負けしベルトを失った。
なお、KNOCK OUTでは昨年9月のBLACK女子アトム級王座決定戦・山田真子 vs. Kihoに続き、王座戦の採点で揉めたことから、タイトルマッチでの5人ジャッジ制を今大会から導入する。5人ジャッジ制はGLORYが採用し、那須川天心 vs. 武尊の行われたTHE MATCH 2022で導入されたこともあり、MMAではDEEPのタイトルマッチでも採用されている。
また、延長戦も廃止された。KNOCK OUTの山口元気プロデューサーは「REBELS時代にやっていたもので、僕は基本的に『なんで延長やらなきゃいけないの』派です。ボクシングも延長が無いです。無理やり延長で勝敗をつける必要は無いというのが僕の考えです」と説明した。
試合はそんな上記の2つのルール変更が反映される結果に。1R、両者サウスポーで構え、ゴンナパーがプレッシャーをかけ続け、左ミドル、ローを散らしつつ、随所で右の前手でのフックを的確に当て、優位に進める。久井はもらった後、組み付いて追撃を封じる状況が続く。ゴンナパーは左のストレートもヒットする。記者採点はゴンナパー。
2R、序盤、前に詰めて来たゴンナパーに対し、久井はロープを背負いながらも左右のフックを立て続けに当てる。ゴンナパーを下がらせ、さらに久井がパンチを当てると、ゴンナパーの腰が落ちる。中盤、ゴンナパーは持ち直し、前に出続けるものの、パンチと肘は空を切り、久井はクリンチや崩しで追撃を封じる。記者採点は久井。
3R、変わらずゴンナパーは前に出て、パンチ、肘を放つものの、久井は回ってかわし続ける。久井はクリンチと崩しを多用する。とはいえ久井は攻撃が少ない状態が続き、印象が悪かったが、終盤に左右のパンチを的確に当て、しっかり印象を作って終える。記者採点はイーブンとしたが解釈次第ではゴンナパーと久井のいずれかを支持するジャッジがいても不思議ではない。合計29-29でイーブン。
新ルールに基づき編成された5人のジャッジも、2Rまで記者と同じ採点だが、3Rの評価でバラついた模様だ。2名は29-28で久井を支持したが、1名は28-29でゴンナパーを支持し、2名は29-29でイーブンとしたため2-1のドローとなり、久井の王座防衛となった。
チュームーシーフー、古木誠也を3R KOしBLACKフェザー級王者に
第10試合 セミファイナル KNOCK OUT-BLACKフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R
×古木誠也(REX GYM/王者、元同スーパーバンタム級(55kg)王者)※初防衛戦
○チュームーシーフー[Qumuxifu](中国/郭強ファイトクラブ/CFP)
3R 1’38” KO (左ハイキック)
※チュームーシーフーが王者に
KNOCK OUT屈指のハードパンチャー同士によるタイトルマッチ。昨年9月大会で古木とチュームーシーフーとのBLACKフェザー級王座戦が組まれたが、チュームーが拳の負傷により欠場した。代わって内藤凌太と王座を争い古木が判定勝ちし、2階級制覇を達成した。古木は11月のシュートボクシングのS-cupフェザー級トーナメントに参戦したが、一回戦でタイのサタントンに判定負けしている。
チュームーは中国の武林風(ぶりんふう/WLF)の推薦で23年6月にKNOCK OUTに初参戦し、龍聖から右フックでダウンを奪うも反撃を許し延長判定負け。24年2月、久井大夢から右フックでダウンを奪い判定勝ち。8月には元山祐希を1R左ハイでKO。10月のKNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦では栗秋祥梧に延長判定2-1で惜敗。昨年4月には内藤凌太に判定勝ちしている。
打ち合いを制したのはチュームーだった。1R、サウスポーのチュームーに対し、古木はオーソドックスで構え、右の前蹴りを当てつつ、サウスポーも織り交ぜて左カーフも当てる。中盤、古木がチュームーをコーナーに詰めてパンチと蹴りをまとめるが、防御したチュームーは終盤、左ボディを当ててからの右フックでダウンを奪う。古木は立ってすぐ前に出るが、挽回のダウンは奪えない。8-10でチュームーが取る。
2R、チュームーが前に出て、右フック、左ストレートを当て続け、古木を追い詰める。古木はいつも通りのポーカーフェイスだが、長時間防戦が続く。残り30秒を切り、チュームーが古木をコーナーに詰め、パンチを当て続けたたところで、秋谷レフェリーはダメージが大きいと判断したか?スタンディングダウンを宣告する。
3R、チュームーが変わらずパンチを当てて攻め続けると、中盤、防戦一方の古木に対し、左ハイキックをクリーンヒット。古木が腰から崩れてダウンすると、秋谷レフェリーはすぐさまストップした。
チャンピオンベルトを巻いたチュームーは「コンバンワKNOCK OUT」と叫び「2023年にKNOCK OUTに参戦してから3年かけてやっと念願のベルトを獲得できました。これからも防衛し、KNOCK OUTの王者らしく戦います。チャンスがあればUNLIMITEDルール、REDルール、色んなルールに挑戦したいです」とアピールした。
大沢文也、引退戦の大谷翔司を3R KO「大谷翔司という男が大好きです」
第9試合 BLACK ライト級(62.5kg)(ノンタイトル戦) 3分3R
○大沢文也(ザウルスプロモーション/KNOCK OUT-BLACKライト級(62.5kg)王者、元Krush同級王者)
×大谷翔司(KNOCK OUTクロスポイント渋谷/元KNOCK OUT-BLACK&INNOVATIONライト級王者)
3R 0’44” KO (右ストレート)
大沢は34歳。昨年5月のKNOCK OUT 2戦目では過去にKrushで延長判定負けしている大谷翔司を翻弄して判定勝ちしBLACKライト級王座を獲得した。6月の代々木大会ではUNLIMITEDルールで祖根寿麻に判定勝ち。11月にはREDルールでゲーオガンワーンに判定負けした。
大谷は35歳。昨年5月のKNOCK OUTでは大沢文也に判定負けし、KNOCK OUT-BLACKライト級王座から陥落した。7月大会では昨年デビューしたばかりの木村涼仁に2R KO勝ち。9月のKrushではKrushライト級王座挑戦を目指し児玉兼慎と対戦したが判定負けした。昨年12月の会見で、大沢の相手を募集していると山口元気プロデューサーが発表したところ、引退戦を考えていた大谷が名乗りを上げ、この試合をもって引退することになった。大谷が引退を表明した会見の記事はこちら。
1R、両者パンチ主体で、顔面への強打は至らないものの、左ボディをどちらも強打して印象を作る。大沢の積極性がやや上だが、大谷も引かずに打ち合う。お互い右ローも絡めるが、まだひるまない。記者採点はイーブン。
2R、大谷が積極的にパンチ、ローで攻めるものの、大沢は大谷の動きが見えている様子で、ブロックとカットでしっかり対処する。大沢は引退試合の大谷から全てを引き出そうとしているかのようにも見えてくる。大沢は攻撃は少ないものの、随所で左ハイや右フックを当てて、きっちり印象を作る。記者採点は大沢。
すると3R序盤、最後のラウンドとなる大谷が攻めて来るが、大沢が受けてから、じりじりと前に出ると、ワンツーでの右ストレートを大谷のアゴにクリーンヒットしダウンを奪う。大谷はなかなか立てず、立とうとしたが10カウントに間に合わず、北尻レフェリーがストップした。試合後、両者は抱き合い、大谷はリングを降りた。
しっかり大谷を介錯した大沢は「4月18日、沖縄大会に出ます。僕の話はこれだけです。大谷選手に思いっきり大きな拍手をお願いします」と話すと、場内は拍手に包まれる。続けて大沢は「大谷選手がいたから格闘技辞めないで頑張れました。僕、アウトボクシングばっかりですけど、今回は前に出ると決めていて、大谷選手だからできました。大谷選手と初めてやった時に勝ってたら、強くなっていなかったと思います。大谷選手に負けて、絶対超えようと毎日努力しました。僕がKNOCK OUT王者になれて、この間まで5連勝できたのも大谷選手のおかげです。大谷翔司という男が本当に大好きです。大谷選手、ありがとうございました。これからも大谷翔司の第二の人生を応援してあげてください」と話し、引退する大谷を称えた。大谷は花道の奥の通路に座って泣きながら大沢のメッセージを聞いていた。大谷の引退セレモニーは後日行われる。
渡部蕾、コウシを肘で切り裂き2R TKO勝ちしWBCムエタイ日本フライ級王者に
第8試合 WBCムエタイ日本フライ級(50.8kg)王座決定戦 3分5R
×コウシ・ノーナクシン[曽我昂史](ウォーワンチャイプロモーション/2位、WMOインターナショナル・ミニフライ級王者)
○渡部 蕾[らいな](KNOCK OUT クロスポイント大泉/7位)
2R 1’00” TKO (レフェリーストップ:左肘打ちによる額のカット)
※渡部が王者に
コウシは18歳。ジュニア時代から王座戦・トーナメント等で50冠を達成し、22年にプロデビュー。25年は3月にジャパンキック・フライ級王者の西原茉生に判定勝ち。6月のシュートボクシングでは片山魁に判定2-0で惜敗したが、ムエタイスキルを駆使し片山を手こずらせた。7月のKROSS×OVERではS-1世界フライ級王者の優心に判定勝ち。9月と11月のタイのラジャダムナンスタジアムでの試合では判定負けしたが、11月の相手は元ラジャ王者だった。
渡部は18歳。KNOCK OUTのアマチュアのアダルト2階級、ジュニア1階級を制した実績があり、24年プロデビュー。25年前半はKNOCK OUT-REDルールで藤原将裕、タネ♡ヨシキ、エイル・ルーククロンタンをいずれもKO。8月の第5代Krushフライ級王座決定トーナメント一回戦で安尾瑠輝に3R KO負け。10月のGOATでのKNOCK OUT-BLACKルールの試合では片山魁を2R左ストレートでKOした。
試合はムエタイエリートとも言えるコウシを渡部が破る波乱の展開に。1R、オーソドックスのコウシに対し、渡部はサウスポーで構えてプレッシャーをかけ続け、右ジャブで距離を取りつつ、随所で右の顔面前蹴りを当てる。コウシは右ミドル、インローを返す。お互いヒット数が伸びないが、攻めにくそうなのはコウシの方で、渡部が自分の距離で戦えている印象だ。すると残り10秒を切り、渡部は少し下がった後に接近し、コウシのガードの上からパンチを連打してから、ガードの隙間を縫うように左の縦肘をコウシの額に当てて切り裂いて終える。記者採点は渡部。WBCムエタイはラウンドマスト判定が採用されている。
すると2R、コウシは前に出るが、額から出血し、顔面が血で染まる。渡部は距離を取り続け、お互い目立つ攻防がない状態が続き、コウシの出血が続くと、タイのWBCムエタイ本部から派遣されたパリン・ハンタナブール・レフェリーは50秒過ぎ、ドクターチェックを要請するとストップがかかった。
ベルトを巻いたコウシは勝利者インタビューで「肘で切って勝つと思っていなかったですけど、練習していました。勝って良かったです。クロスポイント大泉でKNOCK OUTを盛り上げて、今年の顔は大泉で取ります」とアピールした。
前田大尊、壱・センチャイジムに判定勝ち
第7試合 RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R
×壱[いっせい]・センチャイジム(センチャイムエタイジム/WBCムエタイ日本&ムエタイオープン・スーパーバンタム級王者、元KNOCK OUT-RED同級王者、元ルンピニー日本バンタム級王者)
○前田大尊[たいそん](マイウェイジム/INNOVATIONフェザー級1位)
判定0-3 (神谷28-29/北尻28-29/秋谷28-29)
壱は昨年6月、森岡悠樹に3R KO負けしKNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座から陥落した。10月大会ではNJKF王者の繁那に判定勝ちし、WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座を獲得した。12月のムエタイオープンではタイ人のワイトップに2R TKO勝ちしている。2月大会では当初、石川直樹との試合が組まれたが、石川の欠場で前田に相手が変わった。
前田は20歳。24年のKICKBOXING JAPAN CUPスーパーバンタム級トーナメント一回戦で、元WBCムエタイ日本バンタム級王者の一航に延長判定勝ち。24年12月のKNOCK OUTのトーナメント準決勝で壱に延長判定負け。その後もKNOCK OUTにレギュラー参戦し、昨年前半の福田拓海との2連戦では引き分けの後にKO負けを喫したが、10月の後楽園大会では國元楓磨にKO勝ち。12月の代々木大会ではBLACKルールで川野龍輝と対戦し延長判定負けした。
試合は代役の前田がチャンスをつかむことに。1R、壱がサウスポーから左ミドルを的確に当て続け、インローも絡める。前田は壱の蹴り足をつかむことが多いが、その先の正味の攻撃にはなかなか持ち込めない。前田も右インローを随所で当て、攻撃数では劣るものの、はっきりと差をつけさせない。記者採点はイーブンだが壱につく可能性もある。
2R、開始すぐに壱が右の前手でのフックを当てて前田を倒すが、和田レフェリーは押し倒したと判断したか?ダウンとみなさず、場内はどよめく。すると中盤過ぎ、今度は前田が左ジャブで壱を倒すと、和田レフェリーはダウンを宣告する。壱はダメージは小さい様子で、一気にギアを上げ、左ミドル、左右の肘を当てるが、ダウンは奪い返せない。8-10で前田が取る。
3R、壱が前に出続け、左ストレート、組んでの肘、膝、ミドルを当て、必死に倒しにかかるが、前田は耐え続けて終える。記者採点は壱。合計28-29で前田。ジャッジ3者も同じ採点で、前田が判定勝ちし、リベンジを果たした。壱は4月18日の故郷沖縄大会でのWBCムエタイ世界王座挑戦が計画されていたが黄信号が灯った。
古村光とMASATO BRAVELY、初来日のタイ勢に敗れる
第6試合 RED フェザー級(57.5kg) 3分3R
×古村 光(FURUMURA-GYM/元KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級(55kg)王者)
○スラサック・クルーダムジム[Surasak Krudarmgym](タイ/クルーダームジム/UPPER CUTトーナメント優勝)
判定0-3 (秋谷28-29/和田28-29/神谷28-30)
1R、スラサックは序盤から圧力をかけ、左右のミドルを強打しつつ、パンチを振り回して古村を脅かす。古村は長身とサウスポーを活かして次第に距離を取り、左ミドルを随所で当てるようになる。スラサックは序盤ほど攻め込めないが、勢いのあるファイトで場内をどよめかせる。記者採点はイーブンだがスラサックにつく可能性もある。
2R、古村は距離を取り左ミドル、インローを随所で当てる。スラサックも右ミドルを強打し、組んで膝を当てるが、パンチはクリーンヒットになかなかつなげられない。どちらも譲らぬ展開が続く。記者採点はイーブンだが古村につく可能性もある。
3R、スラサックが最初から前進し、右肘を当て、古村は左まぶたから出血し、ドクターチェックを受ける。再開後、スラサックは随所で右ミドルを強打し、右フックや膝も当て、ヒット数で差をつけて終える。記者採点はスラサック。合計29-30でスラサック。ジャッジ3者もスラサックを支持し、スラサックが判定勝ちした。
第5試合 RED(ボクシンググローブ着用) スーパーウェルター級(70kg) 3分3R
×MASATO BRAVELY(BRAVELY GYM/元M-1 JAPANスーパーウェルター級王者、元WPMF日本ウェルター級王者)
○ギンペット・バーンランバー[Kingphet Baanramba](タイ/バーンランバージム/MAXムエタイ王者)
2R 2’48” KO (3ダウン:右肘打ち)
ギンペットはランバー・ソムデートM16氏が送り込む初来日の25歳。1R、ギンペットは左右のミドルを当てつつ、首相撲でもコントロールし、的確に膝を当て、崩しも絡めて主導権を握る。終盤には右肘打ちも当てるように。記者採点はギンペット。
2R、ギンペットは膝、肘を当て続け、左膝蹴りでダウンを奪う。その後も膝主体でMASATOを追い詰め、首相撲で捕まえての右肘打ちで再びダウンを奪う。最後も組んでの右肘打ちでMASATOから3ダウンを奪いTKO勝ちした。
第4試合 RED(ボクシンググローブ着用) 64kg契約 3分3R
△ロムイーサン・TIGER REON[Lomieesan](タイ/REON/元ラジャダムナン認定ミニフライ級2位、元BBTV同級1位)
△REITO BRAVELY(BRAVELY GYM/M-1世界スーパーライト級王者、M-1 JAPANライト級王者、KOSスーパーフェザー級王者)
判定1-0 (センチャイ30-29/大沢29-29/神谷29-29)
REITOは25歳。昨年7月、2年ぶりにKNOCK OUTに参戦し、1階級上のスーパーライト級(65kg)でエイ・マムリンプートングに3R KO負け。9月大会では元NKBライト級王者の乱牙を3R左ハイでKO。今回、21年10月に判定負けした相手である重森陽太とWBCムエタイ日本スーパーライト級王座決定戦を行う予定だったが、重森の負傷欠場によりロムイーサンとのワンマッチに変わった。
ロムイーサンは32歳。24年11月、昨年7月、久井大夢に判定勝ち。10月のGOATでは龍聖とBLACKルールで対戦し判定負け。12月のKNOCK OUT代々木大会では重森陽太と対戦し、判定負けとなったが、右ミドルと膝蹴りを駆使し重森を苦戦させた。
1R、REITOがサウスポーで構え、オーソドックスのロムイーサンにプレッシャーをかけ続ける。お互いミドル主体の攻防で、終盤、REITOがパンチをまとめるようになるが、ロムイーサンはブロックして対処する。記者採点はイーブン。
2RもREITOが圧をかけるが、攻めあぐねていると、ロムイーサンは首相撲を多用し、コントロールして膝を的確に当てて好印象を作るようになる。記者採点はロムイーサン。
3R、ロムイーサンが組んでの膝、右ミドルの連打で反撃を封じようとするが、REITOも左ハイ、ボディフックを的確に当てて印象を作る。記者採点はREITOだがイーブンもありうる。合計29-29でイーブン。ジャッジ1者はロムイーサンを支持したが、2者はイーブンとしドローとなった。
第3試合 BLACK ライト級(62.5kg) 3分3R
×乱牙(フリー/元NKBライト級王者)
○木村涼仁[りょうと](Bellus Gym)
2R 0’38” KO (右フック)
第2試合 BLACK フェザー級(57.5kg) 3分3R
△YOSHIHIRO(team YU-TO)
△歩希[いぶき](team VASILEUS)
判定0-1 (北尻28-29/和田28-28/秋谷28-28)
1R、YOSHIHIROがパンチと左ハイのコンビネーションを駆使し優勢だったが、2R、歩希が左フックを効かせ、ボディ狙いのフックと三日月も当て続けて追い詰め、左テンカオを当てたところでレフェリーがスタンディングを宣告する。だが次第に持ち直したYOSHIHIROは3R、パンチ、ミドル、奥ロー、膝を度々当てて反撃し終了する。両者の死闘に場内からは拍手が起こる。1者は歩希を支持したが、2者がイーブンとしドローとなった。いつか再戦を見たいと思わせる好勝負だった。
第1試合 RED フェザー級(57.5kg) 3分3R
×北島颯人(和術慧舟會AKZA)
○大渕 翼(React Gym Shonan)
判定0-3 (センチャイ28-30/北尻28-30/小林27-30)






























