KNOCK OUT 6.22 代々木第二(レポ/前半):古木誠也・乙津陸・福田拓海・髙橋亨汰が豪快KO勝ち。UNLIMITEDルール戦で大沢文也・木下カラテが勝利
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THE KNOCK OUT
2025年6月22日(日) 東京・国立代々木競技場第二体育館
レポート&写真:井原芳徳 ※後半戦は別記事でお伝えします。
※KNOCK OUTのBLACKルールは肘無し・ワンキャッチワンアタックのキックルール。REDルールはオープンフィンガーグローブ着用・肘有りキックルール。UNLIMITEDルールはREDルールに加え倒してからの打撃も有効なルール
UNLIMITEDルール戦で大沢文也・木下カラテが勝利
第11試合 UNLIMITED 63kg契約 3分3R
○大沢文也(ザウルスプロモーション/KNOCK OUT-BLACKライト級(62.5kg)王者、元Krush同級王者)
×祖根寿麻[かずま](ZOOMER/元修斗バンタム級環太平洋王者、元DXFC&TENKAICHI MMA同級王者)
判定3-0 (松宮30-27/橋本30-27/石川30-27)
KNOCK OUT代々木大会の休憩時間前の前半パートのラスト3試合には、UNLIMITEDルールの試合が並んだ。
大沢は33歳。Krush・K-1に15年上がり続けているベテラン。12月の横浜大会でKNOCK OUTに初参戦すると、グラウンド打撃ありのUNLIMITEDルールでバズーカ巧樹に判定勝ちした。5月18日の後楽園大会では過去にKrushで延長判定負けしている大谷翔司を翻弄して判定勝ちしBLACKライト級王座を獲得した。試合後のマイクで大沢は「ダメージないんで、6月代々木で、僕のUNLMITEDルール、見たくないですか?」とアピールしたところ、MMAの祖根との試合が組まれた。
祖根はMMA 44戦23勝21敗の37歳。18年1月、魚井フルスイングに判定勝ちし修斗環太平洋バンタム級王者に。RIZINでは元谷友貴、ジャスティン・スコッギンスに敗れ、21年大晦日のRIZINで太田忍で2R TKO負けする。その後引退し、今回4年半ぶりに復帰する。
1R、祖根がタックルを繰り返し押し込むが、大沢はブレイクまで耐え、テイクダウンを許さない。離れれば大沢が右ストレートやローを随所で当て、正味の攻撃差を示す。記者採点は大沢。
2R、祖根が一度倒すが、その先に持ち込めずブレイクがかかる。基本的に1R同様で、大沢が倒されず自分の打撃を当て続ける。途中、大沢が右の縦肘を当てると、祖根は後頭部が切れ出血する。記者採点は大沢。インターバル中、祖根のドクターチェックが入る。大沢には故意ではないが反則だとして警告が出される(減点ではない)。
3R、祖根が倒す場面もあるが、パウンドは打てずブレイクがかかる。大沢は右テンカオ、ロー、左ボディ、三日月蹴り等の打撃のヒットを増やし、優位をキープして終える。記者採点は大沢。合計30-27で大沢。ジャッジ3者とも大沢を支持し、大沢が判定勝ちした。
マイクを持った大沢は「4年半ぶりのブランクで戦った祖根選手を称えてください」と話した後、「この階級、UNLIMITEDのベルト作ってください。この階級もっと盛り上げます。俺がKNOCK OUTの3個のベルト取ります。KNOCK OUT最高」とアピールした。
この試合後、去年、一昨年の代々木第二大会のメインイベンターにして、KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者の鈴木千裕がリングに登場した。最近の千裕は昨年大晦日のRIZINでクレベル・コイケに判定負けしてRIZINフェザー級王座を失い、3月の香川大会でカルシャガ・ダウトベックに判定負けし、5月のRIZIN東京ドーム大会では朝倉未来に3R TKO負けし3連敗中で、激戦続きで溜まったダメージを抜くため休養中だ。千裕は「RIZINでしっかりベルト取って、KNOCK OUTのリングに帰ってくるんで、それまで皆さん応援お願いします」と話し、ファンの声援を聞くと「任せろよ」と叫び、「最強になって帰ってきます。KNOCK OUT、盛り上げていってください」と続け、リングを降りた。
第10試合 UNLIMITED 67kg契約 3分3R
×高塩竜司(KIBAマーシャルアーツクラブ)
○木下カラテ(和術慧舟會HEARTS)
2R 2’40” TKO (レフェリーストップ:フットスタンプ)
高塩は既にUNLIMITEDルールの試合を1戦経験し1敗している。今回、対戦予定だったジェイク・ウィルキンスが「諸事情」により欠場し、RIZINにも出場している木下カラテが代役を務めることになった。木下はフルコンタクト空手ベースの打撃が持ち味で、なおかつ所属のHEARTSの選手も多数UNLIMITEDに挑戦しているため、どのようにこのルールにアジャストするか見ものだ。
1R、序盤こそ高塩が柔道仕込みの背負い投げ等で倒す展開を繰り返すが、木下は追撃を許さず立ち続ける。中盤、高塩が左フックでダウンを奪う。木下も度々、高塩の投げを潰して上になってパウンドを当て返すが、目まぐるしい攻防のせいもあってか、終盤はやや疲れが見え動きが落ちる。記者採点は高塩。
2R、高塩は投げやタックルを狙い続けるが、力が入らず、木下が切ったり潰し続ける。木下はパウンド、膝蹴り、サッカーボールキック等で追い詰め、最後はダメージの溜まった高塩を踏みつけたところで、福田レフェリーがストップした。
第9試合 UNLIMITED 58kg契約 3分3R
×山野邉嵐[やまのべ あらし](TRIBE TOKYO MMA)
○平川蓮斗(和術慧舟會HEARTS)
2R 1’33” TKO (コーナーストップ:右フック)
山野邉は4月のREBELS SERIES.2THE KNOCK OUT FIGHTER 61kg UNLIMITED 1DAYトーナメントの優勝者。平川はその一回戦で西村虎次郎に判定1-2で敗れている。
1R、平川が右ストレートでダウンを奪うと、パンチと膝蹴りで追い詰める。山野邉は右まぶたから出血し血だるまになるが、時折パンチを返し、場内を沸かせる。記者採点は平川。インターバル最後に山野邉にドクターチェックが入る。
2R、平川がまたも右ストレートでダウンを奪い、鉄槌を当てる。山野邉は起き上がりタックルでコーナーに押し込んで難を逃れる。だがダメージが溜まっており、最後は離れ際に平川が軽めながらも右フックを当てて、山野邉が倒れると、山野邉の陣営がストップを伝えるバトンをリングに投げ入れ、平川のTKO勝ちとなった。マイクを持った平川は「もっと強い奴とケンカしたいんで、山口さん、もっと強い奴と組んでください」とアピールした。
ポズドニアコフ、漁鬼を圧倒し判定勝ち
第8試合 BLACK ウェルター級 3分3R(延長1R)
×漁鬼[りょうき](SHINE沖縄/KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級暫定王者、元TENKAICHI&BEAST同級王者)
○ユリアン・ポズドニアコフ[Yulian Pozdniakov](ウクライナ/挑戦者、ウクライナIFMA王者、PRO Champion of Europe WKU K1 70kg、ウクライナK1 WAKO王者)
判定0-3 (板倉27-30/27-30/少27-30)
ポズドニアコフは19戦15勝(6KO)4敗の23歳。タイのムエタイの名門シッソンピーノンジムで練習する。4月にKNOCK OUTに初参戦し、中島玲をムエタイスキルで翻弄し判定勝ち。中島はBLACKウェルター級王座を懸けての再戦を志願し、6月の代々木で王座戦が組まれたが、中島は練習中の怪我により欠場し、漁鬼が代わりにワンマッチを行うことになった。
漁鬼は16戦9勝(3KO)6敗1分の29歳。22年7月のKNOCK OUT初戦で中島弘貴に敗れた後、昨年2月、約2年ぶりにKNOCK OUTに上がると、渡部太基に判定勝ち。6月にエミール・アラゾフに判定負け。10月のKNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定トーナメント準決勝では中島玲に判定負けするも、激しい打ち合いで評価を高めた。今年2月には西川康平を1R KO。5月18日の後楽園大会でのBLACKスーパーウェルター級暫定王座決定戦では中島弘貴に判定勝ちでリベンジしベルトを巻いた。試合後のマイクで漁鬼は「中島怜とユリアンの勝った方とやらせてください」とアピールしていたが、早速ポズドニアコフとの試合が舞い込んできた。
日本のアニメ好きのポズドニアコフは「あしたのジョー2」の主題歌「傷だらけの栄光」で入場する。1R、ポズドニアコフはサウスポーに時折スイッチしつつ、右フック、左ボディ、ミドル、組んでの膝を度々当て、漁鬼にダメージを与える。
2R、ポズドニアコフは左ミドル、ボディフックを当てつつ、顔面へのパンチの比重を増やし、膝も度々当て、漁鬼を圧倒する。漁鬼は鼻血を出し防戦一方に。
3R、ポズドニアコフはパンチと膝を何発も当て、漁鬼を苦しめる。漁鬼はダウンせず、時折左のパンチを返して見せ場を作るが、最後は攻め込まれ終了する。ポズドニアコフが最後まで倒れなかった漁鬼の手を上げ称えると、場内は拍手で包まれた。3Rともポズドニアコフがポイントを取りポズドニアコフが判定勝ちしした。
勝利者賞授与の後、今回の王座戦を欠場した中島がリングに上がり「ユリアン、俺が倒すから」とアピールした。ポズドニアコフは「次は怪我しないでください。僕はKNOCK OUTでBLACK、RED、UNLIMITED全てのベルトを取りたいです」と答え、「漁鬼選手が好きになりました。まさに日本男児でした。日本大好きです」と漁鬼も称えた。
古木誠也、元UFCモタを1R KO
第7試合 BLACK フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
○古木誠也(フリー/元KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(55kg)王者)
×カルロス・モタ[Carlos Mota](ブラジル/元LFAフライ級(56.7kg)王者)
1R 1’30” KO (左フック)
古木は28歳。昨年10月大会では國本真義に判定勝ちし4連勝していたが、12月の横浜武道館大会でのISKA K-1ルール・インターコンチネンタル・バンタム級(55kg)王者決定戦の前日計量で1.95kgオーバーし、対戦相手のドスティン・オルティスが試合を拒否したため試合中止に。古木はBLACKスーパーバンタム級王座を返上し、4月大会ではフェザー級に階級を上げ、辰樹に2R右ストレートでKO勝ちし、現在5連勝中だ。
モタはMMA 10戦8勝(4KO)2敗の30歳。22年8月、米国のMMA大会・LFAで王者となり、10月にUFCに初参戦し判定負けした。だが試合後のドーピング検査で禁止薬物のメルドニウム(持久力向上の効果があるとされる)の陽性反応が出たため、ネバダ州アスレチックコミッションから2年の出場停止処分を受ける。処分が明け、昨年12月、KNOCK OUT横浜大会でUNLIMTEDルールで再起戦に臨み、栗秋祥梧から度々テイクダウンを奪いパウンドで攻め判定勝ちしている。今回はBLACKルールでのキックルールの試合に初挑戦する。
1R、古木が開始間もなくから、モタの左フックのタイミングで、右フックを当て、一撃でダウンを奪う。まだモタのダメージは小さい様子だが、古木が左ボディを当て、さらに右ミドルを腕に当ててモタを下がらせると、コーナーに詰めてパンチを連打し追い詰める。モタは一旦クリンチして難を逃れるが、ダメージが溜まっており、再び古木がモタをコーナーに詰めて、左ボディを当ててから左フックをクリーンヒット。モタが立ったまま伸びたところで、秋谷レフェリーがストップした。
マイクを持った古木は「遠くから来ていただいたモタ選手ありがとうございました。チャンピオン目指してこれからも熱い試合をします」と今回もシンプルにコメントを述べ、場内を和ませた。
乙津陸、石川直樹を3R KO
第6試合 RED スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○乙津 陸[おつ りく](KNOCK OUT クロスポイント大泉/KNOCK OUT-REDバンタム級王者)
×石川直樹(KICKFUL GYM/ISKA K-1ルール世界フライ級王者、元新日本・ジャパンキック同級王者、元スック・ワンキントーン・スーパーフライ級王者)
3R 2’24” KO (3ダウン:左フック)
乙津は昨年2月のKrushでは齊藤龍之介に延長判定勝ちしたが、アゴを骨折。4月の後楽園大会での復帰戦では森岡悠樹に1R KO負けした。今回も引き続き55kgで出場。38歳・56戦のベテラン・石川と対戦する。
1R、お互い中央付近でミドル、ローを蹴り合う展開が続く。まだ一般的なムエタイの序盤戦といった雰囲気でお互い静かだ。記者採点はイーブン。
2R、最初は1R同様の蹴り合いだったが、中盤、乙津の右ストレートが炸裂すると、石川は首相撲で捕まえて膝を度々当てる得意の展開に持ち込む。だが乙津は離れると、右フックを随所で当て、アグレッシブさを増して五分に近い状態をキープする。記者採点はイーブンだがジャッジの評価は膝を取るかパンチを取るかで三者三様になっても不思議ではない。
3Rも乙津がパンチ、石川が組んでの膝の構図で攻防が続いていたが、中盤、石川の組み際に、乙津が左フックを当ててダウンを奪う。さらに乙津は左フックでダウンを奪取。石川はそれでも立つと、首相撲で膝を連打し必死に逆転を狙うが、最後は乙津がコーナーに詰め、膝の連打でお返ししてから、左フックを当てて倒して3ダウン目を奪いKO勝ちした。
マイクを持った乙津は「前回、復帰戦で森岡選手にKO負けしてしまって、考えさせられることが多くて、急きょ今回試合出させてもらってありがとうございます。KO勝ちできて本当にうれしいです。55kgでも勝てると証明したんで、これからも乙津陸の応援をよろしくお願いします」とアピールした。
福田拓海、前田大尊に3R飛び膝蹴りで逆転KO勝ち
第5試合 BLACK スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
×前田大尊(マイウェイジム/INNOVATIONフェザー級1位)
○福田拓海(KNOCK OUT クロスポイント大泉)
3R 2’31” KO (右飛び膝蹴り)
前田は12月の横浜大会でのKICKBOXING JAPAN CUP 2024 スーパーバンタム級トーナメント準決勝では壱・センチャイジムに延長判定負けした。4月の後楽園大会ではBLACKルールで参戦し、福田と対戦。本戦は福田が1ポイントを取るドローで、延長Rは三者三様でドローとなり、今回、代々木のビッグイベントで再戦が早速組まれた。
1R、前田がバックスピンキック、バックハンドブローを随所で空振りさせつつも、左右のローを当て、積極的に攻め続け、中盤には左ボディを効かせてからのパンチ連打で印象を作る。記者採点は前田。
2R、福田も左右のローを随所で当てるが、前田が右ローをまとめる場面も作って、蹴り数の差を印象付ける。前田は右ストレートを当て、終盤には右バックハンドブローも当て、パンチ系の技でも印象を作る。記者採点は前田。
3R、前田が左ミドル等を随所でしっかり当て、やや優位の状態をキープする。このまま前田の勝ちかという雰囲気だったが、残り30秒、福田がこれまでも時折放っていた右の飛び膝蹴りを前田のアゴにクリーンヒット。ダウンした前田は大の字で倒れたまま動けず、すぐさま秋谷レフェリーがストップした。
マイクを持った福田は「ベストKO、俺でしょう。こんな逆転KO無いでしょう。文句ないでしょ、タイトルマッチで。タイトルに一番近いのはセミで試合する人(=壱[いっせい]・センチャイジムと森岡悠樹)だと思うんで、一番近くで見てやろうと思うんで、BLACKのベルトを、俺が巻くところ見に来てください」とアピールした。
髙橋亨汰、セーンダオレックを2R KO
第4試合 BLACK ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
×セーンダオレック・スターライトジム[Saengdawlek Starlightgym](タイ/スターライトジム/元タイ国イサーン地方王者)
○髙橋亨汰[こうた](髙橋道場/元WKBA世界62kg級王者、元新日本ライト級王者)
2R 2″00″ KO (左ストレート)
セーンダオレックは昨年4月大会で重森陽太とREDルールで戦い判定負け。6月にBLACKルールで大谷翔司と対戦し2R左ストレートでKO勝ちしたが、12月のKNOCK OUT-BLACKライト級王座決定戦での再戦では大谷が2Rパンチ連打でKO勝しリベンジした。
髙橋は2月大会ではREDルールで折戸アトムに3R KO勝ちしている。
1R、両者サウスポーで構え、左ミドル、ロー主体の蹴り合いが続く。終盤、セーンダオレックの蹴り数がやや伸びてくるが、まだはっきりした差はつかない。記者採点はイーブン。
2R、セーンダオレックが左ミドル、組んでの膝蹴りを立て続けに当て、やや流れを引き寄せてきたかに見えたが、さらにセーンダオレックが左ミドルを放つと、髙橋は蹴り足をすくいつつカウンターの左ストレートを当ててダウンを奪う。セーンダオレックは立ち上がるが、またも左ミドルを蹴ろうとしたタイミングで、髙橋が左ストレートを当て、再びダウンを奪うと、ダメージが大きく、センチャイレフェリーがストップした。
マイクを持った髙橋は「あと1戦ぐらい挟んででも、いきなりタイトルマッチでもいいんで、よろしくお願いします」とアピールした。
第3試合 RED スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
×MASATO BRAVELY(BRAVELY GYM/元M-1 JAPANスーパーウェルター級王者、元WPMF日本ウェルター級王者)
○蛇鬼将矢(team阿修羅道/TOPGUNGYM/元NKBウェルター級王者)
2R 2’34” 反則
両者は昨年12月の横浜大会で対戦したが、2RにMASATOの指が蛇鬼の左目に入り、ドクターストップがかかり、偶発的なアクシデントと判断され、この時点までの内容で判定が行われドローとなっていた。
1R、MASATOがプレッシャーをかけ、右ミドル、膝、ロー、ストレート、肘を随所で当てる。積極性では勝るが、まだ強打は打てない。逆に蛇鬼はほとんど攻撃を出せないまま終わる。記者採点はMASATOだがまだイーブンでも不思議ではない。
2R、蛇鬼も右フック、ローの攻撃を増やす。だが中盤、組み際にMASATOが両手を前に出すと、左手の指が蛇鬼の右目に指が入り一時中断し、ドクターストップがかかる。前回と同じようなシチュエーションだが、和田レフェリーはMASATOの「反則」扱いとし、蛇鬼の勝利となった。前日のルールミーティングで、このケースは「反則」になると説明していたという。
第2試合 BLACK スーパーフェザー級 3分3R(延長1R)
○辰次郎[しんじろう](Sports 24)
×河崎鎧輝[かいき](真樹ジムオキナワ)
判定3-0 (少29-28/和田30-29/センチャイ30-28)
第1試合 RED 58kg契約 3分3R
×茂木豪汰(上州松井ジム)
○祐輝[よしき](OU-BU GYM)
1R 1’17” KO (右ストレート)
プレリミナリーファイト第3試合 BLACK ライト級(62.5kg) 3分3R
○アックス斧田(KIBAマーシャルアーツクラブ)
×隼大[はやと](Y’ZD GYM)
1R 0’24” KO (右フック)
プレリミナリーファイト第2試合 UNLIMITED 61kg契約 1R3分・2R2分・1R1分
×福里優生(KNOCK OUT クロスポイント大泉)
○松本飛雅(パラエストラ広島)
判定0-2 (27-30/28-28/28-29)
プレリミナリーファイト第1試合 UNLIMITED 63kg契約 1R3分・2R2分・3R1分
×高木晟至[せいじ](TEAM REI)
○中村悠磨(和術慧舟會HEARTS)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)