久保優太、K-1王座返上しボクシング転向を表明「来年のオリンピックで金メダルを取りたい」
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K-1 WORLD GPウェルター級王者の久保優太が同王座を返上し、ボクシングに転向することを6月3日、K-1公式YouTubeチャンネルの生配信で表明した。
久保は1987年10月19日生まれの32歳。7歳でテコンドーを始め、15歳でキックボクシングに転向し、17歳の2005年1月にNJKFでプロデビュー。07年3月にNJKFフェザー級王座を獲得。10年7月のK-1 WORLD MAX -63kg Japan Tournamentで準優勝し、13年1月にはKrush -67kg級(現在のウェルター級)王座獲得、同年5月GLORY -65kg SLAM世界トーナメント優勝と活躍。14年11月に旗揚げした新生K-1においても、スーパー・ライト級(65kg)、ウェルター級(67.5kg)の主力となり、17年9月の初代ウェルター級王座決定トーナメントで優勝し、18年3月にメルシック・バダザリアン、19年3月に城戸康裕、今年3月にジョーダン・ピケオーに勝利し、3度の防衛を果たした。3度の防衛はK-1 JAPAN GROUP最多防衛記録となる。K-1公式サイトのプロフィールによるとキックボクシングの通算戦績は61戦49勝(19KO)10敗2分。
久保は「K-1でラスボスのピケオーを倒して、敵がいなくなって、やり切った感じですので、ボクシングに転向しようと思います。来年の(東京)オリンピックで金メダルを取りたいですし、(プロの)ボクシングでもチャンピオンになりたいと思って、転向することを決めました。妻のサラちゃんに『久保ちゃん、オリンピックに出ないの?』と言われて、ボクシングについて調べたら、元プロでも大丈夫だと書いてあったので、K-1のベルトを返上して、K-1を引退して、ボクシングにチャレンジすることを決めました。K-1の経験を活かしたいですし、ずっとK-1ファイターだと思っています。皆さんのパワーも借りて新しいチャンレンジをしたいので、応援してくれたらいいなと思います」と話した。
K-1 JAPAN GROUPの中村拓己プロデューサーは「久保選手に次ぐチャンピオンを決めるトーナメントをやっていきたい」と話した後、「久保選手がけじめをつけてベルトを返上し、今後ボクシングでどう活躍するか楽しみです。また戻って来る時があればK-1でも試合を組みたいです」と話し、転向を後押しする姿勢を示した。
ボクシングの東京五輪日本代表は、久保に近い階級だと男子ライト級(63kg)で成松大介、男子ウェルター級(69kg)で岡澤セオン、男子ミドル級(75kg)で森脇唯人が内定している。新型コロナウイルスの影響で東京五輪は来年に延期したが、デイリースポーツの3月25日の記事によると、日本ボクシング連盟の内田貞信会長は「国内枠の選手も内定している通りで進めたい」と話し、再選考しない方針を示している。