K-1 WORLD GP 3.10 さいたまスーパーアリーナ:武尊、ラジャダムナン現王者を2R KO。ピケオー、野杁正明も撃破。武居由樹&木村ミノル、1R KO勝ち。金子晃大、玖村修平との死闘制す
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K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~
2019年3月10日(日) さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ
レポート:井原芳徳 写真提供:(C)M-1 Sports Media
第19試合 日本vs世界・7対7 59kg契約 3分3R(延長1R)
○武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)
×ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー[Yodkitsada Yuthchonburi](タイ/ユッタチョンブリージム/ラジャダムナン認定フェザー級王者、ルンピニー同級3位)
2R 2’43” KO (右フック)
K-1 JAPAN GROUPは昨年3月、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナでの初の大会を「K’FESTA」と題して開催し、今回はその第2弾にあたる。昨年大会でのスーパー・フェザー級王座決定トーナメントを武尊が制し、その試合が大会のメインイベントとなっていたが、今年の大会も武尊がメインを務めることになった。
武尊は59kg契約のノンタイトル戦で、タイのムエタイの2大聖地のうちの1つ、ラジャダムナンスタジアムの現フェザー級王者・ヨーキッサダーを迎え撃つ。武尊は12月の大阪大会のメインで皇治相手に王座防衛に成功。K-1初参戦のヨーキッサダーは1991年7月4日生まれの27歳。戦績は150戦108勝(21KO)38敗4分。ラジャの王座は11月に取ったばかりで、ムエタイの2大聖地のもう1つ・ルンピニースタジアムでもフェザー級3位にランクインしており、ムエタイの現役のトップクラス選手のうちの一人と言って間違いないだろう。武尊はデビュー前にタイでムエタイの修行をしていたこともあり、「そこ(ムエタイ王者)を超えないと最強と名乗れないというのがすごく心にあった」と話している。
1R、ヨーキッサダーは距離を取り、武尊が中央付近から圧力をかけ、左のインロー主体の攻め。武尊は右足の甲にテーピングをしているが、実は大会1週間前に右足の甲を骨折しており、右足が使えない状態だった。ヨーキッサダーは慎重ながら、時折右の重みのあるミドルを叩き込む。まだ均衡状態だ。
2Rも同じような構図が続きつつ、お互い1Rよりも少し蹴り数を増やす。数自体は武尊のほうが上だが、ヨーキッサダーの右ミドルは強力で、途中から武尊の左腕に巻き付けていたお守りが解け、少し腫れているのがわかるようになる。試合後の武尊も「2~3発蹴られて力が入らなくなってきてたので、これはヤバいなと思った」「金属バットみたいだった」と振り返ったほどで、一夜明け会見では赤く腫れあがった左腕を披露しファンを驚かせていた。
そして残り1分を切り、試合は突如動く。武尊が一瞬下がると、ロープを背にしていたヨーキッサダーは右のテンカオ(近距離でのボディ狙いの飛び膝蹴り)をきっかけに詰め、武尊をコーナーまで後退させる。ヨーキッサダーは右ローと右ストレートを連打して襲い掛かるが、武尊はカウンターで右ストレートを放つとクリーンヒットし、ヨーキッサダーはダウンする。ヨーキッサダーも「想定外の重さだった」という一撃で、すぐに立ったが、ダメージは大きい。武尊が一気に前に出て、右のフックを3連打し、再びダウンを奪うと、すぐさま梅木レフェリーがストップした。
プレリミナリーファイトを入れれば約10時間の超ロングラン興行を豪快なKOで締めくくった武尊は、コーナーに登って恒例のバック宙。閉会式で武尊はマイクを持つと「今、格闘技が盛り上がっていて、ブームだと思うんです。昔の格闘技ブームにはまだかなわないかもしれないけど、もう(格闘技ブームは)始まっているんで、今日からスタートということで、みなさん一緒に盛り上げてください。これからはもっともっとK-1が最高ということを証明するために戦わないといけない相手もいると思うんで、それを実現させるのは難しいですけど、ブームで終わらせないで、このジャンルが野球とかサッカーとかバスケットボール、オリンピックみたいな、始まったらみんな見る、みんなが知ってるっていうものにするためこれからも盛り上げていくんで、よろしくお願いします」と話し、改めて念願の那須川天心戦に意欲を示しつつ、格闘技界の活性化への熱い思いをアピールした。
ヨーキッサダーは敗れたものの、右ミドルの破壊力の高さは十分示せた。今後、スーパー・フェザー級から適正階級のフェザー級の他の日本勢と戦えば、その強さはよりアピールできるだろうし、ルールへの適応も進むだろう。当然タイでのスケジュール優先になるだろうが、K-1に継続参戦することで、K-1ファイターのレベルアップに貢献する展開にも期待したい。
第18試合 日本vs世界・7対7 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
○皇治(TEAM ONE/ISKA K-1ルール世界ライト級(61kg)王者)
×ヤン・サイコ[Jan Szajko](ドイツ/キックボックステンペル/ISKA K-1ルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)
判定3-0 (30-29/30-28/30-28)
皇治は12月の大阪大会で武尊に敗れて以来の試合。武尊へのリベンジを目標の一つとし、元ボクシング世界王者の内山高志氏の元で練習するようになった。対するサイコはスロバキア出身の23歳で戦績30戦23勝(6KO)6敗1分。
1R、皇治が圧力をかけ続け、右ストレート、左ボディを当てるが、まだヒットは少なく、与えるダメージも小さい。サイコは手数が乏しく、時折右ロー、左前蹴りを返す程度だ。
2R、同じ構図の中で、1分過ぎに皇治の右ハイが炸裂し、サイコが少しぐらつく。その後も攻勢を維持し、終盤には左ストレート、左ボディ、右テンカオも効かせる。
3Rも皇治が手数多く攻め、何度か右ストレート、左ボディでサイコをぐらつかせる。サイコは打たれ強く、皇治はダウンを奪えず、試合後は反省したが、最後まで途切れず攻め続けており、十分力量の高さを示すファイトはできたのではないだろうか。
第17試合 日本vs世界・7対7 68kg契約 3分3R(延長1R)
×和島大海(月心会チーム侍)
○木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス/Krushウェルター級(67.5kg)王者)
1R 2’21” KO (左フック)
1R、サウスポーの和島に対し、木村が右インロー、右ボディを少しずつ当て、意識を下に向けさせる作戦。次第に効き目を発揮すると、右ボディから右の顔面につなげる連打を決め、和島の動きが止まると、左フックをクリーンヒット。和島は立ち上がれず、木村のKO勝ちとなった。木村は試合後「自分のパンチが上の階級にも通用してよかった」と話しつつ、引き続き同門の久保優太が現在持つウェルター級のベルトを狙う考えを示している。
第16試合 日本vs世界・7対7 女子51kg契約 3分3R(延長1R)
×KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/Krush女子フライ級(50kg)王者)
○ヨセフィン・ノットソン(スウェーデン/オールスターズ・トレーニングセンター/IFMA世界女子フライ級王者)
判定0-2 (太田28-30/水谷29-29/山根29-30)
両者は11月のK-1で対戦し、KANAが3Rにダウンを奪って判定勝ちした。だがKANAの肘がノットソンのコスチュームに引っ掛かり、ノットソンが直すために背中を向けたところでダウンが宣告され、ノットソンが不満を述べていた。1月の再戦発表時、中村拓己K-1プロデューサーは「どんな状況であれ背中を向ければダウンを取られかねないので、あの裁定は正しかったですが、ダウンが無ければどんな展開になっただろうと思い、完全決着をつけてもらいたいと思いました」と再戦の狙いを語っていた。
1R、リベンジを狙うノットソンは開始すぐからパンチと蹴りを積極的に放つ。単発ではなく、ほとんどが3~4発のコンビネーションの形。ヒットの比率は低いながらも、手数差を明白に印象付ける。残り1分には右ハイを空振りさせてからのバックスピンキックをヒットし、変則スタイルでもKANAを翻弄する。記者採点はノットソン。
2R、ノットソンはコンビネーションでの攻撃が減り、KANAも少し右のミドル、ローを増やすように。五分に近い状態にはなっているが、中央から圧力をかける時間が長いのはノットソンなのは変わらない。記者採点はイーブン。
3R、序盤の打ち合いでKANAはバックハンドブローを当てるが、ノットソンは止まらず、中央付近から圧をかけ続ける。終盤、ノットソンは左のインロー、顔面への前蹴りを連続でヒット。KANAも必死にパンチを振るうが、ノットソンも手足を出し続け、反撃を許さない。記者採点はイーブン。合計29-30でノットソン。ジャッジ2者もノットソンを支持し、ノットソンがリベンジを果たした。
第15試合 日本vs世界・7対7 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
×芦澤竜誠(K-1ジム総本部チームペガサス)
○ホルヘ・バレラ(スペイン/チーム・ジーザス・カベロ/WKL世界フェザー級王者、ISKA K-1ルール欧州フェザー級王者)
1R 2’41” KO (3ダウン:左ストレート)
芦澤は昨年6月のフェザー級王座決定トーナメント一回戦で小澤海斗を1R KOしているバレラを迎え撃ったが、小澤と同じように餌食に。
1R、バレラが伸びのある左ジャブと細かい前後のステップを駆使して、じわじわと圧力をかける。中盤、バレラが右フックを当てると、芦澤が圧力をかけ返し、バレラがロープを背にしたが、芦澤が右フックを空振りさせた直後、バレラが伸びのある左ストレートをクリーンヒットしてダウンを奪う。芦澤はすぐ立って、反撃しようと前に出るが、バレラは細かく的確にパンチを当て続け、右と左のストレートの連打で2ダウン目を奪取。それでも芦澤はすぐ立つが、バレラが右と左ストレートの連打を再び決めて3ダウン目を奪い、見事フィニッシュした。
第14試合 日本vs世界・7対7 ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
×野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元スーパー・ライト級(65kg)王者)※K-1 GYM EBISU FREE HAWKから所属変更
○ジョーダン・ピケオー(オランダ/マイクスジム/Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者)
判定0-2 (山根29-29/西村29-30/梅木29-30)
野杁は12月の大阪大会で松岡力を1R KOした後「来年3月のK’FESTA、誰と見たいですか?久保(優太)選手も強いですけど、チャンピオンよりも強いと思っているピケオー選手とやりたいです。(対日本人無敗の)ピケオー倒せるのは僕しかいないです」とアピールし、希望が通った形だ。大会前のファンの声でも武尊戦に負けず劣らずの期待度の高かった一戦だ。
1R序盤からピケオーは圧力をかけ、パンチを積極的に放つ。野杁はブロックを崩さず、ローを返すが、ピケオーの勢いは止まらず。ガードの隙間からでもお構いなくパンチや膝を矢継ぎ早に当て、前蹴り、ローも挟んで攻撃を切らさない。手数・フィジカルの差は明白だ。記者採点はピケオー。
2Rもピケオーが手数多く攻めるが、野杁が左ハイ、右ストレートを立て続けにクリーンヒットして、一瞬ピケオーをひるませてチャンスを作る。だがピケオーもすぐ持ち直し、野杁をロープに詰め、アッパー、フックのラッシュで反撃する。野杁は鼻血を出し、クリンチを織り交ぜ、うまく攻撃を寸断するが、終盤は細かくパンチや右ハイをもらい続けて印象を悪くする。記者採点はピケオー。
3Rは接近戦で頭や肩をつけ、お互い細かくパンチと膝を当て合う、近年のK-1に増えたフルコンタクト空手的な展開に。野杁も細かく攻撃を返し、クリーンヒットはもらわないものの、ピケオーが手数で勝る状況は変わらないまま試合を終える。記者採点はイーブン。合計28-30でピケオー。ジャッジも2者が順当にピケオーを支持。野杁の真っ向勝負も光ったが、ピケオーの壁は厚かった。
ピケオーはマイクを持つと「久保、見ていたか? すぐにでもタイトルマッチをやろう」と、王者・久保優太への挑戦を熱望した。野杁は過去に久保、グランダー、ゲーオ、大和哲也に一度敗れてからリベンジしており、次に戦うチャンスが巡って来ればどういう戦いをしてくれるかとても楽しみだ。
第13試合 日本vs世界・7対7 スーパー・バンタム級(55kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
○武居由樹(POWER OF DREAM/K-1 WORLD GP王者)
×サンドロ・マーティン[Sandro Martin Brea](スペイン/タイドラゴン・カディス/WBCムエタイ・スペイン・スーパーバンタム級王者)
1R 2’54” KO (パンチ連打)
マーティンはアレックス・リーバスの欠場により大会4日前に代役出場が発表された選手。戦績26戦22勝(8KO)4敗の23歳。
1R、武居はサウスポーに構え、右の前蹴りを連発し距離を作り、左ストレート、左ミドルを狙う。少し攻撃をもらうとマーティンはクリンチを繰り返すため、芹沢レフェリーが注意する。マーティンは準備期間が短かったため、ルール対応が十分とはいえなさそうだ。
すると終盤、武居はジャンピングの左ハイ、バックスピンキックでマーティンを下がらせてから、一瞬オーソドックスに切り替わると、右の前蹴りをボディに当て、すぐサウスポーに戻し左ボディフックもヒットする。マーティンの動きを鈍らせると、右フック、左ハイを連打しダウンを奪う。マーティンはすぐ立つが、武居がロープに詰め、パンチの連打をし、マーティンが防戦一方になったところでレフェリーがストップした。
武居はマイクを持つと「サンドロ選手、ありがとうございました。いま格闘技が人気になっていて他の団体も盛り上がっていますが、K-1が世界一です。K-1は負けません」と、武尊同様に業界全体を意識するようなアピールをした。
なお、「日本vs世界・7対7」は日本側の3勝4敗で終わっったが、木村“フィリップ”ミノルが世界側に回っていたため、事実上は五分の形となった。
第12試合 K-1 WORLD GPウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○久保優太(K-1ジム五反田チームキングス/王者)
×城戸康裕(谷山ジム/挑戦者)
4R 判定2-1 (水谷10-9/畠中9-10/太田10-9)
3R 判定1-0 (水谷30−29/畠中30−30/太田30−30)
※久保が初防衛
この試合は11月大会で計画されていたが、久保の交通事故による負傷で延期となっていた。11月大会でピケオーが木村“フィリップ”ミノルに勝った後、久保がリングに上がり、ピケオーとの戦いを希望していたが、野杁がピケオーと戦うことになり、元の鞘に納まった形だ。
1R、両者サウスポーに構え、久保が中央寄りに立ち、城戸がロープとコーナーを背負う構図が続く。お互い慎重で、終盤にようやくローとミドルの応酬となるが、差はつかない。2Rも同じ構図が続き、両者とも攻めあぐねている印象だ。
3R、両者とも序盤から左ハイを当てるがひるまない。城戸はこれまでのRよりも前に出る時間が増え、終盤にはパンチが交錯し、久保は少し鼻から出血し、右まぶたを腫らすが、他の消耗はそれほど無い様子だ。
記者採点は30-30。ジャッジ2者も同様で、マスト判定の延長へ。城戸は左ローを蹴るが、ブロックされていると、スネが割れて出血し、ドクターチェックを受ける。再開後も久保が圧をかけて少し積極的に攻撃を出す構図が続き、なかなか差がつかないが、終盤、城戸も前に出て、左ミドル等の攻撃を増やす。
ほとんど差が無いままで、ジャッジは難しかったが、記者採点は圧力をかける時間に長かった久保。ジャッジも割れたが、久保を2名が支持し、辛うじて王座の牙城を守ることに成功した。
第11試合 K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○村越優汰(湘南格闘クラブ/王者)
×卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、元スーパー・フェザー級王者)
判定3-0 (太田30-28/山根30-28/水谷30-28)
※村越が初防衛
村越は11月大会でアレックス・リーバスに判定負け。シルバーウルフに出稽古し、初防衛戦に備えた。弘嵩は昨年3月のスーパー・フェザー級王座決定トーナメント一回戦で皇治に敗れ、フェザー級に転向。11月大会で芦澤竜誠にKO勝ちし、王座挑戦をアピールしていた。
1R、村越はいつも通りサウスポーに構え、右に回って距離を取り、左ミドル主体の攻め。弘嵩は一気に詰めたり、蹴りのカウンターの形でパンチを振るうが、ヒットは乏しい。記者採点はイーブン。
2Rも村越が回って距離を作りつつ、左ミドルだけでなく、右ローも効かせる。すると中盤過ぎ、村越が左のテンカオを当てると、弘嵩はスリップしてしまう。弘嵩はすぐ立って右手を振ってダウンを否定し、ダウンは取られなかったものの、若干印象が悪い。これで村越は自信を持ったか?左のテンカオを多用してその後も当て続けるように。記者採点は村越。
3R、村越は右ジャブ、右前蹴りで距離を作りつつ、距離に応じて左ミドル、左テンカオを自在に当て主導権をキープ。右フックでもやや押し込む形ながらも弘嵩をふらつかせる。左テンカオの後には右テンカオも当たり、左のインローも当たり出す。弘嵩は前に出るが村越にかわされ、直後に攻撃をもらい続ける。記者採点は村越。合計30-28で村越。ジャッジ3者も30-28で村越につけ、村越の勝利となった。
試合後の村越は「今までK-1に来て強さを見せられていなくて、まだ全部は見せられていないけど、少しは見せられたかなと思います」とアピール。この日は弘嵩の弟・功也もライト級王座から陥落し、試合後は近いうちの引退を示唆した。弘嵩は「卜部兄弟にとって最悪の日になっちゃいましたけど、ここからまた這い上がるから面白い。ここでもう一回チャンピオンになれたら、色んな人にパワーを与えられるし、そういう選手でありたいので、ここであきらめちゃいけないなと思ってます」と話し、再浮上を誓った。
第10試合 スーパーファイト スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
×佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushライト級王者)
○安保瑠輝也(team ALL-WIN)
判定0-3 (山根28-29/西村27-30/豊永27-30)
安保兄弟の兄・瑠輝也は9月のさいたま大会で林健太を、12月の大阪大会で山崎秀晃をKO。佐々木は11月の王座決定トーナメント決勝でゲーオ・ウィラサクレックに敗れて以来の試合だ。セコンドには山崎がつく。
1R、瑠輝也がサウスポーに構え、左ミドルを連打した後、詰めて左ストレートでダウンを奪取し、1分足らずで先手を取る。佐々木は鼻血を少し出しているが、正味のダメージは小さく、すぐ五分の状態に戻す。瑠輝也は途中からオーソドックスに切り替えるが、序盤のように有効打にはつなげられない。記者採点は8-10で瑠輝也。
2Rは佐々木が圧力をかけ返す時間も増えるが、残り1分、瑠輝也がサウスポーに切り替えると、左ハイをヒットし、少しぐらつかせる。佐々木はすぐ持ち直し、終盤は圧力をかけ返し、明白な差はつけさせない。記者採点10-10。
3R、序盤に瑠輝也がサウスポーからの左ストレートを2度当て、佐々木をふらつかせる。佐々木はすぐ持ち直し、前に出て必死にパンチを振るうが、瑠輝也はかわしたりブロックしながらパンチを返す。瑠輝也のほうがリーチとパワーがある分、クリーンヒットではなくても佐々木の体が横に流れがちで、佐々木は若干印象が悪くなってしまう。記者採点は9-10で瑠輝也。合計27-30で瑠輝也。
瑠輝也は完勝だったものの、最初のチャンスを活かせなかったため、首を振って無念の様子。試合後は「ここでKOでバッチリ勝って、この階級のチャンピオンは俺しかいないって言いたかったとこなんですけど、内容が内容なんで自分をちょっと一回見つめ直したい」と反省した。
第9試合 スーパーファイト スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
○左右田泰臣(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元RISE王者)
×松花征也(リバーサルジム横浜グランドスラム/元シュートボクシング日本王者)※MASAYA改め。シーザージムから所属変更
判定3-0 (30-29/30-29/30-29)
松花はシュートボクシングでMASAYAのリングネームで活躍し、16年11月のS-cup 65kg世界トーナメントで準優勝したが、翌17年2月のSBでの水落洋祐戦でKO負けしたのを最後に試合から遠ざかっていた。所属を変え、今回から再スタートを切る。2年ぶりの復帰戦に備え大阪のチーム吉鷹で練習を積んだ。左右田とは14年7月のRISEで戦う予定だったが、大会前に松花が出場辞退を申し出て中止となり、無期限のSBライセンス停止処分が科された過去がある。
1R、両者ジャブ、ミドル、ローを放ち、均衡状態が続くが、左右田の左ジャブで松花は右まぶたを少し腫らしてしまう。
2Rも左右田が左ジャブを度々当てて自分の距離を作りつつ、右ストレート、左右のボディもヒット。松花は崩れず左右のロー、左ミドル等を返すが、攻撃の数では劣ってしまう。
3R、松花は手数を上げ始め、セコンドの勝村周一朗から「手数足数負けんな。スタミナじゃ負けないからな」という声が飛ぶ。中盤、左右田は右ボディ、右アッパー、左右のミドル、右ロー、右ストレートと、多様な攻撃を的確に当て続けるように。松花も負けじと右アッパーを返し、休まず攻めるが、トータルのヒットでは差をつけられる。
記者採点は3Rに左右田につけ、30-29で左右田。ジャッジ3者も同様で、左右田が競り合いの中できっちり白星をもぎ取った。
第8試合 スーパーファイト スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R)
○小宮山工介(K-1ジム北斗会館/元RISE王者)
×郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス/元Krush王者)
判定3-0 (西村30-29/太田30-28/山根30-29)
両者は14年1月のRISEでのスーパーフェザー級タイトルマッチで対戦し、当時王者だった小宮山が判定2-0で辛勝すると共に、郷州のプロデビュー以来の連勝を10で止めている。昨年3月のK’FESTAでも再戦が組まれていたが、スーパー・フェザー級王座決定トーナメントに変わったため、試合が流れていた。小宮山はそのトーナメントの決勝で武尊にKO負けして以来の試合となる。
1R、ガンガン前に出て来る郷州に対し、小宮山は細かいステップと左のパンチと前蹴りで距離を作りつつ、右のストレート、アッパー、ボディを的確に何発も叩き込む。記者採点は小宮山。
2Rも基本的に同じ構図の中で、小宮山がバックスピン、前蹴りを上手く絡めるが、郷州は必死に前に出続けて追いかけ、細かくパンチ、右ローを返し、明確な差をつけさせない。記者採点はイーブン。
3Rも郷州は休まず前に出て、小宮山は回ってかわす状況が続く。お互い細かくパンチは当てるが、はっきりぐらつかせるようなヒットは乏しく、なかなか差がつかないまま時間切れ。記者採点はイーブン。合計30-29で小宮山。ジャッジ3者も小宮山を支持し、郷州相手に2連勝。郷州は今回も接戦を落とす形となった。
小宮山は試合後のコメントで、去年3月の武尊との決勝で敗れた後「そこで僕の中である意味区切りがついた気持ちだった」が「郷州選手だから今回の試合を受けた」ことを明かし「今日、久々にリングの空気を吸えて、刺激的で、また現役を続行したいなと言う気持ちも芽生えてきた」とのことだ。
第7試合 スーパーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R)
○金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krushバンタム級(53kg)王者)
×玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス/元NJKFバンタム級王者)
4R 判定3-0 (西村10-9/太田10-9/山根10-9)
3R 判定0-0 (西村27−27/太田27−27/山根27−27)
金子はスーパー・バンタム級本格転向を目指し、Krushバンタム級の王座を昨年末に返上してから今回が初戦となる。玖村(くむら)兄弟の兄・修平はKrushで2連勝後、12月のK-1大阪大会に出場したが、林勇汰戦がバッティングによりノーコンテストに終わっており、その無念を今回は晴らしたいところ。22歳の新鋭同士の戦いは、若さと軽量級らしいスピード感あふれる大会屈指の好勝負となる。
1R、金子がやや積極的にパンチ、ミドル、ローを当てる展開。修平は崩れないものの、なかなか攻撃が出せない状況が続く。記者採点はイーブン。
2Rも金子が若干優位な状況が続くと、中盤、修平をコーナーに詰め、左ボディを効かせてからの顔面狙いのパンチラッシュでダウンを奪う。その後も金子がコーナーに修平を詰め、左ボディをきっかけとしたパンチラッシュで追い詰めるが、修平はブロックして連打をしのぐ。そしてコーナーを離れてから左のバックハンドブローを放つと、この奇襲に成功し、ダウンを奪い返すことに成功する。修平はパンチの連打で2ダウン目を奪い、最後のラッシュで金子がふらついたが、ラウンド終了のゴングに救われる。記者採点は7-8で修平。
3Rも修平が序盤にパンチの連打をまとめ、少し金子がふらつくが、左の前蹴りをきっかけに、パンチの連打で修平を下がらせて攻勢に転ずる。修平は苦しい状況に陥るが、終了間際にパンチの連打を当て返し、底力を見せつける。記者採点は10-9で金子。合計27-27でイーブン。ジャッジ3者も同様で延長にもつれ込む。
4Rも金子は左のボディ狙いの前蹴りを効かせると、右のテンカオ、右ミドルもヒット。中盤には右ストレートでぐらつかせる。金子は左ジャブも駆使し、右ストレート、顔面狙いのバックスピンも当てて追い詰め、終盤には左フック2連発で修平をダウン寸前まで追い込む。記者採点もジャッジも金子を支持し、金子が勝利。危ない場面もあったものの、金子が上中下に巧みに散らす攻撃を駆使し勝利。王者・武居由樹への挑戦に大きく近づいた。
第6試合 K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
×卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/王者)※初防衛戦
○林 健太(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG/挑戦者)
4R 判定0-3 (山根9-10/梅木9-10/太田9-10)
3R 判定0-0 (山根29−29/梅木29−29/太田29−29)
※林が王者に
弘嵩の弟・功也は、12月の大阪大会のライト級世界最強決定トーナメントで優勝した林健太を相手にライト級王座の防衛戦を行うことになった。両者所属はKRESTだが、林は昼間の建設現場での仕事の都合で普段は綾瀬のFLY SKY GYMで練習している。所属名のFSGはこのジムの略称だ。最後に2人が一緒に練習したのは1年前で、功也も成長した林を1年前とは「別人」と捉えており、この試合でもその別人のような姿を見せつける。
1R、いつも通りサウスポーに構える功也に対し、林は頭を振りながら前に詰め、パンチを振るう。功也は重みのある左ミドル、左ストレート、左テンカオを当てる。的確さではやや功也が上だが、まだ大差は無いため、記者採点はイーブン。
2R、林は序盤から圧力を強めて、左ジャブを突きつつ、右ストレート、右ボディを積極的に出す。中盤になると功也の左ミドルも当たり出すが、林も右のミドル、インローで応戦する。終盤、功也の左の前蹴りがローブローとなり一時中断する。最後は林が手数を上げるが、功也も左ミドルを返して主導権を握らせない。
3Rも林が最初から積極的にパンチを振るって積極的に攻める。功也も左ミドルを随所で返すが、林の勢いは止まらず、右ストレート、右テンカオを効かせ、終盤には顔面主体でパンチを当て続け、優位なまま終える。
記者採点は3Rのみ林につけ29-30。ジャッジ3者は1Rの功也を評価したか?3者とも29-29で延長に突入する。やはり林が圧力をかけて積極的にパンチを振るう構図は変わらず。中盤、功也も負けじと手数を上げてきたが、終盤に差し掛かると林の右ストレート、右アッパーが度々功也の顔面を捉え、功也はロープを背に朦朧とした表情で試合を終える。ジャッジも記者も林につけ、林が粘りのファイトで勝利をもぎ取った。
ベルトを巻いた林は「まさか自分がチャンピオンベルトを」と話すと涙を浮かべて声を詰まらせ「減量中は子供たちに塩対応になっていたけど、チャンピオンになってファイトマネーも上がると思うので(子供たちと)行きたいところに全部行こうと思います」と話した。試合後には功也と会話したといい「功也君も『これからも練習でもよろしくね』って言ってくれました。いい先輩です。ホンマに」と話していた。
敗れた功也は林について「本当にいい選手です。頑張ってほしいです」と称え、自身の今後については「もう結構長くやってるんで、あとはどう締めるか」「もう一回、ベルトは目指せないです、正直」と語り、近い時期での引退を示唆した。28歳だが既に58試合戦っており、そういう考えに至るのも不思議ではないだろう。
第5試合 K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R)
○シナ・カリミアン(イラン/ウィラサクレック・フェアテックス・イラン/王者)
×加藤久輝(ALIVE/挑戦者)
判定3-0 (畠中30-29/水谷29-28/梅木29-28)
※カリミアンが初防衛
昨年9月の初代王座決定トーナメントを制したカリミアンが加藤を相手に防衛戦。ヘビー級で上原誠にも勝っている加藤は、そのトーナメントに出ていれば優勝候補に挙げられていたであろう実力者だったが、カリミアンの壁は高かった。
1R、サウスポーの加藤が積極的に左ローを当てて、先手必勝とばかりに崩しにかかる。次第に体格で勝るカリミアンもムエタイ式の構えとリズムでじわじわとプレッシャーをかけ返し、終盤にはテンカオ、前蹴りで加藤を脅かすように。最後は加藤も左フックで少しカリミアンをぐらつかせ、序盤の劣勢の印象をぬぐう。記者採点はイーブン。
2R中盤、カリミアンの右のインローで加藤が背中を向けるようにバランスを崩すと、カリミアンは右フックの連打で追い詰める。終盤には左ストレートで加藤をのけぞらせる。加藤はスタミナも切れ、口を開いてしんどそうだ。記者採点はカリミアン。
3Rも疲れが抜けない加藤に対し、カリミアンが右ストレート、右アッパー、右ロー等を当て続け優勢をキープする。終盤には右ハイも叩き込み、加藤はクリンチが増える。最後は強引にパンチを振るって少し当て返したが時間切れに。記者採点はカリミアン。合計30-28でカリミアン。ジャッジ3者も順当にカリミアンを支持し、初防衛に成功した。
第4試合 スーパーファイト ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
×大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB)
○篠原悠人(DURGA/元Krushスーパー・ライト級(65kg)王者)
4R 判定0-3 (梅木9-10/畠中9-10/水谷9-10)
3R 判定0-0 (梅木29−29/畠中30−30/水谷29−29)
大沢と篠原は12月の大阪大会のライト級世界最強決定トーナメントに出場し、揃って優勝者の林健太にKO負けしている。
1R、大沢はいつものようにガードを度々低くし、時折入ってパンチを当てては離れるスタイル。篠原は攻めにくそうだが、少しずつパンチを当てるように。
2R、大沢はガードを上げ、圧力をかける時間が長くなり、ボディから顔面につなぐパンチを時折決めるように。篠原のパンチの手数も上がるが、終盤はお互い攻撃が減ってしまう。
3R、序盤からお互いパンチの手数を上げ、篠原は右ローもコツコツ当てていると、中盤過ぎに大沢は1度スリップする。だがその後のパンチの打ち合いで大沢もきっちり当て返す。
両者決め手の無いまま終了。記者採点は30-30。ジャッジ3者もイーブンで延長へ。篠原が比較的積極的に顔面とボディにパンチを当て続ける。大沢も打ち合いになれば返すが後手の印象だ。このラウンドもお互い決め手に欠いたが、手数で勝った篠原に軍配が上がった。
第3試合 スーパーファイト ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R)
○ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/Krush王者)
×リュウ・ウェイ(中国/深圳争途格闘クラブ/CFP)
判定3-0 (30-29/30-29/30-29)
両者構えはサウスポー。ゴンナパーが圧力をかけるが、リュウは伸びのある前蹴りとジャブを多用し、ゴンナパーを寄せ付けない。2R、リュウの動きが少しずつ落ちてくると、ゴンナパーは少しずつ蹴りのヒットを増やす。左ローが重く、リュウの右の太腿が腫れ、終盤は少しリュウの足が流れる。3Rもゴンナパーは左ローを執拗にヒット。リュウの足が度々流れる。ゴンナパーは右のミドル、左ストレートも織り交ぜる。リュウは必死に距離を縮めパンチを狙うが、ヒットは乏しい。記者採点は3Rにゴンナパーにつけ30-29でゴンナパー。ジャッジ3者もゴンナパーを支持し、タイトル挑戦に一歩近づいた。
第2試合 スーパーファイト ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
○近藤魁成(大成会館/K-1甲子園-65kg ’17 ’18 優勝)
×瑠久(K-1 GYM横浜infinity/K-1甲子園-65kg ’17 準優勝)
2R 2’23” KO (右フック)
両者は2年前のK-1甲子園決勝で戦い、近藤が勝利している。1R、序盤から近藤が圧力をかける。攻撃は少ない状況が続いたが、終盤に少し左ストレートが当たる。2Rも近藤が圧力をかけ続けていると、中盤に左ジャブと左ストレートを連続でヒット。これで瑠久がぐらつくと、近藤は右ストレートも効かせ、コーナーに詰めてのパンチ連打でダウンを奪う。瑠久はジャブをもらった右まぶたを腫らし苦しそう。近藤は膝蹴りも絡めつつ、最後はフラフラの瑠久に左右のフック、ストレートを連打し、2ダウン目を奪ったところで梅木レフェリーがストップした。
第1試合 スーパーファイト フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R)
○小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/元Krush王者)※K-1 GYM EBISU FREE HAWKから所属変更
×覇家斗(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
4R 判定3-0 (10-8/10-8/10-8)
3R 判定0-0 (29−29/29−29/30−30)
小澤はシルバーウルフに移籍し初戦。1R、小澤はサウスポーに構え、回って距離を取り、覇家斗が圧をかける構図。お互い蹴り主体で、まだ崩れない。2R以降も同じ構図で、手数はお互い上がっていくものの、効果的な一撃はどちらも出せない上、ダメージを蓄積させるような攻めも乏しい。記者採点30-30でジャッジ3者もイーブンで延長へ。どちらもスピードは落ちないものの、決め手に欠く状況が続いたが、覇家斗が右の蹴り主体のファイトを続けていると、次第に小澤が左のストレートを合わせる場面が増え、残り1分、覇家斗の右のミドルに小澤が左のストレートを合わせてダウンを奪う。覇家斗はダメージは小さく、ダウンを否定したが、真後ろに豪快に倒れたため妥当な判断だろう。結局これが決め手となり、小澤が辛うじて連敗を2で止めた。
プレリミナリーファイト第4試合 スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
×FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)
○中野滉太(POWER OF DREAM)
3R 1’47” KO (左ボディフック)
※中野が計量700gオーバーで減点1。FUMIYAは8オンス、中野は10オンス着用のグローブハンデ。中野はファイトマネー20%減額
プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R
○友尊(TEAM K)
×川口拓真(K-1ジム総本部チームペガサス)
3R 0’41” KO (右フック)
プレリミナリーファイト第2試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
○森坂 陸(エスジム)
×黒田勇斗(隆拳塾)
判定3-0 (29-28/29-28/30-28)
プレリミナリーファイト第1試合 53kg契約 3分3R
○璃明武[りあむ](K-1ジム総本部チームペガサス)
×吏羅[りら](K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定2-0 (29-28/29-29/30-29)