K-1 WORLD GP:皇治「強くなる期間と思って、年内は引退です」
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8月25日(日)ホテルグランヴィア大阪にて「K-1 WORLD GP JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイトin大阪~」の一夜明け会見が行われた。(記事提供:K-1 JAPAN GROUP 写真:(C)M-1 Sports Media)
昨日のメインイベント「スペシャル・スーパーファイトin大阪」で2大会連続でK-1大阪大会のトリを務め、武尊の盟友・大岩龍矢が激突した皇治。試合は延長までもつれる一進一退の攻防が続き、最後まで攻め続けた皇治が2-1で大岩との接戦に勝利。大阪大会のメインを勝利で締めた。一夜明け会見で皇治は「自分がやりたいことをやるためにももっと強くならないといけない」「年内は試合を引退して、自分が強くなるための期間にしたい」と今以上に己のレベルアップに力を注ぐと語った。
◆皇治
「今日も一夜明け会見にたくさん来て頂いて、昨日もめちゃめちゃ大声援、嬉しかったです。本当にありがとうございます。でもね、やっぱり人生うまいこといかんすね(苦笑)。ほんまにあの大応援団と盛り上がり、歓声はすごく嬉しかったですけど、試合内容は何一つ満足していません。
(大岩の印象は?)素直にいい選手だったし、それぐらいの印象ですけど、いい選手でした、いい子でしたし。
(会場の大歓声は?)12月に引き続き力になりましたし、それに応えられなかったのがまだまだ情けないし、さっきも言ったけど人生そんな簡単なもんちゃうなと30にして痛感しました。今回試合までマジきつかったんですよ。今までにないぐらい色々ありましたし、ほんまに1人だったらあのリングに立てていなかったと思うので、当日の対戦相手もそうですし、リングに立つまでにK-1のスタッフや自分の応援してくださっている周りの方々、そしてやっぱり大宮司さんにメチャクチャ支えてもらいました。それで赤コーナーでメインイベントをさせてもらって、1つの試合で男として成長できたかなと思っています。
あとは選手をしていて成長しなきゃいけないなと素直に思うので、自分がやりたいことをやるなら結果を出さないといけないと思っています。もうちょっと強くなろうと思ったんで、もう今年は試合せんとこうと思っているので、強くなる期間と思って、年内は引退です。やっぱりファンのため、ファンのため…とよく言っているから、ファンのためにもいい加減強いところを見せたらんとね。なのでしっかり倒せるように、自分がやりたことをやるために、ただ強くなろうと思っています。
(その目標について中村プロデューサーとは?)話はしています。ずっと自分の話は聞いてもらっています。やっぱり俺もさっき言ったけど、俺は言ったことを貫くから、今ここで一丁前に話せるようになったし、だから強ならないかん。やっぱり昨日の内容じゃケンカを打ってもカッコつけへんし、だからもっともっと。俺は正真正銘K-1を背負っていると思っているし、だからこそ強くならないと、そうしないとファンにも申し訳ないから、30にして強くなったらもっとカッコいいかなと思っているので、もっと頑張りますよ。
(次戦はK-1?)分からないですよ、お相撲さんになったりするかもしれないですし(笑)。俺昨日リングの上で一丁前に言ったから、ほんとはもっと一丁前に言いたかったし、言うつもりだったけど、それだけの結果を出せなかったから、だから今は素直に強くなるしかないと思っています。去年のヒロやん(卜部弘嵩)戦かな? あそこから大宮司さんに見てもらうようになって、だいぶレベルアップできたと思うけど、もう一個上に行って強くならないとアカンから。これだけK-1を背負わせてもらっているので、強くなってもう1回ケンカを売りますよ。
プランが狂ったというか、俺はこういうそのままの人生を見せたらいいと思っています。そんな天才でもない俺が一歩一歩みんなに支えられて、色んなことをクリアしていったら、またみんなに勇気を与えられると思っていますし、ここでまた強くなったらまたみんな俺のこと好きになってしまうやろなと思うので。だから言ったことは曲げないですよ。
なかなかいないですよ、試合に勝って、試合前も試合後も話題の中心にいるのって、オレぐらいですよ。SNSを見ても『俺、勝ったんやけどな…』と思うくらいアンチのコメントがあって、ほんとアンチの奴ら呼んできてくださいよ、あいつら(笑)。
改めて魔裟斗さんとか内山(高志)の兄貴とか偉大なスーパースターはスゴかったんだなと今回の経験で思いますし、また武尊を借りますけどあいつもいろんなものを背負って頑張ってきたんだなというのを感じました。今回赤コーナーのメインイベントを背負わせてもらったことですごく成長できたと思うので、また強くなるんじゃないですかね。
俺、言っていたじゃないですか、大阪にK-1を持ってきたことに、みんなの架け橋になればいいって。そういう一丁前のことを言ってきて、昨日も十分若いやつらが仕上がっていて。でも若いやつらが倒しすぎですよ、あれで俺が叩かれる……後輩の癖にKOするなと思うんですけど(苦笑)。でも誇らしいですよね、大阪の若いやつが俺からメインを奪ってくれたら嬉しいし。でもあれだけの熱を作って、あれだけの応援団とかファンを引き込めるのはやっぱり俺だけだと思っているので、それぐらいファンにモテるような選手が出てきたら素直に(メインを)譲ります。
やっぱり引き込めるのがプロなので、みんなが会見にも来てくれて俺が成り立っているので、俺が一人で座っていたらアホやからね(笑)。そういうことを若い子たちは分かってほしいし、試合で魅せるのは当たり前だし、他のところでもいつも言っているけど、イチロー選手、本田圭祐選手に子どもが憧れるように、俺たちも憧れられないといけないと思うし、そのために俺も強くなろうと思ったし、若い子らは俺のいいところ・悪いところを見てもらって育ってくれたら嬉しいです。
もういつもしつこいぐらい言ってますけど、ファンがあっての俺なので、昨日もすごく力をもらいました。だからこそ俺が強ならなアカンと思っていますし、素直に強くなります。それで、今まで全部見返してきてここに座っているので、あのネットオタクたちを黙らせてやろうと思っているので、今のうちに騒いでビクビクしていろと思います。俺は皇治軍団を愛してますし、K-1を愛しています。なので、挑戦し続けるので応援してください。ありがとうございました」
K-1 WORLD GP 8.24 エディオンアリーナ大阪:皇治、大岩龍矢に辛勝。林健太、野杁正明、木村ミノル、城戸康裕、愛鷹亮、近藤魁成がKO勝ち