RIZIN 9.19 さいたまスーパーアリーナ:バンタム級トーナメント二回戦・朝倉海×ヤマニハ、井上直樹×金太郎、扇久保博正×大塚隆史、元谷友貴×瀧澤謙太、女王対決・浜崎朱加×藤野恵実、久保優太MMAデビュー戦ほか見どころ紹介
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Yogibo presents RIZIN.30(9月19日(日) さいたまスーパーアリーナ)の公式計量が18日に行われ、全選手がクリアした。これまでの記者会見の記事等でも掲載したが、全10試合の見どころを改めて掲載。当日は14時の大会開始から随時速報の予定だ。
第10試合 RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級(61kg)トーナメント2回戦 5分3R
朝倉 海(トライフォース赤坂/元RIZINバンタム級王者、元THE OUTSIDER 55-60kg級王者)
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル/ブルテリア・ボンサイ/パンクラス・バンタム級1位)
6月13日の東京大会と6月27日の大阪大会で一回戦の行われたバンタム級日本トーナメントの2回戦4試合が行われた。大晦日大会で準決勝と決勝を予定。賞金総額2000万円で内訳は優勝1000万円、準優勝500万円、ベストバウト賞やベストKO賞等の各賞100万円×5本。
6月の東京ドーム大会での一回戦で勝ち上がった4選手が赤コーナー、大阪大会で勝ち上がった4選手が青コーナーに立つ構図。“東京組”の扇久保が「東京組と大阪組のレベルが全然違うんで、大晦日は東京組の4人で潰し合いたい」と話した通り、実績も下馬評も上の東京組に対し、大阪組がどれだけ波乱を起こせるかが見所だ。
朝倉兄弟の弟・海は昨年8月のバンタム級王座決定戦で扇久保博正に1R TKO勝ちし第3代王者になるが、昨年大晦日の堀口との再戦&初防衛戦で、堀口のカーフキックでダメージを負い1R TKO負け。6月のバンタム級トーナメント一回戦では渡部修斗の引き込んでのギロチンに対処すると、強烈な右のパウンドの連打で粉砕し、3分22秒でTKO勝ちした。
ヤマニハはブラジル出身でホベルト・サトシ・ソウザ、クレベル・コイケと同じボンサイ柔術所属の35歳。パンクラスを主戦場とし、今回のトーナメント出場者絡みでは、13年に石渡伸太郎に判定負け、16年に瀧澤謙太に2R TKO勝ち、18年10月に金太郎に3R TKO負け、19年10月に春日井“寒天”たけしに判定勝ちしている。6月の大阪でのRIZIN初戦がバンタム級トーナメント一回戦となり、倉本一真に判定勝ちした。
第9試合 RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級(61kg)トーナメント2回戦 5分3R
井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)
金太郎(パンクラス大阪稲垣組)
井上はDEEPで頭角を現すと、UFCに参戦。昨年2月の浜松大会からRIZINに参戦。トレント・ガーダム、渡部修斗、元谷友貴に完勝し、6月の東京でのバンタム級トーナメント一回戦ではベテランの石渡伸太郎をわずか1分58秒でKOし初戦を突破した。
金太郎は朝倉兄弟と同じくTHE OUTSIDER出身で、パンクラスでのタイトルマッチ経験者。バンタム級トーナメント出場メンバーとの過去の戦いではアラン“ヒロ”ヤマニハと瀧澤謙太に敗れている。6月の大阪でのGP一回戦ではGRACHANバンタム級王者・伊藤空也に判定勝ちしている。
第8試合 RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級(61kg)トーナメント2回戦 5分3R
扇久保博正(パラエストラ松戸/元修斗フライ級&バンタム級世界王者)
大塚隆史(T-GRIP TOKYO/RIZINバンタム級GP2017ベスト4、修斗バンタム級世界4位、元DEEPバンタム級&フェザー級王者、元WSOF GCバンタム級王者)
扇久保は修斗の2階級制覇王者で14年のVTJフライ級トーナメントでも優勝。16年のUFCのリアリティ番組TUFのトーナメントでは準優勝。18年7月にRIZINに初参戦し、堀口恭司と再戦し判定負け。元谷友貴と石渡伸太郎に連勝したが、昨年8月の朝倉海との王座決定戦では1R TKO負けに終わった。11月の大阪では瀧澤謙太を、6月の東京でのバンタム級トーナメント一回戦では春日井“寒天”たけしを、いずれも判定で下した。
大塚はDEEPで2階級を制覇し、11年のDREAMバンタム級日本トーナメントにも上がったベテラン。8月には35歳になる。17年のRIZINバンタム級GPではアンソニー・バーチャック、カリッド・タハを破って、大晦日の準決勝に進み、石渡伸太郎に判定負けした。その後はDEEPを主戦場とし、昨年3月に元谷友貴に判定負け。11月の修斗で安藤達也を1Rカーフキックで沈めたが、今年3月の修斗では修斗世界王者の岡田遼に判定負けした。6月の大阪でのバンタム級トーナメント一回戦では、獅庵を寝技で圧倒し判定勝ちした。
第7試合 RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級(61kg)トーナメント2回戦 5分3R
元谷友貴(フリー/元DEEPバンタム級&フライ級王者)
瀧澤謙太(フリー)
元谷はDEEPの2階級制覇王者で、RIZIN旗揚げ当時からのレギュラーメンバー。17年4月に堀口恭司に、19年7月に扇久保博正に判定負けしたが好勝負を展開した。昨年は大塚隆史、魚井フルスイング、米山千隼相手に3連勝するも、大晦日のRIZINでは井上直樹の裸絞めで1R一本負け。6月の東京でのバンタム級トーナメント一回戦では、修斗世界王者の岡田遼に判定勝ちした。
瀧澤は長年、パンクラスを主戦場とし、タイトル戦線で活躍。昨年9月の埼玉大会でRIZINに初参戦し金太郎に判定勝ちしたが、続く11月の大阪大会では扇久保博正に、大晦日大会では佐々木憂流迦に敗れた。6月の大阪でのバンタム級トーナメント一回戦では、今成正和の足関節技を封じ、パンチで苦しめ判定勝ちした。
~休憩~
◆石渡伸太郎(CAVE/元パンクラス・バンタム級王者)引退セレモニー
6月の東京大会でのバンタム級トーナメント一回戦で井上直樹に1R TKO負けした直後に引退を表明していた石渡の引退セレモニーが行われた。石渡の経歴と引退発表記者会見の記事はこちら。
第6試合 MMA 女子スーパーアトム級(49kg)(ノンタイトル戦) 5分3R
浜崎朱加(AACC/RIZIN女子スーパーアトム級(49kg)王者、元INVICTA世界アトム級(47.6kg)王者、元JEWELSライト級(52kg)王者)※2度目の防衛戦
藤野恵実(トライフォース赤坂/パンクラス女子ストロー級(52.2kg)王者)※FIGHT FARMから所属変更
浜崎は昨年大晦日の王座決定戦で山本美憂に1R洗濯ばさみで一本勝ちし王座に返り咲き。3月の名古屋大会のメインイベントでは、過去に一本勝ちした相手である浅倉カンナに判定勝ちして返り討ちを果たすと共に、王座の初防衛を果たした。
藤野は今のDEEP JEWELSの前身・スマックガールで04年にプロデビューした40歳のベテラン。10年末の戦極有明コロシアム大会では浜崎の師の一人である藤井惠に判定負け。12年12月のJEWELSでは浜崎に判定負けした。立ち技ルールにも挑戦し、RENA、ハム・ソヒ、魅津希に敗れている。16年8月のクンルンファイト東京大会では、後にアジア人初のUFC王者となるジャン・ウェイリーにTKO負けしている。
強豪の相手役で敗れることの多かった藤野だが、18年からパンクラスを主戦場にすると、海外勢相手に結果を残し、19年12月の女子ストロー級暫定王者決定戦でチャン・ヒョンジに一本勝ちしキャリア初のベルトを獲得。正規王者・ヴィヴィアニ・アロージョがUFC継続参戦でベルトを返上し、藤野が正規王者となっている。昨年からのコロナ禍の影響もありMMAの試合が組まれず、最近は組み技の試合に出場。MMAはヒョンジ戦以来1年9カ月ぶりとなる。
第5試合 MMA ライト級(71kg) 5分3R
武田光司(BRAVE/DEEPライト級王者)
矢地祐介(フリー/元修斗環太平洋&PXCフェザー級王座)
武田は19年4月のRIZIN初戦こそダミアン・ブラウンに判定負けしたものの、同年12月に大原樹里に判定勝ちしDEEP王座を防衛。昨年9月に修斗ライト級世界王者の川名TENCHO雄生に判定勝ち、3月の名古屋大会ではパンクラス同級王者の久米鷹介に判定勝ちし、現在4連勝中だ。
矢地は昨年8月からホベルト・サトシ・ソウザ、大原に連敗したが、練習拠点をロータス世田谷に移し、6月の大阪大会では川名に判定勝ちした。
第4試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイト・チーム/元修斗環太平洋バンタム級(60kg)王者)
堀江圭功(ALLIANCE/パンクラス・フェザー級1位)
佐々木は昨年大晦日大会で14カ月ぶりに復帰し、瀧澤謙太に判定勝ち。今年6月からのバンタム級トーナメントに出場してもおかしくない実績の持ち主だが、フェザー級に階級を上げるため出場を辞退していた。今回がフェザー級初戦だ。
堀江は3月の名古屋大会でRIZINに初参戦し、ZSTフェザー級王者の関鉄矢にカーフキックを効かせ、3RにTKO勝ちしている。
第3試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
太田 忍(パラエストラ柏/2016年リオデジャネイロ五輪レスリング・グレコローマン59kg級銀メダル)※フリーから所属変更
久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE/元K-1 WORLD GPウェルター級(67.5kg)王者)※サラバニアファミリーから所属変更
16年リオ五輪銀メダリストの太田は東京五輪出場を目指していたが、19年にその道が途絶え、昨年大晦日大会でMMAデビューし、所英男に2R腕十字で一本負けして以来の試合。今回が扇久保博正・浅倉カンナらと同じパラエストラ千葉ネットワークのパラエストラ柏に加入しての初戦となる。
久保はNJKF、Krush、GLORYでトップに立ち、17年9月にはK-1 WORLD GP初代ウェルター級王者に。以降はメルシック・バダザリアン、城戸康裕、ジョーダン・ピケオー相手に3度の防衛に成功した。昨年6月にはボクシング転向とK-1王座返上を表明。21年の東京五輪へのボクシングでの出場とプロボクシングの世界王座を目標に掲げたが、その後はMMAの練習にのめり込み、約1年半のブランクを経てK-1からRIZINに戦場を移す形となった。MMAの練習はBRAVEを拠点にしている。
第2試合 MMA フェザー級(66kg) 5分3R
昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ/元パンクラス・ライト級王者)※トイカツ道場から所属変更
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級(65kg)王者、パンクラス・ネオブラッド・トーナメント2018フライ級優勝)
昇侍は昨年9月のRIZINでRIZINに初参戦し、朝倉海に1R KO負けして以来となるRIZIN登場。今年2月のDEEPでは元谷友貴に1R裸絞めで一本負けしている。今回はバンタム級からフェザー級に階級を上げての試合となる。
鈴木は16年末のRIZINが開催したアマチュアトーナメントのフライ級で優勝し、17年にパンクラスでプロデビュー。18年にはパンクラスの新人王トーナメント「ネオブラッド・トーナメント」に出場し、決勝では後にRIZINにも出場する杉山廣平に判定勝ちし優勝した。だが続く試合で計量失敗し、翌19年からキックに転向。11戦10勝(8KO)1敗、4試合連続1R KO勝ちと好成績を残す。7月のKNOCK OUTで初のタイトルを獲得すると、MMAとの“二刀流”で活動することを表明していた。
第1試合 キック(肘無し・つかんでからの攻撃は1回) 女子46.5kg契約 3分3R
ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE/KNOCK OUT-BLACK女子アトム級(46kg)王者)
百花(魁塾/RISE QUEENアトム級(46kg)3位、ミネルヴァ・アトム級(46.26kg)2位・元王者)
両選手ともRIZIN初参戦。ぱんちゃんはKNOCK OUTを主戦場とし、19年のプロデビューから11連勝中。7月のKNOCK OUTではsasoriに判定勝ちしている。
百花はRISEを主戦場とし、昨年行われたQUEEN of QUEENSトーナメントでは一回戦で大倉萌に勝利するも、準決勝で紅絹に判定負け。以降はerika♡、小林愛理奈に敗れている。
概要
大会名 Yogibo presents RIZIN.30
日時 2021年9月19日(日) 開場・12:30 開始・14:00
会場 さいたまスーパーアリーナ
中継 Exciting RIZIN、RIZIN LIVE(生中継/前売¥5,000、当日¥5,500) スカパー!(生中継/¥5,500) フジテレビ(関東のみ。9月24日(金)24:55~26:25)
チケット料金 VIP席100,000円 SRS席30,000円(完売) SS席20,000円 S席15,000円
チケット販売 イープラス チケットぴあ ローソンチケット 出場選手・所属ジム
お問い合わせ RIZIN FF事務局 03-5772-3223 https://jp.rizinff.com/